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しあわせの書〜迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術
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しあわせの書〜迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全118件 101~118 6/6ページ
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一般にこのタイプのミステリは、結局は最後にプロットをもう一ひねりしてさらに意外性を出した、という程度の意義しかないことが多いと思うのだが、この作品は、この手の先駆けであるとともに意義も実現のための労力もまさに別格。この構造のためにはストーリーも限定しなければならないわけで(限定しないと必然性がなくなってしまう)、話自体を地味にしてまで、こんなアイディアをよくも実行してくれたものである。その勇気と実行力・忍耐力には敬服の他ない。 種明かしされる前にこの構造に気がついた時には、ほとんど『占星術殺人事件』で真相を見抜いた瞬間の御手洗潔状態になりそうだった。読んでいる途中で家族に見せてしまったのだが、あまりに粗雑なままであったのが悔やまれる。 | ||||
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各レビューにサッと目を通してから購入しましたが、なるほどこれは驚きました。一発ネタもここまでアクロバティックなら清々しく、作者や編者が楽しみながら作っていった様子が目に浮かびます。読者をこれだけ驚かせたのだから苦労も報われたことでしょう。手に取った時は「しあわせの書」というタイトルにしても、表紙のヨギガンジーの面構えにしても、売る気ゼロとしか思えませんでしたが、読後はどちらもしっくりくるんですよね。心憎いです。 | ||||
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噂に聞いていた本書だが、少し過大評価されている気がしないではない。決しておもしろくないわけではないが。実際私はここの書評を読んで大いに期待して読んだが、事前にハードルがあがりすぎていたような気がする。ただ非常に苦労した作品だとゆうのは伝わる。筆者も編集者も。筆者はマジシャンでもあるが、彼らが華麗に見えるマジックの裏で、地味な仕込み作業をしている姿が見えてきそうな作品だった。 | ||||
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ネタバレになるので詳しくは書きませんが、これとほぼ同様なものが専門ショップでは安くても九千数百円掛かります。 テレビ番組で某有名そちらの職業の方が良くできた本だと紹介されていました。 良書なので話題になれば嬉しいのですが、売れてこの本の価値が広まると秘密な部分も広がってしまいますね。 複雑な心境です…。 | ||||
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この手のものをマジックグッズとして販売したら、どんなに安く見積もっても8000円はくだらない。数万円しても不思議ではない。マジックグッズというのはそう言うモノ。それが420円とは……さすが、としか言いようがない。マジシャン兼推理作家だからできたことであって、世界中のどのマジシャンにも絶対になし得なかった作品。 | ||||
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作者はその経歴からも推察できる通り、非常に器用で有能な人と思います。 作者がこの作品で、企てた仕組みは、読者も一生忘れることはないと思います。ただ、本の内容・ストーリーを何時まで覚えているかは、心許無い限りです。 この本が、作者の代表作と評されることは、無いでしょうが、そのアイデアのユニークさは永く評価されると思います。 青年よ! 書をもち、トリックやりに街に繰出そう! Oct.8 '06 「Trick」仲間由紀恵に お見通しは 出来ないぞ! | ||||
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なんだか2時間ドラマみたいなストーリー。登場人物もあまりパッとしない。ついでに言えば表紙も冴えない感じ。しかし、最後の最後になって明かされる、作者がこの作品で試みた企てにはビックリした。いやぁ本当にビックリした。さすがマジシャン!! 一発ギャグ的な企てであり二回使えるかどうかは疑問である。そして、本書を再読することがあるかどうかも分からないのだが、それでも、この作品は文句なしに★5つだ。 著者が出版社まで巻き込んでこの作品で何を企んだのか…。本書は、それを知るためだけでも購入する価値のある作品である。是非一読を。 | ||||
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絶対に翻訳不可能な本、というものを初めて読みました。 正直、この本は表紙のデザインや一歩間違うと新興宗教の本と思われるタイトルで 避けていたのですよ (ま、犯人に新興宗教が絡んでいるのはその通りでしたが)。 泡坂氏の小説は何冊かは読んでいたのですが、これは完全にやられました。 どちらかというと、マジシャンである氏の仕事だといったほうがいい作品でした。 愉快且つ、あんまり難しく無い犯人当ての本編自体がミスリードであるという 希有な作品であって、世界中の人に勧めたいというのに翻訳不可能な小説というのが 残念であります。 | ||||
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謎のヨガ師ヨギガンジーは、新興宗教団体「惟霊講会」を揺るがす教祖継承問題に首をつっこむ羽目になる。そこで手にした布教用の小冊子「しあわせの書」。なんの変哲もないこの本には、深慮遠謀が隠されていた…。 たまたま他の方のレビューで本書のことを知り、「とにかく、ただ本を読むだけじゃなくてうれしい驚きを与えてくれるシリーズなのである」という意味深長なその言葉に引かれて、この1987年の文庫書き下ろし作品を読み始めました。 読み進めながら訝しく感じたのは、233頁のこの物語には、さほどクライマックスらしい大きな展開はなく、どうみても驚きと呼べるほどのものが見えてこない点です。ミステリーとしてはかなり平凡なのではないでしょうか。ヨギガンジーやその仲間である美保子も不動丸も、なんだかテレビの2時間ミステリーに出てくる型にはまった感じのおどけたキャラクターで、三文小説風です。 そして230頁目を過ぎて、事件も一応の決着がつき、物語はこのまま終わってしまうかにみえます。なんだ、この程度の物語か、なんともつまらない、と思ったそのとき!! おもわず私は「えっ!まさかっ!そんなことって本当に出来るの!?」と声を上げ、寝転がっていたソファから驚きのあまり飛び上がってしまったのです。 そうなのです。そんなことが出来てしまうのです。 詳細は残念ながらここに書くことは出来ませんが、230頁もの間、とてつもない企みが目の前で常に展開されていながら、私自身、全く気がつかなかったことに大きな驚きを味わいました。たとえて言うならば、まつ毛が目に映らないかのような、その見事なトリックに呆然としました。 まさに他の方のレビューにあるとおり、「こういうことを思いつくのもスゴイとおもうが、それを本にして出版しちゃう出版社もエライ」。 | ||||
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この本の仕掛けは素晴らしい。 読んでトリックがわかった人は、思わず誰かに試してみたくなるに違いない。ぼくもそうだった。ヨギ・ガンジーのシリーズは本書がはじめてだったのだが、ミステリー的には普通の作品だった。それほどのサプライズもなかった。 本書は宗教団体を舞台に教祖の継承問題を扱ったミステリーだった。なかに登場する小冊子『しあわせの書』がメインの謎に絡んでくるのだが泡坂氏は大胆にも本書で使われているメイントリックを・・・ああ、これ以上は書けない。書くことはできない。とにかく、マジシャン泡坂妻夫の面目躍如たる大胆で、素晴らしく、驚嘆すべき大きなたくらみが本書には隠されているのである。 しかし、本書が刊行されたのは1987年。もう19年も昔のことだ。いまでは絶版なのかな?こういうことを思いつくのもスゴイとおもうが、それを本して出版しちゃう出版社もエライ^^。とにかく、ただ本を読むだけじゃなくてうれしい驚きを与えてくれるシリーズなのである。 | ||||
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何の変哲もない、ただの文庫本…表紙のオッサンも変だし…なんて見かけに騙されてはいけません!この本にはとんでもない仕掛けが潜んでいるのです。この本のレビューだけは詳しく書くことが出来ません。ぜひ手にとってその秘密を見つけて欲しいと思います。20年近く前の出版なので、書店で見つけるのは困難かも?この本1冊で、この価格はハッキリ言って安すぎです。持っていればきっと自慢できます!(笑) | ||||
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まさにすごいの一言!マジシャンである著者ならではのすばらしい作品だと思います。これをマジックグッズとしてショップで売り出したら桁が一つ二つは違っていたであろう(というかここまでできない)。まだ読んだことがない人にぜひ著者の企みを読んでいただきたいです。 | ||||
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マジシャンでもある泡坂さんのニヤリとした笑顔が浮かんでくるような作品です。ストーリー自体は普通の内容ですが、泡坂さんが設けた仕掛けはその普通のストーリーの本を補って余りあるものにしています。この仕掛けを実行するのは結構大変だったはず。泡坂さん、お疲れ様でした。 | ||||
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本の背表紙にある内容紹介からして変な本だなぁとは思ってたけど、最後まで読んで本当びっくり。マジシャン作家の面目躍如たる作品。一見正統なミステリ作品のようであり、その実後にも先にも誰にも真似できない徒花のような本ですが、素晴らしい試み。もちろんミステリ作品としても面白く読めました。シリーズ第2弾ということで飄々としたヨギガンジーのキャラは相変わらずですが、前作を読んでなくても全く問題ありません。とにかく特異で、何より驚かされた一冊。拍手。 | ||||
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凝ってる。凄い凄い、無駄に凝ってる。こういう凝り方は大好きだ。 事件・物語を成立させるメイントリックとはまた別に独立した謎を初頭で提示して興味を引っ張っておくテク。一粒で二度美味しい気にさせる。 | ||||
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読者を騙し、驚かせる事に費やす情熱、エネルギーという点では、この作家さんは破格のお一人。 ミステリ読みのマナーとして、未読の方には一切説明不能な仕掛けが施されてます。読んだ後は、貴方も必ず誰かに奨めたくなる筈。 ところで以前、某マジシャンがこの本を使ってある手品をやってまして。しかもテレビで。それを観たという人は、残念ですが‥‥。 | ||||
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作者は手品師ということらしいが、手品にはハラハラさせても必ずタネがある。タネがわかった時は「なあんだ」と思うもの。この本もその仕掛けがわかった時はなるほどと感じたが、ストーリーそのものが単調でハラハラする感覚は無い。やはり仕掛けに無理があるのか。そういうわけで、画期的な試みではあるが星三つ。 | ||||
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何の変哲もない推理小説でした。ふむふむと読み進みました。読み終わって、何かが物足りないのです。 どこが? すなおな私としては、ふと疑問を感じました。そのとたんに、ひらめいたのです。なんと、・・・だったのです。 有名な本らしいですが、恥ずかしながら私は今まで知りませんでした。 推理小説ファンなら、必ず読むべき書の一冊と明言できます。 泡坂さんの書のとりこになりました。 | ||||
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