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(短編集)
信仰
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信仰の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 41~42 3/3ページ
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表題の「信仰」が面白い。 ビジネスとして宗教を始める男と、バカにする女。 騙されているのか本当に信じているのか分からない女。 みんな一筋縄でいかない個性を短編で上手くまとめている。 ラストの話も良い。 好みにより多少の当たりはずれはあるものの、軽く読めて面白い。 | ||||
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①著者の作品を読むのは『コンビニ人間』以来であり、今回も素晴らしかった。第一短編「信仰」は、カルト教団そうせつに関与する主人公と開祖、真面目な女性との関係を描くものだ。主人公は「夢や幻想」にとりつかれ無駄遣いする人間を「現実」に連れ戻す役割を正義と見なし、カルトと闘うことを使命と心得、知人女性を「現実」に連れ戻そうと試みる。 ②しかし、「現実」だけの人生は味気ない。詰まらない。そこでカルトへ潜入する。知人女性は浄水器の販売の失敗を天動説体験を売り物にリベンジしようと試みる。さて物語はどうなるか?これ以上は書けないが、この小説の問題提起は、人は騙されてカルトに入信するのではない。騙されていることを承知の上で教祖を狂信する。嘘でもよいから誰かを信じたいのである。そのためなら金を惜しみ無く遣うのも惜しくない。 この心理を堪能できるのが、この短編の面白さである。よくてきた小説だ。 お勧めの一冊だ。 | ||||
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