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(短編集)

信仰



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【この小説が収録されている参考書籍】
信仰

信仰の評価: 4.17/5点 レビュー 42件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 21~40 2/3ページ
No.22:
(4pt)

信仰とは…

カルト、信仰というワードになんとなく惹かれて購入。著者の長編小説は何冊か読んだが、この本は短編小説とエッセイが入り交じり、薄くて読みやすい。テーマも割と明快だった。
信仰の対象とは、宗教であり、鼻の穴のホワイトニングやブランド食器であり、現実(原価)でもあるのだという話。シニカルだけど、リアリティのある話。
全体を通じて、今の時代の「生きにくさ」みたいな感情が貫かれている。だから読んでて決して楽しい気分にはならないけど、これを読んで救われる人がいるというのも十分分かる気がする。著者自身も、幼少期から感受性が鋭すぎて、辛い思いをしてきたんだろうな。それを生かせる小説家という仕事は、やっぱりすごいと思う。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.21:
(5pt)

村田沙耶香ワールド炸裂

淡々とした描写で描く別世界が好奇心を誘います。この引き込まれ感がクセになり著者の作品はすべて読んでいます。新作が待ち遠しいです。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.20:
(5pt)

短編でも引き込まれる独特の世界観

村田さんの短編は初めて読みましたが、長編のものに負けない読後感でした。
どのお話も固定概念を吹き飛ばしてくれるような驚きの前提条件が細部まで描かれていて、読むと自分の頭の中で映像が場面がザッと組み上がる気持ちよさがあります。
色々な前提が変わった世界を垣間見せてもらうことで、自分の中で譲れないものや大切にしたい事がくっきりしてくる感じがして、ファンタジーに浸りながら現実を俯瞰できる素晴らしい短編集でした。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.19:
(4pt)

小説って面白い。。。

ちょっとおかしな世界の短編集です。

どの作品も独特の世界観に引き込まれてしまいます。

秋の夜長にぴったりの一冊です。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.18:
(3pt)

ジェネレーションギャップ

令和の星新一作品という感じです。60代の私には新しい感性は響きにくかった。錆びてますね。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.17:
(3pt)

"最後の展覧会"は心に残る作品だった。

村田さんの作品には、破壊力がある。
読み手の感覚を壊す。
怖い作家だ。

"最後の展覧会"
一番心に残る作品だった。

“彼らの惑星へ帰っていくこと"
エッセイが入っていると思わず短編作品と思い読み終えた。
まさか、エッセイだったなんて。
驚き‼️
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.16:
(2pt)

文章が・・・

小学生並み。アイディアは悪くないと思うんだが、いかんせんそれを表現する文章力が稚拙。ナボコフ先生とかプルーストを読んで表現力を勉強してください。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.15:
(2pt)

新聞に載ってたので

新聞に載ってたので定価よりだいぶ高かったけど買ってみました。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.14:
(5pt)

離れてしまった方もどうぞ

何だかタイムリーになってしまった表題作を中心に編まれた短篇集。
『コンビニ人間』を読んで感激し、その前後の『殺人出産』『地球星人』を読んで、個人的にはついていけないものを感じて、村田氏の作品は暫く離れていたのだが、久しぶりに手にしたこの本は良かった。

収録された作品の多くは海外からの依頼によるもので、もしかしたらこの人は、完全なる創作的自由を与えられるよりも、用意されたフレームがあったほうが、共感しやすく、少なくとも読者が置いてきぼりにされることがないものを書けるのかもしれない。表題作と、オスカー・ワイルドの「幸福な王子」を想起させる「最後の展覧会」の二篇が際立っているが、<クレイジー沙耶香>というキャラクターを受け入れてしまったことに対する後悔の念が綴られた「気持ちよさという罪」と題されたエッセイの正直さにも心打たれた。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.13:
(5pt)

人類最大の芸術は

全作品とも、期待に違わない村田沙耶香さんらしい作品でした。

個人的に一番心が動いたのは、「最後の展覧会」です。何年かぶりに、小説を読んで涙が出ました。

ネタバレになるので書きませんが、人類が創った最大の芸術は何か?心を直撃するので、多分すぐわかると思います。

奥付で初出が何のために発表されたかを知り、私があまり小説を知らない事を加味しても、さらなる感激が止まりませんでした。凄い……!

この世にもし完璧な小説が存在するなら、「最後の展覧会」に近い形をしているはずです。

小説を読むって本当にかけがえのない体験だと、改めて思いました。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.12:
(4pt)

一番恐ろしかったこと(ネタバレかもしれない)

表題の「信仰」は、人間の恐ろしさが静かで強く出ていた。

ただ、私が一番恐ろしかったのは、
短編集の中に、突然エッセイが入っていたこと。
「作り物だ」と思って楽しんでいた作品の流れから、
急に正気に戻された瞬間が、一番恐ろしかった。
SF的作品と、そこまで距離がなかったのだ。
村田沙耶香さんらしいと思った。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.11:
(5pt)

おもろ〜〜

星新一的面白さ!良い意味で。だがそれだけではない。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.10:
(4pt)

吸い込まれる物語

どの物語から読んでも吸い込まれる感覚におそわれました。読み終わった後に不思議だけれども吸い込まれる感覚をまた、味わいたいとも思いました。

信じることの怖さ、気づいたときの脆さ、そして強さを感じる短篇&エッセイが8篇だったと思います。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.9:
(1pt)

やはり面白くなかった

以前に、変半身のレビューを辛口で投降したが、なぜかそのレビューが消えていました。村田さんの本は初期のものからすべて購入して読んでいますが、やはりコンビニ人間以降の作品は、伸びきったゴムのように緊張感がなく、感動が薄いままに終わっていく物語ばかりの印象です。「世間の人々」のステレオタイプな描かれ方や、「私」以外の「みんな」の雑な描写が、ひどく稚拙に感じられます。信仰を読んで、ほかの短編を読む気が失せたので、速読して本を閉じました。「信仰」に描かれている愚か者は、彼女の読者たちを指しているようにも思えました。村田さんご自身が、自分を教祖のように感じることがあるのではないでしょうか。皆さんのレビューを見て、そう感じました。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.8:
(4pt)

信仰他

作者の登場人物に対する深い愛情が感じられる佳作です。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.7:
(3pt)

じわじわと強烈だ・楽しみました

そうか現実が見えるのは業だったか…
読んでる最中は割と軽快に楽しんでいたが後からじわじわキますねこれは
初出のページを眺めてなぜか「これまたなんとも」と笑いが漏れた
楽しく読みました
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.6:
(5pt)

今一番乗りに乗ってるとしか思えない、村田紗耶香ワールドの世界が満開!

新聞記事を読んで、新作が出ていることを知りさっそく読みました。
「コンビニ人間」が海外38ヶ国で翻訳され世界的な作家になった村田さん。
アメリカの出版社の依頼で執筆した「生存」他8作品。
どの作品も読み始めたら1、2行で惹き込まれてしまいます。
登場人物のぶっ飛び感が半端ない。
「生存」という作品では、格差や貧富の差、少子高齢化をテーマにしているのですが、男性作家や頭で考える人なら難しく矛盾の無いように小説世界を構築するところを、そんなものお構いなしに世界が構築され、その世界で登場人物は自分の価値観に従って自由に行動する。
頭で考えたら、こんな作品は絶対に思いつかないし、描けないでしょう。
きっと村田さんは、作品に出てくる主人公とほぼ同じ感覚で世界を観ているとしか思えません。
あまりの突拍子のない展開に思わず笑った後、しばらくして「本当にこんな世界になるかも知れない」とゾッとします。
完全に村田ワールドに嵌められました。
今までの作品も、どうやったらこんなことを思いつくのだろうという作品が多かったのですが、今回の短編集は、それらをさらに超えた世界にいってます。
今一番目が離せない作家さんではないでしょうか?
エッセイも混じっているのですが、読んだだけではエッセイなのか小説なのか分かりませんでした。

とにかく面白い、面白すぎます(もちろん読者を選ぶ面はありますが)。

でも、ぜひ多くに人に読んでもらいたいと思います。
そして世界で常識と言われる観念に囚われて固くなった頭を解して楽しんで欲しいと思います。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.5:
(5pt)

装丁も素敵です。

村田さんの小説を読んでいると「自分の常識は他人の非常識」だと言うことをよく感じさせられます。『信仰』もとても面白かったです。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.4:
(5pt)

惹きつけられる。

村田早耶香さんの作品はシュール過ぎて苦手だったけれど、キンドルでサンプルぶん読んでいったら思わず最後まで読ますにいられない気持ちになった。
この辺が作家としての才能何だと思った。面白いし、村田早耶香さんは天才だと思った。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.3:
(5pt)

天才の慟哭を垣間見ることができる

『信仰』は、アメリカのシャーリイ・ジャクスン賞にノミネートされている。

『コンビニ人間』が世界的に大ヒットしていて、村田沙耶香さんは、今や世界的な作家となった。

本人も言っている通り、不思議な短編集だった。

『信仰』の主人公は信じることができない超合理主義者。

信じることができる人間になりたいと、嘘だとわかりながら、カルトのワークショップに参加する。

そして、ラストのオチもブラックユーモアで笑える。

村田沙耶香さんのエッセイ『気持ちよさという罪』『彼らの惑星へ帰っていくこと』はどちらも人と違うことで傷ついた幼少期の体験を語っていて興味深い。

ここには、天才の慟哭を垣間見ることができる。

天才、特に天才の子供がいかに日常生活で傷付いているのかを知って欲しい。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508

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