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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全504件 201~220 11/26ページ
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名作なんでしょうね。普段SFというジャンルを読まないだけに、この作品がどれ程のものなのか、評価のしようがありません。 私のほうは、ミステリー好きの畑からこちらの評判を聞きつけてやってきたもので。 ハードSFなるジャンルも初めて読みました。読んでいて、うん、なるほど、確かにめっちゃハードだわ!(笑)難しい。 難しいところは、ちょこっと目玉を斜めに動かしながら頑張って読みきりましたよ。最後まで読んだときは、作品自体への感動というよりも、読みきったことへの感動のほうが大きかったような・・・。 ミステリーとしても評価されてることも、分からなくはないけれども、やはり古さは感じました。エピローグは良かったです。 | ||||
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私達は、人類の進化、地球と月と太陽系のありようについて、専門家から一応の説明を受けて納得している。専門家の視点では、まだ色々と解明すべき課題が残っている事も、常識に照らして納得している。とにかく、大筋において理解に苦しむような問題は何もないのだ。全てはうまく収まっている。 ところがジェイムズ・P・ホーガンは、月の裏側に、「5万年前に死亡した宇宙服を着た人類の死体」を置く事によって、丸く収まっていた理解を根底から無効にしてしまう。完成していたはずのジグソー・パズルに、もう一つの小さなピースがあるのですよ、と宣告したようなものだ。新たに突きつけられたピースをはめるには、これまでの人類の進化、地球と月と太陽系のありように関する理解を、一度全部バラして組み立て直さなければならない。さあ、どうしよう? 人類は、5万年前に月旅行を実現するまでに文明を発展させた後、原始状態にまで後退した? 5万年前なら、地質学的にはつい先日。高度文明なのに何の遺跡も痕跡もないのはなぜ? それとも、人類は他の惑星で進化して、そこからやって来た? それにしては人類の形態や遺伝子が、他の地球生物と類似性・連続性が有りまくるのはなぜ? かくして、常識を再構築するための科学者達の闘いが展開されるわけだが、次々に新事実が発見されるつど、その事実が新たな謎を呼び、疑問は膨らむ一方。読者はホーガンの突きつける謎に翻弄され、派手なアクションなど無いにも関わらず、何がどうなる事やらと、手には汗を握り、頭からは湯気を立てて読み進む事になる。そしてついに、全ての謎が明らかになった後の、何という爽快感! 物言わぬ死体が突きつける謎を緻密な調査によって解いていくという展開は、まさに推理小説のスリルとサスペンスであり、結末で明らかになる新たな太陽系像は、これぞセンス・オブ・ワンダー、SFならではの醍醐味だ。1977年に発表されて以来、読み継がれてきただけのことはある、文句なしの名作。 | ||||
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月で人類そっくりの死体が発見された。 この死体の正体が解き明かされる時、物語は終焉を迎える。 | ||||
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1980年に日本で翻訳・出版され、それ以降歴史的名作の地位を保ち続けるSFミステリの古典が本書です。 実は私はこの作品のオチが分かってしまい、そういう意味であまり高く評価していなかったのですが、最近知人から「あれはオチよりもオチに至るまでの月に関する天文学的資料が大切なんだ。それを踏まえた上でもう一度読んでみろ。」と言われて、今再読に掛かっています。 古来から月という天体には謎めいたイメージが付きまといますが、それは芸術方面だけではなく天文学や物理学の方面でも同じです。 たとえば、 (1)月の自転周期と地球の自転周期が物理学的に一致するため、【月の裏側】は地球上からは見えない。 (2)皆既月食や金環月食が起きるのは、地球上から観測した月と太陽の【見かけの大きさがほぼ同じ】だからである。 などが、有名な月の謎です。 この作品はSF小説という形式を通して、それらの謎に【一つの仮説】を提出するというのがテーマで、知的好奇心をくすぐってくれます。 何はともあれSFミステリの名作として名高い、この作品。 一読の価値はあります。 面白いですよ(笑)。 | ||||
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プライムセールの恩恵によってタダで読めました。 多分続編はきちんとお金を払って読むでしょう 曲がりなりにも工学系の学生として科学に関わるものからみると、科学者の姿を非常にうまくとらえて書き込まれていると思います。 全くの謎の事実を、砂粒ほどの手がかりから解明していくプロセスのテンポの良さや、その合間に入る「常識」や「定説」の鎖に絡め取られる科学者たちのある意味人間臭い姿などの描写は非常に面白く、宇宙規模の謎をあらゆる知識を駆使して解く様は、人類の科学の歴史の歩みを、ドラマチックに凝縮している様にも思います。 SFとはいえ、現実の科学者も登場人物達のようなことを毎日繰り返しているわけです。科学に興味ない人でも、腰を据えて読んでみれば、科学の捉え方がちょっと変わるかもしれません。 | ||||
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月の洞窟内で赤い宇宙服を着た死体が発見された。そのミイラ化した死体を調べたところ、五万年前のものだったことがわかった。さらに、その死体は現在の(西暦2027~2029)人間とほとんど生物学的に変わらないことがわかった。この赤い宇宙服を着た死体はどこから来たのか? その謎を追うのが本書のストーリーである。 原子物理学者のヴィクター・ハントを中心に様々な分野の学者がUNSAという宇宙機構に召集され、その謎にせまる。死体のそばにあった遺留品に手帳のような物があり、人類の知らない文字で何かが書き込まれていた。そこで、言語学者が集まり、その未知なる言語の単語、文法などが研究され、そこに何が書かれているかが判明される。さらに月の裏側を探索すると、他にも五万年前に死んだとされる複数の白骨化した死体と遺留品が発見される。時を同じくして、銀河系で五万年前に消滅した「ミネルヴァ」という惑星があったことが、UNSAの調査で分かった。 学者たちは四つの説を掲げそれぞれ対立するが、ちょうどその頃、木星の衛星ガニメデで、宇宙船の残骸が発見され、その乗組員であった白骨化した死体が発見された。それは人類のものとは全く違う宇宙人のものであった。さらにその白骨化された死体は、二千五百万年前のものであることが分かった。新しい事実の発見により、科学者たちの説は二転三転していく。 科学者同士が、生物、天文学、化学といった理系の知識をもとに、色々な推理を始め、これはちょっとと思ったが、誰にでも分かるように平易な言葉で段階を経ながら、推理していくので、理解しやすかった。 結末は、全く予測できない斜め上をいくものだった。が、タイトルをよく読むと。うん、それでも、ちょっと無理ですな。 主人公である原子物理学者のヴィクター・ハントのライバルとして、生物学者のクリスチャン・ダンチェッカーが登場する。作者のJ・P・ホーガンは、ダンチェッカーのような、今までの定説から外れず、一つ一つの事実を積み重ね飛躍のない論理を構築する科学者のほうが、スーパーマンタイプの主人公より好きなのではないだろうかと思った。 | ||||
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相当昔のSF作品となるが、何がすごいかと言うと「チャーリーの解読で一冊終わり」 相当多方面から、ずっと分析・解読し続けます。 しかし、それが退屈かと言うとそうではない。 むしろ科学的な視点に徹することで未知との遭遇の楽しさ、畏怖、様々な様相が目に浮かぶのが面白い。 内容としては小難しい記述も多いのですが、それでもさらっと読めてしまいます。 | ||||
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想像力をいっぱいに広げて、その広げられた想像を合理的に論理でつないでいく。 こんなふうに物語がつくれるんだ。 SF小説ってこんなに面白いんだ。 月で発見された、人類と同じ姿の、数万年前の遺体。 異星文明の生物だという考えるには、人類と生物学的に一致しすぎている。 地球の古代文明の人間だという考えは、地球上でそのような高度な文明の遺跡が全く見つかっていないことから否定される。 物語に提示されたこの矛盾するテーマに対して、登場人物達はそれぞれに論理を重ねて仮説を立てていく。 宇宙という未来に対して、考古学のように遠い過去を追っていく。 物語が進むにつれてさらに謎は複雑になる。 この大きな謎を解決するひとつの答えなんて提示できない、それぞれが仮説を立てて終わるのではないか。 そう思ってしまうほど、問題は複雑ですべてを説明する答えが想像できない。 しかし最後、彼らは答えを導く。 想像できなかったほど大胆でそれでいて合理的な推論。 そんな答えがあったのかと興奮しながら、これまでの謎が見事に説明されていく論理の流れは読んでいてわくわくする。 物語の中で生まれる謎は大きく、それに対する仮説や答えはスケールが大きく非日常的なレベルのものになる。 しかしそこに至るまで丁寧に論理で導き、読んでいて納得せざるをえない見事な説得力がある。 おどろくほどの想像力と論理でつくられた物語。 すごく面白く読めた。 | ||||
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最初は紙の本で読みましたが、電子版が安かったので買ってしまいました。 今となっては現実が追い越してしまったSF小道具があったりして、古臭く感じる人もいるかもしれませんが、私としてはそういう所も楽しめた本です。 | ||||
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前半をその人の最大速度で読み進めば、後半一気に面白くなります。 (前半をじっくりゆっくり読むと、少々辛いかも) 月の秘密が明らかになる、その瞬間がたまりません。 | ||||
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実に面白く、続編を読みたくなりました!中学生の時猿の惑星を見たラストを思いだしました。文句なしのSFの傑作ですね。 | ||||
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地球の衛星としては、実際のところ月はかなり大きそうです。本当ならもっと小さくてもおかしくないのです。それに月の裏側は、表側に比べて非常に作りが違います。一応ことわっておきますが、月は私たちに表側しか見せてくれていないのです。月の探査でで裏側がクレーターがほとんど無いことがわかっています。これを説明したのが本書です。筋が通っていますし、非常に説得力が高い。唸らせてくれるSFです。 | ||||
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創刊時に単行本を夢中になり・・・三部作(4部作?)をすべて買い・・・・。電子版の気軽さでまた・・・・ でも・・・、夢中になるのはいつも変わらず。原作の良さがすべてです。特に本作は無条件の5つ星です。 | ||||
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SF小説を読んでみたいと思ったとき、まずこの小説を読むべきだと知って早速読んだ。 ちょうどミステリー小説ばかり読んでいた時期でもあって、SFでありミステリーでもあるという理由もあった。 で、読んでみたら面白い。読み始めたら止まらない。 まず最初に提示される謎がもう惹きつけてやまない。 ――月に発見された人間の遺体。それは五万年前の遺体だった。 こんな謎を提示されたら、それがなんなのか知りたくて読むに決まっている。 そして私がなにより好きなのは、その謎に挑む方法。 この宇宙の歴史を紐解く壮大な謎に対し、人類は現代科学によって少しずつ、積み木を重ねて月に向かって手を伸ばすように地道に解決に向かうのだ。 このコツコツと地道な作業が私は大好き。 次から次へと解き明かされる謎。しかし、謎が紐解かれれば解かれるほど深まる謎。 ミステリー小説にはない、SFだからこそ挑める人類、宇宙の歴史といった壮大な謎。 そしてそれが最終的に解き明かされる爽快感は感動を越え、まるでこれが現実の歴史の一部のように感じる。 これを読み終えたあと、夜に浮かぶ月がいままでと違って見えることだろう。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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古い作品ですが、今読んでも新鮮でとても楽しめます。SF小説好きにはとてもいい作品だと思います。 | ||||
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そりゃ、いろいろ設定に穴があったりするかもしれない でもさ。 初めてこの本を読んだワクワク感を思い出せば、それだけで良い気持ちになれるって言うもの すれたSFファンはどう思うかわからないけど、引き込む力は間違いなくある 僕はいまだにあの衝撃は覚えている いままであまりSFジャンルに足が向かなかった人に特におすすめです これが合わなければ、他はもっと無理だと思いますよ | ||||
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今まで読んできたものはSFではなかったのではないかと思ってしまう、それほどまでに濃い内容。 かつての天才とはダヴィンチのようなあらゆる部門に精通した人のことを言ったそうだが、その意味でいうならホーガン氏は天才である。まだ続編を読んでいないが、これがデビュー作だったというのだから驚きを禁じ得ない。 | ||||
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想像力は進化の源。この物語が書かれた年代を考えると驚きの説得力。 | ||||
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星野之宣のSF漫画の連載が始まって依頼、再注目されたSF作家、J・P・ホーガン。 古い作品だが、いま読んでも胸踊る。 | ||||
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