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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 41~52 3/3ページ
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いろいろなところで高い評価を受けている本なので、期待して読みましたが、残念ながら全然評価できませんでした。 はっきりいって、作者は小説に関してはあきらかに素人です。そのことは作品の冒頭から文章の細かい点に表れています。 「彼は背後の岩に両手を這わせて掴まりどころを探り、腕に力をこめて体を前に押し出すように立ち上がった。膝ががくがくした。彼は顔を歪めながら僅かに残された体力を意のままにならぬ両腿に集中した。早くも心臓は再び踊りだし、肺は激しく波打っていた。懸命の努力もむなしく、彼は背中から岸壁にくずおれた。」 まず「体を前に押し出すように」がいけません。この言葉があるためにこの一文は「描写」ではなく「説明」になってしまいます。これを取り除いても登場人物がおかれた状況や彼の動作はわかるし、ないほうが文章がすっきりして、イメージもはっきりする。「僅かに残された体力」もいけない。「早くも心臓は再び踊りだし」もいけない。原文はどうなっているのかは知りませんが、「僅かに」や「早くも」は語り手の価値判断を含んだ言葉なので、ここでは語り手が無意識に、しかも必要もなく物語に介入してしまっている。「懸命の努力もむなしく」も意味なしフレーズだし、「背中から岸壁にくずおれた」の「背中から」も冗長語。体勢から考えても「背中から」以外にくずおれるはずないのだから、こんな言葉は要らない。他のレビュワーの方が「ライトノベルのようだ」と書いていましたが、冗長な説明文、恣意的な語り手の主観の介入は、まさしくライトノベルの特徴。いやしくもハードSFがすることではない。 「穏やかな、しかし底力のある唸りを発して、銀色の魚雷を思わせる巨大な飛行機はゆっくりと迫り上がり、角砂糖の塊のようなロンドンの中心街の上空二千フィートに達した。全長三百ヤードを越える機体の尾部はすんなりと三角形に拡がり、そこに一対の垂直尾翼が鋭角に突き出ていた。飛行機は一瞬空間に停止して、はじめて開放された自由の空気を味わうかのようであった。」 この文章は第1章冒頭で、いよいよ主人公が登場する場面に先立つパラグラフですが、「穏やかな」、「底力のある」がいけないのはいうまでもなく、「自由の空気を味わう」も、たんなるガジェットにすぎない巨大(超音速?垂直離着陸?)飛行機を擬人化して、無用の感情移入を引き起こしてしまう。どうしてもここに描写が要るというのなら、「空中にゆっくり深呼吸をするように停止した」あたりが適当でしょう。 おそらく作者は主人公がいる場所(飛行機の中)を説明するために、映画のシーンのように飛行機が飛び立つ場面をイメージしたのでしょう。そのとき「未来の飛行機はどんなだろう?」というイマジネーションがふくらんでしまい、そのイメージをすてられなくなってしまったのでしょう。ここにイメージされた飛行機は、あたかも「サンダーバード」に出てきそうなほど紋切り型で子供っぽい。技術の進歩によって騒音問題も空港要地の問題も解決ずみ(「ロンドンの中心街」近くから離陸しているのだから)という付加価値まで付いている。こんなところから、作者がもはや時代遅れの楽観的な科学技術信仰の持ち主であることがわかってしまいます。プロの作家なら、こんな子供っぽい想像はしないし、いかにもSFくさい描写は避けるでしょう。 このあとからもいろいろなSFガジェットがくり出されますが、万事この体で、家電量販店配布のカタログを読まされているかのよう。登場人物たちは大学や大企業の研究者や管理職ばかりで、物語に深みが出てこない。肝心の謎解きも、わかりきった論理展開を長々とつづけていて、さっぱりおもしろくない。まるでつまらないユートピア小説のようなので、途中で読むのをやめました。 最後まで読んでいないのですが、あきらかに素人が書いたレベルの低い作品です。もしあなたがフィリップ・K・ディックやハインラインなどの本格SFのファンなら、本書を読んで失望することは請け合いです。まともな編集者なら、つっこみを入れるどころか、そもそも作品をボツにしたでしょう。このような小説が本になって、日本では星雲賞までもらうほど高く評価されている理由がさっぱりわからない。 Wikipediaによると、作者J・P・ホーガンは、イデオロギー的にリバタリアンで、「ホロコーストはなかった」と言い出してみたり、オカルトサイエンスに凝ったりで、けっこう問題発言をする作家だったようです。作者がもらっているプロメテウス賞もリバタリアン団体主催の賞だそうだし、英語圏ではその手の読者が支持していたのかもしれません。作者の思想傾向で作品を云々する気はありませんが、本書の手ばなしの科学技術賛美を読まされると、作者が単純な精神の持ち主だったことが感じられて、いかにもと思えます。 | ||||
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宣伝の「ハード」ではなく質感はゼロ。手ごたえがなく全然読み進まない。話はすべて机上で展開される。内容は著者の知識の網羅。科学入門のつもりか。主体を否定されひたすら読ませられ続ける苦痛。 クラークの短編のように「人」がモティーフでないのは、出来ないからだろう? | ||||
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大それた表題だけどまるで深みがない。頭を使わないで読みたい人にお勧め。 | ||||
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SF小説の金字塔とも言える名作誉れ高い本作ですが、どうも自分には合いませんでした。 「水が二階から地面まで落ちるのを何十枚もかけて書く。それが小説だ」と言うなら この作品は一滴の原液を、ただ限界まで水で薄めたそんな印象を受けました。 設定はとても良いのに回りくどく、無駄に難しく感じた表現は古い作品だからなのか、 自分の理解力が乏しいからなのか。 現代にあった翻訳に直して、コンパクトにするのは無粋でしょうか。 | ||||
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酷い。酷すぎ。 昔、友人に薦められて読んであまりに酷くて記憶に残った作品。 最近の評価はどうなのかな、と思いAmazonを覗いて愕然!! なにこの高評価? 科学考証、考察は滅茶苦茶。ツッコミどころ満載。 これ読んで高評価の人って何?科学的センスゼロの人達かな? こんな本が高評価を得るんじゃ日本の科学の未来は暗い。 原発爆発するのも当然か? | ||||
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30年前の作品のためか、文章表現が非常に古臭く不自然極まりない。訳も下手糞なため、中学生が英語を訳したような文章になっている。ストーリーもお粗末そのもの。SF(サイエンス・フィクション)らしいが、サイエンスの部分がまるでダメ。作者の妄想を科学と言い張り無理矢理SFとしている。最終的な真実を追求するものが妄想に依っている。こうであろうという一人の科学者の想像が根拠となり、晴れて真実があかるみに。馬鹿馬鹿しい。そもそもその真実に行き着くまでの過程がまた稚拙。本当の科学者ならば当然考えるべきであろうことをなぜかスルー。馬鹿な科学者が大勢揃い馬鹿な議論を進めて無理矢理間違った真実まで導いていくのが終盤直前にかけての展開。作者のご都合主義による展開なので不自然さはものすごい。最終的な真実も素人がネットで妄想を書くようなレベル。ラストは衝撃ということを聞いて読み始めただけに、このしょっぱい真実に腰を抜かしそうになった。人間同士のドラマもないので真実はどうなのかが全ての肝となる。だがその肝が腐っている。私としてはこの作品に対して褒めるべき点が一つも見当たらなかった。古臭い文章表現、無駄な漢字、中途半端以下の科学、ドラマ性のなさ、、、改善点は山ほどあろう。科学をかじっている人にとっては圧倒的に稚拙さを感じ、科学を知らない人にとっては説明不足。科学を知っている気分になりたい厨二の方には適すと思う。目新しさは何も感じられない作品であった。今更この昔の小説を読む必要はどこにあろうか。「本格的」とは口が裂けてもいえない。 | ||||
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途中まではまぁいいでしょう。 確かにSFで推理モノも当時としては面白い趣向だ。 だが最後の最後、月が地球の軌道上にのったという部分ですが 一番大切な部分を奇跡で片付けるのはいかがなものか。 古典力学を少しでもかじったことのある者ならばこれがいかにありえない話であるかは解かるだろう。 もう幻滅です。 もっとも続編でこの謎は解かれることになるのですがもっとつまらないのでお勧めはしない。 | ||||
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途中まではまぁいいでしょう。 確かにSFで推理モノも当時としては面白い趣向だ。 だが最後の最後、月が地球の軌道上にのったという部分ですが 一番大切な部分を奇跡で片付けるのはいかがなものか。 古典力学を少しでもかじったことのある者ならばこれがいかにありえない話であるかは解かるだろう。 もう幻滅です。 もっとも続編でこの謎は解かれることになるのですがもっとつまらないのでお勧めはしない。 | ||||
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SF小説をほとんど読んだことがないせいか、頭の中で想像することができず、また意味の分からない外来語ばかりでチンプンカンプンでした。半分くらいまでは読めましたが・・・。 | ||||
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SF小説をほとんど読んだことがないせいか、頭の中で想像することができず、また意味の分からない外来語ばかりでチンプンカンプンでした。半分くらいまでは読めましたが・・・。 | ||||
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★が五つも並び、みなさんの評価を見て、私も読んでみました。しかし、きっと私が「読書」をはじめてから数ヶ月なものですから、読解力、想像力に欠けるのでしょう、SFをはじめて読んだからでしょう、正直よく分かりませんでした。やはりSF小説を読み込んでくると、他の作品との比較から、情景描写などが想像でき、一層感動できる作品・・・・いや!私のような馬鹿な人間には、時期尚早の作品でした。遠回りになりますが、みなさんと同じ評価が自分にもできるくらい、SFを読んでみようかと思います。 | ||||
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★が五つも並び、みなさんの評価を見て、私も読んでみました。しかし、きっと私が「読書」をはじめてから数ヶ月なものですから、読解力、想像力に欠けるのでしょう、SFをはじめて読んだからでしょう、正直よく分かりませんでした。やはりSF小説を読み込んでくると、他の作品との比較から、情景描写などが想像でき、一層感動できる作品・・・・いや!私のような馬鹿な人間には、時期尚早の作品でした。遠回りになりますが、みなさんと同じ評価が自分にもできるくらい、SFを読んでみようかと思います。 | ||||
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