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(短編集)
サム・ホーソーンの事件簿Ⅲ
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サム・ホーソーンの事件簿Ⅲの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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水準は保っているが、1巻、2巻に比べると物足りなさが残るように思う。あらが見えてしまうというか、謎解きの面白さが薄くなったというか。 ホックの短篇は、登場人物の魅力がないように思う。もちろんホーソーン医師にしろ、怪盗ニックにしろ、個性的で好感の持てるキャラクターなのだが、人物の魅力だけで読ませるにはちょっと。不可能犯罪とか状況の奇抜さがホックの持ち味であり、そこの力が衰えてくるとつらいものがある。 本書で面白かったのは看護婦のエイプリルの結婚話であった。そのことが哀しい。 | ||||
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不可能犯罪がなぜか周りで起きる、サム・ホーソーン博士の事件簿第三弾今回は25番目の事件から36番目の事件まで雪に囲まれた足跡のない密室、密閉された部屋での銃撃ドッペルゲンガー、衆人環視の中の消失等々に立ち向かいますでも、全体的に小粒になったかな・・看護婦のエイプリルの結婚など祝福されるエピソードもありますが | ||||
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「怪盗ニック」シリーズといい、この、「サム・ホーソーン」シリーズといい、エドワード・ホックの短編集は、『推理小説=謎解き』が全盛期だったころの雰囲気が楽しめる。事件があり、手がかりがあり、謎解きにいたる。登場人物の言動やら、なんてことはない風景描写やらに目をくばりつつ、自分なりの推理を組み立てていくのは、まさに推理小説の醍醐味。しかるべき場所にパズルのピースがはまったような爽快感は、短編集であるだけに、いっそう鮮やか。また一方で、ホックの筆は登場人物たちの生を、実にさりげなく、しかし丁寧に描写している。陰惨な事件のリアルな描写、人生に疲れた主人公の再起の物語・・・という、昨今主流になりつつある「てんこもりサスペンス」を読み続けたあとでは、一服の清涼剤のよう。ただ、あとがきで登場人物のその後の顛末をばらしてしまうのはいかがなものかと。あとがきはお読みにならないことを節にお勧めいたします。 | ||||
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