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爆弾
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爆弾の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全109件 61~80 4/6ページ
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2023このミス一位。 スズキタゴサクなる人物の爆破テロ予言から始まる警察の戦い。タゴサクの語りがいらっとくるけど最後にいくほどとても面白かった。 | ||||
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少々長めの作品になります。 主人公という主人公はいないため、誰に感情移入すればいいかは迷うと思います。 序盤は割とゆったりした展開で繰り広げられますが、中盤から終盤にかけては展開が早くなり、読み進める手が止まらなくなりました。 登場キャラクターが多いので、誰が喋ってるか分からなくなる瞬間もあると思いますが、それを差し引いても面白かったと思える作品です。 | ||||
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ラストはちょっと微妙でしたが、終始ちょっとイラっとしてしまうのは作者の思う壺だったのでしょうね。それだけ引き込まれた証拠なのでしょう。 | ||||
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サスペンス展開ですが、人間の本性を暴き出す物語。人間の本性は悪、善はそれを隠すための隠れ蓑。愛は偽り搾取の隠れ蓑、被疑者は預言者であった。これが正しい聖書である。感謝いたします。 戦争(暴力)は人間の本性である。人間がいる限りそれは無くならない。ではどうしたらいいのだろう。 読書の心に爆弾が、爆発したか?とても良い作品でした。 | ||||
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読むのを止められない展開の中、人の心の奥底にある心理描写が凄い。それが書きたかったことなんだなという感じ。 その分ミステリーとしては書き足りない、やや不納得感が残った。 | ||||
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各種年間ミステリーランキングの上位に位置するだけに、硬質の文章とも相俟って、読み応えのある内容だった。登場人物の書き分けもとても上手いと思う。主要な人ばかりか、ほぼエキストラのような、例えば最後の方に登場する横柄な男についても、いつもは穏やかな図書館の司書といった細かい説明があり、読んでいて心が抉られる。 星5つでないのは、もう少し丁寧な説明が必要かなという不満から。著者はきっと頭の良い人なのだろうけれど、多くの読者が須くそうであるとは限らない。この著者なら、皮肉や社会批判は一切弱めずに、またストーリーの疾走感も犠牲にせずに、そうした説明を書き加えることは可能だと思う。 近い内にきっと映像化されるはず。その際、スズキタゴサクは古田新太さんか國村隼さんでお願いします! | ||||
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細かいツッコミはありますが流れがよくエンタメとして楽しめました。 何回か読んで深く味わう人には向いてないのかも? | ||||
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沼袋から五反田まで13キロくらいある。建物も密集してる。そこがひっかかる。 | ||||
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タイムリミットサスペンスの力作。現代日本社会に蔓延するムードをエンタメに昇華したオリジナリティを高く評価したいです。 欧米のキリスト教的な、人間の罪の糾弾を執り行う神の立場に自らを同化させた狂人、という犯人の造形は、前世紀末の翻訳ミステリによくある設定で、プロファイラー捜査官を対峙させる構図も型に嵌っています。 相違点といえば、先ず犯人と目される人物の造形が醜い中年男性であること。まぁこれはあり得る話。異例なのは、警察側の登場人物も一様に現実に膿んでいて、惰性的な仕事人であること。この、「ヒーロー達」のイケてなさは目新しいと感じました。かと思えばいきなり漫画チックな「熱血婦警さん」が登場したりして、彼女の存在は煮詰まったムードに風穴を開ける効果はあると思ったものの、なにかチグハグな印象が拭えませんでした。それは警察組織の優れた群像小説を読み慣れた自分の、序盤での違和感でした。 それでも活字から目が離せなかったのは、とにかく密室での被疑者との会話劇がスリリングで、次の展開が全く想像できないままに緊張の糸が緩むことなく進行していくストーリーテリングが非常に魅力的だったからです。 そうこうしているうちに、ピンボケかと思われた登場人物たちが、急に立ち上がって動き出した感触がありました。それは、一種、愉快犯的に(犠牲者をなるべく出さずに)世間を騒がせようとしているかに見えていた「爆弾」が、大きな被害を出したという描写を読んだときでした。著者である呉勝浩氏が仕掛けた「アクション」が、読者である僕の感情に火を点け、その眼差しで見ることによって、登場人物に命が吹き込まれた、そんな感じです。優れた作者は読者の心理を操る術に長けている。やられました。 中盤から終盤にかけて続く頭脳戦は、リリーフピッチャーへの交代劇をピークとして、その様相が変化します。犯罪の謎解き解説に比重が裂かれるようになってくると、目まぐるしく展開する「真相」に唖然としつつも、ページを繰る手が止められません。ここは力技で持っていく展開なのでしょうが、僕は乗れました。 それは、朧げながら見えてくる普遍的な「人間性」というものが、それぞれの登場人物の中で形作られていく様子に共感したからです。「暑苦しいほどに熱い」感情の瞬間が、そのありようのバリエーションをもって描かれているからです。 人間は、極限状態に陥ったときに、その人間性が発揮される。それは信じるに値するものであると感じられました。いち読者である私は、スズキタゴサクに勝利したと思いました。そんな目で眺めたラスト一行は、粋だな、と感じました。 | ||||
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全体を通してページをめくる手が止まらず、どんどん引き込まれていきました! 星5つにできない理由は、最後の数ページが読後感に締まりのなさを与えている感じがして、なんだかなあでした。そこまではすごく楽しめたのだけど。 ※以下ネタバレ含みます。 助けた老人とゆかりの会話のくだりが良い話っぽくなっちゃって、あれほど凄まじい事件が起こった悍ましいさに浸らせてくれるのではなく、最後何となくほっこり感で終わらせる趣向に全然共感できなかった。これは好みの問題でしょうね。作者違いますが『方舟』の終わり方が最高に痺れたので期待してしまいました。 結局実行犯たちはみんな死んでるし、タゴサクはただ大した罪に問われないのではという気もするし、締め方がイマイチで、その手前までなら星5つなんだけどなぁというところ。 | ||||
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スズキタゴサクの世界に入り込んでしまったのは刑事達と読んでいた自分自身もだった。目の前で繰り広げられているかのようにリアルに感じた。 ただ、読む順番が悪かったかも。方舟を読んだあとだったので、ラストに期待しすぎたかもしれません。 | ||||
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ミステリーとして面白く、最終局面で描かれるそれぞれの建前と本音、正義感や道徳心と自己中心性的な想いも良かった。 犯人がかなり不気味だったけど、所謂警察モノとは少し違う面白さだった。 | ||||
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次にどこで爆弾が爆発するのか先が気になり一気読み。 取調室での犯人と警察のやり取り、化かし合いが面白い。 | ||||
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警察ものはあまり嗜まない方ですが、一気読みしちゃいました。だんだんと過激な展開になり、実写化されている様子が目に浮かびます。トータルで楽しめたので高評価。星一つ減らした理由としては。。他の方もおっしゃっていますが、 ●ミステリーというよりサスペンス。謎解き部分は言葉遊びのなぞなぞ、って感じで、少し幼く感じてしまった。犯人が幼いから、わざとなのかな? ●最後が若干もやっとする。 結局推測の域を出ない終わり方で、ミステリーならビシッと結論出してくれよ!って思ってしまった。いや、これもそういう表現なのかな…?文学的な。後半は事件よりもキャラクターたちの心情描写に焦点が当てられていて、それ自体はいいんだけど、そもそも群像劇で主人公らしい主人公がいない作品なので、誰に感情移入していいのかわからない節も…。 ●会話や表現がださい笑 好みの問題かもですが、ケレン味の出し方が古くさいというか…おじさんが書いたんだろうなあ、という感じで、結構な頻度で背筋が寒くなりました笑(失礼ですが…)とくに、若い子の会話は無理が…。文学(?)としてよむより、実写化前提でシナリオとして読むほうがしっくりくるかな〜と。ことごとく作品が高評価な呉先生ですが、作者読みをするかどうかはわからないなあ…。それゆえに、タゴサクのキャラは作者の文体にハマっていたようにも思えます。 | ||||
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作者の「おれたちの歌をうたえ」には賛同出来なかったのですが、今作は様々な賞を受賞していますので、手に取りました。 作者がインタビューで答えられているように、横山秀夫氏の「64」にヒントを得られていて、警察官と刑事の人間味が良く描かれています。 犯人から出される謎解きは、映画「ダイハード3」を彷彿させます。 駅構内の場面とか撮影するにはかなりの予算が必要でしょうから、実現するかどうか分かりませんが、映画化して頂きたいです。 | ||||
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爆弾魔と警察の手に汗握る舌戦が繰り広げられる傑作。 どの登場人物も個性的で魅力的だ。 ストーリーもスピーディーで、手に汗握る展開。 「このミステリーがすごい」で1位に輝いたのも納得ですね。 | ||||
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全ての会話に伏線があってすんなりと世界に入れた。名作です。 できることならもう少し犯人との謎解きのやりとりをしてもらいたかった。 この人の作品を読むのは初めてだったけど時間を忘れるくらい没頭できた。 次回作に期待! | ||||
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都内で爆弾騒ぎがおき、目の前の男は爆弾が爆発することを予言する。犯人か予言者か刑事と男の頭脳戦が続く。爆弾はどんどん都内各所で爆発する。黒幕の存在がいるのか興味深い作品。犯人の動機が薄い感じが否めないのがマイナスポイント。 | ||||
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新しいタイプの気色悪いクセありすぎの犯罪者、タゴサクさんはじめ、キャラ設定最高ですね。読み始めて一気読みしてしまいました。方舟と並ぶここ最近の傑作でした。読んで損なし。オススメです! | ||||
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●立ち読み禁止のノンストップミステリー。いったんページをめくると、途中での休憩は無理。事態 が刻々と進展し、待ってくれません。とにかく、人物描写がピカイチなのです。愚鈍を装いながらも 刑事たちに仕掛ける詭弁の嵐や、ヘラヘラした態度が何とも憎たらしい。思わずイラっとしそうです。 加えて、頭脳vs頭脳の心理戦がすごいのです。互いの心を揺さぶろうと仕掛ける言葉の応酬。すご い!すごい!の緊迫感120%でした。 これはきっと映画かテレビ番組で上映(放映)されるかもしれません。爆弾の迫力と心理戦はまさ に映像にうってつけです。 | ||||
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