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死神永生: 三体Ⅲ
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死神永生: 三体Ⅲの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全222件 121~140 7/12ページ
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ストーリーについては他の方々のレビューの通り。一点読んでいて非常に気になるのが、女性差別に対する認識や意識の低さ。作者の国の事情を反映しているのだろうが、少なくとも欧米ではこの作中にあるようなセクハラ発言は公の場では絶対の絶対にあり得ない(最近辞任圧力がかかっているNY州知事のクオモのような人物ですら、パブリックの場でこのような発言をすることは絶対にない)、もし現実にこのような発言があれば一発アウトだし、そんな発言をするような人物がいかなる地位も得ることはないということは強調しておきたい。 また、理想の女性像がまんま80年代の村○龍のようで、古臭すぎてむしろ笑えた。。。 あ、あとウェイドも論外です。会議で部下を罵倒するとか絶対、絶対にないです。あまりにもあり得なくてこれも笑った。 あまり自国スタンダードのまま欧米を舞台にしちゃうのはやめたほうがいいですよね。。。すごく変だから。 やはり人権問題に関しては、この作者だけというよりも国自体の状況非常に遅れているのだろうなと痛感した。 あと、なんでもかんでも「ナントカ主義」になるのも興味深いなと。それと同時に、登場人物たちが異常に感情的になのも面白い。文化なんだなーと。(これはいい悪いではなく本当に興味深く感じた。) | ||||
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グレッグ・イーガンの『ディアスポラ』の再来かと思えるほど、三体3はSF要素が強い作品でした。 それだけでなく、いったん読者を絶望の淵に突き落としたり、かと思えば希望を持たせたり、謎解きがあったり、休むことなく状況が展開していきます。 そのほか、軌道エレベーター内部が増築された時代ごと風情が違っていたり、5つ星ホテル並みの客室が用意されていたり、その描写のリアリティに刺激を受けました。 三体1、三体2でSFを十分に楽しめなかったという方は、三体3には期待しても大丈夫かと思います。 おススメです。 | ||||
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毎回言って来たが今回も言うぞ。いいか、人名に全部ルビを振れ。以上だ。 | ||||
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前作のラストを鑑みて 次はもう文庫でよかんべか? とも思ってたんですが。 ポスト・コロナ、ノーモア五輪な今後の 社会事情を、消費税率など 先行き不透明感もあって購入。 上巻の内容としては 連作SF長編ではヨクある オハナシ変わって、お時間戻って。 案の定、あんまりオモロない。 そりゃあ、あなた! 歴史的、文学的な価値は別として 孔明や曹操がいなくなった後の”三国志”の面白さが如何ほどのモノだったか? ま、Ⅱのほうも上巻はこんなもんだったから 更に下巻を読み進めて観ましょッ! | ||||
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地球文明に襲いかかる危機にどう対処するかを描いたSF。 想像を絶する宇宙社会の仕組みや攻撃方法等、身震いが止まらなかった。 そしてSFであっても技術に偏らず、人間性も描いているから読みやすい。 その上で、登場人物たちの行動にロジックが通っているので入り込みやすい。 特に、政策決定に関する説明がわかりやすく豊富であるから、なるほどだからこう考えてこう動いているのかと明瞭に理解できて、人間社会の全ての情報を知っている神の視点で人類の動きを見ることができる。 リーダーシップがある人間はこのように行動するのかと、知的好奇心も満たされた。 | ||||
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レビューなんか見てないで読めばええ。 読めばええんですよ。。 | ||||
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想像より遥か先迄行った。 三部作の中では黒暗森林の方が自分は好きだが、 3作目も非常に楽しめた。 でもちょい恋愛観はティーンだね。 | ||||
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読後感はと言えばとにかくもこの三部作を駆け抜けたことによってまあ何と長い長い年月を登場人物とともに生き抜いたか、という途方もない達成感につきます。 「三体」を読んでいる間は現実を忘れます。読み終わった後には自分が生きる現実がとても愛おしく、そして小さく可愛らしく思えて、大概の現実的な悩みは吹っ飛びます。 そんなわけで「三体」は偉大なるSFエンターテイメント小説であると同時にコロナ禍の「セラピー小説」でもあります。 個人の恋愛や価値観や「思い」にしっかりと寄り添って進むストーリー展開は、一般の読者を排除しがちなハードなSF小説と一線を画するロマンティックさ。この辺がより多くの読者を獲得した要因ですし、その文脈を辿っていくととても読みやすいです。文系の読者にとっては(私です)知らない科学用語(?)が山と出てくるし、特にこの三部作最後である本書はかなり難解でイメージするのが難しいシーンが連続するので、Kindleで買ってキーワードをWikipedia検索しながら進むのが便利です。 登場人物の名前表記を、あらかじめ原文読みにするか、日本語読みにするかを頭の中で統一しておかないと名前が覚えきれずキャラクターに感情移入出来なくなるので注意が必要です。(私としては中国語読みの方がリアリティが出るのでオススメです。) | ||||
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三体三部作もいよいよクライマックスです! 三部作目は一作、二作目を凌駕するスケール。 予想もつかない展開、というよりは3部目上巻は、胸の空くような見事な伏線回収が開始しつつある予感に満ち溢れています。 乞うご期待。あと下巻を読み終わればもう三体とともに生きる日々とはお別れです。コロナ禍のなか日々解決しようもない憂鬱な出来事に苛まれている私に、三体はそれら現実を「忘れる」のではなく.それら現実と「向き合う」勇気をくれました。 ありがとう三体。あともう少しだけど大切に読みます。 | ||||
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三体Ⅰは世界観を把握するのに時間かかる。三体Ⅱ黒暗森林は展開が面白い。三体Ⅲ死神永生はSF的展開がスケール大きく描かれ、想像力が必要。ハードSFとしては三体Ⅲが読み応えがあった。長編だが三部作全体としても十分面白かった。中華SFの底力を見せてもらいました。 | ||||
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暗黒森林を読み終えた感想は「至上最高傑作SF」であり、その思いは今も変わらない。 ここまで読み進めてきた人なら誰しも、この作品の中だるみに似た伏線の羅列に苦しみ、そしてその苦痛を補って余りある、どころか10倍速で跳ね飛ばす歓喜に包まれるあの快感を体験したはずだ。 しかし、この巻は読むのが苦痛だった。 一つは、伏線が伏線としてうまく機能していない、という技術的な不足が散見された。 「騙し」の後の返しも前巻までのようなキレがなく、「騙そう、騙そう」という著者の意識が先に立ち、やや無理がすぎる印象だ。 例えば、「暗黒森林理論を人類は懐疑的に捉え始めた」というくだりからの三体星系の破壊のシーンなど、その無理な展開に作者の思惑が完全に読めてしまって(コレまでの経緯で、どうやったら懐疑論が支配的になるというのか?全く説得力がない)展開も文字も滑りまくって全く頭に入ってこない。 否、頭ではなく、心に響かない。 情景描写は執拗に克明だが、ただ無用に文字を重ねているだけで、これがあの、一語一句無駄がなく全ての文字が光り輝いていた傑作「暗黒森林」を書いた著者と同一人物の作品なのか?と疑いすら抱いた。 訳者の問題なのかもしれないが、冗長な文体でただただ苦痛。 しかし、何よりも本巻を凡作以下たらしめているのは序盤から怒涛のように展開されるご都合主義だ。 幾ら何でも偶然が過ぎるような要素が多すぎ、4次元空間に「偶然」たどり着いて三体人の計画を挫くくだりは、もう少しまともにできなかったのか。 せめて、せっかくオープニングであれだけ長いページを使ったビザンチン帝国の前振りとリンクぐらいはできるだろうに。 女性が主人公で敵も女性型、ということもあるのか、キャラの内面描写も不自然だ。 背景の文化的な差異、あるいは著者の女性観もあるのだろうが、 少なくとも、私は女性がこういう生き物ではないことぐらいは知っている。 この借りてきた人形のような物体を狂言回しにした構成そのものが凶となっているように思う。 もちろん、この文章も展開も、下巻につながるのだろう。 下巻を読めばおそらく、評価は変わるのだと思うし、そう信じている。 しかし、少なくともこの単巻で見る限り、ただただ退屈で都合の良いラノベ同然の駄本だ。 | ||||
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このシリーズは文句なく最高SFの一つです。全て購入するとそれなりの額ですがそれだけの価値はあります。 作品全体については他の方のレビューで語り尽くされているので私からは一つだけ。 この作品に登場する「智子」には、我々日本人に対して中国人が持つイメージが反映されている気がしました。優雅に茶を点てる一方で迷彩服を着て日本刀で人を斬る…。 ちなみにこの智子、意外なことに最終盤にも登場しますよ。 | ||||
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上下巻合わせて875頁、読破したー。 こんなにまで壮大な物語にふくらまされるとは… もうこれは三部作全5巻読んでとしか言えない。 訳者後書きで現在上映中の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」との類似性に言及してるのは、タイムリーかつそちらも観ているだけになんだか嬉しかった笑 揚げ足取りではないが、1か所だけ誤植発見。 下巻386頁「おさままった」 あーこれでやっとネタバレ恐れずにレビュー記事読める。 | ||||
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読み終わっての一言としてはもう、これはイーガン「ディアスポラ」以来の一冊といってよいかと思います。素晴らしい読書体験でした。 ただ一つ疑問に思うのが、重力波で三体惑星の座標がブロードキャストされた途端、仕返しに地球の座標を発信することもなく、三体戦艦群が地球侵略をアッサリやめてしまう所。そもそも三体惑星は気候が厳しいから地球に移住しようとしたはずで、母星に未練はないはず。自分たちが住み着いたら空間曲率ドライブで太陽系を隠してしまえばよかったのでは....。 | ||||
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上下巻通しての感想です。 ※以下ネタバレあり 三体シリーズの最終巻。 Ⅱが大団円で終わったので、この後どう続けるんだろうと思っていたら、やっぱり宇宙は甘くなかった。 時代を飛び越えながら状況は次々変化し、絶望から更なる絶望へ。 クライマックスの次元攻撃は、よくもまあこんなことを思い付くものだと感心しつつ、太陽系が二次元に折り畳まれていくのを震えながらなすすべもなく見守るしかなかった。 スケールの大きさに少々酔ってしまったくらい、圧巻の描写。 SFのアイデアがこれでもかと詰め込まれているが、Ⅰ・Ⅱと同じく私のような理系はさっぱりの人間でも何となくの理解でぐいぐい読めた。 欲を言うなら三体人のビジュアルや生態についてもっと知りたかったので、地球人とのリアルな対面がなかったのは残念。 著者は元々書くつもりなかったんだろうな。 このように大変楽しませていただいたのは確かだが、どうしても引っかかる箇所がいくつかある。 個人の感想ということで駄文を書き連ねることをお許し願いたい。 ①ジェンダー観が古い Ⅰ・Ⅱを読んで男性キャラクターは個性的で魅力あるのに、女性キャラクターはいまいちだなあ、と思っていたのでⅢの主人公が女性と知って結構期待して読み始めたが… 程心は葉文潔と荘顔を足して2で割ったような「感情論で決断する聖女」だった。 引き出し少なすぎやしませんか。 執剣者に立候補する理由が「母性本能」って…その言葉久しぶりに聞いた気がする。外見が女性化すると思考も軟弱になるって短絡的すぎないか。 程心が「愛のために」下した二つの決断によって、地球人は滅亡する。 程心が女性として設定されたのはこのため? つまり、著者的には愛ゆえに誤った選択をする主人公は女性でなければならなかったのでは? 著者は、性別の設定は深く考えておらず、程心が男性だったとしても展開は変わらなかったとインタビューで答えているが、とてもそうは思えない。 性別の設定が無意識だったとしても、もし程心が男性だったらこうはならなかったのでは。 著者は程心のような男性もウェイドのような女性も書けない気がする。 ②恋愛描写に共感できない 雲天明と程心の関係が物語の一つの軸になっているが、序盤で程心に星を送る雲天明、死後に真実を知って彼が忘れられなくなる程心。 この恋愛エピソード、残念ながら共感できず。 言い方は悪いけど、安っぽいメロドラマ。 正直どういう顔をして読んだらいいかわからなかった。 二人の行く末にあまり興味が持てず読み進めていったが、結局二人は結ばれず。 それは別にいいけど、どうしても男女でカップルにならなきゃだめなのかね。 最後のオチとして何だかな… 上記二点がどうしても引っかかった。 この「洗練されていない」感じが逆に魅力なのかもしれないが、私はジェンダーからの解放がSFのよさの一つだと思っていて、そのような作品を好むので… 最後に。 雲天明のおとぎ話、深水王子のネタ既視感あるな…あ、これジム・ボタン!と思い出した。懐かしい。 小ネタではあるが、もしかしたら参考にしたのかもしれない。 | ||||
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遂に四次元世界にまで連れて行ってくれました。劉さんの豊潤なイメージ力と確かな筆力には脱帽です。 | ||||
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あっという間に読んでしまった。とはいっても1日1時間程度しか読んでいないが、ぐいぐいと進んでしまった。光速展開だ(笑) 上巻も含めて物語の展開が早いのがその要因であるが、理屈を考えながら読む方には頭が痛い展開だろう。 しかし、2019年夏に出版された「三体」から「暗黒森林」上下、そして「死神永生」上下の全5冊だが、今全巻読み終わってしまうと、疲れたというよりは三体ロスのような感覚に陥ってしまった。長い道のりだった。 この後はクールダウンで別の分野の小説を読んで、それからペーパーバックのDeath's Endに立ち向かう予定。 因みにこのDeath's Endは1年半前に購入していたが、英語力に自信がないので日本語版を読んでからと取っておいたのだ。 | ||||
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時間と空間、そして次元までもを越える、まさに「マジカル・センスオブワンダ(フル)・ツアー」(古典的に言えば「地獄巡り」?)!今作だけでも5、6冊分の中・長編級SF的アイデアが惜しげもなく投入され、「予想を裏切られる」以前に「予想が出来ない」展開の連続です。後から考えると「あれ?」と思う所や、舞台(時代?)転換のためストーリーの流れに困惑する事もありはしましたが、「グイグイ」読ませる熱量で衝撃の結末まで一直線です。読後に「あぁ、面白かった!」、久々にこう思えました。しばらくツマラナイSFは読みたくない!「ちゃんとした」料理を食べた後で、「ファストフード」や「ジャンクフード」はいらないなぁ、という感じです(笑)。 スケールと言いアイデアと言い、間違いなく2000年以降のSF史上、「金字塔」と呼んで良い作品でしょう。同時に「いかに大衆が愚かで無責任か」ということが、IからIIIまで貫かれた重要なテーマであったとも思います。熱狂的に支持したはずの人物や出来事を、正に手のひらを返したように非難・攻撃する人々が繰り返し描かれ、敵である三体人よりも主人公たちを翻弄します。最終的にはIの主人公 葉文潔の絶望と決断が正しかったのかとさえ考えてしまいました。SF小説ファンを自認する人には是非一読して頂き、賛否両論、あれやこれやと議論して欲しいです。 | ||||
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上下巻の感想です。 前半は楽観と悲観のジェットコースター、後半は広げまくった風呂敷をどうやってたたむのか違う意味でもハラハラ。 今作は三体人の侵略が小さな問題と思えるようなスケールでストーリーが展開され、作者のイマジネーションに圧倒されます。 地球人の住む宇宙は三体人侵略開始よりも前に、既に攻撃を受けていた?? 主人公の程心は前作の羅輯/大史コンビに比べると線が細いのは否めないです。また、雲天明の方がキャラクターとしては魅力的でした。ただ、彼を主人公にしてしまうと、程心との関係が羅輯と荘顔の二番煎じになってしまうので、致し方なしですかね。 程心のバディ、艾AAは暗くなりがちなストーリーに明るさをプラスしてくれて、なかなかいいキャラクターだと思いました。 程心の決断に批判的な意見が多いようですが、もし合理的な決断をしたら感情移入できないだろうし、そもそも物語がそこで終わってしまいます。 前作に引き続き、VRゲームのような小道具も効いてます。今回はなんとおとぎ話! それから、まさかの智子擬人化(笑)。和服姿だったり、迷彩服に日本刀を背負ったりとこちらも楽しめました。 時間的にも空間的にも前作のスケールを大きく超えて来て、SFならではの読書体験ができました。とにかく楽しかったです。 [以下ネタバレあり] 物語の最後に「時の外の過去」は程心が書いたものだとわかります。 本書はそれの抜粋という体をとっています。ということは、それを後の世代の人が読んでいるということになります。 この物語の後、おそらく宇宙は本来の姿である多次元宇宙に新生したのだと思うと、なんとも言えない清々しさを感じました。 | ||||
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私は天体観測が趣味であるが、三体シリーズは本物の「空想科学小説」であると思う。 2019年に出版された「三体」は、血なまぐさい中国の文化大革命から物語が始まり、それがどう天文学の「三体問題」とつながるのか分からないまま読み進めたが、知らぬ間に物語に魅了されていった。読み終わった後で評判だった英語版もペーパーバックで読んでみた(読了までかなりの時間を要した)。なお、文化大革命がなかったことにしようとしている中国共産党に劉慈欣氏が捕まらなかったのが不思議。SFの話しだったからか。 続編の「暗黒森林」は、三体世界との遭遇(攻防)の話しで、これも日本語版を読んだ後にペーパーバックで読み直した(こちらも時間はかかったが少し早く読むことができるようになった)。 本書「死神永生」は、その続編だが、今までと違って話のテンポが速く、あっという間にというのは多少大げさとは思うが、一日1時間(休憩時間)で読んで6日で読み終えた。連続して読んだらもっと早かったかもしれない。今は下巻を同じペースで読み始めて2日目だがおおよそ3分の1。もうだいぶ前にペーパーバックは購入済みで、下巻の読了を待っている。 シリーズとしては読了していないが、劉慈欣という「三体」シリーズのような発想ができる科学的知識とそれを物語として書く力を両立させることができる人間が、文化大革命を起こした共産党の「中国」にいたのかと驚くばかり。映画「メッセージ」にも触発されたが、テッド・チャン氏の「貴方の人生の物語」は読んだが、「三体」の英語訳を行ったケン・リュウ氏の作品や、本書の作者である劉慈欣氏の他の作品もいずれ読んでみたい。 そういえば最近の中国は有人宇宙ステーションを打ち上げたり、火星に探査車を送ったり、宇宙でも勢いがすごい(汗)。頑張れニッポン! あ、レビューを書くのもよいが「死神永生」下巻を早く読み終えねば! | ||||
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