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ほねがらみ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ほねがらみ
ほねがらみ (幻冬舎文庫 ろ 1-1)

ほねがらみの評価: 3.70/5点 レビュー 64件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.70pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 61~64 4/4ページ
No.4:
(5pt)

拡散する恐怖

ネットで最初に読み、これはすごい!読むのがやめられない!と思ったのが最初でした。最初のバージョンも大変良かったのですが、書籍化するにあたり大幅に加筆修正されて、恐怖感がよりクリアになっています。バラバラのエピソードが収束していくさまは大変読み応えがあり、読後は恐怖と謎の高揚感に包まれました。
また、製本するにあたって色々な工夫が施されており、紙の本で読むと一層良いです。くれぐれも電車などで読まないように。面白すぎて乗り越し、気がついたら異世界に連れて行かれそうなので
ほねがらみAmazon書評・レビュー:ほねがらみより
4344037413
No.3:
(5pt)

繋がり、そして侵食する物語

「恐怖」だけを求めるなら単純に実話風怪談を読めば良い。一昔前なら新耳袋、ネットなら洒落怖、最近なら禍話だろうか。(ホラーが好きなので勿論、実話風怪談も好きなのだが)

一方で、「ホラー小説」となると、恐怖とストーリーの面白さの配分が極めて難しくなる。
面白いストーリーのホラー小説になるとややもすれば物語を楽しむ傍観者となり、どこか「物語」として突き放してしまう。

その点、この「ほねがらみ」は語り口の妙があり、実際に起こった怪談を読まされて追体験しているような真に迫った恐怖がある。その一方で作者の確固たる知識やホラー教養に基づいた骨太な物語が各エピソードを繋げていくため、伏線が回収され思いもよらぬ「真実」が立ち上がるストーリーテリングの醍醐味も味わえる。

そしてこのルポルタージュ形式による物語は読者を安全な立場の傍観者に居させることを許してくれない。

ぜひほねがらみを読んで自分が今いる世界がぐらつくような不穏な感覚を味わって欲しい。
ほねがらみAmazon書評・レビュー:ほねがらみより
4344037413
No.2:
(5pt)

話題になったのも分かる

SNS上で話題になり、一度読んだきりでもう一度読もうと思っていた。
が、カクヨムで読めずに居たのだけれど、書籍化していたんですね。
カクヨムでの投稿時より読み易さと、怖い部分のギャップのメリハリが効いていて章を進む毎に明確に真相に近づき、深層からの手に絡めとられて行く。
スタンダードなホラー映画のように迷宮構造が開示されて行き、その頃には読者も沼の中に落とされている。
大変面白かったです。皆さんも読みましょうねぇ。
ほねがらみAmazon書評・レビュー:ほねがらみより
4344037413
No.1:
(5pt)

様々な物語が一つに収束していく良質なホラー

SNSで話題になった長編ホラーが、大幅に改稿・加筆して書籍化された作品です。
一見どこにでもあるありきたりな話や、匿名掲示板でも有名な怖い話から始まり、現実と物語の差がわからなくなっていく「私」の記した物語という形態なのです。どこまでが実在の怪談からの引用なのかわからなくなるほど巧みな話の展開と、不気味な描写、そして数々の物語や推測が一つに絡み合っていく素晴らしい作品でした。
ほねがらみAmazon書評・レビュー:ほねがらみより
4344037413

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