ベトベト・メモリー

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長編
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あらすじ

2025年07月16日 ベトベト・メモリー

あの「父殺し」を犯したのは、君なのか僕なのか? 完璧美少年ケイと努力優等生シンのトラウマ劇は奈落に墜ちてゆく。崖っぷちの絶望と嫉妬に縛られた、愛と幻想のブラザーフッド! 「ななな、なんなんだー、こ、こ、これは」とんでもない妄想と現実がかくも複雑怪奇に絡み合った物語に、読み手は囚われ驚愕する。-東雅夫(文芸評論家)「天国に行っても私とお母様を見守ってください」今日も幻聴にうなされるーー耳元で囁くのは17才のケイの声だ。十代の頃の懐かしくて香しき、そして忌まわしき記憶が、うらぶれた高校教師・真一郎の意識を支配する。殺しの記憶から怪しい宗教、非合法治療まで、マージナルな想像力で繰り広げられる世にも不思議な脳内アドベンチャー。奇才・芦花公園が鋳造する幻想とリアリティのアマルガム(合金)に、読者は金縛りにされるであろう。(「BOOK」データベースより)

評判

ベトベト・メモリーの評価:

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ベトベト・メモリーの総合評価:

8.00/10点 レビュー 3件。

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3
(5pt)

頭が揺さぶられる。

お話が予想外の展開で非常に面白かったです。
ただ、物語に明確な解決を求める方には少し合わないかもしれません。
この人、本格ミステリ以外のジャンルなら、どのようなものでも書けるのではないでしょうか。
ベトベト・メモリー Amazon書評・レビュー: ベトベト・メモリーより
4065395208
No.2
(3pt)

ドグラ・マグラのようなもの

解釈次第で様々な物語になるドグラ・マグラ的なお話でした。
ですが、オチのインパクトがすこし弱めだったのでなんともモヤモヤした印象。
新境地を開拓しているのかもしれないが、個人的にはほねがらみのような伝承ホラーへ回帰してほしいなーとおもう。
ベトベト・メモリー Amazon書評・レビュー: ベトベト・メモリーより
4065395208
No.1
(4pt)

また難解な話を書いたものだ

救いがあるのか無いのか、何が事実で事実ではなかったのか、が分かりづらい内容になっておりどこまでがオカルトでどこからが脳内の話なのかも難しい内容です。
でも読後のなんとも言えない感覚はタイトル通りベトベトした感情を残します。
作者のファンであれば読んで損はないでしょう。

【一応ネタバレ注意】

_____________________________________________________
本作は主人公が過去に負った事件を精神治療を通じて克服する話に、オカルト的な要素と脳内での出来事を主人公の視点ともう一人の視点から描いていく内容です。
現実で起きたこと、主人公の認知で捉えているもの、その認知上でしか起きていないと思われるもの、もしかしたら起きていたかもしれないことがシャッフルされて描かれます。

最後の部分で主人公が渓と喧嘩別れせずに済んだ世界が、果たしてリャナンシーが作り上げた脳内での治療プロセスによるものなのか、あるいは宗教団体の儀式が成功した結果本当にあたらしい世界へと到達したのかは個人的には判別できず、そこがまた後引く味わいだなと感じました。
実際のPTSDの治療でも原因となった出来事を想像の中で何度も解決させることで治療を行うというものはあるみたいですね。
同窓会後に渓を見つけて家に招かれ嫁さんとの痴態を見せつけられながら罵倒されるシーンは明らかに主人この心の内を読み切ってるように見えるところからも、そもそも同窓会のシーン含め主人公の語り大部分は主人公の内面世界の出来事と考えるのが適切なのかなと感じます。
(もう一人の語り部の視点からの話を見るに、主人公とは高校卒業後交流が現実世界では全く無さそうですし)
ベトベト・メモリー Amazon書評・レビュー: ベトベト・メモリーより
4065395208

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