ベトベト・メモリー
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
ベトベト・メモリーの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
救いがあるのか無いのか、何が事実で事実ではなかったのか、が分かりづらい内容になっておりどこまでがオカルトでどこからが脳内の話なのかも難しい内容です。 でも読後のなんとも言えない感覚はタイトル通りベトベトした感情を残します。 作者のファンであれば読んで損はないでしょう。 【一応ネタバレ注意】 _____________________________________________________ 本作は主人公が過去に負った事件を精神治療を通じて克服する話に、オカルト的な要素と脳内での出来事を主人公の視点ともう一人の視点から描いていく内容です。 現実で起きたこと、主人公の認知で捉えているもの、その認知上でしか起きていないと思われるもの、もしかしたら起きていたかもしれないことがシャッフルされて描かれます。 最後の部分で主人公が渓と喧嘩別れせずに済んだ世界が、果たしてリャナンシーが作り上げた脳内での治療プロセスによるものなのか、あるいは宗教団体の儀式が成功した結果本当にあたらしい世界へと到達したのかは個人的には判別できず、そこがまた後引く味わいだなと感じました。 実際のPTSDの治療でも原因となった出来事を想像の中で何度も解決させることで治療を行うというものはあるみたいですね。 同窓会後に渓を見つけて家に招かれ嫁さんとの痴態を見せつけられながら罵倒されるシーンは明らかに主人この心の内を読み切ってるように見えるところからも、そもそも同窓会のシーン含め主人公の語り大部分は主人公の内面世界の出来事と考えるのが適切なのかなと感じます。 (もう一人の語り部の視点からの話を見るに、主人公とは高校卒業後交流が現実世界では全く無さそうですし) | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 1件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|