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兇人邸の殺人
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兇人邸の殺人の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 21~40 2/5ページ
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| クローズドサクール好きにはたまらない一冊 | ||||
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| 新感覚のミステリー小説。このシリーズは人地を超えたクローズドサークルが出現するのが特徴なのだが、今回はそうきたか!と言う感じ。おそらく前回が人狼ゲーム的な感じで、今回は脱出ゲーム的な感じか。 パニックホラーが苦手なので序盤から虫けらのように人が殺される場面で読むのをやめかけたが、そこで諦めずに読み進めていくとこの作品の面白さがだんだん分かってきて、一晩かけて夢中で読んでしまった。 個人的に、2作目がつまらなかったので3作目を読むのも迷っていたのだが、諦めなくて良かった。 迷っている人はぜひ読んで欲しい。 今回は、前回の2作品と比べて犯人の犯罪に至る心情を丁寧に書いてくれてあるので、感情移入ができた。また前作でなんとなく出しました感の強かった薄っぺらい登場人物たちの描写も、今回はしっかりと書かれているので、ああ、この人死なないで欲しいなとか、助かって欲しいなとか思える。そうなってくると結末が早く知りたくなって、読むスピードもあがる。 また途中、この異常な状況下で登場人物たちがパニックになったり、独りよがりの行動をとったりするところもよりリアルなクローズドサークルっぽく、緊張感が出て素晴らしい。前作はそれが無く、あまりにも淡々と物語が進みすぎていた感があった。作者も慣れてきたのか、だんだんと描写が上手くなっている印象。 比留子が特殊な状況で孤立してしまうので、葉村と比留子のコメディ的なやりとりが少なくなったのも良い。2作目の時はそれで緊張感が台無しだった。 巨人が月の満ち欠けによって情緒が変わると聞いて、もしや巨人の正体って○性ではと途中で思ったのだが、まさにそうだった。作中で言及されず、違う理由だったが(性差別的な問題か)人間の時の習慣だったり、記憶だったりがまばらに残っているらしいので、ありうる話だと思った。そうやって散りばめられている伏線で、推理するのも楽しかった。 ラスト、まさかのあの人物が出てきたので、次の作品が楽しみ!!斑目機関との対決やいかに。 | ||||
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| 物語としては面白いんですが、ミステリーとしてもパニックホラーとしても中途半端だなぁという印象です。 単純にミステリーとして見ると、そもそも館の間取りが複雑で頭に入ってこず、そもそもこのトリックは推理できるのか?と読み終えて考えました(少なくとも読書中、私は全く考えつきませんでした) パニックホラーとして読んでも、脅威の表現や登場人物たちの焦燥などもあまり感じ取れませんでした。 1作目はミステリにゾンビという異物をうまく溶け込ませて、黒幕の機関の存在を強く印象に残し、2作目も予知という特殊能力を犯人の動機に絡めつつ、さらに機関の深掘りに成功していたと思うだけに、今作は何もかもが中途半端に思えました。 このシリーズの探偵と助手の関係は好きなので続編が出たら購入したいですが、機関との関係がどこかで落ち着いたら、特殊能力が出てこない純粋ミステリーを読んでみたいなぁと思います。 | ||||
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| 剣崎と葉村が面倒くさい 「そいうのもういいから!」と思うシーンが何度もありました 特に剣崎の「あーし推理余裕だけどー!言いたくないしー」みたいな、妙な出し惜しみスタイルが鼻につきました 犯人が殺人を犯す動機に合理性がなく、 アレを読者が推理するのは無理がありフェアじゃないと感じました あとは屋敷の見取り図は図が悪いです。 本館と別館がくっついて描かれているので、理解するのに苦労しました。 シリーズ通して言える事ですが、ミステリ小説としてはイマイチ 単純に物語として面白いシリーズだと思います。 | ||||
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| 本格ミステリーでありながら、ホラーサスペンス要素が、入るという新感覚ミステリーも今回で三作目。 安定の面白さでした。 | ||||
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| 今回も例によってクローズドサークル。しかし今回違うのは、自らの意思でそうせざるを得ないクローズドサークル。屍人荘であった圧倒的な恐怖を今度は屋内、キャラクター達と同じ場所へ持ってくる事でホラーとスリルが倍増。さながらバイオハザードのような設定に。建物の間取りが複雑で何度も見取り図と照らし合わせながら、そして自分の場合プラスして睡魔と戦いながら読む事になりますが、それでも読みごたえありました。ミスリードにもしっかり引っ掛かり、「生き残り」が誰かも最後まで確信が持てず、「巨人」の正体に愕然。そして「巨人」と「生き残り」のあまりにも報われなかった純粋な思いとその結果に愕然。 ー犯人は探偵の敵なのか?ー 真相が明らかになるにつれその言葉が剣崎と葉村それぞれに深い意味を持ってくる。自分の運命を呪いながらも生き抜くために事件を解決しようとする少女と、彼女の側で劣等感、無力感に苛まれながら彼女に協力する少年二人に投げ掛けられた、決して恨み言ではない犯人からの言葉。彼らの思いを託されてこれからもそれぞれのホームズとワトソンとして生きていけるのだろうか…? そして二人以外の人間がどうなったのか知る事もなく(次回作で少しは触れられるのだろうか?)、それこそ息つく暇もなく新たな事件の予感…次回作を期待せずにいられない。でもこれで10作とかずっと引っ張られるのは勘弁願いたい(笑)。 | ||||
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| オリジナリティ溢れる作品で前作よりは良かった。この路線でいくのかな? | ||||
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| 左右トレーニングと脳トレになるなぁというくらい脳内で情景をシミュレーションしながら読み進めていけて楽しいです。二転三転、どんでん返しは毎度の事なので深く考えずに「おっ!」と楽しんでます。猫の目のとこだけはすぐ分かりました!今回の作品が一番面白く感じました。一作目に比べてヒルコさんの萌え属性が薄まった所が良かった。洒落怖の先輩シリーズとか好きな人はドハマリしそう。 | ||||
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| 1巻目のゾンビのはちゃんとどんな話かわかったし主人公が事件に関わる動機や犯人の動機もありえないながらも理解できたけど、2巻目以降誰が何してるのか入ってこなくて読み飛ばしてしまう 理解できなかったけど面倒くさくて読み直す気になれない 本の装丁は相変わらず素晴らしいです | ||||
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| 内容はまあまあ。この作者のいつも通りという感じ。 しかしいつも思うことだが、圏点が多すぎる。 文章に自信がないのか、強調するための圏点あるいは傍点が多すぎてかえって読みにくくなっている。 わざわざ強調する必要があるのか、あったとしてもそこまで多く付ける必要があるのか疑問。 文章に自信がなくて、ここ、大事なところですよ!とずっと主張しているかのよう。 残念すぎる。 | ||||
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| 「バイオハザード」との類似を指摘する声が多いが、本作の通奏低音は「わたしを離さないで」だろう。ミステリーという枠組みでこの骨太のテーマを盛り込んだ手腕と意欲に感嘆した。 | ||||
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| あり得ないクローズドサークルですが、このシリーズはクローズドサークルでの展開だと思ってますので、特に疑問はありません。次はどんな突飛なクローズドサークルを持って来るのかも楽しみです。 また、犯人と怪物が誰かも多分予想できます。一応ミスリードもありますが、騙されないかも…。 でも、ミステリーとしてよりはパニック小説としてはめちゃくちゃ面白かったです。 | ||||
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| 3作目の本書は前作同様に先のよめないミステリーに満ちていた。 サスペンスでもありミステリー、他にも楽しめるシリーズであるので4作目が出るのが待ち遠しい。 | ||||
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| シリーズ3作目であり、同一主人公ではあるが、過去作を読んでいなくてもわかるようにはなっている。 毎回、異質の”絶海の孤島”状態下での殺人事件と探偵コンビの事件解決を描く意味では本格物だが、今回も設定は1作目に負けない異常状況。 しかしそういう状況下であっても、繰り広げられる論理パズルは見事なまでに精緻に組み立てられていてアクロバット的なパズルを十分に堪能できる。 さらには過去作からの因縁、切ないドラマまで絡められていて筆者の才能はますます磨きがかかっている。 ただ今回は、そして最近の本格作家に時々見られるのだが”探偵論”に言及するものが多い。 しかし、そこで(筆者の)思いを展開したところで、既に本格というフレームの中で作品を構築している以上、冗長に感じる。 | ||||
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| 猿、頑張れ!!ジェイソンみたいな話でした。 | ||||
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| 「兇人邸」と呼ばれる廃墟テーマパーク内に設けられた屋敷内で巨人の襲撃をかわしつつ、殺人事件を解決する本格ミステリ。 ライトノベルめいたキャラクターと設定を用いながらも、端正かつ緻密なロジックが味わえるシリーズ三作目。異常なクローズドサークルを設定し、その異常がぎりぎり解決にも絡んでくる、その絶妙な塩梅がうまい。楽しんで読了できた。探偵と助手の関係のセットアップもできあがり、班目機関との対決も佳境に入りそうな気配がうかがえるので、次回も楽しみ。 | ||||
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| 2021年のミステリーベストテン。期待して読んだけど、結局は単なるゾンビホラー。謎解きはおまけみたいなもので、それだって結局はパズル。歳取るとダメだわ、こういうの。 | ||||
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| パニック小説に、ミステリ要素を強引にねじ込んだ、といった印象。 結局殺人は起きたけど、いま解決する必要がないだけに、事件を推理する意義がないのだ。 パニックとミステリ、ふたつの要素が、この物語ではあまりうまく混ざっていないように感じられた。 巨人は怖い。でもそれは最初に会ったときだけで、昼間は安全。夜も安全地帯があるのでとくに心配はない。まさしく出オチだ。 実際、その後、巨人には目立った活躍はない。描写すらないのだから。だから本当にあれは巨人だったのか、極端な話、肩車した男たちの変装だったのではないかと疑いたくなる。 もちろん巨人が人を襲う描写からその可能性はないのはわかっている。 しかし、あまりに最初の登場以降、なんの活躍も活動も目立った動きもない巨人を見ると、そんな疑いすら抱かせてくるのだ。 じゃあ巨人が活躍しないぶん、本文でなにが語られるかというと、その間に起きたべつの殺人犯の推理だ。 しかし、最初にも書いたとおり、この状況で推理を働かせる意味がないのだ。 登場人物たちに殺されるだけの動機があればいいのだが、とくに主人公が殺されるような危険性は皆無に等しい。これでは殺人犯を見つける必要すらなくなる。 出オチの巨人に、意味のないミステリ。 すごく中途半端な物語だと思った。 | ||||
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| 前作は処女作(屍人荘の殺人)と比べれば失速感がありましたが、今回はこれまでで一番面白かったです 首切り殺人鬼の生い立ち、猟奇性が詳細に描写されていて非常にリアルでドキドキしました また本格推理小説なので極めて議論が論理的で好みです ハウダニット(どうやって殺したのか?)を集中的に取り上げる推理小説がほぼ100%である中で、この作者の作品はホワイダニット(=なぜ殺したのか?)を重視しているという点でおそらく日本の推理小説史上ほとんど初では?と思うので画期的なアプローチだと思います ただ他の読者が指摘されていた「傭兵の装備が銃だけなのはおかしい」や「メンバーの状況や立場を考えて鉄格子も切断できないのはおかしい」といった指摘はその通りだなと納得しました またその気になれば抜け出せるクローズドサークルというのも絶望を実現する物語の舞台としては物足りないような気もします あと登場人物たち、戦場経験者はともかくとして一般人なのに大量の血や切断された人体にあまりにもていこうなさすぎでしょう・・ めちゃくちゃ淡々としています 刑事でも吐くんじゃないかと思われるような状況なのに、そんなにみんな淡々と遺体を観察していたのはちょっと不自然かなと思いました(この作者の作品はおしなべてその傾向がみられます) あと見取り図がわかりにくいという指摘もありましたが、私はそこまでではなかったです でも言われてみれば共通のスペースで仕切っているだけなのに「主区画と副区画」とか「本館と別館」と表現を変えているところは確かにわかりづらいかもしれません 私も見取り図を見返した回数は30回〜50回に上ると思います あと格子を昇降するパネルが無効化されていたことに気がつかず(なんでパネル使わないんだろう)とずっと首をひねっていました その理由は鍵がないとパネルが起動できないからなんですが、その説明が最初の方に1回あるだけなのでそれを忘れたり読み飛ばしているとそれ以降ずっと私のように違和感ありながら読み続けることになりますので、このような作品全体の要所に関わる部分は、それを忘れた読者のためにフォローがあればありがたかったです あと他の方も言われてましたが最後の描写がさらっとしすぎかなと思いました(前作もそんな感じでした 本格推理小説だから?) 安全圏に引きこもった人たちの様子も描かれなかったし、脱出メンバーの様子も剣崎と葉村以外描写が全くありません 確執も多かったですが死闘を乗り越えた仲間同士なので何かしらのエピソードがほしかったです ただそれらを踏まえても斬新な設定と緻密な論理展開で文句なしに最高評価の作品でした ちなみにあらすじ?に書かれている通り首切り殺人鬼が出てきており、その関係もありいわゆるグロ描写がかなり多いのでまだ読まれていない方はその点ご注意ください 以下ちょっとネタバレを含みますが 最後らへんの成島の暴走はさすがに意味がわかりませんでした いくら焦っててもあんなことしないだろうと | ||||
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| 面白いです。ただ舞台となる建物の構造が複雑すぎて、途中のどこそこがどうだからどう。 という説明が全然わかりません。一応見取り図は冒頭に用意されていますが、全くわかりません。 もうちょっと単純な建物でもトリックは成立すると思います。 また、建物の改築を担当する人物がいながら、たかた鉄格子を切断できないのはおかしい。 それくらいの道具がなくて、どうして建物の改築ができるのか。 | ||||
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