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漂流
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漂流の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全225件 121~140 7/12ページ
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長平一人だけでは生還できなかっただろう。仲間と助け合ったから戻ることができたのだ。各々が背中を向け合う状況もあり得たのに、そうならなかったのは各船(土佐、大坂、薩摩)の船頭の人望に依るところが大きいと感じた。 しかし、青ヶ島のくだりは船を同じ漂流者に奪われないかハラハラした。 そして、読んでしばらくは鶏肉を食べれなかった。 | ||||
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いわば普通の生活をしている人間が、とんでもない状況下に置かれてしまうわけだけど、 そこで生き抜くことを強いられる。時に絶望するが、しかしなんとか生きようと希望を持ち 凄絶な努力をする。 人間の強さと弱さを見せつけられる。 すごい作品だ。しかもアホウドリの生態についてもしっかりと精査されている。 超一流の名作!! | ||||
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20年以上前に人に薦められて読んでいて何故か最近急に思い出して再読しました。よほど印象的だったのだと思います。結果やっぱり面白い。読みやすい文でグイグイ入っていけます。主人公の心情もよく表現してあると思います。今後ジャンル抜きにこれを超えるものに果たして出合えるのだろうか? | ||||
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絶望とはさらに襲ってくるからこそ絶望なのだ。ありえない孤独を生き抜いた物語が実話であったことで再び強烈な感動にひたりました。 | ||||
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淡々とした描写がとてもリアル。 極限の状態での人間の知恵と忍耐力、生きる力の底力を感じ取れる作品だった。 無事島を脱出、故郷に帰れた彼らは果たして本当に幸せだったのだろうか・・・ | ||||
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沖の鳥島ですが、 こんな何もないところに漂流してしまったらと思うと・・。 食料も水も、脱出する方法も資材も何も無い島で どのように生き延びて、脱出するのかが書かれています。 引き込まれました! | ||||
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うーん、、、、、取っ掛かりの部分の、日本で実際にあった過去の漂流事件に関する記述や、 サバイバルに関する記述に既知な物が多く、知識欲を満たしてくれるものではなかった。 又、内容や人物の心情描写が、さいとうたかおの漫画「サバイバル」に似ていたので、それも気になった。 島生活の描写は正直「サバイバル」のほうが面白いと思う。 (この小説が書かれる10年以上前の漫画なのに、、、?) 最近では、ウィキペディアに様々な事件の詳細な情報が載っているので、 そういう本当におきた事件の詳細の方が面白いと思ってしまったが、しかし、 日本の200年前くらいの海運事情や、最後の数ページに記載されている、取調べの様子については非常の面白い。 | ||||
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さまざまな知恵と工夫で生きながらえていく様子が描かれ、厳しい無人島の生活偲ばれました。 | ||||
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この作者の作品の内容や結末は派手ではないが、人間の知恵や、過酷さが伝わってくる。 | ||||
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冒険好きな人にはたまらない一冊。 しかも実話であることに驚愕します。 話が淡々と語られるので余計にリアリティーが増し 自分が島にいてサバイバルしているかのようでドキドキします。 読後はなぜか人間って良いもんだなー、と美しい余韻が残ります。 まさに名著。今までしらなっかたのが悔やまれます。 もっともっと売れても良い本だと思います。 しかし文庫は字が小さくて読みづらい。 老眼の方はご注意を。 | ||||
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この名作を読んで感動し、興味を持った向きには、その後の鳥島の歴史についても 知ってほしい。 島の斜面を覆いつくすほど、無数に繁栄していたアホウドリたちは、明治以降、 八丈島出身の実業家の手により、輸出用の羽毛布団の原料となるべく、 大量に撲殺され、その数が激減、一時は絶滅の運命をたどる。 物語の中にあるように、漂流者長平たちは日々、食べるためにアホウドリを殺すが、 一羽殺すごとに念仏をとなえて、神仏の許しを願う。 鳥たちは命をつなぎとめてくれる尊いものだと考え、神事の際には、肉食も断って 祈る。 鳥の帰来に季節を感じる。 やがて明治維新後の富国強兵の名の下、生き物の殺生を忌む日本人の 精神も崩壊しかかっていくと思うと、読後により考え込まずにはいられない。 | ||||
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最初から最後までのめり込んで一気に1日で読み終えました。ギフトで2名にプレゼントしました。喜ばれました。もっと、この作者の作品を読んでみます。問題に直面して、打開してゆく過程、孤独になりながらも人間の尊厳を失わず、信仰心が固まっていく主人公、人生に活きる多くの原則が書かれてあると思います。 | ||||
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吉村昭さんの本はこれがたしか5冊目。水も食料も何もない無人島に漂着して最終的に12年もかけて日本に帰りついた長平。ひたすら念仏を唱え無心に生き、流れ着く木材を拾い集めて五年がかりで船を作る、その「長い目」で人生を見て、生きる力に圧倒されました。 | ||||
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江戸時代の漂流民を描いた、史実をベースにした小説です。 この小説のすばらしさは他のレビュアーの方々が述べてられいるので、 私は「読後の楽しみ方」を紹介します。 この本に描かれていることは「実際にあったこと」です。 本を読み終えたら、島の名前や主人公の名前で検索してみてください。 Wikipediaでは島に関する詳しい情報が掲載されています。 また作品に出てくるいくつかの島には自治体が運営しているホームページがあり 現在の島の様子を見ることができます。 さらに主人公をはじめとする実在の登場人物についても、各所から ネットに豊富な情報が提供されています。 小説を読み終えたあとに、こうした情報に触れることで 私もこの作品を二度楽しむことができた気持ちです。 これから本作を読む方にもおすすめです。 くれぐれも小説を読み終える前に ネットの情報を見ないようにご注意を!(ぐっと我慢ですw) | ||||
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吉村さんの作品の中でもお気に入り。つらい時読み直して勇気をもらいます。おかげで中身を全部覚えてしまった。。。資料を集めるのだけでも大変なのに、壮絶な現場をリアルに描写し、淡々とした上品な語り口でじわじわと感動に結び付ける。現実は小説より奇なり、を地で行く人。尊敬。 | ||||
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無人島に漂流した男たちの物語。実際に起きた事であり、その帰還までの内容に驚愕しました。 他の多くの方がレビューしており、多くを語る必要はないでしょう。 著者の他の作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
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逆境にある人の気持ちの移ろいを気負うことなくそのままに表せる筆力はすばらしい。また、それを背後で支える事実情報は如何に多くの取材が行われたのかと感服した。 | ||||
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『羆嵐』同様、ずっしりきました。 ストーリーは他のレビュウアーの皆さんに譲りますが、これから読もうとされている方がおられましたら、本当にお勧めします。 ★が五個ではぜんぜん足りません。 | ||||
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18世紀末、土佐沖で遭難した和船の船乗り4人が流れ着いたのが「鳥島」。本書は、生き延びた長平(舵取り)が主人公という体裁ながら、1人残った長平らの後、難破して漂流し、2度にわたって島にたどり着いた延べ十数人の様子も描かれているので、群像劇風の孤島脱出記ともいえる。しかし、孤島に漂流して1人で奮闘を始めたというロビンソン・クルーソーの物語よりはるかに面白く、組織的なサバイバル・ストーリーとして迫真の記録文学に仕上がっている。 最も長く(12年間も)鳥島にいたのが長平で、アホウドリと貝や魚を食べて生き続け、鶏卵の10倍ほどはあるというアホウドリの卵の殻に雨水をため、アホウドリの羽根で蓑を編んで身にまとい、秋に飛び立つ渡り鳥のアホウドリ100羽の首に助けを求める木札をかけるなど、さまざまな模索の末に、ついにある計画の実現に乗り出す。 当時の知識階級にあたる武士はおしまいの方に少し顔を出すだけで、漂流した男たちは全員が船乗り。時折いさかいも起こるものの、故国に帰りたいという意志では共通する彼らが「計画」を発案し、実現に向けて夢中になって準備を進めていくさまは感動的で、江戸時代の日本の船乗り(平民)たちの知力・体力・行動力にはすごいものがあったのだな、と感銘を受けた。 吉村さんは古文書に残っていた役所の記録をベースにこの大きな物語をお書きになったようで、船乗りたちの行動ややり取りの再現はフィクション風にしか描けなかったのだろう、と思う。だが、行動ややり取りの再現は「恐らくこれに近いものがあったはず」と思わせるだけで記録としては十分とも思え、その意味で本書はノンフィクション系の記録文学として、文句なく成功している、と思う。 | ||||
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最初私が想像した「漂流」がテーマの内容は、まさにテレビ等で見る様な風景で密林と砂浜の広がった島でした。 しかし本書では火山島の為、ろくな木がなく、岸辺は全て荒磯。平坦な地はほとんど無いBカップぐらいの島? こんな島でどうやって生活出来るんだ?と思いました。 小学生の頃、学校の授業で「ジョン万次郎の冒険」?という劇を見に行きましたが、本作の漂流島にまさしく後にジョン万次郎が辿り着くそうで、すぐに外国船に拾ってもらったジョン万次郎の運の良さには驚きです。 | ||||
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