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漂流
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漂流の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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凄まじい。横面を張られたような衝撃が走る。これが事実に基づいた小説というのだから、もう一方の頬も張られる。うかうかと安逸に暮らしている身には想像するだに怖ろしい、壮絶な現実だ。 江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙を保つ絶海の火山島に漂着した。そこは江戸から約600キロ離れた伊豆諸島「鳥島」。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行く。果たして、土佐の船乗り長平は生き残ることができるのか…。 私たちの「当たり前」が通用しない、絶望の孤島。火も水もない。目にする生き物といえば、春に去り、秋に舞い戻るあほう鳥のみ。 自然と人間の闘いと書いてしまうのは簡単すぎる気がしています。自然は全く人間を容赦しない。その過酷さがびしびしと伝わってくるのは、著者の沈着な筆によることはもちろん、その背景にある膨大かつ綿密な取材の賜物だろうと思います。 この本は生易しくない。けれど、メロドラマやご都合主義の対極に位置するような、この、心を抉るような読後感は貴重だと思います。まさに著者渾身の長編 | ||||
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まず読み終わってノンフィクションだけどラストの落ちがありきたりでした。 最初は凄まじさがあったが、仲間が増えラストは船を作っておしまい。 これじゃあノンフィクションでも展開が読めてしまい どんでん返しもなく驚きや緊迫感すらなかった。 これが事実なのだからしょうがないが期待するほどではなかった。 | ||||
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ひとりぼっちで残されて苦しむあたりがピークかな。 p.165「すまぬ、すまぬ。おれの殺生を許してくれ」 あとは緩やかに下降していく(振り返ってみればだけど)。脱出を思い立ってからはあんまり読みどころはないな。 ただ、この小説で最初から最後まで貫かれている、弱い人間が御仏に縋ろうとするテーマがよくて最後まで読んだ。 ふだんは信じちゃいないのにね。 「人間」を描くか無人島でのサヴァイバル記録にするか、この話どっちつかずで中途半端なんだな。 音吉に手を貸して嫁さんをかついだ人間くさい長平はどこに行った? 新たな仲間たちと長平は会話はしているが、長平はずっと孤独だ。笑いあう描写もない。 ただの傍観者・成り行きを伝える人になってしまっている。 創作として振り切るのなら、仲良くなった誰かと2人か3人だけが生き残って還ってくればいい。 史実?みたいなものは自分のような読み手にとってはどうでもいいのだ。 長平は帰還し帰郷した後、誰と出会い何を語らったかーーーーもちろんこんなのぜんぶ想像だがーーーーそれを書かない限りそこまでがどれだけよくても零点なんだわ。 最後の「よろめくように歩き出した」が美しいので、p.419でバッサリ終わったほうがよかったと思う。 どうせほとんどが創作小説なんだから、それらしき後日談は蛇足でしょ。 | ||||
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うーん、、、、、取っ掛かりの部分の、日本で実際にあった過去の漂流事件に関する記述や、 サバイバルに関する記述に既知な物が多く、知識欲を満たしてくれるものではなかった。 又、内容や人物の心情描写が、さいとうたかおの漫画「サバイバル」に似ていたので、それも気になった。 島生活の描写は正直「サバイバル」のほうが面白いと思う。 (この小説が書かれる10年以上前の漫画なのに、、、?) 最近では、ウィキペディアに様々な事件の詳細な情報が載っているので、 そういう本当におきた事件の詳細の方が面白いと思ってしまったが、しかし、 日本の200年前くらいの海運事情や、最後の数ページに記載されている、取調べの様子については非常の面白い。 | ||||
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意外と単調で…リアルではあるけど Kindleの無料本の「無人島に生きた15人」?だったかなそっちのほうが面白かった 無料だし | ||||
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そこそこよかったです。 年月が経過するのが長い割に文章が短いので、長編として書かれていればもっと面白かったかな。 | ||||
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漂流:江戸時代に火山島である鳥島に漂流した若者の話。食物は貝貝と海草とアホウドリのみ。栄養が偏り4人いた仲間を死滅し、一人生き残ってしまう。途方にくれるが、3年後に同じように遭難した仲間と出会い、最終的には流木のみで船を作って自力で脱出する。壮絶な話であった。 | ||||
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