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漂流



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【この小説が収録されている参考書籍】
漂流 (新潮文庫)

漂流の評価: 4.76/5点 レビュー 225件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.76pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全225件 81~100 5/12ページ
No.145:
(5pt)

とても面白かった!

映画を見ているような臨場感。心の葛藤などが伝わってきます。もし自分が、こんな島に流されでもしたら、果たして生き残れるか疑問です。この作家の本は何冊×読みましたが、取材による裏付けがしっかりされているので、非常に信ぴょう性があり、面白くて・・どんどん先を読み急いでしまいます。
漂流 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:漂流 (新潮文庫)より
410111708X
No.144:
(5pt)

読みやすく、圧倒される

わくわくどきどきの冒険ものや漂流サバイバルものを期待して、
いかにも小説らしい展開に次ぐ展開を望んで読む人には所々退屈に感じるかもしれません。
しかしこれを読み終えて後悔するような人は少ないと思います。

淡々と語られる文体には常に緊張感があります。
島での過ぎゆく年月を表し、同じような描写が幾度も繰り返されますが、そこには飽きではなく、
作り物ではないリアルさがあり、彼らが感じた絶望の一端を読者も垣間見ることができます。
後半になると涙ぐんでしまうシーンが多々ありました。
読んでよかった小説、と何年経っても人におすすめできる作品だと思います。
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410111708X
No.143:
(5pt)

人間は希望を持って目的を追求する際には大きな力を 発揮することが出来る

ロビンソンクルーソーの日本人版である。ロビンソンクルーソーとの違いは実話を
基にしているという点だ。

 本作を読んでいて強く感じることが一つあった。それは日常生活をきちんと過ごす
ということの大事さという点である。

 「日常生活」という言葉の守備範囲はとても広い。ある人にとっては毎日の通勤であろうし、ある人にとっては本を書くことかもしれない。本作の主人公である長平にとっては
食料を確保し、水を貯えるということが日常生活であったことが本書では描かれる。

 やがて仲間を得た中で、彼らは「新しい日常生活」を創り上げる。それは造船という
大きな経営課題であった。

 船を造るという作業は島からの脱出手段の確保を目的としている。但し、その作業
を通じて、漂流民が精神的に救われていくことも描かれている。船という名前の「希望」
が彼らに生きがいを与える。人間は希望を持って目的を追求する際には大きな力を
発揮することが出来る。それがこの作品の大きな主題である。決して少なくはない
死者が描写される漂流譚でありながら、本作の持つ無類の「明るさ」は、そんな
主題から齎されている。悲劇であったとしても長調で奏されるからこその
読後感と言えるのだ。
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No.142:
(5pt)

諦めない心

読書好きを自認しているが、吉村昭さんの著作は最近まで「破獄」しか読んでなかったが、

ここ数ヶ月、戦記物を中心に10冊程度読んだ。隠れてはいるが知っておくべき史実を掘り起こし、

膨大な資料研究、緻密な取材、そして極力虚飾を排し淡々と伝わってくる文体に最大限の敬意を表する。

もっともっと読まれ、評価されるべき作家だと思う。

本作は今まで読んだ硬派な吉村作品の中では、少々毛色が違いエンターテイメント小説と言えるくらい

展開に惹きつけられた。

以前読んだ「無人島に生きる16人」でも感じたが、やはりリーダーの資質が大きく全体を左右する。

漂流者では最古参の長平は、年上で船乗りとしてのは経験豊富な儀三郎と英右衛門を最後まで立て、協力して

皆を生還へと導いた。三名がお互いをリスペクトし合い、全く絶望の状況でも秩序を乱さない。

生還の望みが絶えたかに思えた時「舟をつくろう」とつぶやいた長平、木材を見つけ、

厳寒の海に裸で飛び込んだ清蔵と三木助、黙々と舟を形にしていく八五郎。

長平が、事あるごとに神仏に祈りを捧げ、アホウドリを撲殺する際も念仏を唱えるのは、作者の思いだろうか。

何もない無人島での過酷な生活を読みながら、現実での日々の当たり前のことの有り難さに気付かされるし、

自分の弱さも痛感する。

人は、皆がいるから生きられる。感謝と、神仏への思いと、生きることへの強い意志は決して忘れてはいけない。

いい読書体験でした。
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No.141:
(5pt)

遭難

人生で出会いたくない災厄っていろいろあるかもしれないけれど、飢餓も貧困も病苦もまったくいやだけど、一番の恐怖は孤独と絶望なのでしょうか。「たった一人の生還 「たか号」漂流二十七日間の闘い」を読んだ後に読みました。その災厄に対峙した人たちの、特に生還した人たちの、精神力に神々しさを感じます。一方で安全の地にいると思っている自分自身の心に一発「喝」を入れられたような気がしました。
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No.140:
(5pt)

これは実話を元にした話なのかな?最高に楽しめた。

一気に読み通したくなる作品です。長平の生き抜こうとする意欲に脱帽です。
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No.139:
(5pt)

実話ゆえの迫力

長く、堂々巡りのように感じることもあったが、
ラストに近づくにつれ、わくわくと興奮が爆発する。
ワンピースを読んだ時のような涙が出る。
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No.138:
(4pt)

没入できます

無人島に漂流した江戸時代の船乗りの物語
読み進めるうちに、一人暮らしの自分の部屋が無人島のように感じられ、とてつもない孤独感を感じるほどでした。
読み終わった後は、人の存在に触れたくて、思わず無意味に駅前を散歩したほど。
ひさびさに圧倒される本と出会いました。おすすめです!
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No.137:
(5pt)

OK

OK
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No.136:
(4pt)

強い心で生を望んだからこそ生き延びられた。

草木も生えない、水もないという絶望的な状況で、それでも、決して諦めない不屈の精神力に圧倒される。
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No.135:
(5pt)

人間の生命力(というか,精神力)!

普通の人間ならば到底生還できない悪環境(水がなく,草木にも乏しい無人島)から10年以上の月日を経て生還した日本人の話。

読了後,主人公の圧倒的な精神力にしばらく茫然としてしまった。
ここ数年読んだ本の中でベスト3に入る。

この著者が素晴らしところは,詳細な事前調査(実際に島に行ったらしい)により読者を現場に引き寄せてしまう点にある。読んでいる間,主人公のチョウゾウを傍から見つめることができた。

チョウゾウが島を脱出できたのは,その決してあきらめない精神力のみならず,目標を見据え着実に準備を重ねていった点にある。そして決して無謀な試みをしなかった。

我々の仕事にも通じるものがある。
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No.134:
(5pt)

忘れられない小説

長平の生きたいという気持ちにすごく感銘を受けました。普段失敗を恐れて行動しない事があるのですが長平の島での生活に比べると微小たるものだと、ちっぽけなものだと気付かされました。この小説のおかげで自分の日常の行動を改めるきっかけになり、より小説にも興味を持つようになりました。
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No.133:
(5pt)

仕事に辛さを感じたら

年末の繁忙期に入り、仕事とご飯以外の事が出来なくなった時期、ご飯の間に読み進めました。そこでは自分の今の仕事での辛さなんて、幸せな部類だと感じさせられるほどの悲惨な体験が、リアルに想像させられるほどの筆力で描かれていてすっかりはまり込んでいました。この無人島記を読んでいる時には、自分の置かれている環境に感謝したくなるほど恵まれていると感じます。
水が自由に飲め、他人と話す事ができる、そして夜は布団で寝れる、これだけで十分だと感じさせてくれる一冊でした。
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No.132:
(5pt)

読みごたえが半端ない

ものすごく面白かった。難しい部分も多かったし、読んでいて苦しい、嫌な気分にもなったけれど、一文字も読みとばすことができなかった。
昔の日本人は本当にすごい。
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No.131:
(4pt)

漂流してどう暮らすか。

江戸時代に船は動力がなく、風や、潮の流れに任せて操船する厳しい仕事で、漂流してしまい…
夢中になって読みイッキに読み終わりました。
おもしろい作品でした
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No.130:
(5pt)

生死を分けるのは

無人島に漂流するストーリーはいくつか読んだものの、これはドキュメンタリーなんですね。骨組みがしっかりしていてサバイバルの孤独さや恐怖に胸が苦しくなりました。帰還できるのか否か。自分ならどうなんだろう。意思を保てるのか、極限での生きる力を考えさせられました。
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No.129:
(5pt)

グーグルマップで「鳥島」を調べたら怖くなってきた

この本を読んでから主人公たちが流されたという鳥島をグーグルマップで調べてみた。
確かに東京の南の方にその島があるんですね。
しかもポツンとその島があるだけでまわりには島がない。

拡大してみると北の方に「青ヶ島」と「八丈島」があり、南の方に行くと小笠原諸島がある。
北太平洋の真ん中の方へ流されずに鳥島についたのは幸運だったが、マップをみるとほかの島などはまったくない孤島で、まわりはすべて海。やはりここにはまともな船はやって来ないか。
グーグルマップをよく見ますけど、まわりが青一色の地図って言葉にできないような恐怖を感じる。
そしてここからよく青ヶ島へ行けたなと思いました。

「鳥島」で検索すると島の現在の様子やアホウドリの写真もできてきますので、本を読み終わった後に見てみると面白いですよ。
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No.128:
(5pt)

江戸時代に土佐から鳥島へ漂流した土佐ノ国・赤岡村出身者の物語

先日、高知県は赤岡にある「絵金蔵」を訪問した後、ドルチェの美味しい「ドルチェかがみ」を食べに香我美駅まで歩いていたら、無人島長平という青く大きな像を発見し、事の顛末(てんまつ)を知り、ネットで検索し、本書を手に取りました。
 江戸時代、鎖国体制の中で敢(あ)えて遭難する可能性の高い船を作らせ、多くの海難者が出るという環境の中で、今回のような漂流が起きたという背景も最初に書かれており、勉強になりました。また、鳥島のアホウドリの大群が崖を勢いよく駆け、空へと飛び立っていく場面、そして島に帰ってくる時には空が真っ白に覆われるという描写から、一度自分も見てみたいというような思いに突き動かされました。
 なかなか資料がない中、このような故郷の人物について書いていただき、ありがとうござました。
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No.127:
(5pt)

江戸時代のアドベンチャー!

あまりに物語がスピード感があるのとその展開に、一気に読んでしまいました。
グーグルアースで鳥島や脱出してたどり着いた青ヶ島の位置を確認しつつ読み進んだ。
脚色はあるだろうけど、史実に沿った小説であることに深い感動を覚えた。
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No.126:
(5pt)

運の強さに感動

ふとした海難事故で無人島に流されてしまった男が、長年かけて無人島で生活し、ついには船をこしらえて脱出する壮大なストーリー。無人島で毎年毎年巡りくる生活の術を身につけ、どうにか無人島で生きていくその精神と運の強さ!また、最後、島から出航の日は神が全て味方する?というような、全ての運が揃ったんだろうと思うと、その凄さに感動して泣いてしまいました。しかし生還して故郷へ帰ると意外に歓迎されぬという悲しい現実。戦死したハズの夫が晴れて生きて帰ってきたら世界はすっかり変わってた、みたいな(ちなみに浦島ではありません)現実や、当の本人が、その無人島でのサバイバル体験話を面白おかしく全国に伝え回ったというエピローグも良かったです。
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410111708X

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