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熱源
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熱源の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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なんというか登場人物がみんな同じ顔の人間でのっぺりしたように感じてしまう。 アイヌ、ポーランド、日本の史実を実在した人物が歴史をなぞるといった構成。興味深い歴史ではあるけど、資料に物語を肉付けしたような違和感が冒頭から拭えなかった。 ノンフィクション小説の面白さはドラマがあることだと思うけど、その要素も薄い 小説という形式じゃなくて歴史書みたいな感じで史実をまとめた方が興味深かったかも | ||||
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新品と書いてあったので、購入をしたのでが届いた商品は新品とは言えないものでした。傷がたくさんあったりしました。 | ||||
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直木賞受賞につられて購入しましたが、私には苦痛などつまらない小説でした。思うに、ストーリーの起承転結がない上、史実としてもロマンを感じさせないものでした。 仕事とも思って最後まで読みましたけどね。 | ||||
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良い所もあるが、終始読みにくい。登場人物の名前が入って来にくいせいもあるが、それぞれの人間性が書ききれておらず、ただの文字の羅列のように思えてしまう。読みにくいという感想だけが強烈に残った。 | ||||
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西暦1900年前後、文明に圧迫されて滅びかねない民族、専制体制に土地だけでなく母国語も奪われる民族。そうした国民あるいは民族としてアイヌとポーランド人の姿を描くものだが、アイデンティティを奪われ、理不尽に虐げられながらも、瞋恚の炎を燃やすわけでもなく淡々自分の道を行く登場人物。主人公のアイヌ・ヤヨマネフク は<滅ぶ=無くなる>ことへの危機感がない。アイヌの血を引く者がいる限りアイヌは消えないという無邪気だだが強い信念のようなものを持っている。こうしたことから一定のテーマ性を持っていることは判る。 しかし物語の展開と心理描写が拙劣極まりなく、全然「人間の物語」になっていない。何の起伏もうねりもなく、一体どこにタイトルの「熱」があるのか? 実在した人物を登場させながらも、取り散らかっているだけ。 まるで民俗学の研究本か歴史書のような内容だ。これを「文学」と呼ぶことは許されない。 直木賞受賞作には、時々選考委員の神経を疑うようなものがあるが、「熱源」はそれに当たる。 | ||||
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内容が甘すぎる。作者は残酷な現実を知らない。 | ||||
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商品の状態が「良い」ということだったので購入したが、裏表紙にシミがあり、全体的に表紙の色が褪せている。「良い」というより「可」にあたるのではないかと思う。残念です。 | ||||
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直木賞なんだけど、樺太やアイヌぼ歴史小説なんだけど、物語に入り込みたいんだけど、どうしても、背景や登場人物に共感できず、終了。自分にとって興味が湧かないテーマなだからというのが理由かな。 | ||||
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最近あまり本は読むことが少ないですが,とても楽しく読ませて頂きました。 | ||||
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この時期にアイヌのことを取り上げた本が受賞、あと、不自然なほどに褒めるレビューの多さ。何かの力が働いています。文学は、純粋な物だと思ってたのに、残念 | ||||
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手に入る文献を適当にリサーチして書いただけ。 盛り上がる箇所もなく、ラスト近くの南極探検もリアリティゼロ。 自分で雪山にビバークしてやばい体験くらいしてから書け、と言いたい。 戦前の樺太物なら三浦綾子『天北原野』をお薦めします。 | ||||
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活字が小さくてあまり読む気がしないので、全部呼んでいない。まことに残念。 | ||||
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「蝦夷地別件」以来のアイヌ民族を描いた小説なので 期待して読み進んでいったが、残念賞だった。 タイトルの「熱源」がどこから生まれたのか? どうも、Homeらしい。(家族愛、郷土愛) 寒い土地での過酷な圧政=暖かさに飢える、ということ なのかもしれないけれど、「熱」の描写に乏しい。 登場する人びとにとって、どんなに愛おしい大地なのか、 ほとんど平板であっさりしているから、タイトル「熱源」が まるでピンと来ない。 シベリア抑留者が厳しい冬の中で、パンのひとかけらを 得るために、同胞を裏切る後ろめたさを呑み込んで生き抜き 「春の温かさ」に発狂したり、生の実感に落涙した、と聞くが そんな切実な描写もなく、サハリンの軽い風景が語られているだけ。 ロシア帝政末期・ポーランド独立・白瀬南極探検・金田一も 全て素通り。素材が多すぎるから、添え物にしかなっていない。 ギリヤーク、オロッコ(ウィルタ)、アイヌの各民族の 解説描写や差異もなく、これで、熱源=愛する大地を描いているとは 到底思えない。あるいは、軽すぎか? 私事ながら、祖母の一番下の弟は、Wを出て、半島で鉱山開発に従事。 引き揚げ後、白老近くで開拓民となり、重労働と貧乏で奥さんを病没させ 東京に戻って来た。北海道ですら過酷な環境だった。 昔は、多くの家庭で見かけた熊の彫り物=土産物ブームは、どんな風に わき起こったのだろうか?こけしも同様だけれども、絶滅寸前までいかないと 気がつかないのは、限る在ることを気づかずに、消費し続ける暢気さなんだろう。 でも、ひと昔前は、日本全国、下々は等しく、貧しく飢えていた。 商魂と売文作家が半年ごとに選ぶ訳だけれど、そろそろ、該当者無しにする 勇気。居住まいを正した読者側の読み方も問われているのだろう。 | ||||
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冒頭で読むきなくして、買って後悔する、金返せレベルの描写があった。ゆるせない。かうべきでない。 文章力はあるけどね | ||||
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話に膨らみが無さ過ぎて、長大な年譜を読んでいる感じだった。例えば主人公のひとり、ブロニスワフが妻子を捨てる決断をする下りが数行で終わってしまう。これでは話の中に全く入り込めない。また著者の思想を直接登場人物に語らせるのではなく、話の展開の中で読者にそれを感じ取らせるのが作家の力量なのではないか。 | ||||
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この小説は史実を元にしており、ヤヨマネクフもピウスツキも実在の人物である。だが主人公が二人いることに作者が振り回されていて、むしろヤヨマネクフ一人を主人公にすべきだったろう。二人主人公で書くだけの力がまだ作者にない。 あと妙な箇所もあって、冒頭に出てくるソ連軍女性将校は民族学を学んだが、「民族学をやるには言語学の知識もいりそうだ」などとため息をつくが、民族学をやるならまず言語学だろう。 永山准大佐という人物が出てくるのだがこれは永山武四郎か、しかし准大佐などという階級はないのではないか。 290p「ポーランド語の音韻はわかっても」とあるが、音韻という言葉を誤用していないか。322pに「英語だろうと音韻でわかったが」とある。321p、大隈重信が「テロルの標的にあって」とあるが「標的になって」か「テロルにあって」の間違い。私が見たのは五刷だが、これらは校閲が指摘すべきだろう。「東北の大名家」というのも当時の言葉としてどうかと思った。 | ||||
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アイヌの人の人生がメインと思われるが、登場人物の名前が独特であり覚えにくく、又、構成が描けなく途中で断念しました。 | ||||
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歴史的に犠牲を強いられた少数民族と弱小国家・・という視点で語られる壮大な物語です。わかりやすいテーマで、文明批判が大好きな文明人から支持される内容だと思いました。 しかし、終始【犠牲者=アイヌまたはポーランド】対【加害者=「文明」】という単純な構図で語られる物語に共感することが出来ませんでした。 アイヌに寄り添う作者のスタンスはときに過剰で独善的な印象を受けました。 【弱肉強食の摂理】という表現も奇妙だと感じます。帝国主義や資本主義は「摂理」? それらを「文明」と呼び、「強者」と位置付ける視点がすでに偏っていると思います。 自然界のみならず人間世界が弱肉強食の原理で動いているとするならば 親友を出し抜いて美人と結婚したヤヨマネクフには二番目の妻も与えられ、親友シシラトカはいつまでも独身。(ヤヨマネクフの方が容姿が優れていることを作者は作中で何度かほのめかしています。) これもまた弱肉強食の悲劇なのでは・・ 本作品はたいへんな力作労作で、読み手の体力も消耗する作品です。直木賞は選考にあたり文章力は問わないのかと考えました。 内容は好みさえ合えばとても充実しているので、映像化したら成功する作品ではないかと思います。 [2月10日加筆修正] | ||||
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