■スポンサードリンク
詩的私的ジャック
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
詩的私的ジャックの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 森博嗣氏の作品において、よく「犯行動機がどうもピンとこない」 的な意見が見受けられますが、今作もそれが顕著に現れているのではないでしょうか。 劇中、それは犀川先生の言葉からもはっきりと明示されています。 もっとも、犯罪者の心理を正常な精神の人が理解できるのかどうか、 意図や目的が共感できるものなのかどうか、疑問があります。 一般的には悲劇的な生い立ちや、やむにやまれぬ状況下に追い込まれて 犯行に至るわけですが、それだって完璧な意味で理解できる、 ということはありえないと思います。 自分以外ということは他人と言うわけで、他人の気持ちを真の意味で理解することなど、 現実には不可能なわけですから。 氏の作品は、逆にそういったポイントを作品に的確に表現することで、 ミステリーとしての面白さ、フィクションとしての非現実さを提供しているのではないか、 個人的にはそう考えています。 過去3作と比べても、今作は理系色がとても強く、工学的な知識がトリックで使われています。 氏の作品が好きな方には、これは当然のごとく楽しめる点でしょうし、 まだ氏の作品を知らない方からすれば、特徴の一つとして挙げられるでしょう。 当然、ミステリーとしての醍醐味もいかんなく発揮されており、 犯行時間のミスリードから密室トリックまで、基本はしっかり押さえられています。 第1作「すべてがFになる」と同様、異質な犯行動機がやはり今作の評価の分かれ目でしょうか。 今回は事件以外にも楽しめる要素が多いと感じました。 今までぼんやりとしか表現されていなかった犀川先生の実力の片鱗が、 登場人物を介して少しだけ紹介されます。 萌絵ちゃんと犀川先生の仲もより進展し、ファンにとっては見逃せません。 その萌絵ちゃんも今までになく活躍し、劇中犀川先生も述べるように、成長を感じさせます。 学園祭や犀川先生の出張のくだりなど、今までにはなかった出来事も描かれつつ メインストーリーと上手く絡み合い、読者を飽きさせません。 余談ですが、工学博士であり推理作家でもある氏がロックの作詞をすると こうなるのか・・・と感服してしまいました(笑) (恐らくわざとではあると思いますが)滑稽なものから重要な意味をもつものまで描かれており、 読者を物語に引き込む一役を担っていると感じました。 喜多先生筆頭に大変魅力的な登場人物も多々登場し、 窮地に陥ったヒロインを犀川先生の頭脳をもって救うシーンは、 読者を一層物語に没入させること間違いありません。 事件のきっかけになった出来事がミステリーとしては無理矢理に感じる、 言い換えればあまりにも現実的過ぎる点と、 犯人の動機がやはり異質すぎる点の二つから、星一つ減らしました。 氏が最初に書き上げた作品は今作含め4冊になりますが、 その後の展開も目が離せず、これからどうなるのか期待せずにはいられません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 大学施設において女子大生が連続して被害に遭う事件が生じた。全てを受け入れて赦すことが出来ない場合、理性を抑制仕切れずに、内に潜む狂気を抑えられなくなるのでしょう…。 「研究ってね。何かに興味があるからできるというものじゃないんだよ。研究そのものが面白いんだ。目的を見失うことが研究の心髄なんだ」 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読んだS&Mシリーズは4冊目になりますが、非常に微妙な印象を受けました。 好きな作者なだけに、少し残念。 進め方が中々出ないくしゃみのような。 すごーくとろとろ進んでいった気がします。 密室も被害者に残された切り傷もうすーく頭の隅に残っている程度の認識でしたし、 最後の犯人もあっさり。 その分、西之園萌絵の心理的描写がだいぶくっきりしてきたと思います。 犀川先生に対する行動がどんどん可愛くなって、微笑ましい。 シリーズで楽しんでいる人は楽しめるかもしれない。 この本だけ読もうとしている人には、あまりオススメできないかなぁ。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 二つの大学の構内で、二人の女子大生が死体で発見された。それぞれ自らの所属する大学ではない方で。発見された場所はどちらも内部からロックされた状態にあり、死体は衣服をはがれた上で、腹部に文字が刻まれていた。それぞれが事件関係者とちょっとした知り合いだった関係上、犀川や西之園はまたも事件の渦中に巻き込まれていく。一体なぜ犯人は密室を構築したのか。 シリーズ第一作と第三作が似た雰囲気を持っているように、第二作と第四作にあたる本作品も似た雰囲気を持っている。事件現場が大学構内であるということだけでなく、極めて論理的に構築された密室が、一般に非論理的と考えられる動機によって作られているという構造そのものが似ている。 探偵役の二人も、考え方が少しずつ変化してきているようだ。さて、次はどのような展開になるのか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 密室を扱ったミステリーだが,密室の謎解き自体は機械で簡単に片付けられてしまい,ここには主眼が置かれていない.そういう意味では面白い試みではある. 登場人物がかなり少ないため,残念なことに3つ目の事件の時点で犯人はだいたい予想できてしまうが,文章や会話の組み立てが前3作に比べて上達していて,ようやく飽きさせずに読ませる水準に達したので,まあまあ楽しめる作品にはなっている. ただ,密室に変わる謎として,衣服のことを再三取り上げるのだが,この真相は突飛な印象は否めない. その点を減点して星3つにしました. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| タイトルが良いですね。森先生の作品はタイトルが良いものが多いです。 今回の作品は森先生のファンとして非常に微妙な感じを受けてしまいま した。一応ミステリーであることは確かなのですが、何となく印象は違 うような気が…ちょっと難解な(詩的)部分があるのですが、そのシー ンは好きなんですけど… このS&Mシリーズも回を重ねる毎にどんどん気になっていく部分が… それは犀川と萌絵の将来ですね…ある意味、この部分を読みたいから 買ってしまっているようです。(笑) 個人的には不完全燃焼に終わってしまった?のですが、S&Mシリーズ が好きな方は是非!! それにしても詩の部分は本当に巧い♪ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 森 博嗣さんのS&Mシリーズの第4作品目。 市内の大学の殺人事件が発端で、犀川先生と西之園さんがまたしても巻き込まれていく。 そんなよく有るお話。 森博嗣さんらしい、理系な内容が続きます。 謎からトリックから日常生活、そして謎解きの過程や動機までもが数式で作られたみたいな『デジタル』チックなストーリー。 一見すると、意味不明な話や密室がてんこ盛り。 前半中盤は、内容の意味がよく分からず疑問符が頭に並びながら読む進める事になるかもしれませんが、それでもラストには「成る程、そう言う事か!」と必ず1本に繋がります。 『密室』なんて作る事も解く事も無意味だ・・・・・作中の人物もそう言ってはいますが、それでも密室に拘る森ミステリが自分では大好きです。 限りなく論理的に、何処までも透明に澄み切った推理小説を目指す森ミステリ。 『夢と希望は何処が違うと思う?』 そう聞かれたとき、あなたなら何と答えますか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| これまた、けっこうまともなミステリ。 読んでるうちにキャラにどんどん愛着がわいてくる。キャラ造形がめちゃくちゃ上手いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 犀川&萌絵シリーズの第4弾。過去の3作もそうだったが、またしても、密室の謎を巡る推理が物語の中心になっている。やや、マンネリ気味か。いい加減、違った種類のトリックも読んでみたい。ただ、本書でも、森の人物造詣は巧みであり、思わず、「ニヤリ」としてしまうようなキザな台詞もいい感じで決まっている。ロックコンサートの描写は迫力があって、なかなか読ませるという感じ。作中で、展開される、推理小説における密室の定義を巡る議論も、興味深く、面白かった。本作に、前作『笑わない数学者』の天王寺翔蔵に匹敵する、魅力ある登場人物がいなかったために、星ひとつマイナスで、この評価。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 森博嗣は密室ものが相当好きなようで、本作も密室ものです。しかし、彼はまた密室もののアホらしさというものもよくわかっています。密室殺人というのは本来自殺に見せかける為に発明された殺人方法ですが、それだけではすぐにネタに詰まるので、推理小説には明らかに殺人事件なのに密室が構成されていることが多いです。しかし、犯人は一体なんの為にわざわざ現場を密室にするのでしょう?そんな暇があったらアリバイ作りに精を出す方がよっぽど賢いのです。この密室のアホらしさに対する回答として、ある作家は「犯人は別に密室にしようと思ったわけではなく、偶然密室になってしまった」という作品を書きました。森博嗣はこの問題にまた別の回答を寄せているのですが、こちらの回答はかなり気が利いています。確かにこれなら“必然性のある密室”が成り立つのです。この人はやはり頭がいいですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 1997年リリース。S&Mシリーズの第4作。いつも併記されている英題の『Jack the Poetical Private』(この副題がカッコイイんだけど(●^o^●))は『Jack the Ripper(切り裂きジャック)』をもじっているのは間違いの無いところだろう。つまり本作は森式『切り裂きジャック』だ。なんとなく主人公と尾崎豊とダブった。そしていつものように、いくつもいくつもいいセリフが出てくる。(●^o^●)本作で一番感心したのは建築学科専攻から見た既存の密室についてのコメント。建築を知らないヤツが考える密室だというセリフだ。確かに。島田荘司の『斜め屋敷』とか建築基準法を超越してるものなぁ、おそらく土木事務所がOK出さないか、違法建築だろう。逆に本作で登場する3つの密室はすごく建築学科的で面白い(●^o^●)。もうひとつ。国枝助手がますますいい味出してる。萌絵に言う『じゃあ、中国まで行ったら・・・私なら行くよ。』のセリフがたまらなく好きだ。(●^o^●) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 専門的な説明が長いけど、モエちゃんみたいに頭よくなった気で読めば耐えられます。殺人の解き明かしもけっこうおもしろいし。わたしのように「犀川とモエがくっつけ!」とそれだけを楽しみに読んでるファンには物足りない一冊か。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| S&Mシリーズは、初めて読みました。 事件そのものやトリックより、コンピューターで書かれた様な、しかし耽美的で「詩的」な文章や個性的なキャラや様々な考察(事件もそうだが、思想や哲学、もちろん数学的な事も)が、とても面白いです。 犯人の理解できない動機、解説でフェミニズムについて考察されている点(森ミステリーは、「こんな見方もできるんだ」と私は思った)、探偵役の犀川が事件に対して冷めている所... 他の作家とは違う森博嗣のオリジナリティーが有ると思います。 この本は、タイドル通り「詩的私的ジャック」です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| S&Mシリーズの3作目 今回は大学を舞台に犀川と萌絵が活躍します 作者の詩的なセンスも伺えます | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 私はこのシリーズが大好きなので勿論これもおすすめです。友人にも読んでもらったのですが、友人はこの殺人事件の動機がどこかハッキリしなくて少し考えるとも言っていました。ここでお話をばらしてしまう訳にはいかないでのこれ以上の言及は避けますが、私はもうとにかくこの犀川&萌絵シリーズが大好きなのでおすすめします。事件も勿論んですが、その背景で展開される犀川先生と萌絵ちゃんの関係も私は注目できるものだと思います。この二人の関係の点も、私がこの作品に惹き付けられる要因の一つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| なかなかにスピード感のある展開、魅力的な登場人物、最後まで一気に読んでしまいました。ここに出てくる「密室」は、森博嗣流の「密室」へのアンチテーゼのようにも感じられます。途中で犯人がわかる読者も沢山いると思いますが、”殺人計画”を考え出した森博嗣氏の頭の良さには改めて驚かされます。そして最後の方に出てくるある登場人物の告白は、あまりに切なくて、読み終わった後もしばらくジーンとなってしまいました・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 衝撃的なデビューを飾った作者の作品とりあえず、見立ての効果を狙っているんでしょうが・・密室の印象が非常に薄い作品 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 今まで読んだ森博嗣さんの作品の中で一番おもしろいと思いました。森博嗣さんの作品は筆者ご自身が某N大学(笑)助教授ということでわりと大学のキャンパスを舞台にした作品が多く(登場人物も大学生や大学関係の人が多い)私も大学生ということで、内容が日常に近く書いてある文章を映像化しやすいので楽しく読めます。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





