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星の子
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星の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全147件 81~100 5/8ページ
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購入するときに、あらすじを読むのですが、如何にも何か大きな事件があるような書き方だったので 何事かが起こるのか?という気持ちで読んでいるうちに終わった・・・ 事件が起こって解決するとか、真相を突き止めるとかではなく、家族愛ですね。その視点で読めば 涙無くては読めないと思います。 作品紹介は、もっとしっかりと書いてください。映画のキャッチは素晴らしい! | ||||
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カルト宗教ものは駄作が多い。壁を作って、壁の向こうの狂った人たちという目線があるからだ。 今村夏子はそういう目線で見ていない。同じ人間として、どっち側にも優しい人や狂った人が同じ割合で存在することを知っている。 ラストの星を見るシーンでは泣いてしまった。 | ||||
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淡々と物語が進んでいく。 けれど全く面白くなくて、どうしたらいいだろうと思っていると読み終わってしまった…。 | ||||
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最後が少し残念。 これが映画になると、どう脚色されるのか…楽しみでもあります 。 | ||||
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家族の中でどんな手段を講じても解決せず困っていたことが、たまたま、とある宗教じみた人からのアドバイスにより思いがけず解決の方向に向かうと、もう後はその教えに闇雲に付き従い、周囲が見えなくなってしまうこと。 | ||||
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この家族のしていることが、正しいのか正しくないのか、分からない。ただ、家族みんなが互いに愛し合っているからこそ、大事に思っているからこそ、その現状に迷いも含んで、小さく少しずつ苦しんでいるように思った。この主人公のちーちゃんが、両親の価値観、世間の価値観から自由になって、自分の考えを持てるように成長していって欲しいと心から思った。 | ||||
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"小学校時代の友達は、かなり少ないほうだった。というか、友達ができなかった。仲良くなってもいつのまにか離れてしまう"2017年発表にして芦田愛菜主演で映画化も決まった本書はカルト教団に次第にはまり歪んでいく家族を不穏さを感じさせながらも爽やかに描いた良作。 個人的には主宰する読書会で薦められた事、また2020年10月公開予定の映画予告で気になって手にとりました。 さて、そんな本書は幼い時に病弱だった主人公のちひろを救いたい一心で、父親が職場の同僚からすすめられた水『金星のめぐみ』を使用しているうちに【奇跡を信じ始め】次第に『あやしい教団』に本格的にのめり込み【金銭的には貧しくなっていく】両親、その環境下で育つ中学生になったちひろの学生生活が描かれているわけですが。 『カルト教団にはまった家族』と物語の外側から眺める読み手としては、ちひろ目線を通じても【ちらほらと滲み出る教団の手口】に当然に怖さしか感じないのですが。まだ子どもであり【多くを知らない(知らされていない)】ちひろの感じ方はいたって素直で。この対比が作品の大きな魅力になっていると感じました。 また本書を通じて。新興宗教というとオウム真理教の地下鉄サリン事件以降は【何でもすぐカルト教団と身構えてしまうし】個人的にも全く関心はないのですが。家族で星空を眺め続けるラストシーンの穏やかな会話描写は一見【何とも幸せな印象で】色々と解釈の広がるうまい終わり方だと感じました。(あと、大人になって『随分と印象が変わってしまった』エドワード・ファーロングが懐かしかった。。) よみやすくも、穏やかな日常生活に潜む『危うさ』を描く作品が好きな方にオススメ。 | ||||
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映画化され、その発表の席で芦田愛菜さんが発した言葉が話題になり、原作に興味を持ち拝読しました。 主人公の一人称語りの形で「怪しい宗教」との出会いが語られ物語は始まります。 人はなぜ宗教にハマるのかと関心は持ちつつ、自分自身にはその要素は全くないと思っていましたが、そのきっかけがあまりにも呆気なく自然な形で見事に描かれていて、私自身もそれだけは本当なんじゃないかと信じてしまいながら読み進めていました。 ぜひ映画も鑑賞したいと思います。おすすめです。 | ||||
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普段ミステリーを好むので結びを予想しながら読んでしまいましたがある意味面白い終わり方で考えてしまいました。ちーちゃんはどうやっても芦田愛菜さんに変換されてしまいましたが。回りくどい表現はなく読みやすいかと。信じる、がクローズアップされてますが、私は宗教と衣食住の対比がとても表現されていることに注目しました。ちーちゃんの美味しいものへの欲とか。 | ||||
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てっきり主人公が親やカルト宗教と対立して苦悩するストーリーだと思ってました。 しかし主人公もカルト宗教を普通に信じていて、 そのことで何かトラブルが起こることもありませんでした。 クラスメイトや先生に白い目で見られてる事くらいでしょうか。 少し距離を置かれてる程度で虐めがあるわけでもありません。 カルト宗教にハマった一家の平和な日常を描く作品、です。 もしこの作品が上巻で、続きの下巻があるなら星5つだったと思います。 きっと下巻では伏線だった結婚や詐欺の話、そして姉の話も出てきたと思います。 ですが、何事も無くこの1冊で終わったので星3つです。 ぜひ高校編を書いて欲しいですね。 | ||||
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今村夏子はめちゃくちゃ面白いんだが、ではどこが面白いのか?と聞かれると答えにくくて、お話は、なんだか牧歌的であり、童話みたいでもあり、大きな事件は起こらず、でも、明らかに不条理文学で、カフカの「変身」ならグレーゴル・ザムザは毒虫になるからこそわかりやすいが、ちーちゃんはふつうの人間なのに、あきらかに父母とはべつの生き物で、ラスト、流れ星がちーちゃんにみえ、それを伝えるのだが、父母にはみえず、みえるわけもなく、ずっとみえないはずで、それは、なんなのかといえば、希望とか未来とか、まあ、色々なのだろうが、おそらく互いにみてる世界が違っているので、理解するには薬を飲まされたり、催眠術をかけられたりしなければ、つまり、いまのままのちーちゃんはきえないと理解できない深刻孤独断絶にもかかわらず、ここはあたたかくて、というそういう場所を今村夏子は書いているので、この、文字でしか表現できない精密精緻繊細な世界が映画化されるとはびっくりで、もうそれは、想像できない手法で日常自体が不条理であることを描き切った傑作になるか、たんにストーリイをなぞっただけの、クソツマラナイ駄作になるかの二択しかない、それ自体、なかなか不条理 | ||||
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以前にこちらあみ子、むらさきのスカートの女、と読みまして、 主人公たちが周囲に笑われたり変な目で見られたりしながらも、 一方で、自分の意志で生きているような感じが好きだったりして、面白いなぁと思っていました。 今回も素晴らしい空気感にため息をつきながら、時に笑いながら読みました。 公園にいた主人公の両親について主人公が語った際につぶやいた友人とその彼氏のセリフにかなり笑いました。 映画化されるとのことで、この独特の雰囲気を作者以外の方が表現するというのはとても難しそうな気がしますが、 映画は映画でまた別のものができて、それはそれで面白いんだろうなぁとぼんやり楽しみにしています。 | ||||
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主人公視点では幸せな暮らしであるが、外野視点では可哀想な状況である。主人公自身がそのギャップに気づき始める分岐点で物語が終了する。 作者は主人公の暮らしを幸せそうに描いていた。私はカルトに悪印象しかなく、内面の内輪での繋がりの強さを意識したことがなかった。愛に不足していたり孤立を恐れる現代人にとってこの作品で描かれている人との繋がりは理想的な環境であるようにみえた。その環境は主人公にとっては善であるが、外野からみると悪なのである。 一番の不幸は主人公の幸せが外野からみると不幸であるということである。 また、一番の悪は相手にとっての善が主人公にとっては悪であるかもしれないということである。つまり、アンパンマンやその他ヒーロー映画のように完璧に善と悪が別れている訳ではないということである。 私はこの作品のラストをどう解釈するか悩み、二回読み返した。二回とも家族愛というよりは恐怖や悲しみを感じた。 1回目は貧困や娘を手放したくない気持ちから一家心中をするラストと思った。それは両親がお風呂を気にしていなかったり、娘が帰りたいといっても帰さなかったり、海路さんたちのくだりの描写があったからである。 2回目は最初の方のページを読んだ時に、ラストと同じような描写があり、考え方が変わった。 この時点で主人公は15歳。姉が家を出たのは16歳。薄々自分がこの環境に違和感を感じているが否定をすることはできない。また両親も娘を手放したくないという気持ちが強く、娘にしがみついていたと感じた。家族一緒もういることは出来ないということが描かれた悲しい描写であると感じた。 一般的にカルトは悪を象徴するものであるのにこんなに温かな物語を描いていることに驚きがあり引き込まれた。あまり普段小説は読まないが、作者の他作品も読んでみたい。 | ||||
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王様のブランチ、読書コーナーにて「芦田愛菜主演で映画化決定」のナレーションを聞き気になりたまたま出先で見かけた書店へ。 見つけられなかったのでこちらにてサンプルを読み、いつも製本されたものを手にするので本を買う気でいましたが、すぐにでも読みたくなりKindle版デビューしました。 現在私は21歳ですが、幼少期暴力やネグレクトを受けていました。 10歳、中学生の時は毎年、児童相談所がやってきて「一時保護施設施設に行かないか、」「殴られてるでしょう?」と言いに来ます。登校班や学校では、いつもなぜか冷ややかな目で見られ居心地は悪く友達もいませんでした。 ですが私は殴ってきた母のことも、いっ見て見ぬふりする父のこともかばい、なにもされてない。と言っていました。 そして今になっても一人暮らしをする気にはなりませんし、結婚するなら婿入りがいい、早くこの2人を楽にしてやりたい、と思う日々です。 私もやはり心の中で 「この2人は私がいなければどうなってしまうか」 「私が守ってあげよう」 「私もこの人たちがいないと生きていけない」 「私の出来が悪いせいで、母は私を殴り、父は逃げてしまうようになったから。」 と思っているからです。 自分語りのようになってしまいましたが この作品の中盤のシーンにて、私も主人公に強く共感してしまい少し胸が痛くなりました。 そして、とても自分の心と向き合う時間にもなりました。 「芦田愛菜が主人公で映画化」 という言葉に惹かれ購入しましたが、久々に本を読むいい機会になりました。 昼に購入し、あっという間に読了しました。 これからたくさん本を読もうと思うきっかけになりましたし、自分の心と向き合ういい機会にもなりました。 思えば、私の両親は、主人公のように私を愛してもいないだろうし愛された記憶もないけれど、でも私はこれからもこの家を離れる気はありません。 考えさせてくれてありがとう。作者様。 | ||||
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ちなみにこちらあみ子を読んだ時の衝撃は今でも忘れないし、同作で芥川賞を取っていたとしても納得していたと思うほど今村夏子さんの作品は好きです。 それから数年間新作が出ない事にやきもきしていたほど。。。 今作もというか、どの作品でも言えることだけど、一見特徴の無い地の文なのに気落ちした女性が淡々と身の上話をするような雰囲気が感じられる。 しかしこちらあみ子と別作品で違うのが、嘘臭さが感じられてしまうという事。 少しのリアルを胎内に抱え、決して全貌は見せないように口から出まかせを喋り続けているような、出来事が全て霧の中で起きているようだ。 故に細かい部分がぼやけて見えて、現実ではないことに気付かされる。 宗教にハマった家族。 自分の周りにも確かにいる。狭いアパートに不釣り合いな高額な仏壇仏具、同じ新聞五部、万病に効く浄水器、近所で集会、選挙活動、あの手この手で勧誘、不気味な明るさ、他勢力への異様な攻撃性。 中学生の主人公は家族を大切に思い、両親が信じる宗教とそれに伴う生活習慣等に反抗せず育つが、自分が信じきっているという訳ではない。故に他者からの異様な眼差しに気づいたり、気づかなかったり、困惑したり困惑させたり。 しかし、確実に主人公の人格を歪めてはいて自分と他人の境界が見えておらず、ひたすら不気味な行動を取ったりする。 この視点は非常に上手くわかりやすく書かれていた。 難点をあげるならボリュームの問題か?主人公の目を覚まさせようと周りがなにかしそうなのに何も起こらない。主人公の事を考えてくれていそうな人物がその場限りの調子合わせ話して踏み込んでこない。崩壊の始まりを感じさせる様な「派手にやりすぎた人」「傲慢な勘違いセクハラ男」「憧れの教師」等が出てくるだけ出てきて決定的な動きをしない。 序盤で叔父さんがインチキを指摘した事が一番の山場と言える残念さ。 ずっと調子のいい嘘を聞かされていたような感覚の本だった。 実体験がある人ならこの本の「宗教」がぬるいと感じるでしょう。 | ||||
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芦田愛菜さんが大好きで、この作品で主演をなさると言うので読みました。 本当に正直な気持ちを書くと、芦田愛菜の無駄遣い!この主人公を愛菜ちゃんに演じさせるなんて。健気で親思いの思春期の素直な女の子なのですが、パッとしないし、ストーリーも「え?これで終わり?」みたいな。読み取れる外見も、そんなに可愛くなさそうな…それを愛菜ちゃんが?演じるの? 無名の新人女優さんで良かったんじゃないかな。 「芦田愛菜さんが主演」というのを意識しなければ、もう少し楽しく読めたのかもしれませんが、なんとも、残念な気持ちになりました。 | ||||
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淡々と話が進む。新興宗教にはまる両親と、それに反発する姉。狭間で揺れ動く主人公。 家族の中でおかしいと思うこと、思ってもおかしいと言えないこと。宗教に限らずあるかもしれない。 主人公がどのような道を行くのか、はっきりとは示されないが、ラストの余韻の残し方がよい。 | ||||
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一気に読んでしまいました。 宗教について、宗教に関わる人の気持ちについて、家族の気持ちについて、色々なことを読後に自然と考えだしました。 終わり方がとても好きです。最初に読んだ時は落丁してるのかと思いました。結果とてもいい終わり方だったなと思える不思議な幸せな終わり方だと感じました。 | ||||
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とても保存状態が良く これから読んでゆく楽しみを 感じつつ読み進めて行きたいです。 | ||||
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決して不幸じゃないと思うのです、この親子。お互いを思いやって、痛いくらい辛いです。文章の中に、主人公が客観的に見てしまう【親】の部分があるのですが、泣くのをこらえるのが精一杯くらい辛かったです。物語自体、淡々と進み、終始ふわっとした感じの物語です。ですが、考えるところが沢山ありすぎて。昔観た映画の「ライフイズビューティフル」の感覚に近いような気がしたのですが...私だけでしょうね。 | ||||
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