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星の子
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星の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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宗教二世を扱っているのでどうかと思いましたが、エグさはあまり強くないです。 親に対して素直な分、思考を奪われていてこれが我が家の平生と受け入れているところが、この問題の根源なのかなと感じます。 最後は親子揃って過ごす時間が描かれていますが、子供への愛情のようでもあり束縛のようでもあり、何とも不気味です。 | ||||
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末娘の難病が完治したことから、新興宗教にのめり込んでゆく両親と姉妹の物語。粛々と綴られてゆく物語と読み手の想像力に託されたラストシーンが、印象的な作品でした。 | ||||
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中身は綺麗なのですが、新品の筈がところどころに汚れがあったり、破けたところなどがあるため本当に新品なのか疑わしい | ||||
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梱包はなく剥き出しで到着。 まるで中古本かのような傷がついていて萎えます。 | ||||
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幼い子ども目線からカルト宗教に熱心な親を見ると?という視点から書かれた本作。 外部からの教育と、家庭内の教育の差の違和感き気づきつつも、どちらに属すべきか不安定な主人公の心境には、未来への不安と穏やかな日常の存続への希望、どちらも感じてもどかしい作品でした。 | ||||
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「カルト宗教」の是非を問うのではなく、「自分が信じること」「自分が信じる人にどう向き合うか」ということがテーマ。なので、ちひろの両親が盲信している宗教に関しては、驚くほどフラットな描写がされている印象。現実のニュースや新聞で取り上げられたらおそらく「怪しい宗教」の部類に入るであろうものが、主人公のちひろ視点で描かれることで「当たり前の日常」として読めてしまう。とても不思議な感覚でした。だからこそ、両親を信じたい(信じている)ちひろが、自分の信じているものは周りから見ると普通ではないのかもしれないという葛藤が読んでいて辛かったです。 ラストの星空を眺めるシーン。ちひろの今後の幸せを願わずにはいられませんでした。 内容的には星4ですが、会話文が多く、あっさりと読めてしまったので、星3にしておきます。個人的には、もう少し読み応えが欲しかったかな。 | ||||
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この両親の行動は、虐待なのか。 強く何かを強制するわけではないが、人からの意見に耳を貸さなくなっている。 批判的な目を向けられていることを知っていて、そしてそれが我が子にも及んでいることを 多分知っているが、やめることはない。子供のためを考えて、愛情を向けるような描写はない。 そんな自分の両親を、成長の中でどう思うようになるのか、がこの小説の楽しい部分ではないかと 思いましたが、あまりそこが強く描かれず、幼い語り口の中で、 その時楽しかったこと、好きなもの、美味しかったことに振り回されているように感じました。 子供の思考は、それぐらいのもので、周囲の人が心配するようなことではないよ、 ということなのかもしれないですが。主人公のあっけらかんとした性格が、同級生の意見からも、やはり一般的な感覚とはちょっと違って、そもそもこの両親に何かを植えつけられているのかもしれないとも、思い、そこに、ゾっとしました。 とても読みやすかったが、展開のヤマは少なかったように感じ、ラストもすごくさらっと終わっていったので、 若干物足りなかったため、星3つ。 | ||||
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親の宗教に反発して脱会というものもかなと思ってが本人も集会に行ったり行事に参加したり結構入り込んでいる。もともと主人公の身体を心配して入会し両親は熱心な信者になった。やや批判しながらも共存していく感じで終わっている。叔父さんから高校は自分の家から通うように話もあったが断っている。深くははいりこまないが離れることもない。こんなことも結構多いのだと思う。 | ||||
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まあまあかな | ||||
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最後の対談でラストシーンについて書かれていますが…読者に想像させるラストは数多いとはいえ、これはちょっと消化不良な感じでモヤモヤします。 実際、ありそうな話で、親子関係や人の価値観について考えてしまうような作品でした。 | ||||
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芦田愛菜ファンではないので、映画までは見たくない、けれど内容がきになり購入。 小説で十分かな、という内容。 宗教が絡んでいるので、苦手な方は苦手かもしれません。 | ||||
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親があやしい宗教にのめり込まれ、そんな親元で暮らす娘のちひろ。 宗教に関わっていることにより学校の友人や先生、親戚、家族の人間関係が歪む。 親戚の方はちひろや親に救いの手を差し伸べるが、思うようにいかず。 ちひろにとっては親の行動や集会所に行くことは見慣れた光景で普通のことだった。 非常にシビアなお話だったなと思う。 親が宗教にハマり、そんな環境で過ごす子供側の心情がよく描かれており、切なく複雑な想いになった。特に最後の場面はどのように読むのがいいのか。色々と考えてしまう。 | ||||
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最後が少し残念。 これが映画になると、どう脚色されるのか…楽しみでもあります 。 | ||||
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てっきり主人公が親やカルト宗教と対立して苦悩するストーリーだと思ってました。 しかし主人公もカルト宗教を普通に信じていて、 そのことで何かトラブルが起こることもありませんでした。 クラスメイトや先生に白い目で見られてる事くらいでしょうか。 少し距離を置かれてる程度で虐めがあるわけでもありません。 カルト宗教にハマった一家の平和な日常を描く作品、です。 もしこの作品が上巻で、続きの下巻があるなら星5つだったと思います。 きっと下巻では伏線だった結婚や詐欺の話、そして姉の話も出てきたと思います。 ですが、何事も無くこの1冊で終わったので星3つです。 ぜひ高校編を書いて欲しいですね。 | ||||
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ちなみにこちらあみ子を読んだ時の衝撃は今でも忘れないし、同作で芥川賞を取っていたとしても納得していたと思うほど今村夏子さんの作品は好きです。 それから数年間新作が出ない事にやきもきしていたほど。。。 今作もというか、どの作品でも言えることだけど、一見特徴の無い地の文なのに気落ちした女性が淡々と身の上話をするような雰囲気が感じられる。 しかしこちらあみ子と別作品で違うのが、嘘臭さが感じられてしまうという事。 少しのリアルを胎内に抱え、決して全貌は見せないように口から出まかせを喋り続けているような、出来事が全て霧の中で起きているようだ。 故に細かい部分がぼやけて見えて、現実ではないことに気付かされる。 宗教にハマった家族。 自分の周りにも確かにいる。狭いアパートに不釣り合いな高額な仏壇仏具、同じ新聞五部、万病に効く浄水器、近所で集会、選挙活動、あの手この手で勧誘、不気味な明るさ、他勢力への異様な攻撃性。 中学生の主人公は家族を大切に思い、両親が信じる宗教とそれに伴う生活習慣等に反抗せず育つが、自分が信じきっているという訳ではない。故に他者からの異様な眼差しに気づいたり、気づかなかったり、困惑したり困惑させたり。 しかし、確実に主人公の人格を歪めてはいて自分と他人の境界が見えておらず、ひたすら不気味な行動を取ったりする。 この視点は非常に上手くわかりやすく書かれていた。 難点をあげるならボリュームの問題か?主人公の目を覚まさせようと周りがなにかしそうなのに何も起こらない。主人公の事を考えてくれていそうな人物がその場限りの調子合わせ話して踏み込んでこない。崩壊の始まりを感じさせる様な「派手にやりすぎた人」「傲慢な勘違いセクハラ男」「憧れの教師」等が出てくるだけ出てきて決定的な動きをしない。 序盤で叔父さんがインチキを指摘した事が一番の山場と言える残念さ。 ずっと調子のいい嘘を聞かされていたような感覚の本だった。 実体験がある人ならこの本の「宗教」がぬるいと感じるでしょう。 | ||||
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淡々と話が進む。新興宗教にはまる両親と、それに反発する姉。狭間で揺れ動く主人公。 家族の中でおかしいと思うこと、思ってもおかしいと言えないこと。宗教に限らずあるかもしれない。 主人公がどのような道を行くのか、はっきりとは示されないが、ラストの余韻の残し方がよい。 | ||||
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サクサク読めるお話でした。自分が中学生の時を思い出しました。 | ||||
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芦田愛菜主演映画の原作ということで読んでみた。内容は両親と共にズブズブの宗教活動を続ける次女を主人公とした話。全体的にゆるい暗さが漂うも次女の視点がとぼけているので読みやすい話になっている。ラストが曖昧だったのでもう少し描いて完結すべきだった。 | ||||
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終始どこか童話を読んでいるような、やや幼さを感じさせる語り口調でした。 新興宗教にはまっている家族とはこんなものかなと思う反面、ちょっと入り込めないようなのんびりさもあった。 昔、飯星景子さんを某新興宗教からオヤジさんが脱退させようとした事件がありましたが、あれを見ていると、もっと家族関係は複雑になるのではないかと思えた。 私も以前、カルトに少し入っていたことがあるが、まず家族一色になるのは不可能に近いと思えた。家族でも性格や価値観がまるで違うからだ。 そういう意味ではややリアリティに欠ける気がした。 でも、もしかしたらこういう家庭もあるのかな? | ||||
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芥川賞候補は冗談だろうと思うが、「スピリチュアル」とか「サイキック」といった、一見無害な言葉で近づいてくる新宗教の怖さを描き出したのは斬新。とくに、批判精神を持つ前にすっかり両親のスピリチュアルな暮らしに取り込まれてしまった少女を主人公に据え、淡々ととりつかれた人々の日常を描き出したところに説得力があると思う。そしてその反対に、批判精神があったが故に一家と断絶してしまう姉のエピソードは痛ましい。 実は私の妻が「サイキック・ヒーラー」を自称する者に入れ込んでいて、そのヒーラーが波動を込めたと称する水を毎月のように購入し、飲用にするほか子供たちや自分の体に霧吹きで掛けたり、部屋にまき散らしたりしている。先日も「神様とのつながりを強化するペンダント」なるものを1つ8万円で購入していた。私はなんとか断ったのだが、妻と子供で併せて3人分買っていた。幸い(?)『星の子』の教団ほどにはむしらないヒーラーのようだが、毎年80万円くらいはつぎ込んでいるのではないだろうか。 そのヒーラーはグーグルプラスに自分のコーナーを持っているが、そこでしょっちゅう(それこそ毎週1回くらいの勢いで)地震の予知をしている。そして予言は当たり前のように何度も外れている。一週間ほど前にも「フォッサマグナのあたりに地震の予兆が」などと言っていたが、その直後に大阪北部地震(2018.06.18)が起きた。その前にはやはり「日本のどこそこで地震が起きる」と言っているときにメキシコで地震が起きた。このように予言が外れたときでも妻を始め信者たちは「教祖の祈りが神に通じて、日本国内で予定されていた地震が他の国に移転された」などと言って納得している。朝鮮が盛んにミサイル発射を繰り返していたときには「東京に何千発ものミサイルが落ちるところが霊視できる」と宣っていたが、実際には現在朝鮮関連で緊張緩和が進んでいるのはご承知の通り。冷静に見ていればこのヒーラーにサイキック能力なぞないことがわかるだろうに、一旦信じ込んでしまった者がその信念を変えることは難しい。それはフェスティンガーの『予言が外れるとき』で知ってはいたが、そういう「信じ込んでしまった者」の不気味さ、愚かさを「星の子」は描き出すことに成功している。この本を読んで気持ち悪くなった人は非常に正しくこの本を読み取っているのだろうと思う。 と、これだけ褒めるならもっと星を付けてもよさそうなものだが、残念ながらこの本には救いも破綻もないところで星3つとした。わかりやすい結果を唐突に付けられても困るのだが、それにしても主人公の今後について、あるいは消えてしまった姉のその後についてなど語るべき事があるだろう。その意味ではPart2があるのか?と疑っているところである。 | ||||
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