星の子
評判
星の子の評価:
3.71/5点 レビュー 147件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全258件 1〜20 1/13ページ
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星の子の評価:
3.71/5点 レビュー 147件。 C ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
物語の語り部「わたし」は中学3年生、林ちひろ。
ちひろは未熟児で生まれ、生後半年目には原因不明の湿疹に苦しむ。
両親は医者が薦める薬やあらゆる民間療法を試したが、効果はない。
困り果てた父親は、勤務先の同僚がくれた「金星のめぐみ」という水を持ち帰り、助言どおりちひろの体を洗う。
すると、ちひろの夜泣きが減り、2カ月目には全快したのだった。
これを機に、両親は水をくれた同僚が所属する新興宗教にはまっていく。
父親は会社を辞めて教団の関連団体に移り、母親は怪しい聖水をひたしたタオルを頭にのせて暮らすようになる。
叔父が忠言しても両親は聞き入れず、家は転居するたびに狭くなり、ちひろより5歳年上の姉は家出する。
読者から見れば、この展開は林家の悲惨な転落話となるが、ちひろはそうでもないらしく、淡々と冷静にこれまでの家族の内実を語っている。
親の愛情を日々実感しながら育ったからか、外は外、内は内で対応してきたのだろう。
しかし、将来がちらつく中学3年生になると、ちひろにも変化が訪れる。
今村はその予兆を、そして実際の場面を丁寧に、これでもかと繊細に描いてみせる。
人の内と外がつながることを「成長」と呼ぶかどうかは知らないが、そのとき人は、それまでの自分と決別する。
『星の子』はちひろと両親の別れを予感させて終わり、読者には、自身の過去の分岐点を思い出させる。
評者:長薗安浩(週刊朝日 掲載)
*
第39回 野間文芸新人賞受賞作。
2018年本屋大賞ノミネート。
これまでに芥川賞や映画化で注目を浴びている、新星というか流星のようなインパクトのある作家さんですが、本作が初の長編となるようだ。
一応これまでに何冊か読み、作風が分かったからきっと本作も何かあるなと思ってワクワクしながら読み終えた。
あーこれは宗教の話、偏見とか、そういう話やなーと序盤で思ってから中盤、段々と浮いて孤立していく中でクラスメイトや同じ宗教団体仲間との交流なんかを書いていく。
作家の作風である「ただの日常を書く」。
ただ、「宗教2世と呼ばれる子どもの目線」で書かれていく日常。
きっとそんなもんだ。実によく書かれているから、すごい。
そして読み終えた時。やっぱりな、こんな所で終わるんだ感で終わる。
そしてまた読み返してみてもいい(しなかったが)。
本作は長編だから、短編のようなインパクトは無い。緩やかな余韻を残して終わっている。
作品については以上、これからは勢いで独自の意見となる。
なぜわざわざ幸せを壊そうとしたり、無い問題をあるようにしようとする?
多数決で決まるこの社会に、少数派を受け入れない理由は何だ?
拒否するだけの事が(さらに攻撃する事が)恥ずかしいと思わないのか?、などなどと指摘する。
何に対しての怒り?かって、小さい頭の「偏見」への怒りだよ。
宗教って聞くとマイナスイメージがあるのは、実際にあった凶悪な事件のせいだな。あれはいかん。
でも普通の会社や学校でだって下手すりゃ宗教よりも圧倒的に凶悪な事件が多いじゃないか、団体、集団の中での問題というのは。
入ったら中々抜け出せないとか、お金がかかるとか、洗脳されるとか、失礼な話。
奉仕活動をしている宗教だってあるのに何か悪いのか?
むしろ宗教でなくてもどこかで団体に所属したら?っていうかな。
私は心臓の手術で必死に考えたな、すがるものがないって絶望だな。
自分の力と医者の腕、神様だったな。すがるもの。運だな。
運をよくするためには(助かるためには)善行だな。奉仕やな。
1つの団体に所属しておけば、他の鬱陶しい勧誘を断りやすい。
政党、宗教、他の団体。
「あ、私、〇〇に入ってるから」
楽だよ~(笑)。
まるで魔法のような言葉だ。
話は作品に戻るが、作家さんは、余計な事を語らない。
もし作家さんの本を読んで何も分からないなら、失礼かもしれないが、自分ヤバいかもとよく考えたほうがいい。
他人を自分事だと置き換えて想像できるか?
他人の気持ちが理解できてるか?
これまでに発達障がいの方目線で書かれた作品もあったが、
ある意味、感性を試されている作品とも言えるような作品を書く作家さんだなと思う。