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星の子
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星の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全147件 41~60 3/8ページ
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家族三人で流れ星を探すラストシーンは、私にとってかなり衝撃でした。 「この場面で終わるのか!」と思わず声が出てしまいましたが、このラストシーンの意味を考えると、幸福な場面なのか不穏な場面なのか、読む人にとってどちらにも解釈できそうで、「うーん、このエンディングはやはり凄い」と、著者今村夏子の構成力と筆の力に感心させられます。 風邪をひきそうなくらい寒い星空の下、いつまでも主人公「わたし」の背中にまわした手に力をこめる父とほっぺたにほほをくっつける母。 この二人の心の内は、はたしてどういうものなのか。 この両親の心の内を色々想像すると、二人の行為に「希望」を感じるとも読めるし、一方「恐怖」を感じるとも読めるのです。 今村夏子の本を読むのは「こちらあみ子」「あひる」「むらさきのスカートの女」に続き4冊目になりましたが、いずれの作品も本当に面白いです。 読みやすい文体であっという間に読めてしまいますが、それでいてそれが軽いというのではなく、後を引くというか、再読したくなる、そんな魅力的な文体です。 初めて「こちらあみ子」を読んだときは衝撃的でしたが、いずれの作品も子どもの描き方がとてもうまいですね。 報われない辛い場面でも、男の子がさりげなく優しさを見せる場面など、とてもいいです。 思わず笑ってしまうユニークな場面も健在です(高速道路のサービスエリアで酔っ払いの真似をしてゴミを捨てに行く罰ゲームは爆笑です。)。 今村夏子はこれからも読み続けていきたいですね。 | ||||
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新品を買ったはずがいくつも傷がついていたり剥がれていたりするところがありとても残念。これならむしろ中古品を買った方が良い状態のものが手に届くのではと思ってしまった。 | ||||
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芦田愛菜ちゃん主演の映画から入ってきました。静かに時は流れていってる。人を信じるということをもう一度よく考えてみたいです。 | ||||
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読みたかった本が安く手に入ったのでよるったです。 きれいに届きました。 | ||||
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中身は綺麗なのですが、新品の筈がところどころに汚れがあったり、破けたところなどがあるため本当に新品なのか疑わしい | ||||
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おそらく会話が多いからというのもあると思いますが、すごく読みやすい文章でした。 家族の話なので、そういう地味な話が好きな人にはいいと思います。起伏に富んだストーリーではありません。 | ||||
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本屋大賞にノミネートされた由を読後に知った。最初から知っていれば読まなかったのに。同賞が低俗の一語、受賞作品にロクな物は無いからですが、本作もその例にもれません。 160頁まで何とか我慢して読んだのは『むらさきのスカートの女』と『木になった亜紗』への評価からだが、全く時間の無駄をしてしまいました。 (因みに駄作に時間を割く無駄を避けるうえで本屋大賞情報は私には有用で有り難い。) 意図的な味付けなのでしょうが妙にサバサバしていて現実感が無さすぎます。とりとめのない会話が本筋と無縁に長々と頁を埋めるのは最近のはやりの一つで、これをリアリティーと言えば言えなくもないだろうが、無用無駄なリアリティー。小説を豊かにするものでは少しもない。退屈無意味な漫画を読んでいる感じがします。 あっちへ飛びこっちへ飛びの展開が賑やかで、これを変化に富むという言い方をすればこれもできなくはないかもしれないが、これまた何とも惰性的で退屈極まりない。それらの無内容をさらに取って付けたような無内容退屈な会話で埋める、そこらに溢れているいわば辻褄合わせ小説の一つ。 上に言う惰性的の意味は、例えば、〔お腹が鳴る=空腹〕といった型にはまった通俗観念をそのままなぞる何の刺激も独自の深みも無い、小説家として最低の姿勢のことでしょうか。 。 | ||||
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梱包はなく剥き出しで到着。 まるで中古本かのような傷がついていて萎えます。 | ||||
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新興宗教がテーマの現代小説は初めて読みましたが、後半になるにつれ周囲の反応も両親の言動も読んでいて気分が悪くなるくらいリアリティがありました。そして読者のネガティブな感情をよそにただ淡々と話が進んで唐突に終わった感じ。 対談を読むに作品の良し悪しはさておき私には作者さんの作風そのものが肌に合わないな……と感じたのでもう読みません。 | ||||
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こういうテーマにも突っ込める人なのですね。感激してしまいました。否定するとも肯定するでもない、今村さんのフラットで初々しい視点が、一定の価値観へと誘導しません。良い時間を過ごせました。 この作品は映画化されています。映画も今村さんの世界を崩さず、とても良かったです。個人的には、原作から読むことをお薦めします。お時間のある方は是非。 | ||||
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今村さんの作品は、静かに、不気味で、怖い。普通の人間の、普通の生活の中にある、残酷さ。本作も然り。 ラストがえ?これで終わり?という感じで、やや消化不良になりました。 | ||||
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謎の宗教に傾倒する両親の元に育った少女の物語。 本作品は、新興宗教にのめり込むことの恐ろしさを描いたものではない。このような家庭に育った少女の姿を通して、価値観が違うものへの向き合い方へ一石を投じているように、自分は受け止めた。 深刻さとか悲惨さが殊更表現されていないため、却って読んでいて辛い気持ちになる。ただ、こういう境遇の子というのは、第三者が想像するより、ずっと逞しいのかもしれない。 ラストは、賛否あるだろう。自分は、両親が敢えて、主人公ちひろとの別離を選んでいるように感じた。 | ||||
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久しぶりに本に惹き込まれた。 読むのは得意じゃないけれどすぐに読んでしまう程見蕩れてしまった作品です。 最後のシーンの考察は様々あるかもしれませんがきっとそれは貴方の"信"が隠されていて、一人一人違うんだろうなと気付かされました。 | ||||
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本ではなくオーディブルで聴きました。 カルト宗教に嵌まった一家が家庭崩壊する話かと思っていたら、思いのほか牧歌的に日常が過ぎていきます。 外部からの目と、渦中の視点との違いがここまであるのか!という驚きもありました。 最初から宗教に対して警戒感を感じさせる姉のまーちゃんや雄三おじさんの反応がいわゆる一般的な反応なのだろう。 しかし、宗教の集まりに参加するちひろにはとってはその場所は居心地が良いのだ。 最初はその場を忌避してるともとれる友人の春ちゃんもその場所に心を委ねてしまったあとは幸せそうである。 一般的に新興宗教にハマると生活が困窮していくように思えるがこの家族は生活レベルが下がりつつもかろうじて一定の水準を維持できているようだ。 ならば、この家族やちひろにとって新興宗教に染まっている生活は決して不幸ではないのである。 それでも、両親はちひろの将来をどう考えていたのか? 本で読んでいたなら残りのページ数が減っていく事で終わりが近いことが分かるのですが、オーディブルでの朗読だったので終わり方が唐突で、ひどく心残りな読後感でした。 この後、ちひろはどういった道を選ぶのか? とても気になります。 | ||||
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私自身は宗教的生活はしたことが無いのですが、周囲のそうした人の話を聞くと中々リアルだと思いました。 | ||||
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カルト宗教。人の人生を粉々にする。家族も巻き込む。しかしそれだけで語れないものを丁寧に描いている。秀作。 | ||||
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ありのままを受け入れる。 そんな内容だった。 新興宗教の様なシーンから怪しく不気味な雰囲気が最後までつきまとう。 それがこの作品の深みを増していると感じた。 友人、先生、親戚と周囲の大多数が疑いの目を向けるなか、それらを含めて主人公は両親を愛し、信じる姿が見受けられる。 単純な感動、サスペンスとは異なる親子の絆の物語と呼べるのかもしれない。 読む人により、感想が大きく異なると思う。 文体が優しいのでぜひ親子で読んでいただきたい作品である。 | ||||
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どんなラストになるのかなぁドキドキしながら読んでいたら、突然ブツッと終わった感覚でした。あ、これでおわり?と釈然しない気持ちもありながら、これが一番幸せな終わり方なのかなだとも考えました。 主人公のちひろはすごくフラットに物事を受け止めて生きていて、すごく強い子だなとおもいましたが、これが彼女なりの処世術なのだとも思い少し悲しい気持ちにもなりました。 | ||||
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幼い子ども目線からカルト宗教に熱心な親を見ると?という視点から書かれた本作。 外部からの教育と、家庭内の教育の差の違和感き気づきつつも、どちらに属すべきか不安定な主人公の心境には、未来への不安と穏やかな日常の存続への希望、どちらも感じてもどかしい作品でした。 | ||||
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読みやすい表現で、内容も興味深く期待していたがまさかのオチなし。 この物語を通して何を問いたいのか、何が言いたいのか。 最終ページの作者の対談で分かるように、 意図をもって書いたわけではない事を 作者本人が発言しているのに驚いた。 対談ページは途中で読むのをやめてしまった。 着地点がなく、物語にオチを求めていない人向け。 | ||||
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