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黒猫の三角
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黒猫の三角の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 1~20 1/2ページ
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推理、ミステリを期待している読者にはお薦めできない。 登場人物の名前やキャラが作者の独善すぎていまいち没入できないから、読み飛ばす事も多かった。 同じお金を出すなら、他の本を買う事を勧めます。 | ||||
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今度は、こう来たか。 | ||||
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話が動かなくて、途中で飽きてしまいました・・・ | ||||
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自由。それは森博嗣の一貫したテーマであり続けた。 彼の作品は、常識を軽々と踏み越えるキャラクターを特徴にしている。 それは大抵著者と同じ理系の研究者だったりするのだが、彼らは不謹慎な発言も連発するし、殺人という行為自体も極めて軽く扱っている 加害者の側でも殺人の動機が作中に描かれることはまれである。動機がない場合も少なくない 倫理からの自由、理由からの自由、常識や通念から逸脱した時の浮遊感。作者はそんなものを表現したくて作品を作っているのではないか そうだとすれば、本作は、著者の宿命題、というか、核心的な哲学自体を事件にしたような一篇になっている もっとも森博嗣らしい作品といえるだろう。 本性を隠して生きてきた特別なものが彼らの同類に出会う、という展開が大好きだ トリックなんてどうでも良くて、犯人が紅子に、動機を告白するシーンがこの作品のすべてだろう 自由な思考を持った人間ほど怖いものはない。それは笑っているものが怖いのと似ている | ||||
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ミステリーとしては、比較的王道な感じがするが、登場人物相互の関連と書き手との距離感の変動が面白いと感じた。 作者の生死観もS&Mシリーズから、一貫しており、 それ自体にも、共感を覚えた。 | ||||
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森博嗣のシリーズをひたすら読んでいます。 紅子は気が強いし頭も良いので見習う部分たくさんだ | ||||
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コミックというか、ライトノベルのような軽い文章。変てこな名前ばかりで、全く興味の持てないキャラクターの登場人物たち。登場人物間の、何の面白みもない会話内容。冗長きわまりない捜査過程の描写や、無駄に多い喫煙シーンの描写。明らかにページ確保のための水増しで、半分以下のページに充分圧縮できる内容と感じた。 犯人は相当な危険を冒して殺人を実施しており、あくまでも結果オーライででき上がった密室。犯人の告白する連続殺人の動機も理解できる代物ではなかった。ただ一点、犯人の言動の矛盾を突いた紅子の推理は鋭く、評価できるのはその部分のみ。エピローグで、事件の記述者が「動機の理解できない殺人」に関して述べているが、自作品における殺人動機の不明確さへの弁明なのだろうか。 | ||||
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動機とかトリックとかはどうでもいい。 キャラクターをとにかく楽しむ。 それができれば森さんの本は楽しめる。 | ||||
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森氏のVシリーズの一作目で、これまた素人監視下の密室での殺人がメインとなっている。 例によって密室のトリックは使い古されたパターンの使い回しだが、真犯人の意外性とその独特な危険なレトリックはなかなか読みごたえがある。 S&Mシリーズと比べると青春小説的な雰囲気が濃厚になっており、差別化を図っている。 まあ森氏の作品としては標準的な作品で、きっちりとまとまっている。 | ||||
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正直ミステリ部分はどうでもいいというか、会話劇が醍醐味というか、邪道な読み方かもしれないけど面白かったです。 やられたー!っていうミステリを期待してたので、ミステリ部分の物足りなさから星3つです。 立ち立ちに立ったキャラ設定や「時にくだらなく時にウィットに富んだ」主人公たちの会話が、もったいぶっててオタクっぽくてちょっとイタいんですが、面白い。 ミステリーや全体の筋より登場人物についてもっと知りたくなってしまう感じが、これまたオタク心をそそるというか。 最初から漫画・アニメの原作として書かれたんですかね? 今時の漫画やアニメには疎いのですが、画像・映像がありありと浮かびました。 ひとつひっかかったのは、文字詰めとかなサイズ、おかしくないですか?読みにくかったなあ。 | ||||
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皇なつきが好きなので、購入したのですが、 とにかくキャラクターが魅力的、ストーリーや台詞まわしも 今まで読んできたミステリーとは一味違う、と一気に引き込まれました。 この後、原作を読み、森博嗣の世界にどっぷり浸かりました。 私にとって森博嗣きっかけ本です。 | ||||
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この作品に展開される殺人論や、正義論のひな型は、あまりにも滑稽で不十分だ。人間工学的良知と、社会的良知の根源的相違に配慮していないばかりか、必要・十分条件上の分明もない。 現代哲学の一幕であった退屈な殺人論をおさらいする気はない。しかし、この点を挙げておく。 (a)社会が容認する殺人は戦争を招く。(b)その根底は、ある種の殺人を肯定する正義である。(c)正義は危険な思想だ。 上記は戦争を絶対悪としているところに特徴を見る事ができる。しかし、戦争が起きるのが悪いから、正義が悪い。約めて書くとなんとも小児的な。戦争や悪を、危険とするのもまた、筆者自身の正義観である。(無論、個人の正義感覚が、正義そのものを規定するのではない。)この内部矛盾は、どこからやってくるのか。 簡単である。そもそも正義や悪。戦争と平和。こうした対立する究極的概念を持たずには、如何なる社会も審査できないのだ。にも拘わらず、正義自身を悪と言ってみたりする。正義とは、理想とすべき社会形態であろう。 無論、虚構である。虚構と言えば、この文学も虚構であり幻想である。なんとも分からない理屈となった。殺人に関してもそうである。自己の非代替性にまでは言及しても、そこで完結する程度である。それならば、自分以外の他人にまで及ぶ殺人。或いは自殺志願者への殺人行為はどうなるのか。 もっと、根源的な視線を持つべきである。例えば、我々が人間仲間に、仮託する意志や、ラスコーリニコフの悔悛は、どうなるのか。それさえも彼は、馬鹿な大衆を騙す道具程度に説明するのか。疑問である。 この作品の背景には、究めて独善的で肥大化した自己愛が感じられる。殺人をパズルゲイムと同一視する論理が、最終的に破壊されることはない。それはどこまでも遊離した逃避感情の一般であり、性的倒錯に似ている。通常、そうしたものが受けるべき制約や、報復、感情の清算など、物語世界のくびきを感じていないようだ。 心理的洞察を行わずに機能することが許される文学があるとすれば、ライトノベルである。文体ひとつを見ても明白である。奇抜なのは会話文である。彼の文章は、特定のキャラクタの自己顕示や感傷の、橋頭保としてのみ成立している。その殆どが皮相で内実を伴わない冗句であり、夜のメロドラマを観賞しているかのようだ。 著者はステレオチイプを卑下するようだ。皮肉なものだ。どうして作品の視点が、詰まらない人格モノローグからモノローグへと、あてどない綱渡りをしているのか。まったくもって、無害な文学である。 | ||||
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まずネタばれの範囲ですが「すべてがFになる」をはじめとするS&Mシリーズすべてと今作です。どなたかのレビューでS&Mシリーズの後半は劣化したと言うのがありました。これは私も同感です。なぜそう思うのかと言うとS&Mシリーズの前半は「条件」が与えられ犯罪(多くの場合密室殺人)が起こり解決していくと言う過程のなかで「条件」は不変、不動だったんです。解決時にも揺るがないといった感じで。しかしS&Mシリーズの後半、そしてVシリーズの1作目である今作は「条件」のほうが実は違っていたというものが目立ちました。具体的には犯人が嘘の証言をして密室が成立しその「条件」のもとに話が進んでいき最終的には嘘がわかると言った感じです。叙述トリックの範囲に入るのかもしれません。私はS&Mシリーズを読み始めたとき「叙述トリックはないんだ」と勘違いしてしまったようです。叙述トリックも存在すると思えば登場人物の会話など面白い部分はたくさんあるので今後も読んでいけそうです。 最後になりますがVシリーズのVって紅子のことなんですね。読み終わってから気づきました。 | ||||
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新シリーズの一作目としてはかなりインパクトの弱い作品 まるで劣化に劣化を重ねたS&Mシリーズの後半クラスの出来だ キャラクタも前シリーズと比べるとエキセントリックすぎていまいち 次作以降に期待したい | ||||
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なぜ、共犯でもない家政婦が「幽霊をみた」とかいう中途半端な証言をしたのか意味不明 | ||||
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道端に落ちていた皇なつきの漫画版を読んで、「なんでただの衝動的殺人犯が天才扱いされるんだ!」と、腹を立てて、この作者のアンチになったが、数冊読んでいくうちに、作者の思想に取り込まれてしまった。97年前後のゲームバブルでわけわからん商品が氾濫し、不景気を束の間ごまかしていた時代に、「趣味と仕事は同じだ」と探偵役に言わせたのは先見の明か…。 この小説の犯人が天才とすると、あの宮崎勤も天才ということになるのだが、それについては作者も登場人物の口を借りて反論している。しかし、本心はどうでもいい人間よりインスピレーションにすべてを捧ぐ者に重きを置いているようである。 森先生の小説はミステリーとしてのタネはどうでもよく、本筋から離れた考察を楽しむ類のようだ。作者の天才信仰は処女作から始まって最後まで一貫しているが、この小説は天才については上手に語れていない。(同僚からの嫉妬がこわくて成績をごまかした程度なので…) | ||||
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表紙を見てまた半分ほど読んで、これは80年代〜90年代初めの作品だろうと思いこんでいた(原作がそうなのかも)。携帯電話は存在しない、「ハイテク」な「トランシーバー」。今世紀だったらピンク・ハウスじゃなくてゴスロリだし(高価な服を着ている彼が裕福な家の子供だと言うのが一番納得できそう)、今「結束バンド」(インシュロック)はホームセンターで買える。つまり道具立てがいちいち古いんだが、それをいま、氏の美麗絵でコミック化する意味が分からない。思い出用?私には中途半端な昔過ぎた、もっと新しくて珍しい道具立てが見たかった。ノリきれなかったのは、もともとがサスペンスドラマやミステリー小説に興味が無いせいもあるのだが(あやしくない人物にあたりをつけたら犯人が当たる)。最後は身近な人物に傷つけられたのにケロリとしている大学生達、刃物を持った十四歳……あれ?どうなった?後半の多くの部分を占める連続殺人犯の手前勝手な長い御託もやや苦痛だった。デ○ノートの犯人の御託の方がまだいけるし、意外な犯人のクリミナル・マインド的な妄想が、ちょうど見過ぎていて腹いっぱいだったせい、かな……。登場人物の紅子が嫌うように、作中の犯人は私も嫌いだが、前半にもそういった「ヒトゴロシ」とは?「死刑」とは?という問答があって、結局作者のやりたかった部分はこの猟奇連続殺人犯の奇妙な論理という思いつき(思いつきというと軽すぎるのだが)なのじゃないかと思って、なんかもう作者の方も嫌いだ。また高校二年で理系コースをとっていないと謎掛けが分からない。ミステリー・ドラマに対し私が求めてるものが、鮮やかな犯人逮捕、警察官のガンバリだったことに気づいた作品。価格にしては分厚いのでお徳感あり。皇なつきファンならとりあえずイットケ。 | ||||
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森博嗣の人気のVシリーズの漫画化。雰囲気がよく出てて紅子もなかなかいい。 でもあの一冊をよく一冊のコミックにしたなぁ。原作にもかなり忠実だし。 | ||||
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初めて著者の小説を読みました。人に勧められて読んだので肩入れ無しの感想です。 独特の体裁、難解な登場人物の名前、妙な言い回し…映画版の監督、スカイクロラの押井守氏が著者の小説を好きそうなのは理解できました。 トリックの内容からミステリー小説というよりは夢野久作らの「探偵小説」に属するのかもしれません。全体的に散らばめられたミスリードとそれに比べてあっけなさ過ぎる犯人の告白。難解な言葉に彩られながらも、実は単純なストーリー…小説の中の登場人物が謎に惑うのではなく、小説全体で読み手が煙に巻かれたような、そんな読後感でした。 前半から中盤までの不安感と最後の開放感、たしかにある種のカタルシスを感じますが、これが著者の真骨頂だとしたら…ちょっと人には勧められないかなぁ。 煙に巻くと言えば、他のシリーズは判りませんがこの本ではやたら喫煙者が登場してみんなでチェーンスモーキングしています。タバコの味を知らない私には、この小説の良さはまだ判らないみたいです。 | ||||
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森博嗣の新シリーズ。新キャラの紹介とラストの意外さのためにあるといっていい作品。それにしても、この展開には感心させられました。前作に比べて、ややミステリーっぽさが弱く、一条ゆかりの「有閑倶楽部」っぽい雰囲気。森さんのクールな雰囲気が好きなのですが、ドロドロした男女関係がテーマのシリーズらしく、星3つです。 | ||||
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