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クスノキの番人
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クスノキの番人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全295件 281~295 15/15ページ
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東野圭吾さんの作品は毎回買っていますが、クスノキの番人は、私には展開が所々分かってしまう部分があり、評価的には普通といった所でしょうか…。 人の念を受け継いだり、預けたりするお話ですが、確かにそんな神木があれば素敵だなあとは思いました。言葉の言い回しや、話の持って行き方は流石といった所でしょうか。ミステリー要素というより、人情ものです。ナミヤ雑貨店の奇跡がお好きな方にはお勧めいたします。 | ||||
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「ナミヤ雑貨店の奇跡」がとても好きで、またあの感覚を味わいたいと思い、出版を楽しみにしていました。 じんわり涙で滲む、心温まる感じ、やはり期待通りでした。とても素敵なお話です。 | ||||
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読後はジーンとしました! 東野圭吾は安定の品質です | ||||
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無職の直井玲斗は、母の姉と名乗る人物から奇妙な仕事を依頼された。 神社にあるクスノキの番人だ。その木に祈れば、願いがかなうというのだが。 途中でやめられず、一気に読んだ。 シンプルで読みやすい文章もまったく先の読めないストーリーも、さすがと言うしかない。 クスノキへの参拝の正体は、後半まで明かされない。 作者が安直な超自然などテーマにしないことはわかっているので、真相が知りたくてどんどんページが進む。 真実が明らかになったときは唖然としながら納得した。 なるほど、関係者があいまいに言葉を濁すはずだ。散りばめられた伏線がすっきり回収される。 メインストーリー以外に傍流のサブストーリーが展開し、プロットに沿ってキャラクターが立ち上がってくる。様々な人生を送る多彩な人物はみんな魅力的だ。 結末はテーマに直結していて、後味が爽やかだ。久しぶりに東野圭吾の真髄を味わった。 こう言っては何だが、「やればできるじゃないか」というのが素直な感想だ。 最近のキャラに頼ったシリーズに食傷気味の皆さんに、ぜひお勧めしたい。 | ||||
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面白い | ||||
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個人的には重すぎる物語を読むのは年々しんどくなっている。 帯やあらすじだけで見送ることもしばしば。そこに東野圭吾さんの新刊である。 『秘密』『時生』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の系譜に連なる作品だそうだが、 これらはいずれも好きな作品だ。早速読み始めると、主人公はいきなり 警察に捕まり、おいおいと思ってしまうが、そこに遠縁の人物が訪ねてきて、 ある仕事をすることに。その仕事とは、タイトルにある『クスノキの番人』なのだった。 クスノキの番人の仕事というのが説明しにくい。「祈念」に訪れる人々の案内を するが、彼自身「祈念」とは何なのか詳しく聞いていない。いずれわかると、 彼を指名した人物は言うのだが。そんな中、ある依頼に深入りすることになる。 主人公の生い立ちもそれだけで長編になりそうなほど複雑だが、 その割には素直に突拍子もない仕事を受け入れる。助けられた恩もあるのだろうけど。 何より、彼自身、番人という仕事の本質に深い興味があるのだろう。だから協力した。 ある中心人物の家庭環境というのがこれまた複雑だが、 後を継いでまっとうに生きてきた。真相は主人公や娘の想像とは 大きく違っていたが、もっと早く打ち明けていればよかったような。 子を持つ親の立場として考えさせられる面もある。 悪気は一切なかった。だからこそ残したかった。伝えたかった。 また別の、頻繁に訪れる依頼者も、主人公は動かした。 彼は自らこの仕事の本質をつかみつつあった。それぞれの生まれながらの宿命。 詳しくは言えないが、彼にはカウンセラーの適性もあるのかもしれない。 あの人物といい、もうちょっとわかりやすく伝えなさいよと言いたくもなるけどさ。 読み終えてみて、それぞれの人物の違う顔も見えてきたりして、 さすが東野圭吾という仕上がりだった。世界中が閉塞感に包まれている今、 必要なのはこういうほっとして温かくなる物語ではないか。 刑事事件が起きるミステリーは変わらず好きだが、時にはこういう清涼剤もいいよね。 | ||||
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同じ作者の作品に、映画にもなった『ナミヤ雑貨店の奇蹟』という傑作がありますが、本作の基本的なプロットはその変形かと思います。現実に起き得る話よりは、こうしたファンタジーの方が小説の力を感じますよね。 最初半分こそ、東野さんの実力が出てないなー、少年少女向けのジュブナイル小説みたいで文体が軽いなー、展開が遅くてかったるいなー・・・なんて思いましたが、後半は俄然展開が早くなり圧倒されます。 一人の青年の成長譚としても面白く読めます。一旦このフォーマットを作ってしまえば、シリーズ化が可能ですよね。恋の行方も気になりますし、きっと続編が出るような気がします。期待してます。 | ||||
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映画化しそうな素晴らしい内容でした。先が気になる展開はさすが。 | ||||
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著者の作品は数多く読んでいますが、今回のは展開がさらっとし過ぎていて現実味にかけるという印象でした。念で死者や生きている人の想いを知るとこができる状況は、少しだけ辻村深月のツナグという作品と雰囲気が似てるなと思いました。登場人物が少なく、時系列がちゃんとしているので読みやすさがあり表現も綺麗、状況が手に取るように描くことができる点は、さすが当たりはずれの少ない東野作品と思いました。 | ||||
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近年の東野圭吾は、ミステリーよりファンタジーのほうがおもしろい。本作もファンタジーで、ありえない設定がある。でもだからこそ、描ける人間の思いっていうのがあると思う。もっとも、いろいろな話が詰め込まれていて、やや散漫な印象がある。その点で『秘密』には及ばないが、あれはもう別格の作品なので比べてはいけないだろう。 | ||||
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感動した。クスノキに素直な思いを託す…やってみたい! そして、後悔のない人生を、一日一日が本番という思いで生きていきたい。 | ||||
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先ほど読了して。。。なんと言っていいのかな。。。念かぁ。。。。 前半は最後まで読了出来るだろうか?と思うくらいテンポが良くないなぁと感じました。 ただ所々にいつもの東野節を感じる箇所もありました。 本当に後半の398ページから始まる玲斗と壮貴の会話のやりとりや、424ページからの玲斗の「ホテル柳澤」に関する発言、最後の千船に関する症状の件等、胸に熱いものがこみあげてくる瞬間はありましたが、 帯に書かれている{「秘密」「時生」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」、そして・・・}という文句は違うなぁと思いました。 この過去の作品、特に「秘密」という名作には到底及んでいないと思います。 以前は東野作品はもしこれを映像にするとしたらうまく表現出来るのかなぁ、どうしても原作が勝ってしまうのではないかなぁという思いが常にありましたが、今回の「クスノキの番人」は逆に映画の方が面白く伝えてくれるのではないかと感じています。 それはある意味、小説としては僕の中では完成度が低いという思いがあります。 テーマは面白いですが、一気読みではなかったです。 僕が期待しすぎているのしょうか? これが今回の僕の感想です。 | ||||
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30年来読んでいる東野圭吾の最新作です。一日で読了しました。 荒んだ人生を歩む若い男の前に突如現れた親類を名乗る老女。彼女の命令に従い、彼は「クスノキの番人」という謎めいた仕事を半ば強制的にやらされるハメになります。 その仕事の本態が明らかにされながら、複雑な(でも決して難解ではない)人間ドラマが展開していくにつれ、読者は一読能わざる幸福な時間を過ごすことになるでしょう。 練られた作品構造、魅力的な謎、意外性のある結末は相変わらず。加えて、活字を目で追いながらノータイムで物語が脳にしみこんでいくかのような文章の巧みさが、やはり素晴らしい。 | ||||
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ミステリーではありません。スラップスティックでもありません。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が好きな東野ファンの方なら、読み終わってから「いやぁこれもいい話だなぁ」とほっこりされることでしょう。こういう読後感をプレゼントしてくれる本は本当に少ない。前作『希望の糸』に続くスマッシュヒットですね。 | ||||
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あまりいいニュースを聞かない日々が続いてますが、そんな中、読了後には心がほっこりする、そんな作品でした。 前半から後半の雰囲気への変化、読ませる文章、細かい伏線、人情、家族関係…そして最後まで新たな情報があり、飽きさせない。さすが東野圭吾作品でした。 | ||||
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