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第二の銃声
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第二の銃声の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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途中で、そうだろうなと気付かされる結末。物語の設定に無理があると思われる。残念。 | ||||
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本書「第二の銃声」は、 ミステリ黄金時代を代表する作家 アントニー・バークリーの優れた作品でありながら、 これまで完訳がされていなかったもので、 ミステリ好きなら、思わず手に取りたくなる本です。 探偵作家ジョン・ヒルヤードの邸で 作家たちを集めて銃を使った殺人劇が行われるのですが、 被害者役のエリック・スコット−デイヴィスが 本当に銃殺されてしまうのです。 疑いをかけられた本書の語り手、 シリル・ピンカートンは、 知り合いの探偵、 ロジャー・シェリンガムに助けを求めるのですが・・・。 この作品、私は、 読み始めてすぐに結末が分かってしまいました。 それは、あまりに有名な先行事例があるから。 実際、真相に気づいてしまう人は多いのではないかと思います。 その作品を読んだ人なら、 あるシチュエーションにくると、 すぐにその結末を疑ってかかるに違いないからです。 本書解説によると 作者はその先行事例を扱った作品の 欠陥部分を補うように本書を書いているのだそうです。 確かにそういう目で見ると、 構成上際だった作品といえますが、 ミステリは予想もしなかった結末が 待っているから面白いのであって、 構成美が先行するのはいかがなものでしょうか。 また、本作品では殺害方法にトリックが凝らされていますが、 こちらも初めの方で想像がついてしまいました。 結局、本書では、私がミステリに求めている、 意外性や驚きを感じることはできなかったのです。 ただ、「巧い小説」であることは認めます。 類似の先行作品よりも構成の点では上を行っているのかもしれません。 本書は、いろいろなミステリを読んできて、 評論家的視点で作品を評価する人に向いている−− いわゆる通好みの作品なのではないかという印象を持ちました。 | ||||
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本書「第二の銃声」は、 ミステリ黄金時代を代表する作家 アントニー・バークリーの優れた作品でありながら、 これまで完訳がされていなかったもので、 ミステリ好きなら、思わず手に取りたくなる本です。 探偵作家ジョン・ヒルヤードの邸で 作家たちを集めて銃を使った殺人劇が行われるのですが、 被害者役のエリック・スコット−デイヴィスが 本当に銃殺されてしまうのです。 疑いをかけられた本書の語り手、 シリル・ピンカートンは、 知り合いの探偵、 ロジャー・シェリンガムに助けを求めるのですが・・・。 この作品、私は、 読み始めてすぐに結末が分かってしまいました。 それは、あまりに有名な先行事例があるから。 実際、真相に気づいてしまう人は多いのではないかと思います。 その作品を読んだ人なら、 あるシチュエーションにくると、 すぐにその結末を疑ってかかるに違いないからです。 本書解説によると 作者はその先行事例を扱った作品の 欠陥部分を補うように本書を書いているのだそうです。 確かにそういう目で見ると、 構成上際だった作品といえますが、 ミステリは予想もしなかった結末が 待っているから面白いのであって、 構成美が先行するのはいかがなものでしょうか。 また、本作品では殺害方法にトリックが凝らされていますが、 こちらも初めの方で想像がついてしまいました。 結局、本書では、私がミステリに求めている、 意外性や驚きを感じることはできなかったのです。 ただ、「巧い小説」であることは認めます。 類似の先行作品よりも構成の点では上を行っているのかもしれません。 本書は、いろいろなミステリを読んできて、 評論家的視点で作品を評価する人に向いている−− いわゆる通好みの作品なのではないかという印象を持ちました。 | ||||
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