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赤毛の男の妻
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赤毛の男の妻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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追われる方と追う方のパートが交互に進行していく小説。どちらかと言えば、追われる方の男女が主人公なので、ノワール系のサスペンス小説で1950年代のアメリカが舞台。叙述トリックものだろうと思って読んでいたが、まー、さほどの衝撃はなかった。 | ||||
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大昔に一度読んだ際には、盛り上がりの少ない平凡なスリラーという印象しか残りませんでした。 今回再読して、順風な人生のレールを踏み外して犯罪者となり逃げまわる「赤毛の男」の悲哀、かつて彼を頼りにし、逆に今は彼に頼られる立場となった婚約者の哀しみを軸に、追ってくる刑事とのかけひきに堪能しました。 最後に男と女に待っていた運命と、追う刑事の最後の一言が、一生記憶に残りそう。 アクロバティックなトリックで知られるバリンジャーの、人間性の悲劇に着目した異色の作品と思います。 | ||||
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騙しの名手バリンジャーの代表作の一つ。元妻のために殺人を犯した赤毛の男と元妻の逃避行と警察側の追跡劇をカットバックで描き、最後に驚きの仕掛けを披露するという得意のパターン。 しかし、私はバリンジャーと相性が良いと言うか悪いと言うべきか、思考の波長が合ってしまうのである。"返金保証"の「歯と爪」、「消された時間」共に冒頭で真相が分かってしまったし、本書も途中で、ある人物が「**」と明記してあるのだから、意外な真相となるべき最終頁のセリフも平凡に受け止めるだけである。もう少し、逃避行に緊張感を持たせれば、気が逸れて気が付かなかったかと思うと残念である。それにしても、杜撰な逃避行を続けている男達がなかなか捕まらないのは、社会背景があるにせよ、アメリカは広いと感じざるを得ない。 波長が合い過ぎるのも困りものだと、つくづく思った一作。 | ||||
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騙しの名手バリンジャーの代表作の一つ。元妻のために殺人を犯した赤毛の男と元妻の逃避行と警察側の追跡劇をカットバックで描き、最後に驚きの仕掛けを披露するという得意のパターン。 しかし、私はバリンジャーと相性が良いと言うか悪いと言うべきか、思考の波長が合ってしまうのである。"返金保証"の「歯と爪」、「消された時間」共に冒頭で真相が分かってしまったし、本書も途中で、ある人物が「**」と明記してあるのだから、意外な真相となるべき最終頁のセリフも平凡に受け止めるだけである。もう少し、逃避行に緊張感を持たせれば、気が逸れて気が付かなかったかと思うと残念である。それにしても、杜撰な逃避行を続けている男達がなかなか捕まらないのは、社会背景があるにせよ、アメリカは広いと感じざるを得ない。 波長が合い過ぎるのも困りものだと、つくづく思った一作。 | ||||
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