煙で描いた肖像画
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最初の3分の2くらいは、男女交互のパートで、男のパートである時点の女の姿を描き、女のパートでなぜそのようになったかを説明するという作りで、それぞれの内面も描写されています。 最期の3分の1は、男の視点のみになりますが、すべて読み終わった後は、ここで語られない女の側の心情はどうだったかと語られない物語を考えさせられるのではないでしょうか。 物語をあらすじにまとめれば、今となっては他にも書かれたようなものかもしれませんが、女の半生を描いた過去パート(男女別々に語られるパート)で女の心情が描かれたことで、語られない物語への関心を掻き立てられるのではないでしょうか。 また、最終ページのあとの二人がどのような人生を送るのか、その物語も考えたくなる小説です。 | ||||
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男が偶然目にしたとある女の10年前の写真。その時から女は男にとって運命のひととなった。一目惚れした女の行方をひたすら捜す男と、その女の視点から彼女の歩んできた人生が交互に語られる。 男はまるっきるストーカーだが、女の方は自身の欲望を叶えるために手段をえらばない毒婦。 名前を変え、前歴を隠して居所を転々とする女。切れそうなつながりを懸命に手繰り寄せる男。さてさて、二人が出逢ってどうなるか?が最大の見所だ。 運命の女=ファム・ファタルものでお約束のオチではあるものの、お話しのもっていき方が優れている。 | ||||
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冒頭から淡々と静かに物語は進んでいく。いわゆる掴みが巧いので、読者はそれに引っ張られていくのだ。ラスト近くなって、俄然面白くなり、残り頁が愛しくなってきた。 ふとしたきっかけで見た写真の美少女は、10年前話しをする事もなく別れた女性だった。青年の物語と交互に語られる悪女の物語が凄い。少しの手がかりから、やがて現在の彼女の在処を突き止めて行く。そしてそれから――。サスペンスたっぷりの展開は何処へ落ち着くのか。シチュエーションが素晴らしい。 | ||||
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同じ作者の『歯と爪』と同じ構成。 すらすら興味深く読める。 だがやはり結末が普通すぎる。 2作とも同じ感想をもった。 他の作品もこうなのか? | ||||
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悪女ものの名作、アルレーの"わらの女"、アイリッシュの"暗闇のワルツ"も 良かったけれど、悪女ものではこの作品が一番と思う。なぜなら前者は玉の輿 のお膳立てに乗っただけ、後者はただ単に贅沢好きの女。どちらも男頼りの 他力本願的なところが魅力に欠ける。 だが、この作品の主人公は自力で男を踏み台にのし上がって行く、頭脳も 実行力も持ち合わせているところが共感がもてるし、現代的でカッコイイ。 | ||||
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