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恋恋蓮歩の演習
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恋恋蓮歩の演習の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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ミステリ仕立てにはなっているが、Vシリーズを読んでいる人なら、最初からカラクリは分かる。でも、面白い! 謎がどうの、というより、豪華客船に乗船したという華やかな雰囲気、ワクワク感がこっちにも伝わってくる。 そういえば『名探偵コナン』や『謎解きはディナーのあとで』にも、こういったシチュエーションってあったなぁ。 それにスウィートルームがすごい!なにせ、フランスの大富豪がずーっと乗ってて世界中を回っているというんだから。 その豪華客船の中で起こった不可解な死体消失事件。殺人?それとも事故死? 通報を受けた警備員たちが駆けつけると、死体はキレイさっぱり消えていた。 それと同時刻に、世界的名がが盗まれる。この2つの事件の関連は? | ||||
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恋恋:思いきれずに執着すること 蓮歩:美人のあでやかな歩み 演習:非常時を想定して行う訓練 …でいいのでしょうか。最初なんのこっちゃと思いましたが、なんとなく通じるものはあります。私にとってVシリーズのツライところは、主要人物がほとんど好感を持てないことです。この本も案の定、途中でかなり嫌になってきましたが……最後まで読んで良かった!一番嫌いなあの人の印象が上向きになりました。 | ||||
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Vシリーズのなかでは『黒猫の三角』に比肩する面白さでした。こちらは恋のお話。前半の羽村と大笛の恋にときめく人は多いはず。最後も綺麗にオチるので気持ちよい。欠点を挙げるなら前作を読んでいないと全く楽しめないこと。 | ||||
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うーむ、のっけからオチが読めてしまった。あまりに親切な展開だから、逆にそれはひっかけで、違った結末が用意されてるに違いないと深読みしてしまったほど。 しかし、それを除いてはロマンティックで切なくて好き。 ただ、保呂草の美学が意味不明。紫子に語る妊娠に例えた彼の論理も、私なら一蹴してしまう。ひそかにまわりの人間に非道な気もするので、彼だけは好きになれない。 | ||||
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世界一周中の豪華客船に持ち込まれた天才画家の自画像を巡る陰謀。仕事のためにその客船に乗り込んだ主人公達は、完全な密室である航海中の船内において男性客の奇妙な消失事件に遭遇する。 自らの意志に基づいて選択を行っていると思ってしまうことは、存在の正当化でしかなく、偶然性を孕んだ錯覚なのかもしれません。 「いろいろな思惑があって、それらが交錯している。人はそれぞれに観察できる現象を解釈し、そこに理由付けをするのよ。良いことと悪いことの区別をして、自分の設計図を画く。未来のあり方を思い描き、自分で何もかもを決めていこうとする。そう願っている。それができると信じているの。だけどね、結局のところ、歩くときに、どちらの足をさきに出すかの違いでしかない。人間の選べることなんて、せいぜいが、それくらいのちっぽけな差でしかないわ」 | ||||
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森博嗣Vシリーズ第6弾。豪華船でのミステリィ。航海上で一人がいなくなり、絵が盗まれる。いろいろな可能性が提示されますが・・・。やられました。完敗です。裏の裏の裏をかかれたって感じ。さすが森さんですね。ただ、ますます、主人公の保呂草がきらいになったので、星ー1個です。 | ||||
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本作は船に乗るまでの冒頭部分が長く、これが好き嫌いを分けるかもしれません。 私はかなり好きです。 その冒頭部分で描かれる、建築家の羽村と理系学生の大笛の出会い、そして会話が魅力的です。 大笛という女性は、これまで恋人がいなかったのかな、これが遅れてきた初めての恋なのかな、などと思って共感して読んでいました(笑)。 著者はこういう女性の細かい心情を描くのが上手いと思います。 Vシリーズでお馴染みの保呂草語りによるプロローグとエピローグが、すっかり病み付きになってくるシリーズ第六弾です。 やっぱり保呂草さん、文句なくカッコいいですよね(笑)。 | ||||
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この作品は最後にあっと驚くタネ明かしがある。 途中で気づくはちょっと難しいかもしれないが、私もラスト3ページくらいで気づいた ので、結構わかる人は多いかも。 保呂草が今回大活躍で、正体の掴めない泥棒っぷりを 遺憾なく発揮。何気にこれが本作の最大の魅力だろうと思う。 紅子はいつもの謎解きがあるにはあるが、まぁちょっととってつけた感は感じた。 登場人物などは前作『魔剣天翔』を読んでないとわからない人が多々いるのでそれだけは 注意。 | ||||
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トリックもさることながら,保呂草を主軸にした人間関係が面白い。 Vシリーズは保呂草の記述という設定の文章であり,それを利用したトリックが多い。本作もその範疇に入る。 とにかく,恋愛にしても泥棒にしても,保呂草さん活躍しすぎの感がある一作。 ただ,船に乗るまでの前振りがけっこう長いので,我慢して読んでください。事件自体とも大いに関係がありますから。 | ||||
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個人的にVシリーズは好きになれた作品があまりないのですが、これだけは別でした。 登場人物達の間で起こる事件や恋愛模様が面白かった。 そして、ラストがとにかく衝撃。 黒猫の三角や人形式モナリザなんか目じゃないくらいの衝撃。 このラストがなければ、星3つだったかもしれませんが、いや意外でしたね。久しぶりに本読んで鳥肌立ちました。 | ||||
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やっぱり大好きな作品でした。Vシリーズの中ではトップかもしれません。(他にも好きな作品があるのでトップとは言い切れないんですが・・)タイトルにある蓮歩という言葉がとても素敵ですね。辞書で調べたら、水に浮かぶ蓮の葉の上をしなやかに歩くとありました。作品中にある大笛さんの恋人に向ける愛も、保呂草さんの大泥棒ぶりも、シコさんの保呂草さんへの気持ちも、なんだか全て蓮歩という言葉の上に成り立っているように思います。森作品で泣いた事はありませんでしたが、この作品中、前夜飲みすぎたシコさんが翌日目が覚めて練無と船のデッキで話をするシーンに、蓮の葉の上をしなやかに歩こうとするシコさんが見えて切なくなりました。 | ||||
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めちゃくちゃ面白かったです。 シリーズの真ん中でこんな本に会えるとは思っていなかったのでびっくり。 | ||||
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2001年リリース。Vシリーズ第6作。内容的には前作の『魔剣天翔』の続編的な要素が強い。前作は空、本作は海である(次作『六人の超音波科学者』は山奥というか陸)と自衛隊のようである。(●^o^●)ストーリーの組み立てが実に良く出来ていてS&Mシリーズの『今はもうない』を思い出した。僕にとってはタイトルの『恋恋蓮歩の演習』の意味だけがナゾである。タイトルもリズム感が良ければ使ってしまうのが森流なのだろう。本作では保呂草はまるでルパン3世・各務亜樹良は峰不二子みたいですらある。(●^o^●)閑話休題。濃い面子がますます終結している。読んでいると荒木飛呂彦の『スタンド使いはひきあうんだよ』というコトバが頭をよぎって苦笑してしまう。ホントにスタンド使いみたいな面子ばかりだ。(●^o^●) | ||||
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僕は「最後の大オチ」については、かなり序盤からわかってしまっていた。ここまでシリーズを読んできていたから「あの人物ならそのくらいやりかねないよな」という感じがベースにできていた(ああ、ネタバレぎりぎりだな、これは)。大オチがわかっていたから、事件が起きたときにも、そのあとの推理の期間にも「アレがコウだとしたら、なるほど、こういうことだろうな」とおおよそはわかってしまった。そんなにアタマが鋭いとはいえない僕がわかったくらいだから、きっと読者の半分くらいは気づくトリックなのだと思う。でも、わかっていても面白い。世のミステリィ小説には、トリックがばれたら途端にその魅力が色褪せてしまうものもあるけれど、これはそうじゃなかった。わかっていても十分に面白い。というか、わかっているとよりいっそう面白いのかもしれない。大トリックがわかった上で読み進めると、なんとなく犯人側に片足踏み込んだスタンスで読んでしまう。「よし、ここまではなんとか成功だ。さあこれからだ、果たしてうまくいくのか?」どきどき。Vシリーズには、S&Mにはなかったクライムノヴェルの要素(犯人側の視点)が「大オチのあの人物」を軸にして取り入れられていて、それは成功していると僕は思う。もうめまいがする。くらくら。 | ||||
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前書きで、ホロクサさんが念をおします。「事件はなかなか起こりません、ちんたら進みます。まあ気長によんでください。ぼくとゆう人間はうんたらかんたら・・・」予告どおり、ダルイ展開が続きます。ところが。。。!最後の最後で、「!!!!!!」驚愕が待っています。心臓はどきどき、おめめはキラキラ、くちもとにやにや。最初から熟読したくなります。何度も何度も読みました。森センセー最高です!!!れんれんれんぽ、絶対オススメです。 | ||||
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シリーズ第一作から読んでいれば登場人物の名前やその関係などが分かるから問題ないのだろうが、本作から読み始めると登場人物の見分けが付かないどころか、登場人物の性別さえも分からない。登場人物の間の会話も内輪ごとばかりのように感じ、シリーズ第一作から読んでいないこちらにとってチンプンカンプン。途中で投げ出した。これまでこの作者の作品を数冊読んでいたが、本作で見切った。 | ||||
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「ありがとう 本当にありがとう 本当に楽しかったわ」このラストの台詞が、この物語を集約してます。と言ってもネタバレでは無いので大丈夫。どちらかと言うとこのラストの台詞は誰が誰に言ったものなのかを当てて欲しいくらい。最後の最後で、あなたの期待を裏切らない結末が待っています。どちらかと言うと東野圭吾の「秘密」に通じるところがあるかな。とにかく皆さんに読んで欲しい、森博嗣流の切なく優しい大人たちの恋物語。そしてもちろんお約束の見事な怪盗ぶりと、そして殺人! | ||||
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Vシリーズで一番好きな作品。せつな~い。最後まで気づかなかった鈍感な私。いいなぁ、大人。 | ||||
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すごいさわやかな後味でした。 女性の口説き方もハードボイルドでステキでした☆ | ||||
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