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スカイ・クロラ
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スカイ・クロラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全124件 61~80 4/7ページ
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登場人物に自分を重ね、文章の情景を心の中で「見る」ことが大切です。ただ文字を追っているだけでは、特にこのシリーズの醍醐味でもあり、圧倒的な臨場感で自分が実際に操縦しているかのような気分になれる戦闘シーンの良さは分かりづらいんではないでしょうか。このシーンのためだけにでもラダー、エレベータなどの簡単な航空用語を調べておくといいかもしれません。森博嗣作品の特徴である、淡々とした心理描写や事実を的確に描写する透明感あふれる文章も心地いいです。 同じスカイ・クロラでもアニメの絵のような表紙のものがありますが、自信を持ってこちらの表紙のものをおすすめします。読み終わって本を閉じた時、ストーリーの内容とこの綺麗な青とがリンクして素晴らしく爽快な読後感を感じることができるはずです。 | ||||
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静かな激しさと、激しい静かさを感じました。生きることの明確さが彼らにはあり、かたくなにそう生きる事を望んでいる素敵な単純さが私は好きでした。 私はこの巻から読み始めましたが、こういう結末であることを知った上で読んだ後(前)四作品も面白く読むことができました。この結末を知ってからこそ!!と思える所もあったと思いますので私はスカイ・クロラから読んでよかったと思います。 | ||||
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このシリーズの内容は本当に好きなのですが、 カバーの左下にくっついてくる 「スカイクロラ 全国ロードショー」みたいな宣伝が邪魔で不愉快です。 このシリーズのハードカバーの装丁は非常に綺麗で、 本の中身と外観とどちらからも潔癖な感性が感じられます。 それゆえ本棚にあるこのシリーズを見るだけで、 「綺麗なものだけ見ていたい」そういう感情を抱かずにはいられないものでした。 しかし最近付き始めた、その綺麗な空の中にあまりに無粋に浮かぶ宣伝文句。 空の中にまで「重い汚れ」が入ってきたみたいで非常な嫌悪感を感じてなりません。 なんでこういうことをするのかな | ||||
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出版順は、スカイ・クロラが最初に出たものなのです。 執筆者のブログに「スカイ・クロラ」が最終巻だということが明記されていました。 ただ、執筆者が出版順を敢えて最終巻から書いたというのは、スカイ・クロラから読むべきなのだろうかと執筆者のHPで見たところ、そういう質問が沢山あったようで。 回答は、「ナ・バ・ティア」から読むべきではとのこと。 理由は簡単。第一巻だから。 私は、出版順に&ここのレビューでスカイ・クロラは最終巻じゃない!!という言葉が大半を占めていたのでそれを信じました。 だからといって、後悔とかそういうのは一切ありません。 ナ・バ・ティアから読んでも、スカイ・クロラから読んでも、きっと最初に読んだものに戻ってしまう気がします。 (ただ、私は映画を最初に見たので・・・その後原作を読んでます) シリーズを通して読むと、よくよく味が出てくるお話で中々理解が難しいです。 それでも、引き込まれてしまうのです。 あれ?あれれ??って。 どんどん引き込まれて世界に飲まれて締め付けられて抜け出せない。 全部読んでも、抜け出せないんです。 どんどん、もがけばもがくほど(読み込めば読み込むほど)渦が増えていきます。 それでも、その感覚がたまらなく好きです。 本当に、空に飛んでいるような、空を飛んでいる気分になれる。 心を空に飛ばせる。 それが、感じられました。 素敵な作品です。 読み手にかなりの自由を与えられている分難しいけど まさに、雲をつかむようなそんな物語ではないでしょうか? つかめそうでつかめない 追いつけそうで追いつけない そんな、作品です。 スカッとした物語ではないので、ゆったりと世界を浸ることができるそんな方にお勧めです。 | ||||
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航空機は、空気の中を滑りながら飛んでいる。車の走行とは明らかに異なる。トラクターやプッシャー。前者は翼の前にプロペラがあり機体を引く。後者は先尾翼となりプロペラが機体を押す。=散香の特性が分かるだろうか。かつて私も戦闘機の仕事をしていた。 エルロン(主翼の外側にある舵)は機体を左右にひねる。=ロールを打つ。 ラダー(垂直尾翼の舵)は機体を左右に振る。=ロールを打つ方向へラダーをあてれば急降下に入る。 エレベータ(垂平尾翼の舵)は機体を上下に振る。=エレベータを引けば機体は上を向き、それまでの速度エネルギーが高度という位置エネルギーに置き換わる。そのままの姿勢で推力(速度エネルギー)がなくなれば失速となり、逆にこれを利用して滑りながらターンを打つ。 フラップ(主翼内側の舵面)は、低速時の揚力を稼ぐ、もしくは高速時において速度エネルギーを揚力エネルギーに変えて、結果としてブレーキの役割をなす。 これらの舵と重力や遠心力の立体的な組み合わせ。 こうしたハード面。普通の人に分かるわけがないのだが、本小説にはほとんど解説がない。 また、キルドレ達の少し変わった内面。記憶がないか、まるで植えつけられたかのような記憶の断片。シリーズにおけるパラレルな記憶、そして生死感。クローンの暗示か。主人公の一人称は総て「僕」。こうしたソフトの面 ハードとソフトの両面が分からないと、全くつまらない話。多分☆2つ以下の価値。 しかし、その両面が理解できた瞬間、彼らが空戦することを「踊る」「美しく踊りたい」という「本当の意味」を知る。 散香(サンカ)を飛ばす水素(スイト)は酸化水素、つまり水となり大空に溶け込む。 そして、クレィドゥ・ザ・スカイのエンディング。ブーメランの意味。キルドレ達の連鎖。正に「メビウスの輪」が出来上がる。 追記 これが森氏のテーゼではないとするコメントがあったが、同氏の「トロイの木馬」は同様のテーゼが流れていると思う。 | ||||
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ライト・ノベルとはいえ何が評価されてるのかさっぱりわからん。文章もそんなうまいとは思えないし(というか、個人的にはかなり嫌いな文だわ)、どの行間に何を読み取ればよいのか…。セカチューや恋空と同じレベルに思える自分は才能がない。あとは好きな人にまかす。 | ||||
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森博嗣がミステリではなく、純文学(?)に挑戦したという感じだろうか。 「すべてがFになる」「有限と微小のパン」で 普通の人とは異なる時間の過ごし方をして、 普通の生活では幸せは得られないとでもいうような、 ある意味厭世観にも近い雰囲気があったと、 個人的には思っているが、 ミステリにおける謎解き等も取っ払った分、 その厭世観が純度を高めて、より如実に出た作品と言えるだろう。 それをどう受け止めるかが この作品の好き嫌いを決めるところだと私は思う。 | ||||
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大型書店には映画化前のシンプルなカバーが残っている。 マンガっぽいのが嫌なら一年待つかリアル書店に行くが吉。 出版社もまだ持ってるそうですし。 あと読む前に簡単な飛行機用語も調べておくと良いですよ。 ラダーとかエルロンとか。 面白いですから。 | ||||
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映画になるということで、映画を見る直前に読みました。 鳥瞰視点を拒否して、ひたすら「いまここ」のディテールを積み上げるノリのよい文体や、 投げやりなユーモアのセンスが村上春樹ぽい感じで、気持ちよく読めました。 なのに、オチがすべてを台無しにしていると思う。なんじゃそりゃーと思いました。 映画版ではラストが変わっているのですが、ずっとよくなっていました。 脚本家の人が、同じ不満を持って変えたのかなあと思いました。 | ||||
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勘違いしてもらいたくないのは、この小説、この映画を見て 「森博嗣ってつまんない作家だな」と思って欲しくないと言うこと。 森はミステリ「ィ」作家であり、スカイクロラはどちらかと言うと彼の作品の中では 傍流。また発言や趣味などから分かるように、独自の世界を持っている。 好きな人は嵌るが、そうでない人は・・・になりがち。 スカイクロラは(恐らく)趣味の延長であり、彼の良さは、やはりすべてがF・・・や 四季シリーズの方がよく出る。映画も割り切って見れば割と面白そうだ。 ミステリ「ィ」作家としての彼を読みたいのなら、そちらから見ると良い。 僕は先にすべてがF・・・や、四季から読んだので、スカイクロラを読んでも 割と新鮮に入れた。だが、スカイクロラから読んでいると、他の作品も読みたいと 思ったかどうかは分からない。 森は「国立N大学教授」のようなバレバレの非公開方式をしていることや、「執筆活動はビジネス」と公言している割に、処女作が1996年(40歳近く。この時、既に研究者としてそれなりの地位、収入を得ていた)ことなど言動と行動の乖離に疑問が残る。 また主人公が毎回、「完璧な少女」であったり、ストーリィが主人公たちに都合が良いように 進むことなど、分からない人には「眠たい」話になりがち。 森のキャラクターや、毎回、似通った内容を「可愛い」「共感できる」と価値観を投影できる人のみ向いている。 恐らく「恋空」が嫌いな人はスカイクロラが好きなはずだろう。 しかし 「恋空」が好きな人はスカイクロラをまったく理解できないだろう。 オタクとギャル・・・その垣根は太平洋よりも広い | ||||
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森博嗣さんによる、「スカイ・クロラ」シリーズの一作目。 全部で五部構成(番外編扱いの「スカイ・イクリプス」除く)だが、 内容としては一冊目の「スカイ・クロラ」が一番まとまっていると思う。 「クレィドゥ・ザ・スカイ」と比べると明らかに文体も違ってきており、 メランコリックな内容になっていくのは好みが別れそうなところ。 詩に近い小説、という印象を受けた。 映画公開にあわせてカバーが変更されたが、どうにも好きになれない。 販促だから仕方ないんだろうけど、 「純粋さ」を謳う小説の内容に、反するものではないのかな? | ||||
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映画公開ギリギリタイミングで読破。 最大公約数的な、安易な感想ですが 永遠を生きる苦しみ、有限の幸福ってトコがあるのかなぁ。 とても有意義な読書の時間だったのだけれど 僕のお頭ではうまく出力できないようです。 ところどころ、詩のようなテンポで綴られているのが印象的。 比較的短い割りに、満足感は大きいのでおすすめです。 | ||||
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映画化の話が出る前に読んだのですが、これが果たして魅力的な本なのかは、かなり疑問なところです。 この疑問は作品そのものよりも、むしろ作者に対するものが大きいのかもしれません。 というのも、小説内に使われている表現自体は悪いものではないのに、キャラクターの行動や全体の流れ、小話などは空回りな感じ。 これはこの作品だけでなく、作者の他の小説に対する総評として、自分がずっと抱いてきた感想です。 シリーズものなので、あえてこの巻では話の流れを理解できないようにしたのかもしれませんが、これは逆効果だと思います。 少し、狙いすぎた感じがしすぎていて…このあとのシリーズも読んでいくたびに、ニヒルに構えている感は否めないです。 人気は高いようですが、過度の期待は禁物。むしろ、こちらもニヒルに構えて読んでいくと、良いかもしれません。 | ||||
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最初一読したときは、まったくおもしろく感じませんでした。でも、皆さんのレビューを読み、映画までなるんだから面白さはあるのだろう・・・どこにある??なぜ私は探せないのか・・・・悔しくって、二読しました。ニ読してる途中・・・なぜか次の話を読みたくなり途中で続きの「ナ・バ・テア」を読みました。このスカイ・クロラがおもしろくなくても、頑張ってナ・バ・テアまで読んでください!!!!!!ナ・バ・テアを読むとなんだか最初の1ページでぐっとおもしろいです!!!!!!!!この作品はあくまでシリーズで読まないと意味がわからない・・・と思います。「ナ・バ・テア」でなるほど、この作品がフューチャーされている意味がわかると思います | ||||
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最終巻と言っている方がいますが、これは第一巻です。 ご注意を | ||||
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かなり好き嫌いの分かれる作品だと思う。 星一つの人がいるのもわからなくはない。 とにかく文体が独特で淡々としています。 ヤマというヤマもないから、落ちという落ちもない。 やたらと考えさせられるという内容でもなければ、 面白い面白いと連呼するような内容でもない。 それだけを言ってしまえばすごくツマラナイ本に思えてしまうけど、 そんなことはない。 これは、これでいいと思う。 このままがいいと思う。変える必要なんてない。 これがわからないなら、わからないならわからないままでいい。 わかる必要はない。 わからないなら、作品に突き放されたと思うんじゃなくて、突き返したと思えばいい。 個人感想としては、他の四作が面白かった。 文章レベルが段々成長している感じ。 時系列順では 1 ナ・バ・テア (表紙橙色) 2 ダウン・ツ・ヘヴン (表紙灰色) 3 フリッタ・リンツ・ライフ (表紙青紫色) 4 クレィドゥ・ザ・スカイ (表紙黄土色) 5 スカイ・クロラ (表紙青色) の順です。 | ||||
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これが最終巻だとレビューを書いている人がいますが、これは誤りです。 出版された順に並べると以下のようになります 『スカイ・クロラ』 『ナ・バ・テア』 『ダウン・ツ・ヘヴン』 『フラッタ・リンツ・ライフ』 『クレィドゥ・ザ・スカイ』 敢えてはじめから時系列順に読む必要性は無いでしょう。 これからスカイ・クロラシリーズを読もうと思っている方は参考にしてください *追記 全体として読んだときのストーリの最終巻は確かに本巻なのですが、やはり出版順に読むのがベターです。 いきなり時系列順に読んでしまうと楽しめないトリックも多いからです。 | ||||
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主人公とその上官、同僚などと共に、所属している戦闘請負会社で戦闘機に乗って 戦っているシーンと、日常生活が主人公の独白によってつづられています。 このシリーズは、時系列的にこの本が最終らしいですが、これからも話が進んで 行く様な感じの終わり方でした。 この本の真の続編が出ることを期待してやみません | ||||
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ストーリーはあってないようなもの。 他の作品のような力強さはないし、魅力的なキャラクターも出てきません。 だけど面白い。 他の要素がないからテキストが際立っていてとてもキレイな作品に。 あと、時系列的にはこのスカイクロラが最後ですが 個人的にはこの作品から読んだほうが楽しめるかと思います。 (森氏はこれが完結編だとしているのですが) | ||||
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自分は森博嗣の本から少しずつ、遠のいていった。 小学校6年生のときに、初めて森博嗣の本を読んだが、今まで読んできた本とは 違っていて、内容が重い。その時そう感じた。 だが、ある時に「スカイ・クロラ」を書店で見つけた時、なぜか思わず買ってしまった。 何年も小説を読んでいなかったが、この本だけは違っていた。 戦闘シーンで用語が使われていたが、場面は鮮明に脳裏で作りだせる。 そうこうしている間に二日で読み終えた。自分では奇跡といえるスピードであろう。 くどくて軽い。一言で言うとこれ。 | ||||
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