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スカイ・クロラ
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スカイ・クロラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全124件 21~40 2/7ページ
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本作スカイクロラを含んだ全6作のスカイクロラシリーズ このシリーズはとにかくいろんな楽しみ方が出来るシリーズである プッシャの戦闘機である散香がガンガン戦う空戦物の軍事物としても読めるし キルドレという不老不死の人間を描いたSF小説とも読めるし また謎多きミステリ小説とも読めるし また哲学物の小説としても読める また小説というよりも長編詩としても読めるだろう とにかくいろんな楽しみ方が出来る凄い小説なのだ だけど忘れないで欲しい 確かにいろんな楽しみ方が出来るのがスカイクロラシリーズだが 結局、この作品の核は 「切実な孤独を抱えた青春ドラマ」なのだ もっと言えば空と散香が三度の飯より大好きなクサナギという1人の少女の青春を書いた小説なのだ クサナギに感情移入するもいいしクサナギという人物に魅せられて楽しむのもいいだろう というか(私個人としては)スカイクロラシリーズの魅力って 結局の所このクサナギスイトという1人の少女の魅力であるとも言えると思うのだ....そう思えてならない ああクサナギ可愛いよクサナギ | ||||
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森氏はこの本の構想を編集者と打ち合わせしたんですよね、当然。 既にベストセラ作家だったとはいえ、ものすごく勇気が必要だったのではないでしょうか。 ああ、でも夢野久作などの前例があるから行けると思ったのでしょうか。 この1冊だけしか出ていなかった当時、この本のトリックに誰が気がつくことができたでしょうか。 私も、5冊出揃って、数回読み直して気が付きました。 眠い目をこすりながら、うつらうつらしながら読んでいて気が付きました。 そして、「スカイ・イクリプス」の最後の2行でまたわからなくなりました。 そして、わからなくて正解だと分かりました。 各巻の巻頭の「詩」を、全てを読み終わったあとに続けて読むといいです。(声に出してもOK) そして、あなたの心の中に生まれた感情が正解。(言葉にできなくてOK) | ||||
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自分はまだ本作しか読んでおらずシリーズはこれから読みます。が、どうしてもレビューを書きたくなりまして。 本作は全くのフィクションで、「戦争がゲームになった世界」という描写の通り、現実とは戦争に対する認識が異なる。 にも関わらず、主人公のカンナミのモノローグには思わず考えさせられるものが多々あります。 そしてその多くは「戦争」についてではなく、「大人と子供の関係」についてというのもまた面白い所。 ”僕たち子供の気持ちは、大人には決して分からない。理解してもらえない。理解しようとするほど、遠くなる。どうしてかっていうと、理解されることが、僕らは嫌なんだ。” 終始カンナミ視点のモノローグ中心で進む本著で、こういった彼自身の主観が多分に含まれており、それこそが本作最高の魅力。 どうやら草薙水素の苦悩や、生きる意味を考える事が話の本筋みたいですが、個人的にはカンナミ主観がかなり楽しめました。 冒頭のフレーズも好きなので引用します。 "戦争を知らない大人たちに捧げよう。 彼らの過ちは、三つある。 子供たちが自分たちから生まれたと信じている。 子供たちより多くを知っていると思い込んでいる。 子供たちがいずれ自分たちと同じものになると願っている。 それら妄想の馬鹿馬鹿しさといったら、 戦争よりも悲惨なのだから。" シリーズをこれから読んで、またいろいろ考えたいと思います。楽しみ。 | ||||
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田舎だとなかなか揃わないのでポチりました。買えて良かったです。 | ||||
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以前、図書館で借りて読んだのですが再読したくなり、スカイ・クロラシリーズ全巻を購入しました。キルドレの喪失感は現代人にも通じると思います。 推理小説として楽しめる部分もありますが、生きるとは、死ぬとは、どういう事なのかを考えさせられる物語です。しばらくしたら、又、再読し、自分を見つめ直したいと思います。 | ||||
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ビデオで見るのと活字で追うのとはまた違った角度で物語の内容が理解出来て良いです。 | ||||
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表紙や中身に汚れがありましたが、値段が値段なので納得しました。 汚れについては今後はよく吟味して買うことにします。 ありがとうございました。 | ||||
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似非サリンジャー的な虚無感といい、中学生が書くような詩、洒脱というよりはスカした痛いジョーク、演出効果や工夫というより全てが作家のナルシズムに思え気持ち悪かった 純文学と詩的要素どちらも窺えるが共倒れ、相乗効果でむしろマイナス 肌に合わないのでもう読む事はない | ||||
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工学博士を取得してる著者ということもあり、 メカの機構、部品、工具に関しては、細かく描かれている。 また、飛行、戦闘のシーンも非常にリアルに表現されていて、 機械好きにはたまらない! ストーリーは、 若い兵士の戦場での日常で始まり、 読者には謎を含ませたまま進行される。 いきなり核心があらわれる展開におどろくであろう。 | ||||
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sky crawlersまさにタイトルの通り空を這うもの達の話。戦争がショーとなった世界で生きる永遠の子供達、通称キルドレ。題材は重いようで内容はシュールというか、主人公はいるんだろうけど特に立てられてない。そいつの一人称視点で書かれてるだけみたいなちょっと変わった感じ。 何が好きかってこのシリーズのタイトル!次作がnone but air(空しかないとかそんな意味??)地上で息苦しさを感じる共感できる所もあれば、人を殺した手で俺らと変わらない日常を過ごす怖さ??もあって、とにかくこの話には愛が無い、そう憧れとか自由、束縛いろんな感情が読み取れるけどそこだけはもやっと終わる感じ。とにかく最高には程遠い、でもその世界観にどっぷりはまっちゃうそんな話でした。 | ||||
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スカイクロラが映画化して、その時に興味を持ちました。 映画を観て、それから原作本を買って、少し読んでそのまま放置していました。 1年ぶりくらいに本棚からこのスカイクロラを引っ張り出してきて、読破しました。 感想はというと、よく分からなかったけど人間って残酷な生き物だなって思いました。 ギルドレを見てると何だか人間である自分を見ている気がして、ゾッとした。 人生って死ぬまでの退屈凌ぎなのかと思うと、何だか虚しくなりました。 明日からも、今日と同じような変化の少ない日常を送ってくのかと思うと、ちょっぴり憂鬱な気持ちになります。 よくわからなかったから、また今度ナ・バ・テアを読んでみようと思います。 本当、不思議と明日も重い腰を上げて頑張らなくちゃって希望が持てるような気がします。 …これ、私だけなんだろうか?! | ||||
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《僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。その代わり、誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう。》 初の森博嗣に、この一冊を選んでみた。ミステリーではなく、かといってどんなカテゴリーに入れたらいいかといえば、僕は、これは青春小説だと思う。 戦闘機のパイロットとしてカンナミ・ユーヒチは日々空を飛ぶ。人を殺した右手でコーヒーを飲み、ミート・パイを食べ、ボウリングをする。カンナミにとってはそれが仕事であり、生きるということだ。なぜなら彼は、「キルドレ」だからだ。 この小説の世界では「戦争」はショーとして扱われていて、なんらかの企業体がそれをコントロールしている。その中で戦う「子供たち」が「キルドレ」と呼ばれている。そして、彼らには寿命がない。永遠に生きる。だから彼らは戦いの中でしか死ぬことが出来ない。 上手いな、と思ったのは会話。とにかく、質問と答えがちぐはぐな感じがするし、聞き返すことが多い。これが、上に書いたような「キルドレ」のミステリアスさ、普通とは違う感覚をうまく表現しているような気がする。作品全体に、プラスチックのような透明で人工的な雰囲気が漂っている。戦闘描写がやけに淡々としているのもポイントだろうか。 「キルドレ」は閉ざされた運命を生きる。寿命をもたず、ただ戦闘の中で生きることしかできない。それを嬉しいとも悲しいとも思わず、あくまで当然のこととして、「キルドレ」は戦闘機に乗り込んでゆく。小説は、こうした「閉じた運命」をどのように受容するか、という問題を追求している。 僕らは、働いたり、勉強したり、料理をしたり、なにもせず横になったり、ぶらぶらしたりして生きる。僕らは、自分の運命をどれぐらいコントロールできるだろう? 青春とは運命との戦いであり、だから、この小説はまぎれもない青春小説だ。各話の冒頭にサリンジャーが引用されているけれど、サリンジャーこそ、閉じた運命としての青春を描き続けた作家ではなかったか。 「キルドレ」とは、僕たち自身である。 《「思い出したっていう程度ね」草薙は天井を見上げる。「ずっとまえに、この日が自分の死ぬ日だとスケジュールを立ててあって、それをすっかり忘れていて、今日になって思い出した。だから、何ていうのか、思い出して、あぁ良かったなあ、という気がする」 「ふうん」僕は頷く。「そういうのは、あまりないかも」 「そう?」草薙は僕を見た。「たとえば、将来の計画は?」 「計画って?」 「いつまで生きるつもり?」 「考えてない」 「どうして、考えない?」 「考えてもしかたがない。どうせ、いつか、誰かに撃たれて死ぬんだし。それは僕には想像もできない」 「でも、君の人生なんだよ」 「そうかな……」僕は肩を竦める。「それ、よくそういうふうに言うけれど、僕の人生なの? これって」 「じゃあ、誰の人生?」 「誰の人生でもないんじゃないかな」》 淡々とした語り口の小説だが、読後にずっしりと重たいものが残る、なかなかの力作だ。シリーズものらしいので続巻にも期待している。 | ||||
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繊細で物悲しい話でありました。 紗のようで、翳りのあるガラスのようでした。 この手の「希薄で味気のない生と死」が描かれること自体は近年では珍しいことではありませんが、 この作品のように美しく透明に描かれることは少ないのではないでしょうか。 文体における明晰さと詩情の融合は完璧でありました。 緻密な飛行機の描写に関しては流石、と申し上げるほかありません。 少し惜しく感じるのは、戦闘機や爆撃機の絵が付いていない点です。 勿論、丹念に文字を追っていけば想像はできるのでしょうが、 ここで挿絵の一枚か二枚でも付いていれば、 作り手と読み手がより近い像を共有できたのでは、と思います。 文字でしか表現し得ないモノというのもありますが、飛行機の姿はそれには該当しますまい。 推理小説だって部屋の間取り図くらいは紙面に載せるでしょう? ともあれ、素晴しい文学であると思います。次の巻を読むのが楽しみです。 | ||||
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小説っていうものは漫画と違って文字しか書かれていません。 だから読者は筆者が書いた文字から読み取るしかありません。 何が言いたいのかわからないとレビューしている方がいらっしゃいますが、 筆者が何を言いたいのかを考えるのです。 確かに、この物語は単調です。登場人物も無気力です。 しかし筆者によって紡がれる言葉から心情の機微を読み取ったりすることに この本の醍醐味があると思います。 例え文字になっていない事でも創造して自分で補って物語を完成させる。 だから時間を置いてもう一回読み直せば、 違う物語になって僕らの前に広がるかもしれません。 そういった意味では、想像力豊かな同じ十代後半の男子にお勧めしたい一作です。 自分的には巻数を増すごとに好きになっていくシリーズでした。 | ||||
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森博嗣による、とあるパイロットを主人公にしたSF小説。 卓越した文章力と創造力で主人公の内面や描写を 上手く表現している。 どこか深いメッセージも隠されていそうで また、シンプルに話も面白く引き込まれてしまう。 しっかりと意味をかみ締めながら また、続編も機会があれば読んでみたいと思える作品。 | ||||
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この本で恐怖を感じたのは俺だけかな・・・。 | ||||
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作者のファンの方々には、とても失礼と思うけど、書評は正直に述べるしかない。 押井守監督の映画「スカイ・クロラ [DVD]」に心酔したあとに、この本を読んだ。優れた映像作品の原作もまた、素晴らしい、というのがこれまでの経験だったが、これは違う。失望した。 知識をひけらかすような、あるいは、知性を偽装したとも受け取りたくなる、もってまわった文体にも辟易した。押井監督の映像創作の動機になった、私にとって、それ以外の価値はない。 | ||||
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他の人のレビューを見ていて気になったので。スカイ・クロラは最終巻ではない、というレビューがありますが、原作者の森博嗣は、自身のホームページにて「第1巻は「『ナ・バ・テア』ですので、これから読むのが普通です」とはっきり述べておられます。まぁ、それに続けて「しかし、どれから読んでいただいても支障はない」とも述べておられるのですが。「『スカイ・クロラ』を最後に読むのは誤りだ」みたいな言い方をされては、作者の言うことがまるで無視されているようで、流石に悲しくなったのでレビューの代わりに書かせていただきました。もし、刊行順に読むならば次の順番です。1.「スカイ・クロラ」2.「ナ・バ・テア」3.「ダウン・ツ・ヘヴン」4.「フラッタ・リンツ・ライフ」5.「クレィドゥ・ザ・スカイ」もし、時系列順に読むならば次の順番です。1.「ナ・バ・テア」2.「ダウン・ツ・ヘヴン」3.「フラッタ・リンツ・ライフ」4.「クレィドゥ・ザ・スカイ」5.「スカイ・クロラ」私は、刊行順に読んでしまったので、謎を解く時点で相当混乱してしまいました…。ちなみに、「スカイ・クロラ」シリーズは、読書暦24年の私が一番好きな作品です。 | ||||
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全体を通じて透明感がある、純粋でありつづけられる特別な場所は前線が似つかわしい。現代版のカミユ、サリンジャーってとこだろうか。とても青白く、冷たく尖った美しさを感じるが、新しさは感じない。 | ||||
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映画を観てから興味がわき原作を読ませてもらいました。映画とは違うラストに驚きました。話自体は淡々と日常を描いており特別な山場があるわけでもないのですが、なぜか引き付けられるというか、ずっとこの世界にいたいという感覚になりました。空中での描写と地上での描写のギャップは非常に面白いと感じました。時系列でいうと本巻が最終ということですが次巻以降どういう展開になるのか非常に楽しみです。一気に読むのはもったいないけど、ちょっとづつでは物足りない・・・難しいところです。 | ||||
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