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スカイ・クロラ
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スカイ・クロラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全124件 101~120 6/7ページ
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人の死をドロドロとした表現で書かず、さっぱりと書かれている所が清々しく感じられました。表紙にマッチした内容でとても良かったです。軽い悩みから思い悩みを抱えている人まで、誰が読んでも最後は気が軽くなる作品だと思います。 | ||||
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静かな描写が好きです。ちょっと寂しすぎるぐらい冷静な主人公と不思議なまま進んでいくストーリー。そのころ生きてるのに死んでるみたいな生活だったんだけど、拳銃のラストシーンとか読んだら「やっぱ死にたくないわ!」みたいなリアルさがそこにあった(笑)何度も読みたいような。私は好きです。 | ||||
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表紙の美しさに引けをとならい文章の美しさ!!作品としては独特な世界でとっつきにくいと感じる方もいらっしゃるでしょうが、森博嗣氏の作品が好きな方は是非読んでください。買って損はしません! | ||||
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森作品でミステリー以外の作品は初体験。 森作品とは思えない厚みのない本も初体験。(^^;) ミステリーと思い込んで読み始めたが、期待がはずれて嬉しいくらい予想外の内容だ。 マンガ化、アニメ化したくなるようなストーリー、会話中の言葉使いが憎らしいほどクールだ。 戦闘機乗り達の話。訳ありの戦士たち...、戦闘機に乗ればその能力は常人を超える...。空中戦のシーンは文章のみであるにもかかわらず、頭に映像が湧き上がり痺れるほどだ。 後半まで訳が明かされないのは、ちょっとミステリー要素があるのかも。 | ||||
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ジャケットに惹かれて買いました。中身もジャケットに負けず劣らず非常に美しく、すっきりとした物語でした。戦争・死というものを題材に扱いながら、このすっきりとした読後・・・・。お見それしました。 | ||||
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表現が素敵。文章のテンポも抜群。独特の世界観が良く出ている。主人公はパイロット。飛行機に乗って、仕事で人を殺す。人間の命を消したのと同じ指でボウリングもすれば、ハンバーガも食べる。キルドレと呼ばれる子供たちの話。 | ||||
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ミステリー作家として著名な森氏、がこの本ではミステリー要素と言うものは無い。近未来SFとみていいのではないだろうか。この本の主人公は子供だ。醒めている、大人ぶる事をしない子供。それは大人になれないことを知っている子供。子供が人を殺すときに何らかの感情を生むだろうか、どのように捕らえるのだろうかということが描かれている。と私は感じた。森氏の本には年齢と言うものが、無意味であるような感じを受ける。その中で、あえて、子供と言うテーマを書ききったのではないだろうか。 | ||||
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森先生の傑作スカイ・クロラがついに文庫本化です!!値段もサイズもお手頃なので、まだ読んだことない人も、借りて読んだことはあるけど、ハードカバーには高くて手が出せなかった人にもおすすめです。ただ、カバーのデザインがハードカバーではきれいな青空だったのに対し、ただの青一色となってしまいそこが残念です。 | ||||
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もわっとした、霧につつまれたような、この感じ、好きです。すっきりしたいミステリとは少し違ったいい気分。最近、推理の方がいまいちで、ちょっと離れ気味だった森博嗣でしたが、また少し、吸い込まれました。推理には出しにくい森博嗣の色がこの本には出ています。一度、読んでみてください。あと、ハードカバーは大学の教科書しか買ったことがなかった僕ですが、カバーに惹かれて買っちゃいました。(ハードカバーですが小さな本ですので余り高くありませんし。)ちょっと綺麗なカバーです。 | ||||
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私がこの本を購入したのは、その綺麗な空の表紙に惹かれたためでした。それに一目惚れした私は、迷わずそれを購入したのです。それは、現実のようで、どこか幻想的な世界でした。生きるということや、死ぬということ……そんな純粋な言葉が、私に浸透していくようでした。そんな世界に、私はいつしか吸い込まれていくようでした。私は、この作品のそんな雰囲気をとても気に入りました。気付くと、どこかで青い空を思い描いている自分がいました。無機質かつ透明で純粋な、独立した世界観。この作品から、私は色々なことを知りました。個人的には、とても気に入っている作品です。 | ||||
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感想を書こうとしてもうまくできないので、この本のキーワードを。孤独。人と人の「あいだ」。すれ違い。生きること。死ぬこと。子供の純真さ。大人になるということ。戦争。ただ、青い空。イギリスのロック・バンド、レディオヘッドのトム・ヨークが自分たちのアルバム"the bends" を形容して「具体性のない愛(plastic love)」と言っていた。この本にもその言葉がよくあうかな、とそれだけ思う。 | ||||
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「ナ・バ・テア」読了後、再読しました。再読をするたびに違う感情を持ちます。「スカイ・クロラ」もとても綺麗なお話です。 人間の存在価値を考えさせられました。文章は詩的です。森作品を初めて読むと言う人には、正直お勧めはしません。しかし、飛行機が好きであったり、詩が好きな人ならば純粋に楽しめると思います。 | ||||
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ミステリが嫌いで、これが森作品で初めて触れる本だったけど、この世界観に浸れるのはとても気持ちいい。状況はスリリングだけどそこに違和感なく入り込めました。でもそれより何より、装丁が綺麗すぎ。星5。 | ||||
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「すべてがFになる」の中に、こんな一文がある。「「Time is money」なんて言葉があるが、これは、時間を甘く見た言い方である。金よりも時間の方が何千倍も貴重だし、時間の価値は、つまり生命に限りなく等しいのである」「スカイ・クロラ」は、この一文を裏返しにしたところに生まれたような小説だ。この作品の主人公は、子供のまま大人にならず、戦争によって誰かに殺されない限り死なない子供、である。彼等の間では、「いつまで生きるつもり?」といった会話が普通に交わされる。時間も生命の価値も、彼等にとってはさして貴重ではない。主人公の、生と死と時間に対する考えは、子供から大人へなり、やがて死を迎える通常の人間である我々が、日常に埋没させて無意識に放棄してしまっている、生と死と時間の問題を躊躇なくつきつけてくれる。蛇足ながら、作中に多用されるアクロバット飛行に関する用語などは、森博嗣のVシリーズ「魔剣天翔」の中で、瀬在丸紅子が披露する名解説を参考にするのも良いかもしれない。 | ||||
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主人公を特殊な状況下(近未来で戦争??)に置いた事で生と死を上手く際立たせていたと感じました。ただ、もう少しその状況に対する説明個所が必要であったように感じます。この説明が少ないことによって多少入り込むことができなかったように思えます。ただ、これは物語、小説として読んだときの話。主人公の言葉には「一つ」の人間としての不安があり答えがあります。その言葉は詩的で直接回答に結びつくものではありません。全ての言葉に意味があるように全ての人に「生」があり、その全ての生に響く答えが見つけられるかもしれない一冊です。星を2つにしたのは小説としては個人的にあまり好きではなかったなぁ、感じたので…。 | ||||
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戦争を知らない大人たちと、戦争のなかを生き抜く子供たち。戦闘機のパイロットである主人公を中心に、リアルなようでいて、幻想的な世界で繰り広げられるストーリー。豊かなイメージと、美しい文章。生と死について考えさせられる、それでいて不思議な余韻を残す結末。装丁も美しい本です。 | ||||
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森氏の小説を読むのはこれが初めてでした。熱心な読者の中には「森氏を初めて読む人にこの作品を読んで欲しくない」と、言う人もいますが、私は必ずしもそうではないと思います。戦争の中で起こる「生と死」の疑問。誰もが一度は心に抱いたことのある疑問だからこそ、とても深く入り込んで読むことが出来ます。ラストは賛否両論、意見は様々に分かれます。この本を読めば、「生と死」に関して自分なりの答えを見出すことが出来ると思います。 | ||||
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ミステリーを読もうとして気合を入れていると肩透かしを喰らってしまうかも…。 それでも、森博嗣の独特の表現や、世界観が如何なく発揮されていて、読んでいる方はぐいぐいと引き込まれていってしまう。 テンポ良い会話と、普段使わない脳が活性化されていくような、不思議なストーリィ。 そして、イメージしやすいキャラクターと、登場人物たちの複雑な背景から生じる精神世界。 生と死といった純文学的なテーマを題材にした森氏の意欲作だと思う。 この美しい表紙と、色々なものが切り取られた世界から、感受性を最大限に解放して、様々なものを感じ取ってみてください。 | ||||
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森博嗣氏はミステリ作家ですが、この本をジャンルで分けるならばミステリではありません。でも、1番森博嗣という人が出ている作品だと言って間違いないと思います。これを最高傑作と言ったら、これ以降にこれより優れた作品がないということになってしまうので、そうは言いません。でも、最高傑作に限りなく近い作品だと言って良いと思います。文章、装丁すべてにおいて、ため息の出る一冊です。 | ||||
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人気ミステリィ作家森博嗣による綺麗な小説です.犯人探しの推理小説ではありませんが,決して読者を置き去りにした趣味的小説ではありません.森博嗣の有名な飛行機好きから,その点を心配されているファンの方は,安心して読んでいただきたいと思います.「犀川&萌絵シリーズ」や「瀬在丸紅子シリーズ」における森ミステリィの魅力は,個性的なキャラクターたちや,読者を騙す見事なトリッキーさに拠るところも大きいでしょうが,他の作家にない最大の魅力は“地の文に味が付いている”ことだと思います.文庫版『有限と微小のパン』に島田荘司の優れた解説が付いていますが,そこでの“森博嗣の文章は絶えず独立した一行になりたがっている”という指摘は実に的確に思われます.というのもいわゆる「新本格派」のミステリィの中には,ときどき文字を追うのが苦痛になってしまうような作品があるのですが,森博嗣のミステリィにはそのようなことがまずないのです.『スカイ・クロラ』では,その魅力が最も良く発揮されています.空中での淡々とした記述はとても美しく,テンポの良い詩のようで,本当に空を飛んでいるような感覚を与えてくれます.『冷たい密室と博士たち』や『今はもうない』など大好きなのですが,この『スカイ・クロラ』が今や一番お気に入りの作品となりました. | ||||
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