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時空旅行者の砂時計



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【この小説が収録されている参考書籍】
時空旅行者の砂時計
時空旅行者の砂時計 (創元推理文庫)

時空旅行者の砂時計の評価: 3.80/5点 レビュー 25件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(4pt)

ミステリとSFを融合させて奇麗にまとまっているなあという感じ

密室殺人のトリックなどもはや「新本格」の遊び道具でしかないのであまり気にせず読み飛ばし。複雑すぎる家系図もどうでもよくなってくる。
そうするとややもすればトリックの紹介とミスリードと「読者の疑問くらいちゃんと考えていますよ」と作者の代わりに登場人物に代弁させる余計な会話に終始する、謎解きミステリでよくある展開になりそうなところを、タイムスリップという新しい軸を加えて愉快な物語に仕上げている。
タイムパラドックスにツッコミどころが満載なのはしょうがない。「ファイナルカウントダウン」だって「ジパング」だってオモシロイじゃない。ただ、いったん最後にそれらしい理由付けはされて物語は完結するが、読中に抱いていた犯人の動機に関する最大の疑問は語られることなく残ったままだった。確固たる理由があって探偵を過去に送り込んだのに変えるべき未来はそれでよいのだっけ?と。
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4488025625
No.14:
(4pt)

特殊設定と本格のバランスがとれた良作

古典的な本格要素をふんだんに盛り込んだ上に「時空」のSF要素を足した
鮎川賞受賞作です。

マイスター・ホラが「正解を保証する存在」「特殊設定そのもの」「特殊設定の限界範囲」
等の役割を果たしていてフェアプレイを徹底している作品だと思いました。
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No.13:
(4pt)

楽しめる謎解きアトラクション

SF的な設定のうえに構築された本格推理作品。古典的な本格ミステリの発想から、SFの設定を生かした大胆奇抜な趣向まで、大小様々なトリックやアイディアを、ロジックの溶接で複雑に組みあげた謎解きアトラクションは、本格推理の醍醐味を存分に味合わせてくれた。ただ、人物や風景・情景などは、無味乾燥に説明されているだけで、イメージとして鮮明に浮かんでくるほどの描出はされていないなど、“小説”としてはいくぶん物足りない印象が残った。
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No.12:
(5pt)

面白い!

驚愕の○○○○トリックには感心した
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No.11:
(5pt)

タイムトラベル×館ミステリという異色作

謎の「呪い」を解いて妻を死の運命から救うべく、過去に発生したある館での事件を解決するためにタイムトラベルを行うミステリ。

虚心坦懐に挑んだものの、きっちりとロジックによって真相が明らかになるミステリで楽しめた。正直に言えば序盤から中盤にかけては多少退屈さが拭えなかったし、いきなり漫画的な設定やノリが明かされて多少鼻白む場面もあった。それでもタイムトラベルと館ミステリを異色の悪魔合体をさせた趣向はおもしろかったし、読後感もよき。
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No.10:
(5pt)

いい取引ができました。

特になし。
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No.9:
(4pt)

竜泉家の呪い!

1960年に起こった死野の惨劇と言う一家惨殺事件の謎を解くために2019年からタイムトラベル、と言う設定に凄くワクワクしてしまった派です。
とにかく面白かった。
惨劇を防ぐタイムリミットは土砂崩れで家が埋まるまで、と言うのですが、その辺の緊迫感はあまり無かったものの、家族が一人一人殺されていく館もの的には王道な展開で後半からは一気に読めました。
犯人は予想通りでしたが、読者への挑戦状もあり、本格好きにはたまらない構造でした。
読後感も凄い良かった!
やっぱり、頑張った人は報われないと!
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No.8:
(4pt)

すぐに引き込まれました

屍人荘の殺人からの賞繋がりで読んでみました。

面白かったのですが、家系図が中々頭に入らず結局最後まで見比べながら読んでました。
途中ちょっと中だるみ感はありましたがそれ以外は一気に読みすすめました。
最後に披露される推理を読んでも頭がこんがらがるのは時間物の宿命でしょうか、自分の頭脳の問題かもしれませんが。
あと、後読感は結構いいです
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No.7:
(4pt)

新しい作品

雑誌で褒めていたので購入しましたが、本の装丁等問題ありません。
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No.6:
(5pt)

圧倒的な読後感に星5つ

個人的に近年の鮎川哲也賞は当たりが多い。今回の作品も凄く良かった。
でもまずは欠点から。
欠点
・主人公が過去に飛んでから登場人物が一気に増える上に家系図が頭に入らず、物語終盤近くになっても冒頭の家系図を見なければならなかった。
・上に書いた多い登場人物がすぐに頭に入ってこないせいで、3章辺りで主人公が最初の殺人について事件の詳細を調べたり関係者の話を聞くところについては初読でついていくのがしんどかった。
・土砂崩れで一族が全滅するまでに連続殺人事件を解決しなければならないと言うのが主人公に与えられた任務だったが期限が迫っているというような緊張感が終盤になっても無かったのが残念。

良かった点
・なんといっても素晴らしいハッピーエンドで最高の読後感。終わりよければ全て良し。本が好きで今迄に沢山読んできたけど、そな中でも指折りのハッピーエンド。
・しんどかったのは2~3章くらいでそこを越えると途端にページわめくる手が軽くなり、後はラストまで一気読み。
・トリックに時間移動ありきの設定が活かされてて新しさがあった。

まとめると、登場人物の多さや家系図の複雑さで序盤にめげることさえなければ素晴らしいハッピーエンドわ感じることができる。

ひとつ付け加えると、この作品が鮎川哲也賞を受賞したということについては過去に「屍人荘の殺人」という非現実的な設定の作品が受賞したという前歴がありしかも大ヒットしたというのが確実に影響していると思う。ミステリーにSF的な内容を受け入れられないという人も沢山いると思うけど僕は面白ければいいという人間なんでこういう作品が大好き。次回作にも期待したい。
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4488025625
No.5:
(5pt)

本格の進化形!

タイムトラベルによる冒険と、クローズドサークルでの連続殺人の融合。期待に違わぬ傑作に仕上がった。
随所にフェアプレイを堂々とうたいあげ、読者への挑戦も人を食って心憎い。
それにしても令和元年は、霊媒探偵、魔眼、砂時計と、本格ミステリの進化形がそろい踏みした、歴史的な幕開けだったなぁ。
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No.4:
(5pt)

ミステリー

スマホを見てたら、この本
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No.3:
(5pt)

本格推理+SF小説に衝撃。日本のA.ベスター誕生

始めは横溝正史の金田一耕助シリーズの様なおどろおどろしい怪奇ミステリーの味わいでスタート。別荘で繰
り広げられる連続猟奇殺人事件である。主人公は2018年の現在から1960年にタイムトラベルした雑誌ライター
で、何故彼が主人公になったのかの理由や、タイムマシンである砂時計のメカニズム、マイスター・ホラーの謎・・・等々SFというよりファンタジーに近いという印象。

 ところが、物語がスタートすると俄然本格ミステリー色の濃いものになる。一行進めば登場人物を確認した
り、また一行読んでは家系図や別荘の見取り図を参考にしたりで、なかなか前進できない。これも本格推理の楽
しさなのかもしれない。と同時にファンタジーからダイナミックにSFっぽくなる。例えばタイムトラベル上の各
種規制をくぐり抜けながらも密室殺人(或いは不可能犯罪)が成立する。ミステリーファンやSFファンの問題解
決欲求をいやが上にも刺激する。

 241ページ。必要な全ての条件が整った上で、読者への挑戦状が提示される。読者はSF的シチュエーションを
理解しながら推理しなければならない。
 SF/タイムパラドックス+本格ミステリーの醍醐味を十分に堪能できる作品です。
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No.2:
(5pt)

後味よい時空旅行ミステリレビュー1編を記す。

独自タイムトラベルのルールを読者が学習しなければならないのがちょっと面倒。
しかし、未来のタイムマシン人工知能さんと、別のタイムマシンに一体化してしまった天才理系悪女さんが、過去の世界で、善玉悪玉の人間を操って、または、善玉悪玉の人間に協力して、華麗なる対決を繰り広げるという趣向はベリ面白かった。
ミステリの内容は盛り沢山。
何より素晴らしいのは、後味のよいこと。この素晴らしい結末は、過去の名作タイムトラベル小説のルールを破っているが・・後味よければ、すべてよし。
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No.1:
(5pt)

タイムトラベルミステリ

本格ミステリ好きにはおすすめ。最近の鮎川賞はどれも個性的だ。
タイムトラベル設定に慣れるまですこし戸惑ったが、特に後半は一気読みだった。
クローズド・サークル、館、読者への挑戦までもが出てくるので、本格ミステリにどっぷりと浸かれて満足度が高い。特に読者への挑戦で個人的に盛り上がってしまった。
SF設定が物語やトリックにがっつり絡んでいるのも新感覚でいい。次回作にも期待。
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