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時空旅行者の砂時計
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時空旅行者の砂時計の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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少なくとも、アルフレッド・ベスタ―風味はありません。しかし、別の可能性を感じさせるSFの設定を利用した本格ミステリだと思います。 SFのガジェットを物語に持ち込んでも、何でもできる魔法の道具として扱うのではなく、あくまで制限のある道具として扱うなど、不思議話ではなくミステリを構築しようという姿勢は、将来に期待を持たせてくれます。 一方、人物の描写が表層的だったり、トリックの説明が分かりにくい、物語世界に独自のルールを持ち込むのは良いのですが説明が分かりにくいなど、欠点もあったように思います。 シリーズ化を狙っているようなので、すでに出版済みの第2作も読んでみたいと思います。 | ||||
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初めての作家の初めての作品を読了。タイトルが示すとおりのタイムトラベルとミステリーを掛け合わせた、ほぼマンガな作品。鮎川哲也受賞作品。考えぬいたトリックのオンパレードですが、大量に殺人をおかし、代々まで呪いといわせるには、動機が弱いですよね。途中のページの50%は飽き飽きしてしまいました。 | ||||
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本格作品ではあるが、そこにタイムトラベルを絡めているのが新機軸。 それはそれで面白い試みだが、デビュー作の為か枝葉が多すぎで話が分かりにくい。 無駄なキャラや設定が多すぎるし、文章力の問題か、会話とキャラがかみ合っておらず読みづらい。 ロジックは(本格的にもSF的?にも)それなりにしっかり組み上げられているので、今後の作品に期待。 | ||||
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本格推理小説は苦手だ。人間の物語というよりも「推理ゲーム」なので、リアリティを感じないからだ。でも、「令和のアルフレッド・ベスター」といううたい文句に惹かれて手にとった。SF少年だったおじさんには魅力的な言葉。 でも、結論から言うと、「令和のアルフレッド・ベスター」ではない。時間旅行が取り上げられてはいるけれど、ベスターのような人間の情念を描いた作品ではない。 本格推理としては時間旅行という新機軸をうまく料理しているので、本格推理の新境地を拓いたとは思う。ただ、「令和のアルフレッド・ベスター」を期待して読むとがっかりするでしょうね。 | ||||
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病気の妻を救うために、過去にタイムトラベルして妻の一族の斬殺事件と呪いを解こうとするお話。 家系図とか家の見取り図とか読者への挑戦とか、本格ミステリ好きには嬉しい感じなのですが、家系図のある一族というからには、登場する人が物凄く多く、人物を把握するのが大変でした。 本格ミステリとタイムトラベルという斬新なミックスは面白いと思いますし、ラストも素敵ではありましたが、古典的な本格ミステリをあまり好まない自分にとっては、トリックはともかく、あらすじ自体には盛り上がりや特別な魅力がないように感じられ、この本をよみ終わるまでに2冊別の本を読み終えてしまうほど、のめり込めるような展開とは程遠いものがありました。 | ||||
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本格とタイムパラドックスを組み合わせた禁じ手だが、この種のハイブリッドは先年の屍人莊から解禁になったようだ。作中でも明言されているようにフェアな語り口で、整理もされていて、読みやすい。だが、読ませるという迫力に徹底的に欠ける。何しろ殺人鬼が殺しまくる中、災害のタイムリミットが迫ってくる。はらはらドキドキが極まるダイハード感が自然に湧き起こるはずなのに、妙に平穏なのだ。最後の犯人当てもこの人だろうと思った人で終わった。非凡な設定なのに極めて凡庸な出来に終わった残念な作品だ。 | ||||
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