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神様のカルテ



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【この小説が収録されている参考書籍】
神様のカルテ
神様のカルテ (小学館文庫)

神様のカルテの評価: 3.86/5点 レビュー 234件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全234件 101~120 6/12ページ
No.134:
(5pt)

温かなストーリー

映画を観てから小説を読みました。ストーリーやでてくるキャラクターのイメージがある中で読みすすめていったが、それについて違和感を覚えることなく読み進めることができる。

内容は、医療を題材にしていることもあり病院でのシリアスな場面もあれば、日常のほっこりするような場面もあり現実感が溢れる話となっている。保健医療職としては、多岐にわたり考えさせられる問題がたくさん散りばめられていた。さすが医師が書いた小説だけある。

話とは関係ないが、一止のようにハルさんの様な細君とめぐり逢えたら幸せだろうな。
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No.133:
(5pt)

最後じんわりと感動で涙があふれました。

死を前にした方に対してどうすることが一番良いのか?
医療が進んだ現代で延命といことだけに焦点を置いていいのか?
両親を介護する身としては考えさせられました。
人間の尊厳を最後まで尊ぶという姿勢が感じられて、
私は感動しました。
また、友人の話しも良かった。
人間の弱さ、悲しさ、でもそれが人間だものね。
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4093862591
No.132:
(3pt)

納得の物語

前評判と巷の噂から「感動物語なのかな〜」と
思いながら読み出してみた。
だけど、物語は淡々と進み、淡々と語られてゆく。
そこそこ引き込まれつつ、そこそこ読み進めつつ、ラストへ。
ありふれた日常のように語られたこの物語だからこその、この結び。
この結びだからこその、この物語だったかと納得しました。
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No.131:
(4pt)

欠点も目につくが、生きることのすばらしさを思い出せるいい小説

ストーリーは淡々としていて、大きな事件は起こらず、主人公が苦難を乗り越え成長するわけでもない。ごく日常的な地方の大病院の日常的な時の流れが描かれている。登場人物が漫画のようにデフォルメされ、わかりやすいキャラクター設定になっている。「ここで読者を感動させて泣かせるぞ」というのが透けて見える。こういうクサイ所がいくつか垣間見えるのだが、そういう欠点を超えるものが十分にある。それは、事実に基づいたストーリーと、様々な問題を抱える地方の医療現場でありながらその中に楽しさや喜びを探す主人公や患者の楽天的な所と、生きることの本質だと思う。
 都会で忙しい毎日を続けていると、都会の便利さゆえに生きることのすばらしさを忘れてしまう。忘れてしまった生きることの本質を思い出すためにいい作品だ。
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No.130:
(4pt)

安曇さんの話がなければ結構退屈な話に終わる作品になるかな

2010年に発表された本屋大賞第2位の作品。現役の医師が書いた作品だそうだ。

主人公は、栗原一止(くりはらいちと)といい、5年目の内科医である。夏目漱石に影響されたのか、ちょっと古風な物言いをしている。この主人公の周りで起きる出来事を中心に話が展開される。さりげなく地域医療の過酷さだったり、救急医療の現場というものを見せ付けられる。そういう問題がある中で、主人公はこの過酷な病院で仲間に助けられながらも仕事をまっとうしようとする。

本書を読んだ印象は、主人公の口調が古風な物言いをしているのがユーモアなのかなと思いつつも、話としては淡々としているなあという印象だ。安曇さんの話がなければ結構退屈な話に終わる作品になるかな。栗原とハルの関係というのはいいというより引いてしまうぐらい古風だな。また、この話は敵がいない。

この話のクライマックスは、安曇さんに施す終末期医療ですね。医者は助かる命は精一杯助けるのは当たり前だ。ただ、助からないとわかったときにどういう風に逝かせるのかという終末期医療こそ大切なんだろう。家族としたら助けてほしいと思うのであろうが、本人としたらどうだろうか。どうせ遅かれ早かれ死ぬのであれば、本人の望むことをやってあげたいと思う。家族側の気持ちだけを、医者にたいして押し付けるのはエゴなのかもしれないね。医者と患者のコミュニケーションが心温まる。
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No.129:
(3pt)

たくさんの医療問題が凝縮され勉強になりました。

大学の医局制度から、はみ出した5年目の地方中核病院勤務医が主人公の物語。医療のさまざまな問題点を浮き彫りにしながら、ほのぼのとした世界観を描出しています。ところどころ、目頭が熱くなるストーリーを挿入しており感動できます。...私はジーンときましたが、作りすぎで白けると感じる方もあると思います。

 著者は、実際に主人公が働いているような地方病院に勤務された医師であり、医療問題に強く関心と問題意識をもってこの物語を書かれ方です。たくさんの医療問題が凝縮されていて(地域医療、医師不足、大学医局制度、終末期医療、救急医療などなど)医療に関心を持っている方には、たいへん興味を持って楽しめることと思います。

 少々残念に思うことは、新人作家ということもあり、熟れがなく、文章に一言説明が多いという印象があります。文章にシンプルさがないというところが難であり好き嫌いがあると感じました。また、主人公が住んでいる御嶽荘というボロアパートはありえない虚構事が強すぎてイマイチな舞台装置であると感じた。
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No.128:
(1pt)

駄作

読む価値なし。なんでこの本が映画化されるのか分からない。どのように映画化し、どのように見どころをこさえるのか、むしろ監督や脚本家のウデに興味がわいてくる。

医療崩壊の現場を云々する様なレベルの高い話ではなく、別に医者物でなくてもよかった。
ぶっちゃけ、この程度のこと(と言っては作者にも、作中の患者さんにも悪いが)はどこの病院でも日常茶飯事で、とりたてて大声あげて取り上げるほどのこともなく、所詮は素人の書いた読み物か、といった程度。臨床医だから現場のキツさは身をもって体験しているだろうし、私も身につまされたが、正直「どうだ、地方の臨床医はこんなにつらい現場でがんばってるんだぜ!」といった苦労自慢的な匂いがして、鼻につく。

別段、「医者が書いた」だの、「感動作」だのとぶち上げなくても、よくある軽い読み物、で良かったと思う。

むしろ、ここでのレビューで星1つ・2つが意外に多く、書店での評判よりここでの批評の方が辛口で参考になることを再確認させてくれた。やっぱりみんなそうだったんだ!
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No.127:
(2pt)

読む本間違えた

小説ではなくノンフィクションですが、終末期医療についてなら「病院で死ぬということ」、現場の医師の苦悩なら「ぼくが医者をやめた理由」のほうが読んだ後残るものがありました。神様のカルテは小説ならではのキャラの立たせ方がうざったく感じて、自分が求めるもとは違ってたと思いました。でも小説としてなら面白いのかなと。
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No.126:
(5pt)

心地良い

最初は独特の文体に戸惑ったが、徐々に慣れてくると、逆にそれが心地よくなった。物語としてはありがちな医者ものという感じがしたが、それぞれのキャラクターが現代的ではなく、逆に新鮮だった。細君に関しても、最初はリアリティを感じなかったが、後半のほうはそれも独特の味になってきた。一気に読めるリズムの素晴らしい。人気がある理由がわかった。お勧めです。
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No.125:
(4pt)

どこまでもヒューマニズムに立脚した・・・

重そうな題名と、1ページ目から延々続く擬古文調の語りが
読み始めには気になるが、表面的に起こる病院関係者の日常は
軽く、楽しく過ぎていくのであっという間にページは先へ進む。

しかしながら、本書が一部諧謔的なギャグで訴える、
日本の地域医療や緊急医療の問題は、作者の現業なだけに
笑ったのち、ひんやりとしたシリアスな印象も残す。

正面から唱えたら気恥ずかしくなるくらいの内容を巧みにズラし、
しかし根底ではどこまでもヒューマニズムに立脚した、
真摯なクライマックスとラストは愁眉である。
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No.124:
(3pt)

無難な内容

酷評したくなるほどではありませんが、帯に書いてあったことには全く共感できません。
「感動した」「読んでる内に嗚咽が…」とか。どの部分が感動的だったか教えていただきたいです。

率直に言うと最初から最後まで何も感じることなく終わりました。
一晩寝たら忘れるような内容。

悪くはないです。
安全な物語です。読後感も悪くないし、暗い気持ちにもならないし。
重い小説を読んだ後の休憩に読めばちょうどいいでしょう。

こんな平坦な小説の映画化がどうだったのかということ、なぜ人気が出たのかということはとても気になります。
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No.123:
(4pt)

青春小説

久しぶりに「青春小説」という言葉を思い出した。新婚夫婦でありながら、キッチン共同の下宿屋に生活し、夏目漱石を愛好し、下宿屋の変わり者の芸術家や哲学者と語り合う日常。
フォークソングか、ラ・ボエームか。

しかし、読後感は良い。
やたら話を盛りたてるミステリーやドキュメンタリーなどではなく、死や地域医療を「変わり者の若い医師」の感情を元に書いており、その、生活観や日常感が良い。
気負うことなく、迷いもしながら、また、日常的な小さな事件もおきながら、体力の限界に挑むような日々の中にささやかな楽しみを見つけながらを過ごす。

こうした、静かに前を向き生きる小説は元気を与えてくれるように思う。
明日も頑張ろう、と。
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No.122:
(2pt)

何が奇蹟だったのか?

「この病院では、奇蹟が起きる。」結論、何が奇蹟だったんでしょう?作者様より偏差値の低い医大卒の私にはわかりませんでした。
それに作者様の出身の信州大はお書きになってるような状態かもしれませんが私が入局したQ大の医局は正に地獄でした。10日間泊り込みをした事もあります。みんな外勤(Q大では学外研修と言います)の指令が出るのを首を長くして待っています。
給料から全然違いますし早朝から50人程度の採血係もありませんから…。極楽までとは行きませんが待遇に不満はありませんでした。
まあこんな就業状態の相違をあーたら。こーたら言ってもしょうがありませんが早い話、たかが5年目程度の医者にわかった事を書いて貰いたくないと言うのが率直な感想です。
やたらボキャブラリーを見せ付けようと奇々怪々な漢字を使うのもうんざりしました。
安曇さんのような患者がいた事が奇蹟に近いと言う事なのでしょうか?それならわかります。
モンスターペイシェントばかりの昨今でこのような患者がいる事はほんとに奇蹟です。
作者様は印税で富裕層になられたと思いますが今後とも現役の医師を続けて頂きたいと思います。
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No.121:
(1pt)

盛り上がりどころがない

盛り上がりどころがない。だらだらと文章が綴られてる感じ。
人物も、あだ名をつけたりして個性を強調しようとしてるが、
それも空しく、全く心に残らない。
内容もぺらぺら、人物もぺらぺら。
2が出てるようだが、手に取ることはないだろう。
神様のカルテAmazon書評・レビュー:神様のカルテより
4093862591
No.120:
(5pt)

評価が低いのはリアル描写だと思われてるから

タイトルの所為なのか、何故か超シリアスな内容だと勘違いされているため
拍子抜けして低評価というのが多いみたいですね。

登場人物が意外とコメディで漫画チック、ギャグも多いです。
ライトノベルでも読むつもりで見れば面白いですよ。
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No.119:
(1pt)

なんだかなあ・・・

地方の医療機関に勤める者として、興味を持ったので読みました。

あまりにファンタジー?綺麗事過ぎる感が強く、違和感だけが残る小説でした。

作者は本当に地域医療に精通している医者ですか?

主人公や、登場人物がいい人過ぎて気持ち悪いです。薄いと言った方がいかな。

話しの展開もご都合主義というのか、先が読める。

まあ、それ故に爽やかな読後感というレビューもあるとは思いますが。

あれだけの治療が出来る病院・有能なスタッフがいる病院を『医療の底辺』と
書かれると、人工呼吸器も無い、手術室もない(必要とされない)地方の病院で
頑張っている方達の立場ないですね・・・

あと、夫に敬語を使う妻って・・・
素直で可愛らしく、気が付いて、余分な事には口を挟まない・・・
渡辺淳一の小説に出てくる様な男の理想の女ですねえ。
確か彼も医者でしたね・・・

なんだか、甘ったるい。どこが感動なのか理解し難い。

医療とは関係のない一般の方が読むと感動するものなのか?

読まなきゃよかったと思った本でした。
神様のカルテAmazon書評・レビュー:神様のカルテより
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No.118:
(5pt)

よかったです

映画を見てから原作を読みました!とても読みやすくよかったです。
映画と終わりかたが違うのでその後が気になりました!
2も読んでみようと思います!
神様のカルテAmazon書評・レビュー:神様のカルテより
4093862591
No.117:
(5pt)

生きることと死ぬこと

テレビで映画の内容を観ていて、原作本を読みたくなり、利用しているamazonで購入しました。
 もう手の尽くしようがない女性が、安らかに亡くなる様と、何ができるのかと苦悩する若い医師の生き様がよくわかりました。これからの人に必用な、介護と医療のことを投げかける1冊だと思います。
神様のカルテAmazon書評・レビュー:神様のカルテより
4093862591
No.116:
(5pt)

新ジャンル! ほのぼのいやされ医療小説、でしょうか。

端的に言って、この小説を「現場で働く医師の苦悩」を描く、という風にみた場合、そのテーマは「高度な医療を求めて大学病院で働くことを選ぶか、患者と寄り添う地方の医療現場を選ぶか」だと思います。(他の諸問題も取り上げられてはいますが主人公の主な葛藤はこのテーマであったと思います)

この問題に対して主人公の答えは「これでいいのだ」と患者に寄り添う道を選ぶというものです。

この答えに対して私は「なるほど」と思えませんでした。それは主人公の葛藤に共感できないからです。

その原因を二点。

第一に、主人公があまりに恵まれた人間関係の中に身を置いている点です。上司、同僚、家庭(妻)、友人、、すべて「いい人」です。この時点で普通の感覚なら「これでいいのだ」と思ってしまいます。このため、主人公の葛藤が、「贅沢な悩み」といった風にしか受け取れませんでした。

第二に、主人公の独特が口調はまるで全てを悟ったかのような口調であるという点です。また、小説自体の進行も主人公の語り(天の声)で進みます。そのため、主人公が何かに悩み苦しむような人物という印象が持てませんでした。どうせ答え知ってるんでしょ?と思ってしまいました。

これらの理由から物語の最後、主人公の結論たる「これでいいのだ」が安っぽく聞こえてしまいました。私としては、等身大の医師に現実に寄り添った、深い洞察のもと、結論を出してほしい(それを聞かせて!)と思いました。(医師の方なら様々なことを自分で補完して共感もできるのでしょうが、、、、)

と長々書いたのも全てはこの小説が医療問題をテーマにして、それに対して何がしかの答えを提示する小説だと勘違いした私のミス。
この小説は何も考えず読め、読む者を癒す、ほのぼの癒され医療小説です。読了(コメント希望)
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4093862591
No.115:
(4pt)

心温まる優しい物語

栗原一止は、信州「24時間、365日対応」の病院で働く、悲しむことが苦手な29歳の内科医。
職場は常に医師不足、40時間連続勤務も珍しくない。激務の日々の中、信濃大学から誘いの声がかかる。
大学での最先端医療か、例え助かる見込みのない患者とも真正面から向きあう医師で居続けるか。
悩む一止の背中を押してくれたのは、高齢の癌患者、安曇さんからの思いがけない贈り物だった。

2010年度本屋大賞第二位。

登場人物たちの本当に優しい雰囲気、違いを信頼し合った人間関係が広がる心温まる物語。
映画を観たあとで読んだので、どうしても映像が頭に浮かんでしまったが、文字で描写される人物像も丁寧に描かれていてよかった。

神様のカルテ2も読む!
神様のカルテAmazon書評・レビュー:神様のカルテより
4093862591

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