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神様のカルテ
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神様のカルテの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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amazon商品紹介から以下、 栗原一止は信州の小さな病院で働く、悲しむことが苦手な内科医である。 ここでは常に医師が不足している。 専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を三日取れないことも日常茶飯事だ。 そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。 大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。 最先端の医療を学ぶこともできる。 だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。 悩む一止の背中を押してくれたのは、高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった。 第十回小学館文庫小説賞受賞作。 * 今さらながら読んだ、本書。 心地よく始まり心地よく終わった感か。 実際に医療現場では休まる事はない。その点ではリアリティがある。 地域医療に従事している作家さんだから書けるんやなーと羨ましく思う。 長々と終わりなく続きそうだ。ひとつとて同じドラマは無いだろうから。 | ||||
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善人ばかり出て来る小説は、話題を続けていくのが難しく、結局は「ほんわりとして物語」に終わってしまい、読者を安心はさせてくれますが、真の意味での感動とはほど遠いものとなってしまいます。その典型とも言える一作でしょう。しかし、そうなるとある意味で漫画やスポーツ新聞と同じ様に、単なる時間つぶしの「作品」ではなく「物」となってしまいます。楽にどんどん読める作物を読むたびに、そう感じてしまうのは自分だけでしょうか? | ||||
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内科医、栗原一止(くりはらいちと)。長野県にある本庄病院で勤務している。地方の基幹病院である。 患者はたくさんいるのに、救急救命科の医師は栗原と研修医の2人しかいない。従って、内科医なのに夜は救急医としてすべての患者を診なくてはならない。 そこに砂山次郎という医学部時代の同級生がやって来る。新人の看護師に恋をしたという内容の相談である。 本庄病院の消化器内科には、栗原のほか、2名の内科医がいる。栗原は、大狸(おおだぬき)先生、古狐(ふるぎつね)先生とあだ名を付けている。大狸先生は信州のゴッドハンド、古狐先生はその片腕としてこの町の医療を担ってきた。 栗原が回診を行うと、3人の女性患者が歓声を上げる。栗原は人気があるのだが、彼女たちの平均年齢は69歳。若い医者なら誰でもいいらしい。 仕事が終わると、家に帰る。御嶽荘(おんたけそう)という元旅館の、アパートのようなところに住んでいる。築50年を超える木造家屋である。栗原は、ほかの住人たちと飲み明かしたりもする。 実は、栗原は大学病院の医局に来るように誘われているのだが、どうすべきか決めかねている。 栗原の妻は山岳写真家である。つい最近までモンブランに行っていた。 読んでいて、リアリティーを感じない。こんな夫婦いないだろうと思うのである。まあ、コミカルな小説なので、必要以上にキャラクターをデフォルメしているせいもあるのだろう。著者が現役の医師なので、医療に関する描写は正確なようである。シリーズものであるが、続編を読みたい気にはなれなかった。 | ||||
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開けたら破れてました。 すぐ読みたかったので、返品はしませんがガッカリしました。気をつけて包装してほしいです。 神様のカルテの映画を観て、大好きになりました。 テレビで、また始まったので、本を読んで、楽しみにしようと思います。 | ||||
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3編ともストーリーは ちょっとした事件(山場)→ほっこり となっております。 最後のはんわか、ほっこりの内容はよくよく考えるとほっこりの事象ではないかもしれない と考えてしまいます。 会話だけに焦点を当てるとほっこりとした内容ですが、 できた人間は本音をいいませんからね。 主人公のこうであってほしいといった願望が込められているのかも。 | ||||
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妻の為に購入しました。良かったと言っていました。私は読んでいませんが、読もうと思います。 | ||||
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地域医療、いわゆる大学病院以外の地方の医療で働く医師を主人公にした医療小説。むずかしすぎず、人間ドラマもそれなりに取り入れてありとても読みやすかった。医師である主人公が文学好きの一風変わった性質の持ち主で、彼をとりまく人間もなかなか魅力的だった。文句のないほろりとさせられる、優等生的な小説という感じ。いい話を読んだな、というような。 | ||||
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これも、映画でも見ましたが、原作も読みますとまた、印象に残るし良かったです。 | ||||
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漱石先生に文体がにているというので、てにとりましたが、ライトノベルにちかいかんじです。 | ||||
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前評判と巷の噂から「感動物語なのかな〜」と 思いながら読み出してみた。 だけど、物語は淡々と進み、淡々と語られてゆく。 そこそこ引き込まれつつ、そこそこ読み進めつつ、ラストへ。 ありふれた日常のように語られたこの物語だからこその、この結び。 この結びだからこその、この物語だったかと納得しました。 | ||||
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大学の医局制度から、はみ出した5年目の地方中核病院勤務医が主人公の物語。医療のさまざまな問題点を浮き彫りにしながら、ほのぼのとした世界観を描出しています。ところどころ、目頭が熱くなるストーリーを挿入しており感動できます。...私はジーンときましたが、作りすぎで白けると感じる方もあると思います。 著者は、実際に主人公が働いているような地方病院に勤務された医師であり、医療問題に強く関心と問題意識をもってこの物語を書かれ方です。たくさんの医療問題が凝縮されていて(地域医療、医師不足、大学医局制度、終末期医療、救急医療などなど)医療に関心を持っている方には、たいへん興味を持って楽しめることと思います。 少々残念に思うことは、新人作家ということもあり、熟れがなく、文章に一言説明が多いという印象があります。文章にシンプルさがないというところが難であり好き嫌いがあると感じました。また、主人公が住んでいる御嶽荘というボロアパートはありえない虚構事が強すぎてイマイチな舞台装置であると感じた。 | ||||
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酷評したくなるほどではありませんが、帯に書いてあったことには全く共感できません。 「感動した」「読んでる内に嗚咽が…」とか。どの部分が感動的だったか教えていただきたいです。 率直に言うと最初から最後まで何も感じることなく終わりました。 一晩寝たら忘れるような内容。 悪くはないです。 安全な物語です。読後感も悪くないし、暗い気持ちにもならないし。 重い小説を読んだ後の休憩に読めばちょうどいいでしょう。 こんな平坦な小説の映画化がどうだったのかということ、なぜ人気が出たのかということはとても気になります。 | ||||
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映画化されて話題になっていますが、原作こそオリジナルだと思い、早速手に入れて読みました。他の方も書かれていますが、漱石などを読んでいてある程度の文学的な表現が分かる方には、文語調とも言える表現の中にちりばめられているユーモアがとてもおもしろいでしょう。また変わり者である主人公の一止と彼を取り巻く登場人物のやり取りも軽妙洒脱な感じで、舞台になっている地域医療の現状やら、生死のかかる日々の実践についてはどちらかというとライトな感じがします。もっともそれだけに現状の大変さや一止の苦悩がにじみ出ているようで読み終わった後に考えさせられました。細君、学士殿そして安曇さんとの出会いを通じて彼はどの様に人間として成長してゆくのでしょうか。 | ||||
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地方基幹病院に勤めるある医師のお話です。 主人公である栗原一止の日常を描いています。 医師としての自分が何を成す事が出来るのか? 患者に必要な事は完璧な治療だけなのか? ・・・そして生きるとはなんなのか?そして死とは? そのようなテーマはあるものの 彼の細君や、同じ荘に住む変わった住人たち。 そして医師の同僚達。 この登場人物たちがとても魅力的で、 彼を取り巻く日常は、笑いも堪えません。 あまり重々しい内容ではないので、 誰もが気軽に読む事が出来るでしょう。 200ページ程度なので、各登場人物たちの事が じっくり掘り下げられる事は無いので、 少しあっさりに過ぎたようにも感じます。 ですが、全体を通して心になにか暖かいものが 湧き上がってくる物語ではないかとおもいます。 | ||||
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とても話題の作品だったので、どんなにか感動する小説なのかと期待して読み始めたら、意外とあっさりと読めてしまいました。しかし、取り扱っている事柄が重いだけに、この程度の軽いタッチが人気の秘密なのかもしれないとも思います。 全体としては、夏目漱石好きの主人公の語り口が、味わいをより増す役割を果たしていました。また、主人公夫婦が住んでいる家の不思議さも、医療問題だけの堅苦しくて重たい小説に終わらせない理由なのかもしれません。 この小説の世界がとても色鮮やかに感じるのは、この2点のおかげだと私は思いました。 主人公自身は大きな成長や変化を遂げることなく、周りの人間が少しずつ変わっていく、というストーリーはよくあります。この「神様のカルテ」もそれに漏れることなく、主人公に大きな変化はありません。 だからこそ、読者に暖かい安心感を与えてくれるのだと思います。 ただ、ひとつ贅沢を言うならば、それぞれの人物について表面的ではない描写がもう少し欲しいな、とも思いました。 | ||||
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気楽に読めました。怒ってる方もいるようですが、怒る程じゃないよ。 櫻井君ファンの子供に買ってあげたのですが、古風な言い回しや語句を難しいからわからないと即突っ返されました(苦笑) 映画版、細君役の宮崎あおいさんはぴったりかな、櫻井君は無理があるだろ、と思いました。このセリフかぁ、元々あまり滑舌良くないし、第一イメージが違う。 | ||||
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泣かせどころを押えているので、まぁふつうに泣きます。 が、人の死を扱っておいて、泣かせなかったら詐欺ですから。 登場人物みんなイイ人、というのが、朝の連続テレビ小説風味。 文体は嫌いじゃないです。 泣きたいときにはおススメ。 | ||||
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半分ぐらいまでは読むのが苦痛で、星付けたら1つだなあと思っていたのだが、 ある人との別れのシーンぐらいから、やっと面白くなってきた。 読後感は爽やか。 最後まで閉口したのが、主人公の言葉づかい。 ありえないでしょ…。 映画になるらしいけれど、見てもレンタル。 この本も図書館から借りたので、まあそれくらいのレベルです。 | ||||
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登場人物がお互いを思いやって、誰も自分のエゴをださないファンタジーです。現実は、不平不満の言い合いが医療現場なので、うらやましくもあります。主人公の人柄がなせる業でしょうか。主人公に、大学病院からの誘いが来ますが、新しい知識・技術を勉強し続けることも医療では、必要なことなので、目の前の患者さんを一人の医師が見続けることは、美しいけれど、時代遅れになるリスクもあるなあと考えさせられました。 | ||||
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ストーリー的には、私は嫌いではありませんが、なんかちょっと違う…?という感じが残りました。感動を期待し過ぎたのかもしれません。 本のオビに書かれていた『この病院では奇蹟が起きる』、いつ起きるのか、いつ起きるのか。期待しながら読みましたが、何か奇蹟が起きましたっけ? 医師の激務の日々が淡々と(坦々と)綴られていますが、『これほど』患者を思っている医師って少ないのでしょうか?この程度は患者と人間的な交流のある医師は、多いのではないかと思うのですが…? 夜中、担当の患者さんが亡くなって、一人ひっそりと泣いている看護師さんも見たことがありますし、例えば宇宙飛行士になった医師の向井さんも、患者さんが亡くなって自分の無力さにさいなまれた経験があるそうですし。 医療分野での様々な問題提起をしている小説ではあると思いますが、彼が医師としてそれほど特別とは思えませんでした。 また、主人公が妻との出会いを回想するシーン。 『「あの日はひどい雨であったな」 ふいにはるか遠くから、降りしきる雨音が近づいてくる心地がした。』 あれ?こういう映像をちょっと意識したような表現。ちょっとひっかかりを感じました。デビュー作ということで、ひとりよがりな部分があるのかもしれませんが、この2行で他のそういう部分が際立ってきてしまったように思います。 結局、『神様のカルテ』って、イメージ先行なタイトルなんでしょうか。人間の命は神のみぞ知るっていうことなんでしょうけど。 | ||||
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