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盲剣楼奇譚
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盲剣楼奇譚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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この話に現代をくっつける(吉敷シリーズにする)から無理がでる訳で、近況を伝えたいなら違う事件を通した方が良かった。この事件じゃあまりに違和感ありすぎ。 それと被害に遭った人たちが口ぐさむ「その土地の有名な歌」設定。島田荘司先生らしいけど正直不自然だよなぁと思いますね。 | ||||
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お話が現代→昭和20年→江戸時代と遡って再び現代で解決するという流れで、読んだら各々の時代を深掘りしたくなりました。 ぶっちゃけると、久しぶりの吉敷シリーズなのに「推理は少しで、江戸時代の最強剣士の物語がほぼメイン」です。 なので、吉敷刑事がメインで推理していくと思って読むと、少しガッカリするかもしれません。でも、娘のゆき子が出てくるのは、ファンとしては嬉しい限りです。 表紙カバーの絵の人物が、この物語りの主人公になると思います。 主要なキャラは美男美女でストーリーも少々、都合の良い漫画チックな展開に感じましたが、時代が変わっていこうとする中でのキャラクターの立場やそれぞれが抱える業が織りなすストーリーが興味深かったです。 それゆえに、当時の歴史背景を深掘りしたくなった1冊でした! | ||||
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典型的な島田御大の本。 メインの疾風無双剣がそれなりに面白かったので星3つにしたょ。 | ||||
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新型コロナの感染予防が言われている今日この頃、何人もの人に読まれた古本というのは気になりますが、新品状態だったので全く気にせずに読めました、 | ||||
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久しぶりの吉敷モノ、龍臥亭幻想から何年たったのでしょうね? ゆきこちゃんも女子大生になってました。 さて内容ですが、正直、吉敷モノにする必要ないよねコレ。 吉敷がちょっと聞き込みしただけ、謎解きもしてない。 ファンサービスにするなら、もう少し道子の出番も増やさないと…。 本編とも言える盲剣さまの話ですが、無駄に長い。 文章は読みやすいので苦にはならないが 紅葉村の話だけで十分、金沢城下の話いらない。 意味のないハーレム展開や、力の入ったエログロ、とってつけただけの悪人設定など ものすごい浅いテレビ向けな脚本を読まされているようでした。 アトポスや眩暈のような展開を期待すると、拍子抜けしてしまいます。 先生、何がしたかったのだろう? | ||||
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現代と過去と、どの時代においても人間の業は深いものなのだと感じた。 真実に目を背けず、その時代時代に理不尽なことがあり、それを超えて得るものが必ずある。それが表面的なことだけ見ればつまらない事かもしれないが乗り換えたからこその真実があるのだと感じた。 ミステリとしては賛否両論があると思いますが、読了後は人間とは何かと考えずにはいられません。 軽い気分で読書をしたいときにはおすすめしませんが私にとってはとても考えさせられる素晴らしい読書でした。 | ||||
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私は島田荘司さんのファンです。「占星術殺人事件」を嚆矢とする多くのクラシック、「ハリウッド・サーティフィキット」、「写楽 閉じた国の幻」、「星籠の海」、「龍臥亭事件」など面白本が目白押しです。特にとてもイマジネィテイブな「ロシア幽霊軍艦事件」は、大好きなミステリーですね。 そのことを前提として、「盲剣楼奇譚」(島田荘司 文藝春秋)を読む。思ったより長尺です。また、久しぶりの吉敷竹史シリーズでもあります。舞台は金沢、加賀百万石。吉敷竹史がその知人によって私的に巻き込まれた誘拐事件。それは江戸時代から続く金沢の置屋、盲剣楼で終戦直後に発生した大量斬殺事件に端を発していた。<悪>に立ち向かうは、幼子をおぶった美形の剣士「盲剣さま」だった。 言ってしまいますが、しかしその3分の2は島田荘司による「天下無双」のウォーター・フォール型の剣豪小説です。私はスリラーの読み手ですから、島田荘司が創成した「時代小説」について「時代小説」としてレビューすることは困難です。山本周五郎、或いは藤沢周平、幾人かの作品を読んではいますが数は少ないと思います。その視点から言って、残念ながら時代小説の持つ「香気」、「粋」は感じられませんでした。天下無双、鮎之進の「禅」への傾倒と「おなごと、いい気で酒などを酌みかわす気にはなれない」という思想には同意できますが(笑)、コンテンポラリーな「時代小説」として見た場合でも、月村了衛の「一刀流無想剣 斬」、「コルトM1851残月」のほうがより面白かったと言えるでしょう。 ワン・アイディアによる短編スリラーの狭間に作者が考える「剣豪小説」が盛り込まれています。ヒーロー、鮎之進によるお世話になった人々への"Payback"に心震えたものの、(作者の多くの著作を愛しているがゆえに、)今回はスリラーとして"Payback"が無かったと感じました。 | ||||
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