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(短編集)
Iの悲劇
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Iの悲劇の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 41~60 3/4ページ
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| 米澤さんの愛読者なら読んで損は無いと思います。が、著者の過去の名作に比べると今ひとつ。一つ一つの話は面白いです。しかし、全体としての話のオチが半分くらい読み進めてわかってしまうのはどうかなー。もう少し、ひねりがあれば良かったかな。 | ||||
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| これ、雑誌連載作品なんですね。でも、全体通して読まないと趣旨がわからない。タイトル通り「悲劇」なんですね。現代に問うミステリーでした。この作家、うまい。 | ||||
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| 著者の作品は全て読んでいるが、その中では凡庸なできかな。社会派的なテーマとして地方復興の不可能性を描いていて、この手の作品としては異色と言える気がする。止められない地方の衰退というのは厳然たる事実で、現実には地方の復興なんていうのは選挙の票稼ぎ程度の意味しかないからだ。 一方謎の方はといえばそこまで出色のできと言えるほどのものはなかったけれど及第点といった感じ。 | ||||
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| ネタバレになるので詳しくは書けませんが、同じ作者さんの『本と鍵の季節』と似たような感じの本でした。先入観なしに読んだら面白く感じる人もいるかもしれませんが、たぶんそうなるだろうなぁと思って読んでしまったので、最後まで読んでもあまり驚きもなく…。殺人事件が起こるわけでもなく、1つ1つの謎も日常的過ぎて、ミステリーとしてもあまり面白いとは思えませんでした。同じようなパターンの本が最近増えている気がして、ちょっとこのパターンの本はもう限界かも、と感じてしまいました。作者さんは好きなので次作に期待しています。 | ||||
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| Iターン事業にまつわる市役所員の目線から、廃村の復興と悲喜こもごもを描いたミステリ。 各章の謎と解決は秀逸なもの、小粒だがぴりりとしたものまで様々だが、とにかく「静かなるフィニッシュブロー」とでも言うべき幕引きが強烈(帯にも書かれているのでネタバレじゃないだろうと信じつつ)。それもガツンという類のものではなく、じわじわと臓腑に重石を置かれるような塩梅のやるせなさが漂うもので、本作の読後感もまさにそれ。 さわやかとかすっきりとは縁遠いけれど、読んで損はない物語だと思う。 | ||||
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| そもそもミステリがあまり好きではないのだが、週刊文春の広告につられて読んでしまった。著者をミステリ作家と呼んでいいのかどうか知らないが、以前に読んだ「ボトルネック」が面白くて「満願」も読んだらすごく感心して3冊目だが、別人が書いたものかと思った。謎の提示と合理的説明というミステリとしての最低条件は満たしています、というだけの、世界観やら人物やらに魅力がちっとも感じられないものだった。 初めから謎の課長が特に理由もないのに観山を連れて行くように指示している時点でそんなことだろうと思ったが、わかってしまったから不満なのではなく、そんな希望も救いもないことをわざわざ書くことないじゃないかという結末にただなめらかに進んでいくことに付き合わされるのが絶望的につらかった。 | ||||
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| 著者の米澤穂信さんの作品が好きで、皆さんの評価の高かった本作にチャレンジしてみました。予想通りというか、良い意味で期待を裏切る読後感でした。短編集がとても良かったのですが、これはこれで大変満足しました。どこが?は読んでのお楽しみです。 | ||||
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| 最後までぜひお読みになって貰いたい作品。流石米澤先生。すこのすこ。 | ||||
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| 山間部の自治体における移住支援プロジェクトが題材のミステリー小説。人口6万人の合併市「南はかま市」の職員が、数年前に定住者を失った限界集落「簑石(みのいし)集落」を舞台に、様々な個性を持つIターン移住者たちの支援のため孤軍奮闘する物語である。 自治体の地方定住策を取り上げた小説というのは珍しく、何かの参考になるかと思って読み始めたのだが、ミステリー小説として純粋に面白く、一気に通読してしまった。 物語は、市役所内に設けられたプロジェクトチーム「甦り課」に所属する3人の職員を中心に展開する。真面目な公務員である主人公の万願寺邦和、人当たりは良いが少々おてんばな新人の観山遊香、稀に鋭い指摘はするものの仕事はいつも部下任せの西野秀嗣課長の3人が、様々な移住者たちのトラブルに対処していく。 章ごとに入れ替わり登場する移住者たちは皆個性的で、それぞれのエピソードにもリアリティがある。章ごとにちょっとした謎解きがあって、小気味よく伏線が回収され、ややパターン化されつつもテンポ良く物語が進んでゆく。そして最終章であっと驚く展開を迎える。 また、移住促進策や限界集落対策に頭を悩ませる自治体職員の奮闘記としても面白い。コンプライアンスの観点から、補助金を間接交付する移住者が利害関係者にあたるのか主人公が真剣に悩んでしまう描写には少し笑ってしまった。被合併町村の悲哀、市長交代による政策の混乱も、いかにもありそうな話である。 特に印象に残ったのは、主人公が、東京でシステムエンジニアとして働く弟と電話越しに口論するシーンである。弟は、経済に貢献せず、税金を食い潰すばかりの過疎地域のことを「深い沼」と表現する。都市住民から見ればまさしくそうだろう。一方で、電話越しに語られる弟の生活ぶりは、毎日深夜まで残業し、休みもろくに取れず、故郷に墓参りに帰ることもできず、決して幸せそうには見えない。 果たして豊かさとは何か。地方と都会の関係はどうあるべきか。小説としての面白さに大いに満足する一方で、改めて大きな命題を目の前に突き付けられたような読後感を感じた。 | ||||
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| 氷菓から、ほぼ全ての作品を読んでいるファンとしては読めるだけで幸せです。 初めてこの作者の本を読むなら、この本はあまりお勧めはしないかな。 切ない物語が好きなら問題ないかも。 内容も地方公務員のせつなさが表現されていて、納得でした。 フィクションではあってもありそうに思わせる筆力はさすがです。 是非とも続編を望みたいですけど、なかなかきびしいかな。 | ||||
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| 最初は、お得意の人が死なないミステリーだと思って読んでいた。凸凹コンビが軽妙な掛け合いで謎に迫るエンタメ小説を楽しんでるつもりだった。しかし、途中から何やら怪しげな違和感を持ち、ん?何かひっかるなあと気になり始めたが、そのままサクサクと終章まで読み進め、最後にしてやられたあ、ということに。見事な伏線回収と、ちょっぴりの社会風刺が気持ち良くも、独特の後味を残す。そう、いつも通りそんなに簡単に物語が終わるわけがないのである。期待通りの後味。そしてまたこの妙な後味を求めて、またこの筆者の次作にも手を伸ばしてしまうのであろう。 | ||||
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| 古典部シリーズやラノベ時代のような米澤穂信さんの作品を期待している人には、期待外れかもしれないです。ただ、最後のオチ(というかどんでんがえし)は今までになくシニカルと言えるのではと思います。いつもながら流血しないミステリーとしてはよく考えられていると思います。一番恐ろしいのは人の心でもあるなあ・・・というところでヒヤッとする読後感ではないのでしょうか。 | ||||
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| どんなに荒唐無稽な設定でもかまわないけどさ、それを飲み込んで余りあるようなミステリーのテクニックだとか、鋭い風刺とかがあって、小説として成立するんじゃないの? | ||||
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| これはやっぱりミステリーなんだろな。幾つかのトリックは使われているし、解かれるべき謎はちゃんとあった。過疎問題や市の財政の問題など出てくるし、市役所のお仕事も出てくる。しかし、すべて話を作るために使われている感が強い。勿論、どんな小説だってすべては題材なんだろうが、それにしてもだ。要するにイヤミスなんだね。最初から、不穏な空気が漂っていて、上手くいきっこないと感じてしまう。それでもどんどん読まされてしまうんだね。やれやれだぜ。 | ||||
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| 人口減少・高齢化が進行する中で、多くの地方自治体、とりわけ中山間地域の自治体は、将来にわたり持続可能なのかという切実な問題に直面しています。そして、Iターンなど都市部からの移住・定住や二地域居住してくれる人、そこまで至らなくても「関係人口」として支援してくれる人材の確保などに真剣に取り組んでいます。当レビュー子は地方公務員ではありませんが、ボランティアとしてそのような取り組みを間接的に応援する活動に関わっています。 一方、長年の趣味としてミステリー小説を愛読していますが、本書のようなテーマのミステリーは読んだことがありません。そういう意味では評価できる作品でしょう。また、各短編の謎を一つひとつ解決しながら話を進め、最後に横串を通してガラッと見え方を変えるという手法は、よくあるパターンとはいえ、ミステリーとしてのカタルシスを生み出します。そこはそれなりに巧みです。 しかし、他のレビュアーが書いておられるように、一話一話のトリックが薄く、あるいは非現実的で、一話読むごとに不満が貯まります。さらに、最後のオチまで来ると、当レビュー子のような者にとっては、自分たちの活動や思いを、物事を皮相的にしか見ないで偉そうにご高説をたれるTVのコメンテーターにけなされたような、非常に不愉快な読後感が残ります。 加えて、タイトルが問題です。ミステリー史に燦然と輝くエラリー・クイーンの傑作のタイトルの「Y」を「I」に変えたものですが、この程度の作品でそんなことをするのはおこがましいと言わざるを得ません。 さらに、終章のタイトル「Iの喜劇」はひどすぎます。何が「喜劇」かという憤りすらおぼえます。 なお、蛇足ながら、円空仏が偽物と入れ替わる、第6章「白い仏」は、クイーンの短編「クリスマスと人形」(『犯罪カレンダー』所収)を思い出させました。どちらが優れた作品かは、言うまでもないでしょう。 他のレビュアーが書かれていたように、1500円+税 を出す価値はありません。この本こそ「Y(米澤)の悲劇」です。 | ||||
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| 単なるミステリーに止まらず、現代社会に横たわる大きな課題がこの悲劇を産み出したと言えそうです。ネタバレを恐れず言えば、私は課長派です。読んでもらえないとその意味解っていただけないでしょうが。 途中の兄と弟の考え方の違いが、今の日本の縮図でもありこの本で作者が読者に伝えたい対立軸であったと思います。 | ||||
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| 米澤さんの作品は、何故か鼻につく女性ライターが主人公のシリーズを除いて大好きで、ほぼ全て読んでいます。少し辛口のタッチにも関わらず、根底にやさしさが見える作風が気に入っています。本作品も一挙に読み終える面白さでしたが、結末が結構、気持ちが沈むものでした(人が死ぬわけではないのですが…)。この結末の背景は理解出来るのですが、簡単に言えば「嫌な連中」だなとの読後感が残りました。とは言え、買ったこと、読んだことを全く後悔しておりません。 | ||||
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| 古典部シリーズのような日常系のどうでもよいミステリーの短編集。 地方の高齢化による人口減少問題をベースにIターンプロジェクトに奮戦する公務員の主人公。 最終章では今までのどうでもよいミステリーの真相があきらかになる、大どんでん返しが。。。 あるのですが、Iターンが興味のある題材でもないし、謎がしょぼすぎるので読み進めるのが苦痛。 また、落ちも期待値が高すぎたためがっかりでした。 文庫版が出るか、ブックオフで500円ぐらいになるまで待つべき。 1400円の価値はありません。 読書後の後味は、少しビターかつしょっぱいです。 | ||||
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| 有名作家の米澤さんの新作です。 まずはタイトルが、ミステリー古典のエラリー・クィーンの有名作を思わせるので、懐かしさに『おおっ?!』とワクワクし、 加えてIターン&「甦り課」というキーワードに、ハートフルな再生作品でもあるのかな?と、期待してしまいました。 ところが、Iターン支援政策に応募して合格した移住者同士が、仲違い→トラブルに発展し、両家共にいなくなってしまう……というパターンが続き、 僕自身、5年前に遠く離れた他県へ引っ越す時に『とある村のIターン新築支援』に応募しようと思ったものの、直後に枠が埋まってしまい、 その村の隣市に引っ越したら、日常的な景色が常に絶景な上に、街の作りが秀逸で日常の買い物や生活が(人生で12回目の引っ越しでしたが)1番便利な理想郷という幸せな状況なので、 田舎へ永住目的で引っ越す幸せを享受している者としては、 『嫌なパターンが続くなぁ……。どんな目的でこんなパターンが続くのだろう?どんな驚くべき真相で、この嫌さを払拭してくれるのだろう?』と、 我慢して真相だけに期待して読みましたら、 まさかの真相は『更に胸くそ悪い真相』……。 恐らく作者としては、限界集落問題や地方行政の限界を、少し問題提起してみたという狙いなのでしょうし、 真相に至った理由や背景には頷けます。 でも、手段が荒唐無稽&胸くそ悪過ぎて、全く同情出来ませんし、 真相が明かされる章タイトルが『Iの喜劇』って、どこが喜劇?! 単に胸くそ悪いだけにしか思えませんが。 限界集落問題や地方行政の限界を問題提起したいなら、書き方が全く駄目だなと思いますし、 僕のような『田舎へ永住目的で引っ越して幸せな者』には、そんな想いを踏みにじるような内容に感じますし、 今作品の主人公のように、Iターン支援にきちんと取り組んでいられる組織や方々にとっても気分悪い作品に思いますし、 そもそもIターンという考え自体、地方には重要課題であって、こんな作品で揶揄して良い軽いテーマではないと思います。 でもAmazonだと作者のファンは絶賛されていてビックリしました。 今作品に社会性テーマがあるなんて、どう捉えればこの真相からそう読めるのか? 個人的には星3以下の作品は感想書きませんが、かなり久しぶりに書いた次第です。 単に胸くそ悪いだけの嫌な作品でした。 | ||||
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| 今は無人となった小さな集落の簑石に、Iターン支援で定住者を募り復活させるプロジェクトに役人が奮闘する連作集。 各話それぞれに謎解きは用意されているけれど、正直、第一章を読めば話のパターンがわかってしまいます。 それでも、筆者なら最後には全話に繋がる仕掛けがあると当然期待してしまう訳ですが、やや強引な鮮やかではあるけれど、何とも切ない幕切れです。 | ||||
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