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石の猿
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石の猿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 21~40 2/3ページ
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リンカーン・ライムシリーズは息もつかせぬ展開のものが多く、 本書も他の作品と同様一気に読めます。 ただ犯人に関しては割とわかりやすいという印象です。 | ||||
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ライムやアメリアもいつも通り冴え渡ってますね。 何といっても中国公安の刑事のソニー・リーが非常にいい。 西洋だの東洋だのといっても、 最終的には対人間なんだなあと感じました。 この物語の展開は悲しかったですね。 | ||||
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もう色んな人疑ってしまいます。 ライムとアメリアそれぞれが持つ悩みの行方や、 息を詰まらせる緊迫の証拠収集シーン、 最後まで気の抜けない展開は長編でも 一気読みさせる面白さ。 | ||||
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読みやすいし、厚さを感じず一気に読んでしまうのではありますが・・・・ こいつが内通者だぞと思わせる人間はそうではないというのはわかっていますし 妙にサックスとの絡みが記述される”こいつ”はきっと何かある(もしや?)と構えて読んでしまいます 何よりどんでん返しが予定調和になってしまっているのが、失礼を承知で言えばマンネリです シリーズで読んでいる読者ではなく、これが初めてのディーバーのライムシリーズという人になら おすすめできると思います 天安門事件は遠い遠い出来事です、中国の資本主義化は、中国共産党流資本主義の導入によって 中国なりの成功がもたらされています そういう意味では巻末に明かされる事実は的を得ていたのでしょう しかし民主化はどこにいったのでしょう 中国人が求めていたのは民主主義ではなく資本主義だということでしょう 自分にはどうにも好きになれない国です この本が好きになれない理由はそこにあるのかもしれませんね | ||||
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さすがジェフリー・ディーヴァの作品で最後まで一気読みでした。 今回の敵は大量殺人者として国際的に指名手配されてる蛇頭の殺し屋ゴースト。 中国の不法移民をのせた貨物船が爆発し沈没する。実はアメリカの沿岸警備艇に追尾されてると気付いたゴーストが自分の正体を守るために移民と乗組員もろとも貨物船を爆破し海の底に沈めました。そして命からがら船から脱出した移民たちの命をゴーストが狙います。 オープニングからゴーストの非道さが伝わってきます。 上陸し逃げてる移民達を見つけるのはリンカーンのチームか、それともゴーストか。 手に汗握る展開が最初から最後までジェットコースターのように展開されます。 四肢麻痺のリンカーンの手足となって事件現場に赴くのはアメリア・サックス。 【ボーン・コレクター】の時は、リンカーンの言いなりって感じやったけど、今では経験を積んで周りからも一目置かれる鑑識捜査官に成長しています。 表には出さないけどリンカーンもサックスには絶大な信頼をよせてますよね。 さらにFBI捜査官のデルレイや市警の警部補セリットー、そしてリンカーンの介護士トムなどの人間模様も描かれてるのでシリーズを通してキャラクターに感情移入出来ます。 リンカーンの頭脳と彼らの行動力と情熱が犯人を追いつめていくんでしょうね。 ジェフリー・ディーヴァーといえば、予想も出来ないサプライズを用意してるのですが、この作品でも読者を見事に騙すような仕掛けがありました。 思わず「やられた〜」って唸らされる仕掛けです。 次の【魔術師】も楽しみです。 | ||||
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中国からの密入国に絡む話。リンカーンとアメリアの関係の進展もあり、一気に読ませるストーリー展開。このシリーズは本当に面白い。彼の作品はほかにもいくつか読んだが、やっぱりこのシリーズが一番面白い。 どうしても映画のアンジョリーナ・ジョリーが浮かんでしまうが、アメリアも魅力的な登場人物だ。 | ||||
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これまでの作品に比べられると、敵役=ゴーストが弱いのが一番の難点。ライムとサックスのチームが、いままでになく先行気味で、一枚上手だった。本シリーズは、ピンチ、ピンチ、またピンチの連続っていうじれったさが気に入っているのだが。 本作品は、家族だったり、生き方だったりが、ずいぶん強調されているので、シリーズのターニングポイントになっているんでしょうか。これ以降の作品は読んでいないのだが、このあたりの楽しみは増えた。 | ||||
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本シリーズはいつも深遠なタイトルがつけられており、読んでいていつもそれ に気付かされます。今回の『石の猿』とは、蛇頭に殺された中国人密航者の生き 残りが首から提げていた孫悟空のお守りを指しています。日本人にはなじみの深 い孫悟空が異文化東洋の象徴となっている様に思われます。もうひとつ密航者の 命を狙う蛇頭の捜査に加わった中国人捜査官が、危険を承知で麻痺回復への手術 を望むライムに対して「あんたは孫悟空だ」と指摘します。孫悟空は妖術が使え て頭がよくて強い、おまけに怒りっぽい。そしてありのままの自分を無視すると 説明します。 サスペンスのストーリーと関係が比較的薄いこのような場面が私のお気に入り です。ほかの中国についてのディテールは情報の少ないアメリカ人にはエキゾ チックでありながら、日本人が読んでも矛盾を感じない作者の取材と筆力が窺わ れます。 各章の冒頭には西洋人の書いた『囲碁』の解説が引用されていますが、こちら も本作品の全体を象徴しており無駄がありません。このように細部にこだわりな がら全体を調和させるのは本作品を単なるシリーズもののサスペンスと言う枠を 飛び越えたものにしているといえましょう。 | ||||
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リンカーン・ライムシリーズにハマって4作目。今回は「事件の真相を推理」しながらライムシリーズ特有のいわゆる「どんでん返し」を当ててやるぞっと、最初からとても楽しめた。ストーリーの展開としては2作目の『コフィン・ダンサー」系統なのかなぁ…どこまでも執拗に獲物を狙う犯人。でも今回はそれぞれ魅力的な中国人キャラ&中国の社会情勢、アメリカの中の中華移民、風水、漢方、歴史、政治、ジンクス、迷信?などなど中国ワールド満載で、とても新鮮な気持ちで読めた。そういう意味では最後のどんでん返しは他作よりパンチが弱かったかな??最初からあいつが怪しい、この人か?それとも??と予測を立ててみたものの、いつの間にかストーリーに夢中になって最後に驚かされるっていういつものパターン。笑 でも、ちょっと登場人物が多すぎた感があるのと、中国の風俗的ないろいろは日本人の自分にとってもなじみが深く、描写に物足りなさがあった(アメリカ映画に出てくるへんてこ日本の中国版?)そしてある程度、どんでん返しを先読みできてしまったことが難点かなぁ。 | ||||
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全身麻痺の捜査官、リンカーン・ライムが活躍するミステリの第四弾です。 第一作の「ボーン・コレクター」が映画化されているのでご存知の方も多いシリーズです(続編が出ないのは映画は不評だったのかな?)。 さて、本作でのリンカーン・ライムとその助手でありパートナーのアメリア・サックスが対決するのは中国から不法移民を運んでくる蛇頭のボスの一人、ゴーストです。彼は、極めて猜疑心と警戒心が強く、いまだかつて中国本国はもちろんどんな国際的な警察組織にも顔が割れていない人物です。そして、執念深く、残虐で、同じ中国人移民を人と思っておらず、金のためには平気で売り買いするし、場合によっては本作の冒頭でのシーンのように自分の為ならば全員殺すことも辞さないかなりの悪党です。 その彼が福竜丸という船でアメリカに移民を連れてこようとして失敗。 船を爆破することでなんとか水際での逮捕を免れた彼が、無事にアメリカに逃げ込んだ移民達を追いつめて殺そうとする中で、リンカーン・ライムたちと戦うというのが本書です。上巻ではまだ直接対決にはいたっていませんが、今迄の敵と違って前述のような性格と残虐性、そして金の力で強力なコネを武器にライムたちと戦うゴーストとの戦いは、今迄のシリーズにもひけをとらない激しい戦いになる模様。手に汗握るサスペンスミステリに本書は仕上がっています。 まだ上巻を読んだところですが、ここからどんどん面白くなっていく予感がありです。 | ||||
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目の覚めるようなどんでん返し職人ぶりは、今回お休みのようです。前半1回、後半1回くらい。後半のはうすうす気付けましたし。もう読み手もどこでひっくり返されるかと手ぐすね引いてますからね。作者もそういう意味で大変ですよね。それを差し引いてもシリーズの他の作品に比べると緊迫感もあまりなく…。不法入国者と蛇頭というテーマに興味が持てなかったこともあってテンションは上がらないまま…中国人を表現するのに、予兆や迷信や風水や神様や、アメリカのスーパーにある豊かな品物に驚く様を描写することで、というのはやはり少々古いかと。そんなふうに中国の文献からオリエンタルで面白そうなエピソードを抜き出すのに頁とエネルギーを使ってしまい、いつものページターナーぶりが発揮できなかったように見受けられました。とはいえ一般的にはハイレベルであることに間違いはないです。普通に面白かったです。 | ||||
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この作家、天才です。 やられまくりです。 真犯人が、予想以上に早く捕まった。 残りの30ページは!? それまで、散々ドキドキして、どんでん返しを食らわされ、 何があるのか、就寝時間を削りに削って、サクサク読む。 そこまでオチがあるなんて、ね!!! ありえません。 確かにタイトルがいけません。 結果が透けて見えるのだから。 彼の作品は、しっかり布石を拾いながら読んでも面白いし、 適当にさっと流して読んでも面白い。 登場人物は必要最低限で、必ず纏め上げる。 1人くらいもれていることがあるのが普通なのだが、 どんなに登場人物が多くても、必ず出てきた人物たちには〆がある。 命を吹き込むとは、そういうことなのだろう。 リンカーンとソニーの友情は、心温まるものがあった。 また、中国の文化(気とか風水とか)は、日本にも浸透したものだが、 西洋の人にとっては、珍しい、時に理解不能なことなんだろう。 とはいえ、濃い内容で非常に楽しい。 どんどん、文庫化してほしい限りである。 | ||||
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皆さんの評価が、「他のリンカーン・ライムの作品に比べてどうも・・」 というものが多かったので、期待しないで読んだせいか(?)、 私は魔術師よりも、こっちの方が好きでした。 中国の背景は、西洋人よりも知っているとは言え、やっぱり共産主義国家 の背景に驚かされながら、読み進んでいきました。 今回の殺人犯はゴーストですが、コフィン・ダンサーほど有能ではない (暴力的ですが)にせよ、なかなかコフィン・ダンサーとは違う恐ろしさ を持った殺人者でした。 また、ソニー・リーという人物、これがいいですね。 詳しくはかけませんが・・・。 「石の猿」ね・・・。なるほどな、と最後に思いました。 コフィン・ダンサーほどのテンポはないにせよ、じっくり味わえる サスペンスでした。 | ||||
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アメリア・サックスが海に潜って鑑識で使えそうなものを探してくる場面 ドラマのCSIの、ダイビングが得意なメンバーたちを 捜査に参加させてあげたくなったよ。 中国をあまりに理解不能な国家に作り上げすぎている感じもあったけど、 東アジアのものをあつかった小説にしては、そこまで違和感なく読めたのが良かったかな? リンカーンのファンとしては、ちょっと違う面が見られて楽しかったです。 | ||||
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シリーズ4作目。テンポが他の作品と比較して遅くなっているように感じ、おまけに今回は珍しく犯人の正体が早い時期にわかってしまった。だからといって本書が失敗作というのでは決してない。舞台をNYに戻し、相変わらずのライムの頭脳が冴え渡っていて、アメリアの心の襞もよく表現されている。中国からやってきた新キャラクターのSonny Liがとても魅力的。 Fredの私生活の様子もほんの少しだけ知る事が出来た。最後のライムの決断に少し感動した。 | ||||
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<リンカーン・ライム>シリーズ第4弾。 ’03年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第5位、「このミステリーがすごい!」海外編第20位。 今回の敵は、インターポールから指名手配されている、蛇頭の殺し屋‘ゴースト’。 中国からの不法移民を乗せた貨物船がロングアイランド沖で爆破され沈没する。‘ゴースト’の仕業だった。‘ゴースト’の次の狙いは、危機一髪で船から脱出した二組の家族の命だった。 冷酷無比な殺し屋‘ゴースト’は、チャイナタウンのつてをたどり、手下を使って彼らに迫る。一方、ライムも、例によって、このシリーズの特長である得意の証拠物件の科学捜査の結果、一覧表が埋ってゆくにしたがって、着実に彼らの足取りを追う。さらに‘ゴースト’を捕らえるべくそのアジトの特定も同時に進めてゆく。ライムが先か、‘ゴースト’が先か。ふたりの手に汗握る対決は、本書の最大の読みどころであり、まさに圧巻のひとことにつきる。 今回は『エンプティー・チェア』事件から、舞台は再びニューヨークに戻り、おなじみの<ライム>チームが活躍する。彼らの捜査活動に、密航者にまぎれて潜入捜査官としてやって来た異色の中国公安局刑事が加わり、ライムと親交を深めながら“いい味”を出しているのも興味深い。 また鑑識技術の腕をあげたアメリアが、水深30メートルに潜り、沈没船の捜索を行い、数々の証拠と共に生存者を発見するくだりは、本書のハイライトのひとつといっていいだろう。 ‘ゴースト’の正体、そしてラストでの大逆転と、ディーヴァーならではの“どんでん返し”も健在であるが、何よりも本書は、物語の随所にオリエンタルな趣向(歴史・思想・風水・習慣・格言・行動規範など・・・)が盛り込まれ、<ライム>シリーズのなかでも異彩を放っている。 | ||||
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ご存じ、Lincoln Rhyme シリーズ第4弾です。(ところで、これまでリンコンと勝手に呼んでいましたが、最近訳本を見たらリンカーンと読むのを初めて知りました。ちょっショック) 。 今度の敵は不法入国の携わる蛇頭のGhost で、NYの中国人社会を舞台にし、中国の思想やら習慣やら満載の新趣向です。 が、これまでの3作と比べるとどうもパワーダウンして感じられます。 テレビのCSIの科学捜査ぶりの方が鮮烈だからでしょうか、 蛇頭がわざわざ自分が不法入国させた中国人を殺していくというストーリーの不自然さでしょうか Deaver の中国についての理解が不正確なせいでしようか Lincoln の鑑識捜査に基づく推論よりも中国人刑事の中国人社会についての知識と洞察がものを言っているせいでしょうか・・・ うーん。次回作に期待したいところですが・・・。 | ||||
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リンカーン・ライム・シリーズ第4弾です。今回は中国の密航組織・蛇頭の幹部との死闘です。今回のお話は今までのような息詰まる頭脳戦よりもむしろ、中国人密航者家族の心情や新たに仲間になった中国人刑事との友情などの部分が読ませどころとなっています。特にライムがその中国人刑事から東洋的な思考を教わりながら友情を深めていくくだりは、その先の運命を予感させて、なんとも複雑な気持ちで読み進めて行くことになりました。いつものライムシリーズとはまた違う、味わいのある作品になっています。 | ||||
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ライムシリーズ4作目。あいかわらず面白いですねぇ・・ ところが、この作品のどこが面白いかを語れません。だって、張り巡らされた伏線や、登場人物たちの・・・・ねっ、だから何が面白かったか言えませんよねぇ・・ 舞台は、前作から地元NYに戻って、さすがに緊迫感がありますし、物語の導入部などは、随分アグレッシブで手に汗握りました。 蛇頭が敵役なので、オリエンタルな要素がたくさん盛り込まれていて、欧米の読者は我々東洋人よりも、この作品に神秘的な魅力を感じたでしょうねぇ。 とにかく最後まで読んでみてください。納得していただけると思います。 | ||||
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確かに面白い小説だ。リンカーン・ライム・シリーズのファンが、贔屓の役者を見るようにして読めば。そういう意味では私も十分楽しんだ。しかし、今回の敵役ゴーストの正体をはじめ、展開がはっきりと読めてしまう。少なくとも前3作でディーヴァーのパターンに慣れている人なら、やっぱりそうか、と思うだろう。騙されなかったことに失望をおぼえ、辛めの☆2つ。 | ||||
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