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ウォッチメイカー
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ウォッチメイカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 21~40 2/4ページ
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噂に聞く、初のジェフリーディーヴァー、人気の高いこの作品から入りました。 正直、かなり長いし、ちょっと読みにくいと感じました。読みにくいというのは、決して文章が難しいというわけではなく、すんなりと物語に入っていけないという意味なのですが。結局、最後までその感覚があったので、リンカーンライムシリーズの他の作品はまだ手にとっていません。 ライムシリーズは、科学捜査を主軸にしているそうですが、結局は、ライムと犯人との頭脳戦を描く展開になるようなので、最初から科学抜きで推理合戦でもしてくれればいいのになぁ、とか思ってしまいました。海外ドラマのCSIを彷彿としてしまいますが、科学捜査の過程って、映像で観るほうが楽しいと思うんですよね。 ともかく、どんでん返しが有名なディーヴァーですが、この作品のどんでん返し、すごかったです。2転3転。意外なところに着地しましたね。これは予想できませんでした。 個人的には、機会があれば、尋問のエキスパート・キャサリンダンスのお話のほうを読んでみたいと思っています。 | ||||
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ジェフリー・ディーヴァは現代アメリカのベストセラー作家だが、このミステリーが初めての読書体験だった。 ニューヨーク、ロワーマンハッタンのチェルシー埠頭に残されたクラシックな置き時計がドラマの始まり。 死体はハドソン川だろうか、残された置き時計だけがチクタクと時を刻む。 しかし、ドラマの魅力は、よくあるサスペンスの刻々と動く針音ではない。 時計というメカニカルな装置の持つ徹底したコンプリケーションがテーマとなっている。 時を刻みドキドキさせるのは時間ではなく、 自分自身の身体がこのドラマの中に引き込まれ、登場する多くの刑事たちと一緒に謎解きに参加しているという感覚。 ボクにとってはニューヨークはたった二度しか無い体験だが、 彼の小説は その空間と時間の体験をまざまざと蘇らせてくれる。 | ||||
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読んでいて何度も裏切られました。この緻密な構成はすばらしいと思います。絶対おすすめです。 | ||||
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私はシリーズの中で一番好きです。 初ジェフリー・ディーヴァーでも、文句なく楽しめます。 キャラクターを知らなくても、すんなり溶け込める小説です。 | ||||
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007を読んで、この作者のことを知り、たまたま図書館に行ったら、ボーンコレクターがあったので、 ジェイソンボーンの原作だと思いつつ読んだら、リンカーンライムシリーズ物だった。 最初の出だしで、サックスが非常線を張るあたりから引き摺り込まれ、あっという間に読み終えて ファンになった。この作品は、唯一犯人が逃げ延びるが、キャサリンダンスという文系の尋問官がでて、 科学捜査の理系のライムといいバランスになっている。この作者の読みやすい文章と、サックスという 魅力的な女刑事の活躍が、いいアクセントになって、ライムの地味な科学捜査を際立たせている。 また、どこかでこの犯人が出てくるんだろうな。 | ||||
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表紙が非常に綺麗だったのですが、開いて1ページから40ページくらいまで、水を吸った後の様で40ページ分が全てシワシワでした。読む事に対して支障はありませんでしたが、ちょっとビックリしました。 | ||||
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シリーズ第7弾ですが、シリーズを1冊も読んでなくても絶対はまります。ただ、シリーズを追って読み進めてきた方が面白さ倍増です。ライムとサックスの関係が安定した事、ライムが自分の体の事を吹っ切れている事が今までのシリーズより、本全体に事件のみに向かってて面白さが凝縮されて感じる要因かな^_^ ダンスの登場も事件に厚みを加えていて、出来もしないのにキネシクスの真似事したくなります。 それにしても、凄い人ですジェフリー・ディーヴァー! 極上のミステリーです。 | ||||
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本作品は、2006年発表、2007年邦訳の<リンカーン・ライムシリーズ>第7作目。 私が、本シリーズの第1作目「ボーン・コレクター」を読んだのは、2009年のこと。 1997年発表、1999年邦訳の作品ですから、刊行されて随分経ってからのことです。 それまで翻訳ものは日本語が読みづらいものもあったりして、苦手だったのですが、次第にこなれた訳の作品も出版されるようになり、2008年頃から、海外ミステリにも注目し始めた時、目に止まったのが本作品。 2007年、宝島社主催の「このミステリーがすごい!」と、文藝春秋社主催の「週刊文春ベストミステリー10」で、ともに1位にランキングされていたのです。 シリーズものは1作目から読む──という自分の性格から、順番に読んできましたが、目標は本作品にあったと言えます。 本シリーズ、「どんでん返し」の連続するジェットコースター小説という触れ込みで、確かに中途のサスペンスは一級品なのですが、「十分でない伏線」と「アンフェアな記述」が気にかかり、どうも完全に気乗りがしなかったのが本音です。 しかし、このふたつの弱点は、作を追う毎に解消され、前作「12番目のカード」はこれまでの最高傑作と、レビューしました。 本作品は、それを上回る傑作。 ライムVS凶悪犯の頭脳戦、というシリーズのお約束は守りつつ、「どんでん返し」の見せ方も、もはや職人芸ですね。 特に印象に残ったのは、次の2点。 【当初の謎を忘れていない】 本作品で物語の早くから提示されるのは、「なぜこの人たちが被害者に選ばれたのか」という謎。 本シリーズは、思わぬ方向に物語が展開するのが常なので、この謎がおざなりになるか懸念していましたが、「この物語であればこその合理的な解決」が準備されていた点を、高評価します。 【シリーズものらしさも十分】 準主役のアメリア・サックス刑事の個人的エピソードというサブ・ストーリーが、本筋と程よくマッチング。 また、新キャラのキャサリン・ダンスも個性豊かだし、新米警官のロナルド・プラスキーの成長物語も楽しめます。 そしてなにより、過去の作品を読み返したくなる事実が判明、と、第1作からの読者を楽しませる趣向が盛沢山でした。 シリーズ最高傑作どころか、10年くらいのスパンで見ても、「海外ミステリ全般の傑作」に挙げられる上質のミステリだと思います。 | ||||
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初ライムです。 ここで言われてるほど凄いどんでん返しではなかったように思う。 確かに展開が覆る事は度々あったけども・・・衝撃的!と言う程ではなかった。ある意味予定調和? それを差し引いても面白かった。ワクワクドキドキの素晴らしい本だと思います。 次はスリーピンクドール読みます。 | ||||
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ずいぶん前にレビューを投稿したのだけれど、先日覗いたら消えていたので再投稿。 こういうことが何度もあるので、いささかうんざりしているのだが。 下半身に障がいを持つライム捜査官シリーズ。 とにかく構成がすばらしく、ミステリーにはありがちな納得できない部分が皆無だった。 いつもこの作者の洞察には舌を巻き、頭の良さというものを見せつけられる。 今回の敵であるウォッチメイカーが若干間抜けなのだが、それにはやはり理由があった・・。 読み応え充分で新しいキャラクターも登場している。 シリーズに飽きられないための追加要因かと思いきや、なかなかいい味を出していた。 この世界に入って楽しむために、第一作のボーン・コレクターから読むことを個人的にはお勧めする。 | ||||
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僕はいきなり初めてこの『ウォッチメイカー』から入りましたが、たぶん「リンカーン・ライム」シリーズの『ボーンコレクター』から順に読み始め、登場キャラクターに充分愛着を感じてから『ウォッチメイカー』を読んだ方がより本作品を楽しめると思います。 というのは、犯人のキャラクターが余りにも魅力的過ぎ、シリーズレギュラー陣よりも感情移入してしまうからです。 犯人側視点のままハマってしまうと、ライムやサックスやダンス達が窮地に立たされることを望んでしまうことになります。 この作品に限らず、小説はストーリーの斬新さや展開の意外性を重要とする傾向があると思います。 しかしこの作品、真の面白さは緻密で細かく愚直なまでのディテールの積み重ねとその表現力。 そこから発せられる説得力あればこそのプロットです。 だからネタバレしても面白い。 僕は犯人を応援しながら、どうせ最後は犯人が破滅的な状況に落ちて行くだろうと心配(予想)しましたが、結末は意外な展開に…。 作品本文中、セリットー刑事が「犯人の野郎!」と言ったら、「犯人は男?」とライムが突っ込み、「ジェンダー(性別)はまだ断定されていない」とセリットーが気がつくと更に「ジェンダーは中性も含む言語学上の性別で、人間の性別はセックスが正しい」とライムに指摘されるくだりがありました。 こういう細かい会話や表現、情景描写が多いので、そういうことにこだわるのが好きな方には魅力的な小説でもあります。 | ||||
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プロットと盛り上げ方の上手さは他の方がレビューしてる通りすごいです。どんでん返しの連続はさすが 海外ミステリーといった感じ。 加えて雑誌記者や弁護士という職業で培ってきたと思われる著者の知識が作品に惜しみなく生かされており、 読んでいて勉強にもなります。ただキャサリン・ダンスの犯人の心理説明は若干しつこすぎるような感じが しましたが。 映画のようなドキドキする展開をお望みの方は読んで損はないでしょう。 | ||||
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ライムシリーズとしては新しい方の本ですが、この本で初めてライムシリーズを知りました。 ドンデン返しされて、さらにドンデン返しされて、またさらにドンデン返しされるっていう展開に一気に引き込まれました。 主人公だけでなく脇を固めるキャラクターもいきいきと描かれていて面白かったです。 | ||||
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ジェフリー・ディーヴァは始めてでしたが、想像と全く違った 展開が小気味良く、500頁はそれほど長く感じませんでした。 最後のどんでん返しを、もう少し盛り上げて欲しかった! | ||||
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大部の作品だが一気に読了した。それだけ巧緻に練り上げられた魅力ある作品である。題名通り、作品自体が精密機械であると言っても過言ではない。表紙裏に「ドンデン返しに次ぐドンデン返し」とのキャッチコピーがあるが、"ドンデン返し"というよりは、やはり綿密に練り上げられた全体構想を称えるべきであろう。前半のさりげない描写が巧妙な伏線になっているというミステリの王道の風格が感じられる。 「ライムの科学捜査法vsキネシクス(kinesics=動作学, 本作では尋問法の一種)」という形で初登場する尋問の名手キャサリンを初め、登場人物達の造形にも秀でており、作品の奥行きを深めている。特に、引退した元刑事に纏わる書き込みが印象が残った。また、ライムとアメリアとの交情の描写には一段と磨きが掛かっており、作品に余韻を与えている。 「9.11のbefore-after」という点もテーマの一つになっている様で、全編、"時間"の持つ意味の問い掛けにもなっている。原題の「Cold Moon」が象徴する月と時計との組み合わせも狂気めいた世界の構築に貢献している。重厚感と緊迫感と詩情に溢れたシリーズを代表する傑作だと思う。 | ||||
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ジェフリーディーバーのライムシリーズはとても好きでよく読むんですが、その中でも特に お勧めの1冊です。 細かいことはいいからとにかく一読するべしという感じの作品。 ハイクオリティー&知的ミステリーの世界へ読者をいざなってくれるでしょう。 | ||||
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解説に「ウォッチメイカー対ライムチーム」とあったけどまさにチームワークが魅力。ライム邸に集うメンバーはサックスをはじめセリットーもプラスキーも魅力的だし、介護士トムまで魅力的だし、初登場のダンスもイカしてる。各分野でスキルフルなメンバーが集まって犯人を追い詰める過程は、ホワイトボードでのやり取りなんかで具体的になってすごく面白い。悪役ウォッチメイカーがクールで変幻自在で、タッチの差の攻防がまたスリリング。いやぁ、面白かったなぁ。 | ||||
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敵は連続殺人鬼「ウォッチメイカー」 名前の通り時計に執着し、 正確無比、非情さでは群を抜いています。 今回、新たに魅力的なメンバー、 新米刑事プラスキーに、 人間嘘発見器のダンスも加わります。 意外性のあるストーリーも面白かったです。 | ||||
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文庫の帯に書かれた「ミステリー3冠」(2007年度「このミステリーがすごい!」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「日本冒険小説協会大賞<海外部門>」)が目にとまり、購入しました。海外小説は、翻訳独特の表現などが読みづらく敬遠しているのですが、本作の日本語は全く違和感をおぼえることなくスラスラと読めました。また、リンカーン・ライムシリーズはこれまで読んだことがありませんでしたが、ストーリーに関連する登場人物の過去や背景はしっかりと補足されており、全く問題なく読むことができました。上巻では事件の全貌がゆっくりと明らかになりますが、下巻は一気に話が展開するうえ、どんでん返しの連続です。このどんでん返しがホントによく考えられたもので、この本を名作に伸し上げたのだと思います。ただ、気になった点を一つ。カリフォルニア州出身のキネシクス(行動や表情など外面の観察から内面を観察する科学技術)の専門家:キャサリン・ダンスという人物が登場するが、彼女が相手の嘘や本音などをすべて見事に暴く。話しただけで真実が分かってしまうので、書き手としてはストーリーの展開を考えるうえで使い勝手が良いが、読み手としてはいささか違和感をおぼえた。若干やりすぎかなと。 | ||||
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ジェフリー・ディーヴァーは本当にすごい。スピーディな展開で読者を惹きつける技はワールドクラス。そして、最後のどんでん返しにはボルテージが最高に高まりますね。 | ||||
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