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白い衝動



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【この小説が収録されている参考書籍】
白い衝動
白い衝動 (講談社文庫)

白い衝動の評価: 3.20/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(5pt)

確かな筆力で心理を描く

「純粋な悪」はあるのか。包摂とは何か。精神分析や臨床心理の知見を踏まえて、人間の心理の襞を確かな筆力で描き切っている。
白い衝動Amazon書評・レビュー:白い衝動より
4062203898
No.9:
(4pt)

人の心ってどうしてこんなに多様なの?

自分と全く違う感情を持つ人々が存在する恐ろしさ、可哀想さ本人にもどうしようもないものなのか
白い衝動Amazon書評・レビュー:白い衝動より
4062203898
No.8:
(3pt)

力作には違いない

第20回大藪春彦賞受賞作。高校生から殺人願望を打ち明けられたスクールカウンセラーの住む町に、刑務所から出所した強姦魔が引っ越してきた。
サイコサスペンスを想像しましたが、全く違いました。
テーマは心理学や、被害者家族の心情、刑期を終えた犯罪者の社会生活の在り方など、かなり重厚で答えも難しい。専門用語も出てきて、物語に没頭できず。
終盤は江戸川乱歩賞受賞作家らしい展開もありましたが、エンタメ小説として気軽に読める感じではなかったです。
白い衝動Amazon書評・レビュー:白い衝動より
4062203898
No.7:
(5pt)

人間の本質

心理学用語がかなり多くて難解で読むのに時間が結構かかった。が、気づくとのめり込んで読んでいた。近くに残虐な犯行を働いて出所してきた犯罪者がいると分かったら、確かに作中みたいにパニックも起きるし、排除したいという動きが盛り上がるんだと思う。だけどその感情のまま「あいつは悪い奴だから」と追放していいのか。そういうことを読みながらヒリヒリと思った。ヒリつくのは、自分の中にも悪者を問答無用で排除しようとするような部分があるからだし、それを小説で見せつけられたからなのだと思う。正直なところ小難しいし、読むのが辛い話ではあるんだけど、人間の本質、人間の在り方、そういうものを作者がもがきながら探し求めたような誠実なものをラストに感じた。自分はいい作品だと思う。
白い衝動Amazon書評・レビュー:白い衝動より
4062203898
No.6:
(1pt)

小説としてはちょっと

衝動、共存、隔離やら言いたいことはわかるけれども読み終えるまでにあまりにも説明と読解が多すぎる。小説としては駄作
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4062203898
No.5:
(2pt)

難解で面白さに欠ける

かなり厳格で、重厚で、大学のテキストのような小説。心理学の学問的表現が多く、かなり難解で面白さに欠ける。もっと簡単で分かりやすく描けないものかな?と思いながら読んでいる感じ。
それでいて、肝心なことに対してあまり深く掘り下げていない。「人を殺してみたい」「人を損壊してみたい」と思う犯罪者の動機、その心理が曖昧で綴られていない。
若さの至りで、理由の明確さはない。衝動的で曖昧で不確かであるから「白い衝動」と云うことなのかな?でも、何故、そういう危険な心理を持つようになったのか?何故、実際に行動に移したのか?読者は知りたい。
これでは読者の賛同は得られないと思う。
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4062203898
No.4:
(5pt)

純粋な衝動

私はこの作品が好きです。
純粋な衝動、そこに理由はなくて
どうしても止められない。
それに、先生が気付いたページが好きでした。
こんな人がいたら理解はできないけど
心を覗いてみたいと思いました。
私がこういった作品を好むので
猟奇的な感じを好む方はあまり、向かないと思います。
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4062203898
No.3:
(1pt)

ヒロインの恩師が自著を、「犯罪心理学の体裁を借りた精神分析もどきの小説もどき」、と自嘲している通りの内容の愚作

小説としての体を成していない全く詰まらない物語。この世に<絶対悪>と呼べる様な人間が存在するか否か ? <正常>と<異常>な人間の区別(判断)は如何にして誰が行ない、その判断が間違った時には誰が責任を負うべきなのか ? 仮に<異常>と判断された人間が居たとしても、社会はその人間と共生すべき(その人間を包摂すべき)ではないのか ? といった誰にも答え様がない問題を単に小説らしき文章に仕立て上げただけで物語としての面白さが皆無なのである。

勿論、作者がこの問題に対して回答を用意している訳ではない。問題を投げ出しているだけなのである。作中のヒロインは学校でカウンセラーを務めており、そのヒロインの学生時代の恩師の准教授が、ベスト・セラーとなった自著を、「犯罪心理学の体裁を借りた精神分析もどきの小説もどき」、と自嘲しているのだが、本作はまさしくこの自嘲通りの「小説もどき」と化している。ヒロインの生い立ちや、「殺人衝動」があると言ってヒロインの元に駆け込んだ冒頭の中学生の事を考えれば、回答は用意出来なくても、もう少し小説として練るのが作家としての仕事だろう。

そして、上述した問題が全く解決していない(当り前!)のにも関わらず、明るい未来を示唆する結末は噴飯物である。どういう意匠で作者が本作を執筆したのかサッパリ分らない愚作だと思った。
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4062203898
No.2:
(5pt)

社会派ミステリー

貴方の隣人が「なんか知らないけど人を殺してみたい。殺したくはないけど多分いつか誰かを殺す」と言ったら。かつて未成年を両親の目の前で次々強姦し、暴行した男が既に罪を償って社会に戻り、隣に住んでいると知ったら。
私たちは彼らと一緒に生きていけるだろうか。
排除しようにも殺人衝動を抱えていても犯罪は犯していないし、元凶悪犯であろうと男は罪を償ってしまっている。包摂しようにも不安はある。そんな人間社会の理想と現実がそのまま詰まっています。

他のレビュアーの、猟奇的犯罪を犯した者に「さん」を付けるとは許せんという意見はまさに作者の術中にはまった証であり、作中にもそうした立場が登場します。

冒頭は殺人衝動を抱えたAに関する研究報告で始まりますが、Aとは誰なのかが、この物語の中で重要な意味を持っています。
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4062203898
No.1:
(1pt)

泰山鳴動山羊一匹

初めての作家、初めてのレビュー。怒りにまかせてこれを書いてしまった。私にとって「ああ、おもしろかった」か否かが評価のすべて。非常につまらなかった。登場人物の誰にも魅力的な人物がおらず、作者が何を言いたかったかもわからず、大袈裟な導入の割には泰山鳴動して山羊一匹。入壱に「さん」づけする主人公の異常ぶりには、あきれたばかりか嫌悪感すら覚えた。現実にも、なんと普通ではない人々が多いことか.......
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4062203898

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