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白い衝動
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白い衝動の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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「純粋な悪」はあるのか。包摂とは何か。精神分析や臨床心理の知見を踏まえて、人間の心理の襞を確かな筆力で描き切っている。 | ||||
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自分と全く違う感情を持つ人々が存在する恐ろしさ、可哀想さ本人にもどうしようもないものなのか | ||||
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心理学用語がかなり多くて難解で読むのに時間が結構かかった。が、気づくとのめり込んで読んでいた。近くに残虐な犯行を働いて出所してきた犯罪者がいると分かったら、確かに作中みたいにパニックも起きるし、排除したいという動きが盛り上がるんだと思う。だけどその感情のまま「あいつは悪い奴だから」と追放していいのか。そういうことを読みながらヒリヒリと思った。ヒリつくのは、自分の中にも悪者を問答無用で排除しようとするような部分があるからだし、それを小説で見せつけられたからなのだと思う。正直なところ小難しいし、読むのが辛い話ではあるんだけど、人間の本質、人間の在り方、そういうものを作者がもがきながら探し求めたような誠実なものをラストに感じた。自分はいい作品だと思う。 | ||||
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私はこの作品が好きです。 純粋な衝動、そこに理由はなくて どうしても止められない。 それに、先生が気付いたページが好きでした。 こんな人がいたら理解はできないけど 心を覗いてみたいと思いました。 私がこういった作品を好むので 猟奇的な感じを好む方はあまり、向かないと思います。 | ||||
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貴方の隣人が「なんか知らないけど人を殺してみたい。殺したくはないけど多分いつか誰かを殺す」と言ったら。かつて未成年を両親の目の前で次々強姦し、暴行した男が既に罪を償って社会に戻り、隣に住んでいると知ったら。 私たちは彼らと一緒に生きていけるだろうか。 排除しようにも殺人衝動を抱えていても犯罪は犯していないし、元凶悪犯であろうと男は罪を償ってしまっている。包摂しようにも不安はある。そんな人間社会の理想と現実がそのまま詰まっています。 他のレビュアーの、猟奇的犯罪を犯した者に「さん」を付けるとは許せんという意見はまさに作者の術中にはまった証であり、作中にもそうした立場が登場します。 冒頭は殺人衝動を抱えたAに関する研究報告で始まりますが、Aとは誰なのかが、この物語の中で重要な意味を持っています。 | ||||
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