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(短編集)
船玉さま 怪談を書く怪談
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船玉さま 怪談を書く怪談の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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氏の創作怪談はエンタメとして面白く拝読できましたが、如何せん実話系はご本人の上から目線が鼻につきすぎて気持ちよく読めませんでした。 ご自身の美的感覚やオカルト的価値観にそぐわない人=不幸に見舞われる(…と氏が勝手に判断している)というパターンが多すぎだし、その根拠も正直ただの勘違いや思い込み、オカルト思考に偏り過ぎの結果では…?と思うことばかりで根拠がない。 三味線の話は推しが若く美しい女性と結婚した事にイラついたおばさん達が「あの人、結婚してから腕が落ちたよね〜」って酸っぱいブドウやってるようにしか見えないし、英子さんのエピソードに至ってはただの嫉妬でしょうとしか(霊障だかなんだか知らないが缶専用のゴミ箱にマカロン捨てるとかも有り得ないし、万が一事実として彼女に黒い虫が憑いているなら、その虫の一匹は少なくともあなたからでしょうよ…と) 客観的に見れば幾らでも合理的でまともな理由が付けられる事象に対して即霊的な存在を持ち出し、自身の妬みや嫉みなど負の感情をオカルトのオブラートに包んで、自分だけはさも高尚な存在のように描写するのもあまり好きではありません。 神仏に対して「分かってます感」を出すのも、あくまでも門外漢の好事家止まりで本職ではないなら如何なものかと。 中学時代にいた、晴明神社とご縁があるので強力な守護霊が憑いている…と称する霊感少女のノリを思い出しました。 それぐらい実話系のノリは痛いです。 文体や取り上げる題材は魅力的な方なので残念ですが、今後実話怪談作品を手に取ることはないと思います。 | ||||
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怪談に関係しなくもなさそうな体験を綴った身辺雑記。かなりの話は『怪談実話系』という文庫のシリーズに入っている。幽霊がはっきり見えたり、怪異の気配をはっきり感じたりしたとお書きになっている割には、結局「何となくぞわっとした」だけの話がほとんど。松谷みよ子さんの収集した怪異体験などと読み比べていただくと、本物とそうでないものの差が歴然である。 以前別な人の怪談本を評するのに、大阪のあるうどん・そば屋の海老天を例えに出したことがある。小指ほどの海老に衣をつけ、それを揚げ、さらに衣をつけて揚げ…を繰り返して、赤ちゃんの二の腕ほどの巨大海老天に仕立て上げるという阿漕な職人技(?)である。加門さんの本がそうだというのではない。もっと凄い。彼女レベルになると、もはや芯になる海老は不要。衣だけで海老天を創り出せるのだ! 「怪談文壇」での知名度だけはあり、さも興味深い怪談を味わせてくれそう…なのに一度たりともそうならないという点では、加門さんは東雅夫さんと共に黄金の最強コンビと言えるかもしれない。さあ、牛抱せん夏さん、小田イ輔さん、川奈まり子さん、小原猛さん、田辺青蛙さん、戸神重明さん、中山市朗さん、福澤徹三さん、丸山政也さん、吉田悠軌さんの真打ち怪談を読んで口直ししよう! | ||||
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他の著書と比べても、この本単独としてもまず怖くないです どの話も怖くない、雰囲気もない、読み物としてもイマイチ 反面、ご自身の主張はとても強い それが面白さにつながるのならいいんですが、正直面白くない 残念です あととある話のご友人のことはむしろご自身のことでは?なんて思ったりもしました | ||||
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