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異邦人



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【この小説が収録されている参考書籍】
異邦人(いりびと)
異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)

異邦人の評価: 3.91/5点 レビュー 107件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全107件 101~107 6/6ページ
No.7:
(1pt)

マハさんファンなだけに

楽園のカンヴァス、ジヴェルニーと大満足だっただけに、がっかりです。最近読んでよかったと思えるマハさんの作品がないです。京都が舞台なだけと、美術界の内幕、昼メロを観るようでした。全く感情移入できなかった!
次回こっくりとした作品を読ませて下さい。
異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)より
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No.6:
(5pt)

ドロドロした京都画壇とミステリータッチが面白い

マハさんの作品は大きく二つに分かれますが、この作品はウハウハ元気になる内容ではありません。如何にも京都らしく、さもありなんと思わせられる画壇の内幕と 美しい二人の女性の生い立ちがミステリータッチで進みます、面白かった。
異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)より
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No.5:
(4pt)

無名の画家の絵が菜穂を捕えて離さない。心が響きあうのは、才能の故か!?

一輝は銀座の老舗画廊の息子、妻の菜穂は資産家の娘で父の経営する
美術館の副館長だ。
自ら学芸員も務め、美術品に関しては卓越した目を持っている。
見るのではなく、描き手の才能が菜穂のこころを撃つのだ。
人もうらやむゴージャスな二人だが、妊娠した菜穂は大震災後に京都に避難し、
それを機に不思議な運命の軸が動き出す。
「人形の家」のノラを思わせる菜穂のこころの動きが読者こころをも揺さぶって、
やまない。

画家のストーリーを描いて独特の世界を築いた著者が、さらに新たな輻輳した
世界を切り開く。
異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)より
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No.4:
(3pt)

悪くはないんだけど…

悪くはなかったのですが、登場人物すべてが財界人だったり、京都の名家だったり、いまいち感情移入できませんでしたが、まぁセレブってこんな毎日を送ってるんだね〜と感心しました。
白根樹の作品の素晴らしさや、有吉菜穂の目利きの凄さなど、なぜそこまでの境地に至ったのかもっと詳しい描写が欲しかった。
楽園のカンヴァスや、ジヴェルニーの食卓の方が個人的には好きでした。
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No.3:
(3pt)

人間の心理、心情の「あや」や、運命の不思議さを描いた叙情的な作品

本作は、主な登場人物が、運命、偶然の流れに翻弄される、人間の心理、心情の「あや」や、運命の不思議さを描いた叙情的な作品だったと思います。ミステリというよりは、ドラマ、エンタテイメントとして楽しむ作品だと思います。
 
それからすれば、論理や伏線に縛られない、意外性、衝撃性を主としたラストの展開は、これはこれで、「ドラマ」としてはみれば、堪能できるのでは、と、思います。
 
夫婦、親子間、そして男女間の微妙、複雑な心理や、しぐさの描写が非常に丁寧であり、また、著者得意の美術界、美術品に関して、さらに、京都の市中の様子など、叙情的な雰囲気、味わいを高めています。
 
ただ、帯書に「楽園のカンヴァスの著者の新境地の衝撃作」と、書かれていたことで「ミステリ」として「楽園の~」を超える作品となるかと期待してしまうと、少々、(ミステリとしては)読後に消化不良感を残してしまうかもしれません。
 
繰り返しですが、純文学よりのエンターテイメント、人間ドラマとして楽しむ作品だと思います。
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No.2:
(1pt)

残念

主な登場人物が全て身勝手であきれる。主役の菜穂も芸術を愛するのはわかるが、それも苦労知らずのお嬢さんの道楽にしかうつらない。夫の一輝にしても、致し方ないにしても妻の母親といとも簡単に事に及ぶのが理解に苦しむ。作者は京都の一年間を描きたかっただけなのだろうか?どこもよく知る場所やイベントなので、それはそれで楽しめたが。
もう一つ気になったのは京都で暮らす理由が原発の事故による放射能からの避難になっていた点。あの時、避難したくてもできなかった人達がたくさんいる事を思えば、安易に取り上げて欲しくなかった。今回は原田さんにしては、ちょっと残念でした。
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No.1:
(5pt)

「楽園のカンヴァス」を凌ぐ最高傑作!

アートミステリーの旗手として、今や原田マハの右に出る作家はいない。本作もその期待に違わぬ傑作で、名作『楽園のカンヴァス』を凌ぐ出来映えといって良いだろう。まず、京都という舞台設定が実に鮮やかで、四季折々の古都の景色、風物詩、伝統と気質が瑞々しい筆致で描かれており、絵画ファンのみならず、京都好きな人にもたまらないという別の楽しみがある。そして、これまた珍しい主人公設定なのだが、妊婦のヒロイン菜穂の「美」に対する恐ろしいほどの執着心と慧眼を軸に、数十億円というビッグマネーが動く絵画ビジネスのシーンはスリル満点。彼女の強い意思と行動力に翻弄される夫・一輝のダメ男ぶりは痛快なほど。もう一人のヒロイン、言葉を話せない天才画家・白根樹の妖婉さも見事に描かれ、ラスト近くでの大ドンデンはこの作家の真骨頂だ。機は熟した。本作でぜひ、直木賞を獲ってほしい。
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