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(短編集)
あなたに似た人
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【この小説が収録されている参考書籍】
あなたに似た人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 21~40 2/4ページ
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思わず読み込んでしまう素晴らしい内容です。ありがとうございました。 | ||||
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新訳が出ているようですが、エッセイで馴染みのあった田村隆一の旧訳を読みました。新訳が出た事情は知りませんが、旧訳でも古びてる感じはないし、特に問題ないと思います。やはり傑作の誉れ高い「味」、「南から来た男」が素晴らしい。個人的には「クロウドの犬」も気に入った。しかし他の作品はちょっとうーんという感じかな。まあ収録作全部が傑作だなんて短編集なんて滅多にあるものではないでしょうが。 | ||||
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思いがけない結末を書くことを得意とするダールの珠玉の短編がたくさん収められています。どれも楽しく読めます。おススメの本です。 | ||||
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当時テレビ東京の深夜番組で放送されていて とても奇妙なお話だったなあというのが第一 印象でした。今もベータに録画したものを所有 しております。 さてこの本に掲載されている15編の中に登場 する人物は決して異常ではなく、読者にもこう いった側面があるのではないだろうかといったア イロニーとして捉えている。 筆者が扱うテーマは、賭博に打ちこむ人の心の 恐ろしさ、人の想像力の恐ろしさという2つものに 集約されている。この本を読んであなたが 満足できたら、それはあなたが登場人物に ''似ている''ことになるのです。 | ||||
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ただただ、面白かったの一言。各短編の書き出しを読み始めると、もう、最後まで読みたくなってしまう。本当に、オススメです。 | ||||
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古い段ボールのなかに見つけた本書ロアルド・ダール著『あなたに似た人』を、再読することにした。 奥付を見ると2003年9月15日三十八刷と記してあった。 ダールがこの短編を発表したのを調べたら1953年(昭和28年)であった。 80年代にテレビで放映していたロアルド・ダール劇場「予期せぬ出来事」という番組は観た記憶があるが、評者は彼の他の作品を読んだ記憶はない。 この短編集を読んでゆくとすべて賭けに関わる話である。 「味」という短編は、作家のコリン・ウィリスンがワインについて書かれた最高の物語の一つであり、何度も読み返していると巻末で訳者の田村隆一氏が引用していた。 このじつに嫌らしいワイン専門家について、著者が読者の溜飲を下げるようなエンディングは秀逸である。 本書中でもっともよく出来た短編であると星5進呈。(この作品だけは脳裏に刷り込まれていたから読み進みながら記憶が蘇っていたが、他作品はすべて忘れていたから情けない)。 「おとなしい凶器」は、氷柱を凶器にした物語を読んだことはあるが・・・、骨付きマトンを捜査する刑事に食べさせる未亡人が微笑むエンディングに星4進呈。 「南から来た男」は、気味の悪い恐怖物語である。 エンディングで夫人の指を描写するところなどは残酷すぎるような作品であるが、星4進呈。 このほかの昨品もほとんど賭けがテーマになっていて「皮膚」までの作品は、まあ星3くらいの作品のように思えた。 「皮膚」は、入れ墨がテーマなのだが、このような話が本当にあるのでは、と思わせるリアル感が伝わってくる作品であり星5進呈。 「毒」「お願い」もプロット構成もよく星4進呈したい。 「首」は、執事が鋸と斧を両手に持ち、ご主人様どちらを?と言うくだりの描写がなんとも言えない恐怖を齎す作品であり星5進呈。 「音響」という作品は、草花や樹ににも命が宿るというありきたりなテーマで星3進呈。 「告別」は、復讐は報復を受けるという結末を迎える恐ろしい物語だが、まあテーマがあまり好きになれなかったから星3進呈。 「偉大なる自動文章製造機」には、この作品を書いた時代を考えると、著者ダールの未来を予言するような思考に驚かされてしまった。 今では「AI」が小説を書く実験が現実に行われているからであるが、まあダールの想像したように上手くいくと評者には思えないが・・・で、星4進呈。 「クロウドの犬」は、1~4までの章に分けれられ一話完結のようにしてあるが、すべての物語につながりがあることを読者は読み進みながら知ることになる秀作である。 それにしても著者ダールは、ドック・レースを知るためにどれほど取材したり資料を集めたのだろうか、と驚きながら読み終えた作品であった。 「味」に次ぐ傑作だと星5進呈したい。 巻末で訳者の田村隆一氏が、映画『摩天楼』でゲーリー・クーパーの相手役をしたのがパトリシア・ニールだと書いていた。 評者は、もう半世紀以上も昔になるが、古い映画を上映する映画館で、この『摩天楼』(1949年制作)を観た記憶がある。 ゲーリー・クーパーと不倫関係だったパトリシア・ニールが、その後本書の著者ロアルド・ダール夫人になった話は、オールド映画フアンなら知っているだろう。 | ||||
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10代の頃に読んだことごあったので、懐かしさで再読 少年時代とはまた違った印象うけて、楽しめました | ||||
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この作品はもう何十年も前に読んだものです。しかし今に至ってもその新鮮さ斬新さは少しも衰えるものではありません。先ず「味」、「南から来た男」 これを読んでみてください。私は息子たちや多くの友人たちに紹介し未だに酒の肴にもなる作品です。 そしてサキの「開いた窓」、短編の最高傑作だと思います。皆さん騙されたと思ってお読みください。ん~ん・・・と | ||||
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10代のときに読んでいたこの本を再読しました。 皮肉の味がぴりりと効いています。 賭け事をしないわたしはこの本をよんで「よく賭け事しているなー」としみじみ思います。 英国のアッパークラスって、そういう生活をしていたのだな、とわかります。 優雅で危険な世界に興味があったらご一読を。 読むに値します。 | ||||
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代表作は「南からきた男」です。 こちらのジャンルは一味違います。 テーマーは「ギャンブル」なので ギャンブル依存症の人にオススメ します‼ | ||||
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「南から来た男」に尽きる!この一篇だけのために買っても損なし。最後の一行に戦慄します。 | ||||
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この本を手にしたのは、私の大好きな作家、角田光代さんが「あなたに似た人」をお勧めになられてたのを或るグルメ雑誌で見かけたからです。 その月のそのグルメ本の特集はワインでした。「味」は正にワイン通ならぐいぐい入っていけるお話。ワイン通でなくても興味魅かれ、読後ワインショップに行くのが楽しくなるかも。 その他もいい内容でした。お試しあれ | ||||
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ロアルド・ダールは、"Fantastic Mr, Fox"(『素晴らしき父さん狐』)"Magic Finger" (『まほうの指』)"Charlie and the chocolate factory" (『チャーリーとチョコレート工場』)といった児童文学の専門家だと思っていた蓑笠亭であったが、知人から紹介された"Tales of the unexpected"を読んで心底驚いた。こんな「毒」のある大人向けの短編集を著していたとは、全く知らなかったからである。特に”Man from the south"(『南から来た男』)"Skin" (『皮膚』)”Neck"(『首』)は名作である。(前者2作品の考え落ちは秀逸である) そこで、"Tales of the unexpected"に収録された作品を多く含む本著を読んでみた。しかし田村隆一氏の翻訳は、あまりに誤訳が多く、原作の「味」を台無しにしている。それゆえ星は3つどまりとした。 英語が少しでもできる人は、原作を読まれることをお勧めする。決して難解な英語は使っていないため、原作の方がはるかに面白い。また、現在は別の人の新訳も出ているそうであるから、日本語訳はそちらの方を読むほうがいいかもしれない。 | ||||
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チョコレート工場の作者、ロアルト・ダールのミステリーです。あとがきにも書かれた作者ダールの波乱万丈な生き方を反映して、男臭いテイストのミステリーです。中短編集です。 | ||||
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タランティーノのフォールームズの最終話に出てくるZIPPOの賭けの原作があったり、 ひとつひとつの話にのめり込みます。お薦め!! | ||||
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[収録作品] 味 おとなしい凶器 南から来た男 兵士 わが愛しき妻、可愛い人よ プールでひと泳ぎ ギャロッピング・フォックスリー 皮膚 毒 願い 首 ロアルド・ダールの第二短編集(1953年刊)にして言わずもがなの歴史的名作を新訳に際して二分冊に新装刊。 結婚を賭けたワイン鑑定の顛末を描いた、底意地の悪い結末の「味」、夫殺しの凶器の処理が黒い笑いをもたらす「おとなしい凶器」そして乱歩が名付けた所謂[奇妙な味]の代表作であり、何度読んでも不気味な結末に慄然とする「南から来た男」といったマスターピースの数々…。 従来の田村隆一による翻訳も名訳だったが、語彙の選択や言い回しが古びてしまう事は否めないゆえ今回の新訳は意義深い。 ただし大した分量でもないものを新たに二短編を追加したとはいえ上下刊に分冊したのは大いに疑問。 (追加収録作は「ああ生命の妙なる神秘よ」と「廃虚にて」。いずれも下巻に収録) 薄くする事で初読者が手に取りやすい効能はあるからもしれないが… | ||||
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1篇10~20分で読めるような短編集。 ギャンブルを中心とした話が多く、内容はかなり皮肉的。 登場人物のキャラ付けがとても巧く、心理描写もすばらしく、引き込まれる。 特に、統合失調病の人が見る日常を描いた話(と思われる)が、とても興味深かった。 壮大なストーリー、大きな笑い、といった類のものではないので、 ちょっとひねくれた方にオススメです。 | ||||
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「味」「おとなしい凶器」「南から来た男」「兵隊」「わがいとしき妻よ、わが鳩よ」「海の中へ」「韋駄天のフォックスリイ」「皮膚」「毒」「お願い」「首」「音響捕獲機」「告別」「偉大なる自動文章製造機」「クロウドの犬」の15編。わたしが面白いと感じたのは、「味」「南から来た男」「告別」。 本のタイトルの意味は「あとがき」を書いた訳者があとがきの「ぼくの好きなダール」で短編作家、都築道夫の言を引いて紹介している、すなわち「この短編集の題名は、おさめられた作品の中からとったものではなく、集中の作品に登場する人物たちは、きわめて異常のようには見えるけれど、そうではない。あなたがたの中にも、こういったところがあるんじゃありませんか、という皮肉である。つまり、あなたがたに似たひとたちの話をあつめた本、という意味である」(p.496)と。 | ||||
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某ランキングでの「5位」を見て読んでみた。 他の方もレビューに記しているが「毒気」が全面・前面に出ていて極めて不快。後味の悪さではピカ一というか最低と言うか。。。 筒井康隆や星新一が嫌いでない方はどうぞ。 | ||||
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ロアルド・ダールは「キス・キス」を初めて読んで非常に面白かったので、この作品を読ませてもらった。 同様の短編集で人間のブラックな部分を上品に見せるという物語は「キス・キス」と同様だけれど、こちらの「あなたに似た人」のほうがどちらかといえば「重い」感じがした。 作品は「あなたに似た人」が1953年前で、「キス・キス」が1959年前なので、ロアルド・ダールのブラックな原石がより強く感じさせるのかもしれない。 個人的に面白かったのが「味」、「おとなしい凶器」、「南から来た男」の三篇で、他の方の評を見ても同様の感想が多い。中盤の緊迫感、意外な結末に人間の見せたくない見たくない陰の部分を最後にまるでカードを裏返したように気づかせるのはお見事としかいいようがない。 一方、「兵隊」や「クロウドの犬」はどうにもドロドロしているだけで読むのがしんどくなってきた。 これからどちらかを読むのを迷っているのであれば、「キス・キス」の方をオススメします。 | ||||
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