■スポンサードリンク
黒い霊気
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
黒い霊気の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原題 Black Aura 原著1974年刊行 心霊論者たちの間で起こる人間消失、空中浮遊、そして連続殺人。 大胆でぬけぬけとしたトリックは作中言及されるチェスタトンやカーを思わせ、戲画化された登場人物たちの右往左往するシニカルな様はクリスピンを思わせる。 世評高い『見えないグリーン』(1977年)にも劣らない不可能犯罪物の佳作。 (私事ながら小学生の頃、初めて新刊で買ったポケミスなので思い出深い一冊。) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「見えないグリーン」で有名なスラデックの貴重な長編。寡作な作家なので私も2つの作品しか読んでいない。こちらは降霊会を始め、空中浮遊、密室状態のトイレからの人間消失等、オカルティズムと不可能犯罪味に溢れたインパクトの強い作品に仕上がっている。カーの諸作品やタルボットの「魔の淵」を思わせる。探偵役は「見えないグリーン」と同様フィンが努めるが、トリックに少々難があり、本格ミステリとしての出来はやや劣る。しかし、傾向の異なる作品を書きたかったのであろうし、インパクトの強さは前述の通りだから作者の意図通りの出来栄えなのだろう。好みによっては、こちらを上と取る人もいるかもしれない。いずれにせよ、寡作な作家スラデックの貴重な長編ミステリである。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!