黒い霊気
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Black Aura(1974年) 霊媒師ウェブ夫人を頂く「霊気マンダラ協会」の関係者の間で、2件の変死事件と2件の人間消失事件が勃発。最初の服毒死事件のあとから協会に入り込んだ探偵サッカレイ・フィンは、以後に起きた事件に関わりながら真相を見抜きます。 霊媒と言えばインチキ→奇術トリックは定番なれど、関係者たちとの問答に際したフィンの態度が少々軽薄を装っているためもあり、こうした作品につきもののおどろおどろしさはありません。それを期待する人は物足りなさを感じるでしょうね。実際、トリックも奇術技そのまま応用してますので、”あっと驚く”仕掛けもないわけで、物足りない部分もございますが、パズラーとしてはまとまっているとは言えましょう。 なお、個人的には最終頁の最後の一節、フィン探偵が次の事件に関与しているらしい短い場面ですが、これの意味するところがどうしてもわからなくて悩みます。フィン探偵の言葉と警官の登場はどういう関係??? 終わりに、訳者である風見潤氏のあとがき末尾、訳注がわりの「おしゃべり」に記載された細かな情報はさすが研究家です。私のような一般読者とは知識レベルが断然違います(◎_◎;) | ||||
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原題 Black Aura 原著1974年刊行 心霊論者たちの間で起こる人間消失、空中浮遊、そして連続殺人。 大胆でぬけぬけとしたトリックは作中言及されるチェスタトンやカーを思わせ、戲画化された登場人物たちの右往左往するシニカルな様はクリスピンを思わせる。 世評高い『見えないグリーン』(1977年)にも劣らない不可能犯罪物の佳作。 (私事ながら小学生の頃、初めて新刊で買ったポケミスなので思い出深い一冊。) | ||||
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「見えないグリーン」で有名なスラデックの貴重な長編。寡作な作家なので私も2つの作品しか読んでいない。こちらは降霊会を始め、空中浮遊、密室状態のトイレからの人間消失等、オカルティズムと不可能犯罪味に溢れたインパクトの強い作品に仕上がっている。カーの諸作品やタルボットの「魔の淵」を思わせる。探偵役は「見えないグリーン」と同様フィンが努めるが、トリックに少々難があり、本格ミステリとしての出来はやや劣る。しかし、傾向の異なる作品を書きたかったのであろうし、インパクトの強さは前述の通りだから作者の意図通りの出来栄えなのだろう。好みによっては、こちらを上と取る人もいるかもしれない。いずれにせよ、寡作な作家スラデックの貴重な長編ミステリである。 | ||||
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降霊術を行う会員のメンバーがエジプト護符の呪いによって・・・あるものは密室のトイレの中から忽然と姿を消しあるものは空中浮遊を成功させた直後墜落また、あるものは・・・と次々に起きる不可解な事件を哲学教授サッカレイ・フィンが活躍しますオカルティズムに彩られた不可能興味に惹かれること請け合いです | ||||
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