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フーガはユーガ
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フーガはユーガの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全106件 41~60 3/6ページ
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一気読みしてこの感情の吐き出す場所がなくて深夜にレビューを書き込んでいます。 伊坂節の炸裂した伏線を鮮やかに回収するラストは伊坂ファンの満足する内容だと思いますが、内容があまりにも救いが無い。フィクションだと分かっているのにとても苦しいラストです。 | ||||
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ストーリーの展開は確かに他の方々が指摘するようにつらいものがある。しかし、よく考えてみれば、我々の住むこの現実世界でどれだけの虐待が行われていることか。実際に何年も虐待されていた子どもを知っているが、心がかなり壊れかけていた。あれだけニュースに虐待やDVが取り上げられているのに、その数が減らないのは、自分の行為が虐待だという認識がないためではないだろうか。これはしつけだと。 フーガとユーガが獲得した特別な力は、虐待から抜け出すための、神様からのささやかなプレゼントかもしれない。結果的に虐待を止めることはできなかったが、最後の最後でそれが役立つ。多大な犠牲を払って。 多くのレビューが低い評価をし、「つら過ぎる」と書き込んでいる。それは、作者にとって狙い通りなのではないか。話題になって、「これでいいはずがない」と多くの人が考え、そして、近所の知っている子どもに「あの子はだいじょうぶだろうか」という視線を注ぐ。それが虐待防止の第一歩になるのではないだろうか。 | ||||
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双子の風我と優我は、父親の虐待の元、二人で一所懸命に生きている。母親も出て行き、頼る友人もいない。お互い支えあって生きている状況である。幼少のころ、いつものように父親の暴力を受けていた時に、お互いがテレポートする現象に出くわした。どうやら誕生日は2時間ごとにお互いにいた場所が入れ替わるらしい。そんな不思議な現象や生い立ちを高杉というTVディレクターに話すことで物語は進行する。 物語では風我と優我以外にも不幸になる少年少女が登場する。そして最後(途中もだけど)にはすべてがつながり、狂気の世界へと誘われる。普通の幸せを知らないで育つ風我と優我が、自分の幸せだけではなく、トラブルに巻きまれる少年少女を救う姿が悲しくて美しい。 | ||||
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一年の内、誕生日にだけ二時間毎に"瞬間入れ替わり"が出来る優我と風我の一卵性双生児を主人公とした物語。題名は「Whoが?→Youが」という言葉遊びも兼ねている。主人公達が子供の時から味わい続けた父親からの酷いDV、小学生の時に気付いた2人の特殊能力やクラスでのイジメ、中学生の時に主人公達が見かけた少女が被害に遭った惨たらしい幼女殺害、高校生(風我は既に就職)の時に風我の恋人が味わった猟奇的DV、主人公達が大学生の時に街で起こった連続少年・少女誘拐殺人事件。これらが、TVディレクターを相手に優我の一人語りで綴られる。テーマは作者の常で、DVの被害者を中心として、仮に社会的弱者であったとしても、例えば「変身="瞬間入れ替わり"」の様なキッカケ(あるいはもっと地味なキッカケ)で豊かな人生を送れるという希望を謳ったものである。 しかし、作者の筆力を持ってすれば、一卵性双生児の特殊能力なしでもこれ位は書けるだろうと思っていたのだが、終盤驚いた。全てが繋がっているのである(正しくは作者が繋がる様に巧みに構成しているのである)。父親のDVは勿論、小学生時代のイジメられっ子まで関連し、読者を欺く手腕には改めて感心した。陰惨なDV・事件が続く割には緊迫感に乏しく、"瞬間入れ替わり"の能力も遊びの要素が濃く(誕生日にだけ起こるというのは作者にとって都合良過ぎる)、何時もの軽快な筆致もやや虚しいと感じていたら、良い意味で裏切られた。読者に見えているモノとは別のパズルを最後に完成させるという作者の特長が良く出ている。作者の熟練した全体構成能力が光る秀作だと思った。 | ||||
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180ページあたりから集中力が切れたかのように文の配列、助詞の使い方がおかしい箇所が出てくる。校閲仕事してほしい。 ページ数の制約か最後の展開も急ぎすぎな感がある。 実験的な作品も多い作家なので評価は分かれるでしょうけど。 なお展開はいつも通りサイコパスの悪人と対決。多少の不条理があるのもいつも通り。 | ||||
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(読後感想ではありません 到着したばかりで未読です) ブックオフ菊水ロジ店様へ まだ誰も開いていないのでは という新品の状態です カバーが5㎜程破れているのと後付に印刷の(?)インク汚れがほんの少しあるので 古本ではなく 市場に出なかった物かもしれません 定価の十数%というとんでもない安価で手に入れることが出来 有難いです | ||||
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最近の伊坂さんの本は読後感が悪いです 伊坂さんならではの違う角度からの落ちにニヤリとし 不思議なスッキリさを味わうのが好きだったのに… 虐待、殺人…他の作家さんに任せてほしいなと思う題材と落ちでした 設定の非現実感もなんだか納得できないし 楽しみにしていた分、がっかりが大きかった1冊です | ||||
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この作家さんの作品を初めて読んだが いまいちだった | ||||
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まぁまぁかな。思ったより面白く無かったです。本屋大賞はあてにならないですね。 | ||||
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前作アックスは文句なしの5つ星。 こちらは虐待の描写など読むのが辛い箇所があったので少し減点しました。 | ||||
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すごく読み応えのある作品だと想った。 最後はハッピーエンドではないのも、生々しい描写があるのも賛否両論なのかもしれない。 フィクションだけれど、最近の物騒な事件を想うと、残虐なシーンもどこかで現実に起きているのでは?という生々しさも感じてしまう・・・ 変に作り込みすぎてないから読みやすい。(逆に、変に作り込みすぎていると息苦しく感じる) | ||||
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父親の苛烈な暴力、無関心な母親のせいで不幸な子ども時代を二人で支えあってすごしてきた双子の兄弟の優我と風我の物語。 年に1回、誕生日に2時間おきという条件で発動する入れ替わりという設定がおもしろかった。どの場面で発動させるのか、楽しみながら読めた。小玉を助け出す場面の入れ替わりや、ハルタくんを探す場面での入れ替わりはハラハラした。 全体的に、いじめや暴力や虐待など暗い世界が描かれた物語だったが、カードゲームが出てきたり、悪を懲らしめたりと、子どもじみた発想から物語を少し明るく楽しくしようとしていたのが著者らしいと思った。 個人的にはワタボコリにもう少し活躍してほしかったのと、父親との因縁に決着が物足りなかったが、それでも伊坂ワールドは十分に楽しめた。 | ||||
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伊坂幸太郎の作品はどれも面白いです。次回作も楽しみにしています。 | ||||
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以前から伊坂さんの名前は存じていましたが、初めて作品を拝読しました。 一言で言うと「重い」と思いました。 暴力描写が多く、読む人にとっては少しショックを受けるかもしれません。ですが、主人公達がそれを乗り越える様や考え方はとても面白いと思いました。結末が最高のハッピーエンドなら今までこんなに辛かったけれど、良かったと思えたと思うのですが、結末が私的にはうーん...という感じでした。人によってはまぁそう全部は上手くいかないだろうと思われる方もいるかもしれませんが、私はこの本を進めるか進めないかと言われれば、自分からは進めません。ですが、本屋大賞受賞作ですので、気になる方は手に取ってみてはいかがでしょうか? | ||||
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いじめや虐待、法に守られる犯罪者などは妙にリアリティがあり気味悪いけど、伊坂作品独特の爽やかさで何とか読めました。でもやっぱり読後感はあんまり良くないかなぁ。昔の石田衣良作品みたい。私は「チルドレン」とか「死に神の精度」が好きなので読むの辛かったです。 | ||||
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物語としては面白かったが、ラストにかけてが粗いように感じた。全体的にもう少し量が増えてでも丁寧に描かれていたらよいのではと感じた。 | ||||
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切ないストーリーですが引き込まれました。さすが伊坂さんです | ||||
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震災関係の描写のやさしさは著者らしさが漂うが、いつもの悪人ではなく虐待が絡む悪は伊坂作品には似合わない。 伏線回収の面白さも、今作品はもうひとつで、うならせるものはない。 悪でも善でももっとより大きく触れているキャラのほうが、物語に入り込めたかも。 全体的に今回は小粒な印象。 | ||||
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暴力、虐待の描写がしつこくてジメジメしていて読むのが辛かったです。 昔も暴力的な描写は多々あったけどこんなに気持ち悪くはなく、悪人に対しての仕返しも昔なら受けた被害に対して相応の仕返しをしていたのに報いを全く受けない人物が何人もいて残念でした。 | ||||
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さすが伊坂幸太郎さんですね。 読ませる力はさすがで、今回も楽しませていただきました。 誕生日に入れ替わる兄弟が過去を回想しながら、現在の話に繋がっていきます。 伊坂さんにしてはオチが弱かったのと、読後感があまり良くなかったのでこの評価とさせていただきます。 | ||||
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