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愛なき世界
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愛なき世界の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 1~20 1/4ページ
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すごく良かったです。 ありがとうございました。 とても楽しく読めました。 | ||||
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実験や研究の描写がそこまで必要なのかな?というくらい書かれていて文系学部卒の私には退屈すぎた。肝心のストーリーだけなら上下巻にはならなかっただろうな。研究内容を詳しく書くより研究室の各メンバーの個性や生活をもっと詳しく交えた方が読み物としては楽しかったと思う。 主人公の院生女性は研究者だからではなく単に人付き合いや自分の心と向き合うのが苦手な印象。それを料理人の彼と交流することによって気持ちに変化が出てきたらよかったのに…結局??という結末に。 私的な話ですが夫は同じ分野の博士取得者ですが普通に学生時代から付き合ってましたし忙しい時期もあっても植物と向き合うから人間と付き合えないとかないです。全く別物、むしろそういう研究しかできない人間には否定的でした。 | ||||
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以前図書館で借りて読みましたが、手元に置いておきたくて購入しました 内容もさる事ながら表紙もとても綺麗です | ||||
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主人公の本村さんは「植物が好きで一生懸命研究したいから、それ以外は出来ない、一番ではない」と言って藤丸君を何度もフリますが、その割りには何かと理由をつけて会ったり、会えば会ったりでけっこう親しく接します。いわゆる「気を持たせる」ことを繰り返します。要するに付き合った後にケンカしたりフラれたりして傷付く事に耐えられないから逃げているだけです。その際に藤丸君の心の事は考えていません。自分を守る事に必死だから。けっこう残酷で嫌な人だと思いました。そして恋愛だけでなく、他の人付き合いや、研究以外の社会生活などもそのようにほぼ逃げて生きています。 冒頭の「植物が好きだから…」の言い訳は藤丸君や周りの人に対してしていますが、実は一番言い訳したいのは自分自身に対してです。本村さんは必死に自分から目を背けて生きています。私はそういう弱くて自分から逃げてばかりいる人が一番嫌いなので、読んでて胸くそ悪い事この上無しでした。そして、最後まで本村さんはそのままでした。読後感最悪。弱くてずるい女性の話を読んで何が面白いのか全く分かりません。そしてそういう人の何が一番嫌いかって、自分を守るためなら他人を傷付けても何とも思わないところです。そしてそこを言われると逆ギレします。本村さんにもそういうシーンがありました。あと、再びの必死の言い訳、自己正当化。こういう人に迷惑をかけられた方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか。 ほのぼのしている、と書いてある口コミもけっこうありましたが、この小説や、人間の表層しか見えていない人の感想ではないかと思います。 この小説は、自己正当化を繰り返し、周りの人の心は大事にせず、必死に自分や不都合な事から逃げる主人公のお話しです。 本村さんと藤丸君以外の登場人物はとても魅力的で好きです。さらに植物学の話もとても面白かったです。周りの人達が主人公だっらな~、と思わずにはいられませんでした。 | ||||
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説明を簡潔にしていたら、とても読みやすいかな୧(﹒︠ᴗ﹒︡)୨ | ||||
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この作家さんが好きでよく読みますが、読んでいて「えっ」「プフフ」と声が出たのはこの本だけかも。 登場人物が自分の好きに情熱を燃やしているのがとても好ましく、私の望む展開にはならなかったけれど、とても読後感の良い作品でした。 | ||||
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主人公?に恋する料理人の男子、指導教員、両親など、主人公をとりまく周りの人々が、彼女を優しい愛情で見守っていて、読んでいてほっこりしました。 | ||||
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三浦さんの書き方もうまいけど、そのあとの植物学の長い下りがなあ。 僕は飛ばしながら読みました。 そして結局はそういう研究にも愛があるという簡単な結論でしょう。 短編小説で良かったんじゃないでしょうか。 悪い本や題材ではないけど、何か軽いですよね。 藤丸君のキャラは良かったが、恋は成就しないままで終わるしね。 余計なこと考えずに好きなら好きという行動に出るのが人間だと僕は思います。 特別な事情が無い限りね。僕なんか病気で寝てるから恋愛どころではないので。 | ||||
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三浦さんの作品は全て読むくらいファンです。「光」は最高傑作だと思うし、「ロマンス小説の七日間」のような軽いタッチの小説も、「しをんのしおり」のような爆笑エッセイも大好きで何度も読んでます。 でも、この作品は私には合いませんでした。 淡々と最初から最後まで研究の話ばかりでストーリーにメリハリがありません。三浦さんが取材したことを伝えたい一心なのは伝わってきました。でも、それなら植物関係の本を読めばいいわけで、三浦さんの描写、ストーリーテリングの良さがこの本では生かされていないのです。 また、読者おいてけぼりの内輪ネタのようなギャグシーンが滑りまくってます。自分が当事者なら面白いんでしょうけど。 厳しいことを書きましたが、松田先生のキャラクターが魅力的でした。遺伝子の話よりも、もう少しキャラクターから生まれるストーリーを読みたかったです。 同じ大学院生の研究と恋愛の小説なら森博嗣の「どきどきフェノメノン」を連想しました。個人的に、そちらの作品の方が好きです。 | ||||
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いい小説ですが、ちょっと長い。2/3くらいの分量でいいような気がします。 | ||||
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植物学研究者の女性と食堂の青年の恋愛を描いた物語。 植物学研究という一般になじみのない世界を門外漢の青年の目から描いていた一章はとても興味深かった……のだけども、そこから研究者の視点に映ってしまうと、途端に普通の小説になってしまい、いまいち目新しさが感じられなくなってしまった印象。文章もキャラも相変わらずライトで読みやすかったのだけれど、今回はそれもちと裏目に出てしまったかな。難しいことをわかりやすく、というこれまでのスタンスそのものは決して嫌いではないので、このスタンス自体は貫いてほしい。 んー……一章だけなら☆4はいったのかなあ(5じゃねーのかよ!という内なる声には目を背けつつ拝)。 | ||||
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するすると一気に読めます。大学院あるあるも満載です。修士とか行かれた方ならニヤニヤしちゃいます。登場人物も多くなく、キャラも立ってます。悪い人が1人も出て来ません。読後の余韻も心地よく、本村さんと藤丸君が今も本郷にいるような気分になります。 | ||||
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生き方とすると重すぎるので、行き方。生命が何処から来て、形をなして何処へむかって行くのか?植物も人間も生命を受けた物として生きる事を受け止めたくなる1書です。 | ||||
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P.164ーーーモノフィレアという植物の雑学。本書で一番おもしろかったのはここで、ただこれだけだ。 お話はつまらないの一言。使われる語句や表現や喩えはくだらないし読むところほんとにない。 本村さん(女・主人公)と藤丸くん(男・主役補佐)の恋愛模様を中心に描かれるのかと思いきやそうはならない。ひたすら、本村が実験にのめり込む様と植物の薀蓄と[説明文]が続く。 だいたいにして、この小説、本村と藤丸以外はすべて端役(※藤丸も端役と言ってもいいかも)で、実質動いてるのは2人だけなのに、肝心の(?)この2人きりでいっしょにいるシーンが特に淡白でまったく盛り上がらない。 最後に一山あるのかと思わせといてそれもない。 『舟を編む』は熱に浮かされるように強烈におもしろかった。だから、三浦しをんの作品を懲りずに追っかけているんだが、他のどれもこれもまるでおもしろくない。その中でも輪をかけて信じられないくらいにつまらない。 | ||||
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「愛なき世界」とは植物の世界。 「本村さん、まえに言いましたよね。『植物は愛のない世界に生きているから、自分もだれともつきあわないないで、植物の研究にすべてを捧げる』って…… 本村さんは、愛のない世界を生きる植物のことを、どうしても知りたいんだ。だからこんなに情熱を持って研究するんだ…… その情熱を、知りたい気持ちを、『愛』って言うんじゃないすか?」 三浦しをんのお仕事&青春&愛小説。今度は研究者というお仕事でした。 | ||||
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これほど読後感が爽やかで心が温まったのは久しぶりだ。研究職にはまったく縁のない私も、読み始めるとすぐにこの本の世界に没入してしまった。植物学の基礎研究に没頭する研究者たちの活動を、正確な描写で描きながらも、一般の人の眼を通じて(この本では料理人の藤丸)分かりやすく客観的に描いている。日本植物学会特別賞を受賞したのも、もっともだと納得する。このようなニッチな分野を読みやすく小説化する著者の力量に感服する。研究の大発見は失敗や挫折、偶然の結果なのだという話もこの小説で納得する。「人間と違って『愛』のない世界を生きる植物たちの仕組みを、知りたいという情熱を『愛』というんじゃないですか」という藤丸の(彼が心を寄せている)若い女性研究者本村への言葉は印象に残った。 | ||||
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彼女の作品は好んで読んでいますが、これはさすがに駄作です。職業柄、研究職ともつきあいがりますが、彼女や彼らもちゃんと恋人を見つけて結婚しています。研究職に対する取材が不足していると思います。 | ||||
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本郷のT大学で研究する博士課程の女子と、大学の前の料理屋の青年のプラトニックな青春物語。冒頭は面白いキャラの青年が、T大生とのギャップをコミカルに描くと思いきや、80%は植物学に関する専門分野のオンパレード。何が面白いって感じで盛り上がりにもかけて、TheEnd。 | ||||
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三浦さん初めて読みました。まず主人公の女性が「キレイ」過ぎかな。 僭越ながら、もっと酒も、男もバンバンやるけど切れ者で、だけど植物だけは 捨てきれなくて・・といった描き方の方がハマった感がある。そんな相手でも 藤丸君は絡めたような気がする。構想自体は悪くないけど東大を舞台にしたこと も含め「ある種のパターン」に嵌まってしまった感が否めない。 藤丸君の終始「っす!」の語尾とか、全般的にサラサラしていい人同志過ぎる 人間関係なんかが、ずっと引っかかってました。文体自体はすごく読みやすかった ですけどね。 それから、他の方も書いていますが、文系人間は基本的に自然科学系の読書が 足りていないことを痛感させられました。リアルに書くには必要だったんでしょう けどマジでツラかったっす! | ||||
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大学で研究をしている女性と料理人の男性の恋のお話。 実験の説明は難しかったですが、それも気にならないくらいとにかく面白かったです。 長編ですが、活字が大きく読みやすいのですぐ読めます。 主人公の女性をはじめ、とにかく研究室のメンバーが個性的でユニークで、クスクス笑えます。 それに登場人物みんなとても心が温かいです。心が温かくて、情熱を持っていて気持ちが熱いメンバーです。 恋愛小説ですが、両想いとか片想いとか惚れたはれたではなく、もっと崇高で神聖な愛のかたちを感じました。 | ||||
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