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愛なき世界



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【この小説が収録されている参考書籍】
愛なき世界 (単行本)

愛なき世界の評価: 3.85/5点 レビュー 65件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(2pt)

実験や研究描写が多すぎ

実験や研究の描写がそこまで必要なのかな?というくらい書かれていて文系学部卒の私には退屈すぎた。肝心のストーリーだけなら上下巻にはならなかっただろうな。研究内容を詳しく書くより研究室の各メンバーの個性や生活をもっと詳しく交えた方が読み物としては楽しかったと思う。
主人公の院生女性は研究者だからではなく単に人付き合いや自分の心と向き合うのが苦手な印象。それを料理人の彼と交流することによって気持ちに変化が出てきたらよかったのに…結局??という結末に。
私的な話ですが夫は同じ分野の博士取得者ですが普通に学生時代から付き合ってましたし忙しい時期もあっても植物と向き合うから人間と付き合えないとかないです。全く別物、むしろそういう研究しかできない人間には否定的でした。
愛なき世界 (単行本)Amazon書評・レビュー:愛なき世界 (単行本)より
4120051129
No.13:
(1pt)

自尊心

主人公の本村さんは「植物が好きで一生懸命研究したいから、それ以外は出来ない、一番ではない」と言って藤丸君を何度もフリますが、その割りには何かと理由をつけて会ったり、会えば会ったりでけっこう親しく接します。いわゆる「気を持たせる」ことを繰り返します。要するに付き合った後にケンカしたりフラれたりして傷付く事に耐えられないから逃げているだけです。その際に藤丸君の心の事は考えていません。自分を守る事に必死だから。けっこう残酷で嫌な人だと思いました。そして恋愛だけでなく、他の人付き合いや、研究以外の社会生活などもそのようにほぼ逃げて生きています。
冒頭の「植物が好きだから…」の言い訳は藤丸君や周りの人に対してしていますが、実は一番言い訳したいのは自分自身に対してです。本村さんは必死に自分から目を背けて生きています。私はそういう弱くて自分から逃げてばかりいる人が一番嫌いなので、読んでて胸くそ悪い事この上無しでした。そして、最後まで本村さんはそのままでした。読後感最悪。弱くてずるい女性の話を読んで何が面白いのか全く分かりません。そしてそういう人の何が一番嫌いかって、自分を守るためなら他人を傷付けても何とも思わないところです。そしてそこを言われると逆ギレします。本村さんにもそういうシーンがありました。あと、再びの必死の言い訳、自己正当化。こういう人に迷惑をかけられた方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
ほのぼのしている、と書いてある口コミもけっこうありましたが、この小説や、人間の表層しか見えていない人の感想ではないかと思います。
この小説は、自己正当化を繰り返し、周りの人の心は大事にせず、必死に自分や不都合な事から逃げる主人公のお話しです。
本村さんと藤丸君以外の登場人物はとても魅力的で好きです。さらに植物学の話もとても面白かったです。周りの人達が主人公だっらな~、と思わずにはいられませんでした。
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4120051129
No.12:
(2pt)

愛なき世界。純粋。人情。説明が、長いかなと、生意気に思います

説明を簡潔にしていたら、とても読みやすいかな୧(﹒︠ᴗ﹒︡)୨
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4120051129
No.11:
(1pt)

厳しい評価ですが、退屈な本です

三浦さんの作品は全て読むくらいファンです。「光」は最高傑作だと思うし、「ロマンス小説の七日間」のような軽いタッチの小説も、「しをんのしおり」のような爆笑エッセイも大好きで何度も読んでます。
でも、この作品は私には合いませんでした。

淡々と最初から最後まで研究の話ばかりでストーリーにメリハリがありません。三浦さんが取材したことを伝えたい一心なのは伝わってきました。でも、それなら植物関係の本を読めばいいわけで、三浦さんの描写、ストーリーテリングの良さがこの本では生かされていないのです。

また、読者おいてけぼりの内輪ネタのようなギャグシーンが滑りまくってます。自分が当事者なら面白いんでしょうけど。

厳しいことを書きましたが、松田先生のキャラクターが魅力的でした。遺伝子の話よりも、もう少しキャラクターから生まれるストーリーを読みたかったです。

同じ大学院生の研究と恋愛の小説なら森博嗣の「どきどきフェノメノン」を連想しました。個人的に、そちらの作品の方が好きです。
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4120051129
No.10:
(2pt)

一章だけなら☆4だったかも

植物学研究者の女性と食堂の青年の恋愛を描いた物語。
植物学研究という一般になじみのない世界を門外漢の青年の目から描いていた一章はとても興味深かった……のだけども、そこから研究者の視点に映ってしまうと、途端に普通の小説になってしまい、いまいち目新しさが感じられなくなってしまった印象。文章もキャラも相変わらずライトで読みやすかったのだけれど、今回はそれもちと裏目に出てしまったかな。難しいことをわかりやすく、というこれまでのスタンスそのものは決して嫌いではないので、このスタンス自体は貫いてほしい。
んー……一章だけなら☆4はいったのかなあ(5じゃねーのかよ!という内なる声には目を背けつつ拝)。
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4120051129
No.9:
(1pt)

本村さんはすごいなぁ。植物はすごいなぁ。(棒)

P.164ーーーモノフィレアという植物の雑学。本書で一番おもしろかったのはここで、ただこれだけだ。

お話はつまらないの一言。使われる語句や表現や喩えはくだらないし読むところほんとにない。
本村さん(女・主人公)と藤丸くん(男・主役補佐)の恋愛模様を中心に描かれるのかと思いきやそうはならない。ひたすら、本村が実験にのめり込む様と植物の薀蓄と[説明文]が続く。
だいたいにして、この小説、本村と藤丸以外はすべて端役(※藤丸も端役と言ってもいいかも)で、実質動いてるのは2人だけなのに、肝心の(?)この2人きりでいっしょにいるシーンが特に淡白でまったく盛り上がらない。
最後に一山あるのかと思わせといてそれもない。

『舟を編む』は熱に浮かされるように強烈におもしろかった。だから、三浦しをんの作品を懲りずに追っかけているんだが、他のどれもこれもまるでおもしろくない。その中でも輪をかけて信じられないくらいにつまらない。
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4120051129
No.8:
(2pt)

三浦しおんの一番の駄作!

彼女の作品は好んで読んでいますが、これはさすがに駄作です。職業柄、研究職ともつきあいがりますが、彼女や彼らもちゃんと恋人を見つけて結婚しています。研究職に対する取材が不足していると思います。
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4120051129
No.7:
(2pt)

植物学で引っ張りすぎ

本郷のT大学で研究する博士課程の女子と、大学の前の料理屋の青年のプラトニックな青春物語。冒頭は面白いキャラの青年が、T大生とのギャップをコミカルに描くと思いきや、80%は植物学に関する専門分野のオンパレード。何が面白いって感じで盛り上がりにもかけて、TheEnd。
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No.6:
(1pt)

単純につまらない

私はこの本を書くために、これだけ取材しましたよ。という知識のひけらかしというか、小説が置いてけぼりになってる気がしました。
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No.5:
(2pt)

好き嫌いが分かれる作品

好きな作家さんなので、丁寧にじっくり読んでいきたかったのですが、研究や実験の細かい説明のくだりは、興味がないせいか読む気になれず斜め読みしてしまいました(笑)。
主人公のリケジョ本村と彼女に想いを寄せる見習い料理人藤丸の青春情熱物語だから、作風としては嫌いじゃないはずなのに、いつになったら面白くなるんだ?この二人の魅力はどこだ?
などと思いながら頑張って読み続けたのですが、最後まで面白さがわからず、物語の世界観に入り込めないまま読み終えてしまいました。
個人的には、主人公と主人公の相手役より、脇役である松田先生や、加藤くんのほうがキャラ立ってしまっているように思え、期待外れで残念…そんな読後感となりました。
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No.4:
(1pt)

私には合いませんでした。

理系大学院生の日常を淡々と描いています。恋愛話もウッスラで、起こる出来事も山なし谷なしで、申し訳ないが途中で読むのを止めてしまいました。
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4120051129
No.3:
(2pt)

こういう風に研究者を描くのはやめてもらいたい

前半は,作者の語りのうまさや植物学の薀蓄でそれなりに楽しめたのですが,後半のストーリーのスカスカっぷり,キャラクターの薄っぺらさに辟易しました.400ページを超える長編ですが,この話から植物学の話題を取っ払ったら,100ページくらいになるのではないでしょうか.
また私自身も研究者ですが,研究者に対する作中での描き方は有害だと感じました.作中で本村さんや松田教授は浮世離れした求道者,として描かれています.確かに,研究者の一側面としては正しく,アカデミアの自由さと素晴らしさを伝えることには成功していますが,これを「リアル」と銘打つのは間違いです.研究者や大学院生を「研究以外の喜びを捨てた(もしくは捨てるべき)仙人」というステレオタイプにはめ続けた結果が,やりがい搾取である日本のポスドク問題,その結果としての科学競争力の低下の一因であると感じています.岩田さんの「私は本村さんとは違う.恋愛も結婚も諦められない」という叫びが,この作品で唯一リアルで,心を動かされたセリフでした.
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4120051129
No.2:
(2pt)

文系の人には向かない。

料理人見習いの男子が主人公かと思いきや理系女が主人公に。
おまけに、理系の話ばかり延々とされて苦痛しかなかったです。
で?それで?どこが面白い?て感じでした。
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No.1:
(2pt)

こんな話、何が面白いんだろう?

『風が強く吹いている』など、この著者の作品は割と好きです。本作も新聞連載時から欠かさず読んでいましたが、三浦さんの作品としては明らかな失敗作では? 殆んど何も事件という事件が起きない。ただポワーンとしたまま、お話が終わってしまいます。研究者の日常についてはよく調べて書いているとおもいますが、それはスパイスのはず。肝心のストーリーがこんなスカスカでは、スパイスばかりが目立ってしまいます。
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4120051129

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