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みかづき
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みかづきの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全163件 1~20 1/9ページ
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何度も読みたくなる本でした、描写や文章に重みと温かみが感じて作者の世界観がとても良い | ||||
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グイグイ物語の中に入っていきます。長編であり、自分としては主人公が入れ替わるのは少し残念でしたが、とにかく読みごたえがありました。 | ||||
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学習塾を営む家族の物語です。 子どもたちの学びのために行うことが、時代によって変わっていきます。 決してゴールがない『みかづき』の精神は、あらゆる仕事を照らしていると思いました。 | ||||
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山場はいつなのかと読み進めましたが、一向に訪れることなく終了。 吾郎は中卒で女にだらしなく家族ほっぽらかしてほっつき歩いてるのに何故か皆に慕われている設定だし、頼子おばあさんは娘や婿に余計な遺言を残すし、3人の娘たちも結局親のすねかじり・・・ 千明に至っては、娘たちに親の職業で辛い目に会わせたくないという理由で塾を大きくしたという何とも身勝手な・・・ 私には合わなかった。 | ||||
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読み始めから読み終わるまで、かなり時間がかかりました。 文章自体が読みづらいということはなかったのですが、ページ数が電子書籍版だと555ページと非常に多かったこと、そしてストーリーに引き込まれる要素が薄かったことが原因に感じています。 というのも、私個人が人間ドラマを期待して読んでいたため、いまいち作品にのめり込めない状況に陥っていたのだと思われます。 人物の成長過程を追体験するのが好き、という人向けの本ではないのかもしれません。 | ||||
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教育とはどうあるべきかを問いつつ、親子3代に亘って続く物語。 本作品は2017年の本屋大賞で2位となった作品。1位は蜜蜂と遠雷で、確かに物語としては、蜜蜂と遠雷にはちょっと負けるかなと言う感じです。ちょっと長い作品ですが、最初から最後まで面白かったです。途中ぎすぎす感ありますが、美しい物語だと思います。 明記はされておりませんが、物語は主に3部で構成されており、それぞれで主人公が変わります。1部は吾郎が千明と出会い塾を立ち上げ退くまで、2部は千明が塾を守り抜き、初心に戻るまで、この2部構成でも綺麗にまとまっていると思いますが、3部で吾郎と千明の孫の一郎が活躍、大団円。3部は孫が主役となるため、前2部と少し毛色が異なっている感は有りました。 主人公の吾郎が当時では叶える事が出来なかった夢を後半で孫の一郎が叶えるという綺麗なオチになっています。 ところで、途中でたまに出てくる三ヶ月マークは何故、あそこに入っているのだろうか? あと、絶対評価と相対評価の使い方が反対だと思いました。 | ||||
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新品を買ったのに、文庫本が既に読まれたように指が当たる辺りに折れ目がある。この時代、下火になったとはいえ、まだまだウイルスな気になるため、わざわざ新品を買ったのに、これでは中古を買ったのと全く変わらない。アマゾンは倉庫の従業員に売り物の本を平気で読ませているのか? | ||||
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戦後目まぐるしく変わった日本の教育への意識と、塾経営の中で葛藤する四世代にわたる家族の姿を描いた物語です。 個人的には、全体を通して言いたいことがよくわからなかったです。親子の物語であり姉妹の物語であり、教育界を通して各自の成長が描かれていますが、章ごと視点が移るもどの人物も設定が中途半端で浅薄で、嘘くさく、誰にも感情移入できませんでした。 そもそも吾郎とは一体何者だったのか。何の脈絡もなく海外へ行ったり、無意味な女性遍歴、塾以外の実績もない彼がなぜか56冊も著書を出して売れてしまう。深いのか浅いのか、性格も曖昧で一貫性がない。 結果的に何だか丸く収まって良かったねと言う力任せの大団円。この辺り、著者の表現力の限界にも感じました。 左翼の人達の著書が参考文献なのもあってか著者の思想か、随所に学生運動礼賛、国家主義批判が入るのは別にどうでも良いですが。 | ||||
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大変長い小説で、私にとって始めての森氐との出会いであったが、非常に心地よいものであった。塾を巡る親子三代にわたる確執の物語であったが、全て最後は丸くおさまっているところ等に、作者の非凡な才能を感じさせる。また、最後が未來に光を放っているところなどは圧巻だった。初めて見たときは、こんなに長い小説なんて途中で飽きてしまうのではないかと危惧してたが、とんでもなかった。興味のある方は、是非一度読んでみてもらいたい逸品であった。本屋大賞2位は伊達ではない。 | ||||
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たまたま書店で見つけ読んでみたが、その筆致の巧みさに最後まで運ばれてしまった。人間はもちろん、 時代や事件が情感豊かでありながら、無駄のない構成に支えられており、石川達三の作風を連想した。 塾業界という日陰産業(?)にスポットライトを当てることで、太陽としての公教育を月の立場から炙 り出そうとの試みは面白いが、やはり描かれた世界が狭いとの感は否めない。 五十年、三世代に渡る家族の物語は、中心人物(主人公)が移り変わるため、「源氏物語」も想起した が、吾郎、千明夫婦が当初抱いていた教育理念は、「教育は、子どもをコントロールするためにあるん じゃない。不条理に抗う力、たやすくコントロールされないための力を授けるためにあるんだ」と孫の 一郎が自覚することで、今後、フィアンセである阿里とともに受け継がれていくことが暗示される。 「教育に完成」はなく、「三日月」状態だからこそ、「人は満ちよう、満ちようと研鑽を積む」とある が、塾は公教育をより伸ばす「進学塾」と補う「補習塾」という形で残り続けるのだろうか。ただし、 学校は人間を養う場だが、塾は学習面のみの面倒を見るという点は棲み分けがなされるだろう。 この世代にこんな腕のいい作家がいたことが喜ばしく、森絵都の小説をさらに読み進めたい。 | ||||
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塾を立ち上げた一代目から続く大島家三代の物語。 教育界や文科省の話にあまり興味がないのであまり引き込まれなかった。 ただ三代目の話はよかった。 自分は家族と違って長所がないとフリーターを続けていたいっちゃんの頑張り。 短所は長所にもなる。 三代目の話は星5つ。 | ||||
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初等教育から、いかに基礎学習を身につけるよう支援するか。中高等教育にどう取り組んで進路を考えるようにするのか。個々の児童生徒の個性などを発揮できるようにするには?現状の公立学校で、コロナ下でのリモート学習が難しい状況などいろいろ考させられた。 塾の月謝も含め、高校生はコンピュータを用意するようになってきたり保護者の負担も増えている様子。学級あたりの子供の数も多いことも改善する必要があるように思いました。 | ||||
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たたいま読了。ほかのレビューワーも記しているとおり、なるほど、分厚いの一言につきる。だが、おもわず書評を描かずにはおられないくらい、レビューワーは猛烈に感動している。 本書の主人公は夫婦教師である。子供らにいかに誠実に接し、子供たちの両親の信頼を勝ち得、そして塾を大きく育てていくのか、これがほとばしるような熱血で著述されているので、長ったるいといった退屈感は微塵も感じることはなく、『ああ、読んでよかった!教師のミッション、万歳\(^^)/』、という所感につきた、そんな一書であった。 レビューワーも教師の端くれである。よって、正直に言おう:これから教師を志望する若人、現在気持ちが萎えている/あるいは燃えつきてない現役教師、さらには教育という大業にすこぶる興味がある方々には、COVID-19が予期せずしてIcT(デジタル)教育のドライビングフォースになりつつある今だからこそ、ぜひ本書をひもといてほしい。『これぞ、魂のふれあいことが教育だあ!』、と思わず叫ばれるに違いない。 子供たちの輝ける未来のために! | ||||
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テレビ放送から興味を持ち大変面白く読ませていただきました | ||||
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短編を読み、他の作品を検索していると、たまたま、表紙が気になりつつ読めてない本だったので、即購入。 気になっていた日本の教育のテーマに関する本だと思い読み進めましたが、最終的に、日本の教育の簡単な歴史の様な内容に過ぎず。 何が言いたいのかが、少しボケてしまってる感じで、ちょっと、残念んでした。 | ||||
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「それから、妻はこんな話をしました。これまでいろいろな時代、いろいろな書き手の本を読んできて、一つ分かったことがある。どんな時代のどんな書き手も、当世の教育事情を一様に悲観しているということだ。最近の教育はなっていない、これでは子どもがまともに育たないと、誰もが憂い嘆いている。もっと改善が必要だ、改革が必要だと叫んでいる。読んでも読んでも否定的な声しか聞かれないのに最初は辟易したものの、次第に、それはそれでいいのかもしれないと妻は考えはじめたそうです。常に何かが欠けている三日月。教育も自分と同様、そのようなものであるのかもしれない。欠けている自覚があればこそ、人は満ちよう、満ちようと研鑽を積むのかもしれない、と」 教育という仕事は、何年やっても「完成」はありません。(ほかの仕事もそうだと思います。) 授業が好き、教えるのが好き、そういう人が教師になってほしいと切に思います。 | ||||
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不完全だからこそ、人は完全を目指そうとするし、変わり続ける。 そんな感想を600ページを読み終えて感じた。まさに「みかづき」のようだと思った。 内容としては、戦後の社会変化に伴う、教育の変化、それに翻弄される教師、塾という存在を長期にかけて描かれている。 また、その変化の中、「完全」を目指した大島家族の変遷が愛を込めて描かれている。 私自身、 ・教員はなぜ、ああも高圧的でいるのか ・あたかも知ってるように教えるのか が理解出来ず、教員という選択肢を選ばなかった。 だが、この本を読み、教育は子どもに知識を付けることはもちろん、「これからを生きる力を付けるため」にあるのではと感じた。 普段、教員である兄と仕事の話はしないが、今度会ってみたら話してみたくなった。 子どもも大人にも必要な一冊であると思う。 この本の分厚さは、きっと私達に考える力を与えてくれる。 | ||||
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いや~読んでよかった。 私は著者さんの大ファン。 イジワルで難しい言い回し無しの美しくて的確な表現は著者さん特有で、国語力のない私にも読みやすく、充分に読み応えを感じることができました。 昭和から平成まで、その時代時代に生きるひと達の機微がものすごく鮮やかに描かれていると思います。 印象的なシーンごとに情景が文体の美しさとともに味わえました。みかづきの意味を知るたび、登場人物の深慮を知るたびにしびれるほどの感銘を受けました。 ハッと気づかされてうならされたり、鳥肌のたつほど感動させられたり、最後の最後まで心震える展開で傑作だと思いました。大切にしたい作品となりました。 | ||||
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早くてきれいだった。満足 | ||||
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学校を舞台とした小説は沢山ありますが、学習塾を題材とした小説はなかなかありません。学習塾を題材とした小説を是非読んでみたいと思っていたし、本屋大賞第二位で評価もかなり高かったので、それらに惹かれて買ってみました。 親子三代に及ぶ大作で大河ドラマのようでした。600ページもある長編小説で、読むのにもかなり根気が必要です。もっと割愛してもいいと思いました。正直、長過ぎる。 このストーリーは八つの章で構成されていますが、章ごとに中心人物が変わって、主人公が何人もいるような感じでした。その中でも、一番印象深かったのは大島千明でした。彼女だけにスポットライトを当てたストーリーなら、もっと短くできたと思います。 学校と学習塾を「太陽と月」に喩えたり、まだ満月に到達できない今の現状を「みかづき(三日月)」と呼んだり、ユニークな表現をしています。 今現在の学習塾は、如何にして有名校に合格できるか?そのスキルを教える場となっています。本来の学習支援とは何か?生き延びていく学習塾の経営とは何か?色々なジレンマを抱えながら、奮闘していく人間模様はそれなりに描けていたと思います。 ただ、先行きが想像できる内容で面白さに欠けるストーリーでした。もっと意外性が欲しかった。 | ||||
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