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みかづき
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みかづきの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全163件 41~60 3/9ページ
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主役が3人、変わりながら時代が変遷し、それぞれたっぷりのボリュームで、 それぞれの時代、人、社会のなかでの課題、問題点を浮き彫りに、 欠けている部分を満たそうとしながら、物語が展開。 大きな事件や劇的なドラマは起こらないのに、物語から離れることができませんでした。 そして最後に、「常に何かが書けている三日月。欠けている自覚があればこそ、人は満ちようと研鑽する」 これは教育だけのことではなく、仕事や家庭などいろんなものに当てはまるな、そんな気がしました。 常に「欠けている」自覚をもち、認め、向き合うことの大切さも学んだ気がします。 良かったです。 | ||||
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「少人数制の指導で注意が必要なのは 、教える側が口をはさみすぎないこと 。つきっきりで勉強を見ていると 、子どもが迷っているとき 、つい口を出したくなる 。わかりかけた瞬間に答えを言ってしまう 。子どもはその場じゃわかったような気になるかもしれないが 、それでは基礎学力が身についていかない 」 家庭教師塾講師として、改めて待つことの大切さを教えて頂きました。その他、子育てにもヒントが満載です。 | ||||
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教育に対する調査はもとより、やはりドラマがしっかりとありました。読後感もバッツグンです | ||||
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昭和から平成に渡るある塾の創成、発展の話で、現実にある塾名なども書かれていて、時代背景もわかりやすい。 それと共に4代に渡る人々の家族の物語の面も強い。家族感のヒリヒリする会話が、リアル。登場人物がそれぞれ個性が強くて、それが魅力となって最後まであっという間に読ませてくれる。 | ||||
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現在の子どもを自らの学ぶ意欲で満月にしようと日々実践している教える方々に心より声援を送りたくなる物語です。次代を担う子どもの声が響かない、笑顔がない社会はあり得ないのです。子どもに関わる方々是非一読ください。 | ||||
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NHKのドラマがよかったのと、今日は大雪予報だったので読み始めました。 ぼくたちはどうして学ぶんでしょう? 教育って何なのか考えさせられました。 人はだれしも自分の人生を生きています。そして、自分の人生は自分で選ぶ必要があります。自分で選んだ人生であるからこそ生きる価値があるんですから。 人生を選ぶためには、自分のアタマで考えなければなりません。自分のアタマで考えるためには、知識と考える力が不可欠です。材料と能力があってこそ、自分の選択を強く信じることができからです。学びはそのトレーニングと実践です。 インターネット時代、ちょっとスマホで「ぐぐれ」ばたいていのノウハウや、最適解にたどりつけます。もちろん、巨人の肩に乗らない手はないでしょう。しかし、それは他人が考えた答えに他なりません。ときどき、自分は考えることを手抜きしているのではないか、勘考が足りないのではないかと思います。自分は自分の人生を生きているのか。と。 森絵都の小説を初めて読んだんですが、登場人物が一様に老成しているのが気になりました。そのせいで、物語がふらふらしないで一直線に進む感じがします。もしかしたら、余計な贅肉がないせいで、物語の厚みに物足りなさを感じる方もいらっしゃるかも。まあ、回収されない伏線とか、本筋とあまり関係のないキャラを登場させていたら、とうてい今のページ数では収まらないんでしょうけれど。 NHKのドラマ、また2回しか見てませんが、吾郎役の高橋一生、千明役の永作博美好演してますね。すこし時間経過が原作と違うように感じましたが、たいへん良ドラマに仕上がっていると思います。 | ||||
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戦中〜戦後日本の教育の変遷と、自ら考えられる人を育てること、を登場人物の成長とともに丁寧に描かれている。弱くても強くても未熟でも良く、ただ逃げずに自らの頭で考えることの大事さ。それは相手にフィットせずとも、その想いがそれぞれのタイミングで届いたとき、それまでのワジワジやモヤモヤが心地よいものへと昇華する。それは相手をうまく利用してやろうという下心がないところで起こるからだ。 著者の人間洞察に裏打ちされた表現も秀逸。 | ||||
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ドラマ化されると聞き、読み始めました。読んでる途中でドラマが始まりましたが、小説が断然面白いで!! | ||||
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何度涙が零れたのか分からない位、感動の嵐に包まれる神作品でしたO(≧∇≦)o まず、文部省が下してきた様々な矛盾や弊害という教育問題を真正面から描き・提示し・奮闘し・暗黒に迷いながらも、 最終的には見事、『新しい月』という希望をしっかりと書いた点が素晴らしく、 その上で、夫婦愛や親子愛という家族の在り方についても考えさせられる点が素晴らしいし、 語り手が、主人公→奥さん→孫と変わっていく構成も見事! 一郎の『ものを考える速度も遅く、急に言葉をふられてもすぐには応えられない』性分は、 (昔に比べれば改善されたものの)僕も同じ性分を抱えているので、物凄く親近感を感じた分、感動も凄まじいものとなりました! LUNA SEA好きとして、月になぞらえた表現たちも大好きでしたし(^^) 実は去年の後半からずっと、名作や神作品に出会う事が多く、 弊害として以前なら感動出来たり面白く感じたレベルでも物足りなさを覚える事が最近増えていた矢先、 今作品は久しぶりの永遠不滅の神作品であり、全ての方にオススメしたい本です(*^-゜)⌒☆ 是非是非、皆様も読んでみて下さい! | ||||
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企業研修所で講師をしております。 ほんの少しだけ読むはずが、一気に6時間かけて読んでしまいました。 最後は感動で涙が出ました。 教員を目指す大学生や、現役教員に素直な気持ちで読んでほしいです。 | ||||
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NHK のドラマの一回目を見て原作を読みたくなりました。 本屋大賞の本は以前も読んだことがあってあまり深みがないかなという印象を持っていましたが、この著者の本は読んだことがなかったので。 三世代にわたる物語と言うと『エデンの東』を思い出しますが、近代日本で自分の生きて来た時代にかぶりますし、何より地元に近いので親近感を持てました。 人物の造形はなかなか良いと思いました。 巻末の参考資料を見ても著者はよく読み込んでいると感じます。 登場人物の個性がよく描き分けられていて感情移入もできます。 随所に登場する教育論も教育の現場に縁のないものとしては興味深いです。 私の子供の頃の田舎では塾といえば算盤くらい。それさえ行かなかった私としては草創期の塾の姿や進学塾と補習塾に分かれて行った歴史も興味深いです。 大島吾郎の海外時代の事がずいぶんさらっと述べられているなと感じるのがちょっと物足りないところ。 大団円というべき出版記念パーティー。 ラストの締めが素晴らしいです。 | ||||
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すみません。図書館で借りて読みました。すごい大作だと思います。作者の力作だと。 私は面白かったと思います。頑張っても最後まで読めない本は読めないタイプなので、これは数日で読めたので、面白かった類だと思います。が、ワクワク感はあまりなかったです。 はじめの方の章はワクワク感あって、吾郎さんに愛すべきキャラクターを感じて期待してましたが、、、。 ただだもちろん、部分部分で涙しました。 しかし、全体的には書かされた感が感じられる感じです。ほんとはわかりませんが。 | ||||
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「教育」や「家族」というものを大きなテーマとした作品は少なくないでしょうが、その舞台を学習塾として設定した作品というのは今までみたことがありません。 それだけでもユニークです。 「国力」を考えるうえで何が一番大事かと問われると、やはりそれは子供に対する「教育」なのではないでしょうか。 子供時代の教育によって、その国の民意の高さや道徳心の高さが養われ、かえってはそれが国際的信頼度の高さに影響すると考えます。 例えば、大地震といったクライシスが発生した際、海外では容易に暴動、略奪に発展する姿がみられますが、日本では、東北大地震の際には、人々が先を争い物資を奪い合うような姿は見られず、列を作って順番を待つ姿が世界の称賛をあびたということがありました。この世界に誇るべき国民性の高さも、日本人が幼少期から受けた教育の賜物なのではないでしょうか。 もちろんそれは広い意味での「教育」であり、主に「知力」に重点が置かれた学習塾における教育だけで養われるものでもありませんが、本書における「教育」に対する考え方は、日本の国力を向上させる広い意味での教育についても考えさせるきっかけになります。 「教育は、子どもをコントロールするためにあるんじゃない。不条理に抗う力、たやすくコントロールされないための力を授けるためにあるんだ」 との一郎の考えからもその思いが伝わります。 強引なまでに力強い意志を持つ女性の千明は 「十分な知識さえ与えておけば、いつかまた物騒な時代が訪れたときも、何が義で何が不義なのか、子供たちは自分の頭で判断することができる」 との信念で、当時の学校教育に不足するものを自ら立ち上げる塾にて実現しようとする。 昭和36年における千明のこの発言からはじまる塾を舞台に教育というものを考えさせる本書は、半世紀にわたる大島家という家族のクロニクルでもあります。 ああ、あのころはこういうことがあったなあと思いながらも、ノスタルジックになるでもなく前へ進んでいこうとするバイタリティを大島家に感じます。 それだけに本書ラストでの吾郎のセリフには胸がギュッとなり思わず涙。 大島家のクロニクルを締めくくる実に見事なエンディングでした。 | ||||
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最初の方は面白いかなと思って読み始めた。 だんだん長さが苦痛になってきた。 図書館で借りたのなら読むのを止めるのだが、せっかく購入したので読んだ。 読み終えて振り返ってみると、好きになれる登場人物がいないので読むのが苦痛だったのだと思った。 薄味のキャラクターか我が儘なキャラクターの二パターンのみ。 読むのも苦痛だが、作者も書き続けるのが苦痛だったのではないだろうか。そんな文章。 | ||||
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長い物語ですが、飽かずに読み進めることができました。ところどころで涙が出ました。教育にまつわる話と登場人物の人間模様の描写を存分に楽しめる本です。去年読んだ本の中で、最も感動しました。 | ||||
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丹念な取材が生きてます。業界あるある満載で、関係者は教えてきた生徒の顔が浮かんで納得ですし、近現代教育史としても充分楽しめます。 届いたときは分厚さにやや引きましたが、読み始めたらどんどん引き込まれて、2日ほど寝不足で読みきってしまいました。 | ||||
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好きずきだと思いますよ。評価が高くて 手に取りましたが、私は読むのがきつかったです。面白くはなかったです。 | ||||
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面白すぎて一気に読んでしまいました。 登場人物たちの鮮烈さ、力強さに、一緒に時代を生きたような疲労感すら有ります。 誰もが迷いながら、妥協せずに生きていて、力をくれる小説です。 | ||||
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私自身が塾講師として30年以上子どもと向き合っていますが、大変面白く読ませていただきました。学校と塾の軋轢も、小説として面白かったし、昭和からやがて終わる平成の歴史的出来事も懐かしく読みました。しかも、例えば、物語のはじめの方に登場する白鷺が、物語終盤にさりげなく現れる等、伏線の張り方が上手く、ディテールまで楽しめます。筋を追うだけではない、「読む」楽しみに溢れた一冊です。教育に関心のない方でも、必ず面白さに引き込まれること請け合いです。TVでもやるようですが、細部を丁寧に映像化するのなら半年間をかけてNHK 朝ドラが良かったかも。 | ||||
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これは小説と言うより日本の教育の変遷史だ。私は昭和32年生まれで35年間公立校の教師をやってきた。 45人のぎちぎちクラスの経験もある。生徒が多すぎ15%ぐらい行く高校が無い状態も経験した。また、現代の少子化で教室の余りや、次々できた専門科の閉科や閉校も経験した。その中で塾や予備校の隆盛や衰亡も見てきた。 これは、自分史のように思える。 | ||||
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