■スポンサードリンク


乳と卵



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
乳と卵
乳と卵(らん) (文春文庫)

乳と卵の評価: 3.35/5点 レビュー 153件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.35pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全153件 21~40 2/8ページ
No.133:
(3pt)

何だかぐるぐると頭と心が落ち着かない

私はやっぱり自分の体に対して嫌悪感を持っているのと、同性愛者だからなのか元々の性格なのか性行為に対しても嫌悪感がある。それでも、触れたいと思う人はいる。あと、卵子とそれを使わずに流す毎月来る日に関してもきっと嫌悪感がある。
その全てを独りごちた感じで語られていくと、逃れられなくて何とも言えない良い感触とは言えない気持ちになった。
でも、この気持ちもこの本を読まないと感じられなかった自分の大切な一部だから、温度と粘度と感触と忘れないようにしよう。自分も含めて人の心は複雑だ。
面白かった表現は、銭湯では顔の印象が薄くなって体自体が意志を持ってるように見えるとあって、すごく納得した。生々しいと言うか変な感じが良く伝わって来た。読んで良かった。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.132:
(3pt)

赤と白

ジャケ買いです。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.131:
(2pt)

で。という感想

結局何が言いたいのだろう、というTHE 純文学。
くどいくらいの生理についての描写は必要なのか?
読みやすい文章でサクサク進むが、村上春樹以上の読後の虚無感。
何も得るもののない時間だった。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.130:
(1pt)

わからない

知人に勧められて読みました。
私には、本作が何が表現したいのか、なんで大阪弁なのかわかりませんでした。
また、当方大阪人ですが、「こんな言葉遣いするかな?」と思ったところも。大阪人全部がこんなだと思われたらイヤだなとも、ケチくさいですが、感じてしまいました。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.129:
(5pt)

「卵子というのは、卵細胞と呼ぶのがほんとうで(略)精子、とういう言葉にあわせて、子をつけているだけなのです。」

豊胸手術をする姉とその娘が妹の住む東京へ大阪からやってくる。妹のアパートでの2日間を、姉妹の会話と娘の独白で語られる。女にまつわるすべてがあけすけで時にどぎついほどの大阪弁そのままで描写される。筆談でしか母親とコミュニケーションをとらない思春期の娘の独白は、生理に表出される女の身体の変化が障壁となり他者との軋轢を引き起こしていることを告げる。母親の豊胸(乳)手術は、娘にとって信じ難いの女体の即物化である。生理的(卵)なものに、おおらかな少女の行動を束縛されている娘には、女の身体を客体化している母親は許し難い。
  妹はほとんど狂言回しでしかない。姉の話を聞き、出来事の場を提供し、娘との相克をとりもとうとする。自分も女であるから、身体のことも親子ふたりの心もよく解る。生理処理のトリビアまで出てくる。全て、女、女、女である。男は全く入る余地がない。実際、男は出てこない。しかし、女が女であるのは、男がいるからだ。それは冒頭の最初の文に集約されている。「卵子というのは、卵細胞と呼ぶのがほんとうで、ならばなぜ子、とういう字がつくかっていうのは、精子、とういう言葉にあわせて、子をつけているだけなのです。」
  大阪弁はこの小説の重要なファクターだ。標準語ではこの小説は成立しないだろう。句読もなく、会話文と地の文の隔たりがなく続く。これが3人に横たわる緊張感を演出している。
  凄惨だが滑稽な最後の場面がカタルシスになっている。今、昨年のアメリカのアカデミー賞の作品賞(監督賞)をとった韓国映画「半地下の人々」を思い出した。上質の娯楽作品だった。でも、韓国社会を痛切に描写していた。この小説も、女として生まれて生きていくことを女体を通して描く。
  小説的意匠に富んだ小説だった。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.128:
(2pt)

読みにくい。

本好きなんですけど、初めてこんなん思いました。
この人の文章、読みにくい。
すっと入ってこない。
なぜ…
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.127:
(4pt)

何でこれを映画や芝居にしないの?

今頃になって読んでみた第138回芥川賞の受賞作品。ここ10年ほどこの賞を受賞した作品を読むたびに失望と落胆、選考委員の阿呆莫迦さ加減に憤りさえ覚えてきたが、この人の、この作品での受賞は頷ける。

大阪弁を交えた文章も知的だし、大阪から上京してきた巻子と緑子を巡る軋轢が最後の最後である種の和解にいたる終わり方も素敵。「才能アリ」というのはこういう作家をいうのら。

されどこれを何で映画や芝居にしないのであるか、不可解ずら。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.126:
(1pt)

好みでしょうが、私にはなにが言いたいのかさっぱりわからなかったです。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.125:
(4pt)

おもしろかった

何を伝えたいのか最初はよくわからなかったが読み進めていくうちに世界観にひたることができた。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.124:
(5pt)

まだ読んでいない人がうらやましい。新しい気持ちでもう一回楽しみたい。

衝撃だった。この人の文章が好きだと思った。
流れるようなセリフで、人間の言葉ってこんな風だよなと思った。
キャラクターではなくて、人間を描いていると思った。
三人の距離感によって生まれる、
間を埋めるような言葉たちが共感しかなくて、気持ちいい。
主人公をあまり描かない。名前もほぼ出てこない。
常に客観的な視点で親子を観ている一人称。
でも主人公は二人の拠り所なんだろうなと感じたときに、
描かれていないのに感じる、関係性。作家の力なんだろうなと思った。
あ〜もう一回読み直したい。と純粋に思う。
あと、「あなたたちの恋愛は瀕死」で、
横断歩道のことを「のんきなしましま」と呼んでいるのが好きだった。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.123:
(5pt)

このすさまじいドライブ感!

月並みな表現だけど、このすさまじいドライブ感はなんだろう。
しかも上滑りするのではない、粘着質なドライブ感とでも言え
ばいいのか。巻き込まれ感がすごい。おまけに泣ける。これま
での作家では味わったことのない感覚だ。こんな天才をこれま
で読まなかったことを少し後悔。他の作品をもっと読みたくな
る作家だ。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.122:
(4pt)

溶けるような主人公の意識をめぐる文体に特徴

表題作の中編(約100P)と短編(約25P)の二篇収録。
二篇ともにドロドロと溶けるような主人公視点の文体が特徴的でした。

『乳と卵』
東京の三ノ輪に住む私(夏子)のアパートに三日間の予定で大阪から姉と姪が訪れる。
姉の巻子は39歳、離婚しており娘を育てるために京橋の場末のスナックでホステスとして働いている。今回の上京は自身の豊胸手術のための調査を兼ねており、豊胸手術をするということに異様なこだわりを見せている。娘の緑子は、巻子、夏子に対してなぜか口頭での会話は行わず、筆談でコミュニケーションをとる。常に携えているノートに手記を残すことを習慣としており、そこには卵子への好奇心、初潮を迎えることへの少女の怖れや大人になることに対する嫌悪感などが綴られている。物語は私の視点で巻子、緑子の母娘を描写しつつ交互して緑子の手記を挿入するかたちで進められる。
一段落ごとが長めに取られ、地の文のなかに主人公視点による外面描写、三人の会話、それに些細な変化にもその都度反応する私の意識が溶け合うような文体に大きな特徴がみられる。会話文にはやや紋切型からはなれ、現実に即した現代の女性ならではの関西弁が用いられていることもあり、読みづらく感じる読者もいるかもしれない。

『あなたたちの恋愛は瀕死』
百貨店の化粧品売り場で、ティッシュを配られて、書店にて、さまざまな思いをめぐらす女性の意識が描かれる。ナンセンスにも読める。描写の特徴は表題作と共通している。こちらは関西弁ではない。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.121:
(5pt)

産む性の激しい自己嫌悪を描く

川上未映子は、物語の作り手としては今いちだけれど、ある種の身体感覚のシャープな描写にかけては、右に出る者はいない。女性の性愛の享楽jouissanceを言語化した『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』が、たぶん最高傑作だと思うが、この『乳と卵』も、産む性としての女性の肉体への激しい自己嫌悪を描いており、ネガティブな身体感覚の描写に傑出している。本作は、毎月の出血である月経がいかに気持ちの悪いものであるかが執拗に描かれ、その根本には卵子への激しい憎悪がある。決して目に見えない微小な大きさの卵子、だが卵子への激しい憎悪をここまで主題化した小説は稀であろう。姉が狂気のように自分の豊胸手術にこだわるのは、娘の緑子を産んで乳を飲ませた結果、液体の乳は全部出て行ってしまい、その結果、自分の乳房は、抜け殻になり、脱いだ靴下のようにみじめにぺちゃんこになってしまったからである。そして、娘の緑子は、母の乳房がそんな風になってしまったのは、自分を産んだからで、自分はこの世に生まれてこない方がよかったと、反出生主義になって母を憎悪する。乳房への憎悪、月経への憎悪、卵子への憎悪、それは産む性としての女性の身体への自己嫌悪である。それをかくも激しく描出したことに、この作品の稀な価値があるのだろう。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.120:
(3pt)

構造がよく見えてしまった

流れるような、そして予測不可能な文章は読むのが楽しく、小説の自由さ素晴らしさを感じました。一方で、ラストの構成や作り込みがやや過多で、そのまま流れるようにいってくれれば良かったのに……と個人的には少し肩が落ちました。とはいえ読んで損はない作品です。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.119:
(3pt)

文体になじめない

ありがちな題材なので新味を欠くが、娘がキレる終盤で一応見せたと思う。

人工、自然の違いはあれ、身体の変化を迎えようとする境遇が、母娘共通している。
母は肯定(積極)的、娘は否定的、意識のベクトルが真逆に向いている。

大人になるのが不安な娘は、変化をことさら厭い、自分だけではなく、豊胸を志す母の変化にも
激しい拒絶反応を示す。

娘がキレる場面で卵を割りまくり、母が、別れぎわ、妹から豆乳をおしつけられるのは、
語呂合わせだろうか、大した効果ではない。

母の妹は狂言回し的な立場にあり、主人公と思える緑子の繊細な情感を間接的に照射し、
なかなかのあざとさを見せている。

しかし、読点がやたら続く、特有の文体になじめなかった。

※画像・プロフィールは無視してください
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.118:
(3pt)

商売女の描かれ方

男性側から見た商売女は文学の中で数多く描かれていますが、その多くは私の中では割とあっけらかんとした印象です。例えば最近のものでいうと(商売女ではないが)ウェルベックの素粒子で描かれる豊胸手術をした女は非常に前向きで、手術によって大きくなった胸が旦那に喜びを与えることを純粋に喜んでいる。それを川上さんが描くと、卵を頭にぶつけて号泣する娘の背中をさする母親、という描き方になるのだなと思いました。付属の短編も読みましたが、作者は性的な快感を重視しない、というより否定する傾向にあると感じました。作中に、確か「自分が肉体の中に閉じ込められているようだ」というような言葉があったと記憶していますが(しかもハイライトしている人が多かった)、むしろ「肉体が精神の中に閉じ込められている」のが現代の日本なのではないかと思いました。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.117:
(5pt)

独特の感性と文体:二度目、読んでみると、そこに見えてくる景色がまったく異なる !!・・・・文体を含め、一旦、面白さ凄さに気がつくと中毒になる、そんな凄い小説

最初、この小説を読んだ時、芥川賞も・・・・直木賞と類例で、数年に一度は特定の出版社(冬幻舎?)からの出版小説を選出しなければならない、そんな縛りがあるのかな、と失礼な思考をしてしまいました。 それほどに、「何、この酷い小説」という心を抑えられませんでした。 ただ、この小説を繰り返し(2回目)読んでいる途中で、自分の不明、思考ロジックの単純さに思いが―――やっと―――至りました。

 この小説に、わたしが素直なタイトルを付けるとすれば、『女、そして母と娘』 ということでしょう。小説の構成要素は、
①母と娘の恩讐(怨讐?)と、そして和解。
②少女から女になることの鬱陶しさ、怖れ、途惑い。
③老いることへの恐怖と焦燥、そして哀しさ。

ということになるのでしょう。この小説は、たとえば、東野圭吾や林真理子といった人畜無害小説に慢性的に感染している人の治癒・治療になる可能性があります(いうまでもないことですが、当世稀代の売れっ子小説家お二人への悪口では、断じてありません。自身、精神が疲れた時、よく読んでおります)。
 娘さんが追い詰められていることは《彼女が誰とも口をきかない》という状況で良く分かりますが、お母さんが精神的に追い詰められていることは、咳止めシロップ中毒(リン酸コデイン、エフェドリン)などの表現で、読者に分かるようになっている。

  わたしごときが云うまでもなく(云う:著者の好んでつかう漢字)、彼女の小説には新規の視軸があり、表現法にも独自の筆法があります。 ただ、ずらずらと会話と説明が連続しており、パラグラフによっては、会話の部分が【「 」】でくくられなかったり、隣のパラグラフでは、会話の内容に【「 」】を丁寧に使用してくれたり、気まぐれですので、そこには少々閉口しました。ただ、そこには彼女なりルールがあるようで、誰かのセリフであっても、それが状況・場面の説明の要素を含んでいれば【「 」】無しで書いているような傾向はあるかもしれません。仮に彼女が、雰囲気で適当にやっているのなら、同類の性向が感じられ、楽しくはありますが。
世界の、ジェンダー・フリーの趨勢には反するのかもしれませんが、川上さんも男性的気質なのかも?
  とにかく、すばらしい小説であることには間違いありません。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.116:
(1pt)

気持ち悪い

芥川賞作品だから読み始めたが、長々とした口語調、しかも大阪弁に最後まで慣れない。あまりの酷さに思わず初めて感想を書いてみた。
嫌悪感さえ覚える性的描写は気持ち悪い。
生理的に合わないと誰かも書いていたが、正に同感。全くお勧め出来ません。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.115:
(5pt)

音楽的な大阪弁のやわらかな魅力を感じたい誰かへ

"卵子というのは卵細胞って名前で呼ぶのがほんとうで、ならばなぜ子、という字がつくのか、っていうのは、精子、という言葉にあわせて子、を付けてるだけなのです。"改行なし、読点によって区切られ、延々と続いていく女性達の大阪弁が心地良い本書は、声に出したくなるリズミカルさ。‬

個人的には、何となく東京に滞在していると【懐かしく大阪弁に触れたくなる】と本書を手にとったのですが。夏に上京してきた親子と、それを迎え入れる女性との3日間を描いた本書は、各所に【化粧、豊胸、初潮、卵子、乳】といった女性を象徴する言葉を散りばめつつ、詩的な文章、言葉選びが素晴らしく残り、芥川賞受賞も納得の短編だとやはり感じます。

また、これは私自身が卵及び目玉焼きやオムレツといった【無類の卵料理好きだからか?】終盤の卵まみれになるユーモラスな展開はクライマックス的な感情の爆発に引き込まれつつも【卵が。。もったいない】と何だかそんな、割とどうでもいい事に感情がもっていかれてしまって、お腹がなったり。(なんかほんまにすいません)

音楽的な大阪弁のやわらかな魅力を感じたい誰かに、また女性性を感じさせる短編を探す誰かにオススメ。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108
No.114:
(3pt)

文体と筆力は認めるが。

序盤しか読んでないが、思ったほど面白くもない。つかみが良くない。こんな薄い中編で、一気に読ませるだけの力量もないのか。ちょっと過大評価してた。
乳と卵Amazon書評・レビュー:乳と卵より
4163270108

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!